札幌市下水道科学館を訪問。こーゆーの大好きなんですよ! [旅]

2023年8月。

先週、札幌への帰省中でのこと。エアコンがない実家の、灼熱室内(35℃)に耐えられず、どこか涼むところはないか!と街へと出たワタクシ。そーなると、行先は冷房のきいた酒場か?と、まずは中島公園を散歩し、観光客気分で豊平館(ほうへいかん)を眺めて心と体の準備であります。

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さて昼ともなれば、酒場が開くもんね、すすきの・大通は目と鼻の先だもん、と「札幌で昼から吞める店」をネット検索したワタクシ。ヒマにまかせ地下鉄南北線沿線のエリアをじっくりチェックし、北の終点「麻布駅」のマップを観た時、お?これは?と気になる施設を発見。飲食店ではありません。麻布駅から徒歩10分ほどにある、

札幌市下水道科学館、であります。パンフレットがこれ。

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ココロ惹かれませんか?「水道」科学館ではなく「下水道」科学館ですぜ。マニアック心をくすぐります。ふだん陽が当たらない、しかし都市生活には欠かせない縁の下の力持ち的な存在=下水道。ややもすると「汚い」「臭い」と敬遠される下水道。あえてそこにスポットを当てるとは北海道人の気骨・男気を感じるぜ。う~ん、これは行かねばなるまい!

つうことでギラギラ太陽のなか、やってきました、北区麻布町8丁目、札幌市下水道科学館へ。

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1時間ほど館内を見学したワタクシ。ここで、はっきり申し上げます。

下水道科学館、なんて楽しいんじゃあ~~。来て良かった~。

羊ケ丘公園、小樽運河、富良野ラベンダー畑、函館朝市、登別温泉、等等、有名観光地も良いけど、北海道に来たらここもぜひ観ておきたい!なんたって「入場無料」ってところが嬉しいもんね。(←以上は、札幌出身者の極私的な見解を含んでおります)

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汚泥処理工程の分かりやすい説明(自動音声)に、ふ~ん、世の中には知らないことがいっぱいあるなあ、勉強になったなあ、と感心してみたり。

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実物サイズの下水道管に入ってみたり。

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体験コーナーには、複雑に交錯する下水道管のなかを、探査艇に乗った体でハンドル操作し、時間内に故障個所に到達し補修する、つう体験シミュレーターがあります。映画「ミクロの決死圏」(古っ!)で血管のなかを移動する、まさにアレですよ、アレ。

これがかなり難しいのだ。クリアできる人、いるの?もちろんワタクシは、目的地に到達するはるか以前でタイムアウト。うお~~悔しい~。おら、もう一度だ!負けねえぞ!と気合が入ったけど、近くにいた小学生2名が、もの凄くやりたそうだったので、私はおとなしく席を譲ります。ふふっ、これが還暦を過ぎた男の余裕だぜ、分かるかなあ、君たち。

地下4階では、雨水貯留管(実物)を拝見できます。こうゆうリアル・プラント、って雰囲気が大好き。サラリーマン時代の、仕事現場がまさにこんな感じだったもんなあ。

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最後はお約束の、顔出しパネル看板で記念写真。こればっかりは自撮りできないので、シャッター押しをお願いしました。はい。

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いやあ、楽しかった。受付の方にお礼をいって撤収しようとすると、「マンホール・カードって知ってますか?」と問われる。ん?なんです、それ。知りません、と答えると、札幌市のカードなるものを下さいました。

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ダムカードなら聞いたことあるけど、マンホールカードって何だろね?どうやら、全国のさまざまな下水道施設が、地元のいけてるデザインのマンホールを披露するカードのよう。カードは、現地(現場)へ行くとゲットできるんだって。うほお、カード蒐集マニアにはたまらんだろうな。札幌下水道科学館さんでも、カードだけもらいにくる人もいるそうですから、ひたひたとブーム到来ですかね。

かように、札幌下水道科学館を堪能したワタクシ。このあとは、地下鉄にのって良い子が大好きなすすきのへ移動。午後3時開店の老舗居酒屋(創業51年)で、北海道の地酒をかっくらったのであります。暑かったけど、なんていい1日だろう。札幌、サイコ~~、バンザイ~~・・・って、観光客かよ!

薄いノリツッコミしたところで本日は以上。で、寝る前には、ちゃんと、じょっぴんかけないとね!(←北海道人でも最近言わなくなった方言が出ました~)。

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札幌の実家で聴いたCD4枚。最後の1枚は、10年後にはプレミアが付くかも?? [ジャズ、ロック、ポップス]

2023年8月。

前回に続き、先週の帰省中のハナシ。北海道の多くの家庭と同様、私の実家にはエアコンがありません。冷房が欲しくなるほど暑い日は、1年でせいぜい3日、なら扇風機で十分だよね、つうのが昔の札幌だったからです。それが今や連日30℃越え、エアコンが無いと室内熱中症で死ぬぞ、くらい熱帯に変貌したのであります。地球温暖化の波、恐るべしですなあ。

某日の午前7時。2歳年上の兄が出勤し、実家で留守番するワタクシ。午前11時、すでに室温は34℃までアップ、クラクラしてきます。全開の窓から流れ込むのはドロリと湿った熱風です(←これも本州と変わらんなあ)。情熱☆熱風・セレナーデ・・・マッチが歌ってた頃の、涼しい日本が懐かしい。嗚呼。

とりあえず音楽でも聴くかと、兄の所有CDを眺めたワタクシ。幸いわれら兄弟は音楽の嗜好が似ておるのです。さくっと棚から4枚を選びました。1枚目をSONYのCDプレーヤーにセットします。スピーカーはタンノイのブックシェルフ。おっ、けっこういい音、出てるじゃん、兄ちゃん、やるなあ。

最初のCDは、ショパン「バラード(全曲)」。ロシアのピアニスト、エフゲニー・キーシンさん(1971年生)による1998年の演奏です。レーベルはRCA。

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ショパンの独奏曲で、私が一番好きな作品がこの「バラード(全4曲)」です。ピアニストが誰であっても幸せに聴けちゃうけど、キーシンさんの、粘り過ぎず、重たすぎず、軽快でありながら、スケールの大きな演奏には感心しました。オルゴールのような粒立ちの弱音もたまりません。普段聴く演奏は、ポリーニさん、河村尚子さん、ルービンシュタインさんだけど、キーシンさんのアプローチはその誰とも違っており、ふーむ、今日は勉強になったわい、とつぶやいた次第、はい。

次のCDです。ジャズサックスのレジェンド、ジョン・コルトレーンさんの「A Love Supreme」(1965年)であります。邦題を「至上の愛」という。

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懐かしいなあ~。高校時代にLPレコードで聴いてたよ。兄はCDで買い直してたんですね。その兄に歯向かうわけじゃないけど、コルトレーンのリーダーアルバムのなかで私のフェイバリッツは、迷いなく「バラード」(ショパンじゃないよ)それと「ソウル・トレイン」「ジャイアント・ステップス」です。つまり、彼がフリージャズに走る前の作品つうこと。

「至上の愛」はジャズ史におけるエポックでしょうが、穏健で未熟なリスナーのワタクシ、あのぶっ飛んだ世界にはどうも馴染めない。4人のプレーヤーがバラバラ(は言い過ぎかもしれないが)に演奏し、そこからひとつの宇宙が生まれる様は、たしかにスゴイ。おお~~と歓声が出ちゃう瞬間が多々あるわけですよ。

でもね、個人見解で恐縮ですが「至上の愛」を聴いても、心地良くはならんのですよ。音楽ですからね、哲学じゃないもんね、オーネット・コールマンや、セシル・テイラーが肌にあわないのと同じ理由で、すいません、「至上の愛」はご勘弁ください・・・って、なんで謝ってるのか、オレ。ちなみに、各プレーヤーの演奏は見事で、久しぶりに聴いてツボにはまったのは、エルヴィン・ジョーンズさんのドラムでした。変幻自在、何かが憑依したかのようなプレイであります、はい。

次に聴いたCDはこれ。うわあ、懐かしくて泣きそうってブツが出たあ。

YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)の「Solid State Survivor」(1979年)であります。

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細野晴臣さん、高橋幸宏さん、坂本龍一さんのユニットによる、日本のみならず世界まで席巻した歴史的名作でございますな~。高橋さん作曲の「ライディーン」なんていま聞いてもカッコ良いもんね!たまらんよ。

本作の個人的ツボといえば、名カメラマン、鋤田(すきた)正義さんによるジャケット写真でしょう。この素晴らしいアートワークがあったから、本作は超・名盤になったのであ~る(知った顔して断言)。

さて、最後に聴いたCDはこれです。

日本のベートーヴェンこと佐村河内 守(さむらごうち まもる)作曲・・・といい体、新垣 隆(にいがき たかし)さん作曲の、交響曲1番「HIROSHIMA」(2011年)でございます。うーむ、説明がややこしいな。

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兄貴はこんなCDも買ってたんだな~渋いな~~。で、皆さん、本件にまつわる2014年の事件を覚えていますか。長髪にサングラス、耳が聞こえない天才作曲家という触れ込みで時代の寵児となった佐村河内守氏の楽曲が、実はゴーストライターの作と発覚、守氏はトホホな凋落一途を辿ったのでした。よーするに、世間はすっかり騙されてたわけで、いい面の皮でした。だいたいね、パリ大学ソルボンヌ卒の、イケメン経済コメンテーターって時点でおかしいもんねえ・・・

って、それは、ショーンK だろうがあっ!・・・無駄なノリツッコミで失礼しました。こんな戯れ言ばかり考えて聴いてたので、音楽がまったく頭に入りませんでした。ちゃんちゃん。ところで佐村河内 守のクレジットがはいったこのCD、10年後にはプレミア化して、中古で10万円くらいになってるかも!?と下世話な興味がわきネットをチェック。結果は、現時点で中古品が600円くらいでした。10万円は到底無理、残念だなあ。つうか、これ私の物ではなく、兄貴の、ですからね。

以上、真夏の札幌、エアコンのない実家で、汗を流しながら聴いたCD4枚の報告でした。中身が薄くてすいません(いつものことだけど)。では、ご安全に~~。

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148年の観測史上、最高気温を記録した札幌で、すすきのの新ビル(建設中)を眺めた日。 [旅]

2023年8月。

今週は3泊4日で北海道の札幌に行ってました。観光旅行ではありません。札幌にある実家マンションの相続登記手続きのラストスパートであります。法務局が手ぐすねひいて(?)オレを待ってるぜえ!てなもんです。

さて関東からヒコーキで移動、新千歳空港に着いたワタクシは仰天しました。なぜというに、恐ろしく暑いからであります。北海道も最近は暑いよね~とはいうものの、関東に比べれば気温は若干低めか、気温が同じでも湿気が少ない分、体感的には涼しく感じたもんです。

ところが!気温・湿度とも関東並み、いや今週に限っていえば、それを上回るレベルでした。ふざけるなあっ!なんとかしろっ!・・・って、文句をいっても無駄ですけどね。

で、8月23日(水)の午後。出ましたっ!札幌市の気温は、統計開始以来、歴代1位の36.3℃(!)に到達です。熊谷(埼玉県)や伊勢崎(群馬県)じゃなく札幌で36℃超えですぜ、こりゃ大事件です。以下は地元TV局UHBのニュースより拝借。

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107年ぶりに甲子園で優勝した慶應義塾高校もすごいけど、過去148年で最高温度をたたき出したこの日の札幌だってスゴイわけじゃ。北海高校だって甲子園で大健闘だったのよ、分かってる?・・・と話を混ぜてはいけません。

いっぽうワタクシは、こんな猛暑が永遠に続くわけでなし、ほおっておいても、4か月後には雪が降るのよ、雪が!と開き直って、すすきの近くの「らー麺 とぐち」さんへサクッと入店。

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7月に博多で「とりがら、醤油ラーメン」を食べたので、今回は「とりがら、塩ラーメン」をチョイス。はい、塩味濃い目ながらさっぱりしてて、ふつうに美味いのよね、この「ふつう」ってとこがポイントよね。

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さて、ここまでが前置きです・・・って、前置き、長っ!

一昨年より建て替え工事が行われている、すすきの交差点のあのビルはどうなったか?ほらね、皆さんだって興味があるでしょ?(と無理やり同意させる)。昨年10月はこんな状況でした。

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2023年8月23日の写真がこちらです。おお~、外装は完成してるじゃないか。

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新ビル名称は「COCONO SUSUKINO(ココノ ススキノ)」だそうです。いまいちピンとこないネーミングですが、そのうち慣れるでしょう。以下は、Domingoさんのサイトから拝借した完成予想図です。

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個人的に何が嬉しいかって、5階と6階にシネコン(TOHOシネマズ)が入ることです。現在、札幌市街のシネコンは駅ビルのシネマフロンティア、サッポロファクトリーにあるユナイテッドシネマのふたつです。残念ながらどちらも飲み屋街から遠いのだ。新ビルCOCONOにシネコンが出来れば、すすきの宴会の前にサクッと映画を観られる。あるいは、酒を一杯ひっかけてから映画を観られる。ああ、なんという幸せな展開であろう。いまからワクワクするぜ~~、うひゃうひゃ。

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さて、COCONO SUSUKINOの開業はいつかな?とネットでチェックです。ありゃ?「2023年秋」と出るだけで開業日が分かりません。ばくぜんと、秋、と言われてもなあ・・・。

まあ良いか、断言できない諸事情があるのでしょう。話は変わりますが、私はここで観る映画を決めてます。12月1日公開「エクソシスト 信じる者」。そう、1973年の名作「エクソシスト」の50年ぶり(!)の新作であります。さすがにリンダ・ブレアさん、出てないよね、と思いきや、それどころか母親役を演じていたエレン・バースティンさんが90歳でご出演されてるらしい。ある意味、そこが怖いです・・・。

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いやあ待ち遠しいですな、COCONO SUSUKIMOの開業。そしてエクソシストの新作。

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そういや、4丁目プラザのビルも建て替え中でした。あまりの暑さに調査をパスしましたが、次回はそちらもウオッチせねば・・・。おっと、例によって話が散らかり収拾がつかなくなったので、本日は以上!

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イラッとする言い回し。無思想・迎合の日本語、ここに極まる・・・なんてね。 [雑感]

2023年8月。

会社を辞めてプータロー化し、家でテレビを観る時間が増えたせいでしょう、イラッとする言い回しに遭遇する機会も急増しました。直接被害を受けたわけじゃないので、どーでも良いといえばどーでも良いけど、ヘンクツジジイのワタクシ、ときおり、なんじゃ!そのふざけた日本語!とテレビに向かって文句を垂れてしまう。合掌。

そんなわけで本日は「私が嫌いな言い回し」のいくつかをピックアップしてみましょう。

ワカモノの癖(へき)か知らんけどけど、長い単語を短くするパターンはまだ分かる。たとえば、TVのヴァラエティ番組でタレント連中は「難しい」と言わず「ムズイ」という。以前からある「気持ち悪い」→「キモイ」など類似事例の枚挙にいとまなし。個人的には、その程度の長さの単語なら縮める必要もなかろうに・・・とは思うけどね。

問題なのはこの逆パターン。ふつうに言えばいいところを、余計な言葉をはさんで長くする、つまり、まどろっこしくするヤツですな。

典型は「〇〇のほう」という表現。東のほう、とか「方角」のことではなく、「チケットのほうを購入ください」「スパイスのほうをかけて」とかいうヤツ。それは要らんでしょう、イライラするう~。「チケットを購入ください」「スパイスをかけて」で意味は伝わるしシンプルで全然いいじゃん。それに「〇〇のほう」を連発すると、頭が悪そうに見えるので、会社の採用面接を控えた方々、くれぐれもご注意ください。では、次のネタのほうへ行ってみましょう。


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以前も書いた件です。「〇〇する」とフツウに言えばいいところを「〇〇してあげると気味の悪~い丁寧語をからめる輩。グラスにビールを注いであげる。魚に下味をつけてあげる・・・と、給料は上がってなくても、この分野はどこまでもあがりっぱなしですか。トホホホ。

次です。感情を強調するため、極端な言葉(単語)を持ち出すパターン、昔からありました。たとえば「死ぬほど〇〇」という言いかたは古く、50年前にはもうありました。死ぬほど頑張る、とか、死ぬほど緊張する、とかね。お前、そんなんでよく生きてられるナ~と呆れるけど、ま、その程度はまだマシでしょう。

昨今、不快になった表現は「爪痕を残す」です。台風や洪水などの災害により、甚大な被害が出たとき使う表現です。ところが最近のド阿呆(なタレント)は「私の歌で、芸能界に爪痕を残したい」など、とんでもない言いぐさをする。ココロに深く刻みこみたい、歴史に名を残したい、という気持ちが勢い余って「爪痕を残す」にまで暴走したのでしょうが、そりゃ、違和感を通り越し、不愉快の極みでしょう。

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たとえばです。プロポーズされた女性が、相手の男性に「私の事、どれくらい好き?」と聞いたとする(そんなヤツがいるか知らんけどハナシの都合了解ください)。そのとき、男性がこう返答したらどう思いますかね?

「うーん、そうだなあ、いますぐ押し倒してセックスしたいくらい好きだよ」。いや、いいんじゃないですか。なんて正直な男性、こんなオネスティを私は待っていたのよ~~と明るい決着になるわけもなく、死ねやお前、でこの恋愛は終わりでしょう。つまりね、言った本人に悪気はなくても、相手(or 周囲)を不快にするえげつない表現はダメってこと。ものごとは、万事ホドホドが大切、ってことです。

嫌いな言い回し、最後は「〇〇にこだわる」であります。使ってる人たちに(おそらく)深い考えはなく、スポーツ選手や料理人が使っているのを聞いて、無思想になぞってるだけでしょう。ここで問題なのは、ツッコミどころがパックリ口を開けてしまうことですね。

先般。あるプロスポーツの試合後ヒーローインタヴュー。次の試合への意気込みを問われた選手が、こう答えたのであります。

「次の試合は、勝ちにこだわります」・・・いやさあ~、じゃあアナタは今までの試合、いったい何にこだわっていたの?今日までは「負けてもいいや」と思って戦ってたの?次からやっと「勝つぞ!」と思うわけ?プロ選手なんだから、どの試合でも「勝ちにこだわる」ものじゃないの?そりゃあ、監督であれば、長いシーズンを戦う都合、捨て試合もやむなしかもしらんが、選手の分際で何言っとるのよ、とツッコミたくなりますな。

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そうじゃないんでしょ。勝ちにこだわる、とかヘンテコな言葉を使うからおかしくなるわけで、もっと素直にチャンと話せばよいの。たとえば「いまが上位進出への正念場だと思っています。自分の持ってる力100%を発揮できるよう、集中して一戦一戦を戦っていきます」・・・押し付けちゃいかんけど、こんなんでいいじゃん。少なくとも「勝ちにこだわる」よりはよっぽどマシだと思いますが。

などと、長々と駄言を述べたところで、まとめますと、よーするに「自分の言葉」を持っていない人たちは、簡単に他人の言いぐさに引っ張られるってこと。もちろん、言語は生き物であり変化するわけで、多くの人が用いれば共通認識として言葉に定着していきます。なので、これが良い、これが悪い、と一概に言えるものではない。

ただし、それを承知のうえで、気持ちの悪い言いかた、違和感のある言いかたには、年寄り連中がツッコミを入れていかないとイカン、つうことだね、と自分を正当化したところで今日はお終いっ。したっけ!(←北海道弁の「じゃあね」が出ました~)

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会社の夏休み期間とくれば、早い時間からの呑み会でしょう!と、御徒町に参集した3名。 [宴会、呑み会]

2023年8月。

台風7号が近畿と東海をドカーンと直撃、東海道・山陽新幹線が運休となり、夏休みに帰省されてた方々はさんざんな目にあったようで、本当にお疲れ様です・・・。

いっぽう千葉県の自宅でマッタリしてたワタクシ、台風の影響を受けることなく、飼い猫を撫でていました。で、突然、思い立ったのです、ボンヤリしている場合じゃないぞ!こんなときこそ街に出て酒を呑むぞ!と。

そう、無職プータローのヒマジン(←私のこと)とは違って、サラリーマンの方々は、まさに今、8月盆休みくらいしか連休はないのだった。つまり今は、会社連休中の若いヤツらと昼間っから酒が呑めるわけです。

てなわけで私の号令のもと、2名のワカモノが、午後3時に上野の御徒町駅ちかくにある居酒屋「清龍1号店」に召喚されたのでした。被害者2名は新婚のNさん(女性)、新婚のM君(男性)。彼らが夫婦ではなく、それぞれの配偶者さんはおうちでお留守番、よーするにノンベイは身勝手なのだ、それで良いのだ。わはは。

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ワカモノ2名の年齢を足しても、61歳のワタクシにはかなわないぞ、どうだ、勝った!・・・って、そこ勝負かよ。

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バカ話に花が咲き、日本酒をガンガン消費、あっという間に4時間(!)が経過です。さすがに長っ尻すぎだね、と「清龍」さんから撤収します。店の看板をはさんでお約束の記念撮影です。

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これでやめときゃいいのに「あれ、7時過ぎじゃん。まだまだ呑めるじゃん」と2軒目の酒場に向かうのがノンベイの性。次の河岸は、JR浅草橋駅の界隈であります。移動手段は「徒歩」「タクシーに乗る」「電車に乗る」の三択ですが、費用対効果を勘案し「電車」を選択。御徒町→秋葉原→浅草橋と10分程度で移動完了、完璧じゃ。

2軒目は、日本酒の品揃えが自慢の居酒屋さん。1軒目でさんざん呑んでいても、店が変われば気分も変わる、てなもんで「鳩正宗」「日高見」の徳利をオーダー。酒のアテは、イカの塩辛、これくらいでちょうど良いのよ。

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Nさん、酒がまわって少し壊れかけてますなあ・・・。

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さて、15時から呑み始めて6時間以上が経過しました。浅草橋の2軒目を出て、さすがに解散か、と思いきや、シメはやっぱり、ラーメンでしょう!と、20代のワカモノたちは元気いっぱいなのである。

勢いで私も同行、総武線ガード下「中華そば 双麺」さんへ入店します。

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M君とNさんは、安定・安心の醤油ラーメンをチョイス。

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私は、唐突に、狩野英孝さんのネタ「ラーメン・つけ麺・ぼくイケメン~」を思い出し、平打麺のつけ麺としました。

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食べた感想を書きたいですが・・・すいません、酒の呑みすぎで、味、よく分かりませんでした。お店の皆さま、すいません!

結局のところ、この日、7時間、飲み食いしたノンベイ3人。それだけの時間、なんの話をしていたのか?覚えておりませんが、新鮮な話題はそう多くないので、おそらく、同じ話を3、4回、繰り返していたんでしょう。うひい、典型的な酔っ払いオヤジじゃん・・・つう反省は特になく、次の呑み会が楽しみやねえ、と盛り上がる3名でした。最後に、浅草橋駅の前で集合写真をパチリ。

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人間いくつになっても、健康に酒が呑めること、呑み仲間がいること、が最高の幸せですな、嗚呼、ノンベイ万歳!と無理やり話をまとめて本日は以上。ノス べモス!(←スペイン語の「またね!」が出ました~)

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博多のサンセルコで、こってり豚骨ではなく「あっさり醤油」なラーメンを食べる幸せ。次はカレーかな? [旅]

2023年8月。

前回にひき続き、先週、博多でのバイト中のデキゴト。この日、九州に台風6号が上陸しました。それでも人間は腹が減り、何かを食わねばなりません。つうわけで、8月8日の昼、折り畳み傘を携えて、私が向かったのはショッピングセンター+オフィスビル「サンセルコ」であります。

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1979年竣工、今年で47年目を迎える地上10階、地下2階のビルです。お目当ての飲食店があるわけでなく、ここにくれば何かは食えるでしょ、つう軽いノリでやってきました。はい。

いやあ~!ディープですなあ、サンセルコ!!と、突然大きな声を出すワタクシ。地下1階の飲食店街(のれん街)をひととおり眺め、楽しすぎるじゃん!と浮かれ気分。なんたって、フロアに漂う、そこはかとない昭和の雰囲気がたまりません。

最初に、飲食店ではないけどエキセントリックな店名が気になっていた、水たばこ「1丁目のドン」さんに行ってみる。営業時間は夜なので、外観を眺めるのみ。お、エスニックな風情です。シルエットの男性2名が並ぶモノクロ写真が渋いなあ。ん?このふたり、ピアニカの練習中じゃないですよね?水たばこを吸ってるんですよね?

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「シーシャを注文される方は」の注意書きに、シーシャって何!?歌手のMISIA(ミーシャ)なら知ってるけど、と反応。調べてみると予想どおり、シーシャとは水たばこ、のことだそう。おお、ひとつ賢くなったぜ、今日のオレ。

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次にツボにはまったお店は、カレー「ナマステ堂」さんです。何がすごいかって、店前壁に貼られた膨大なカレーメニューの貼り紙ですなあ。

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店員さんが手描きしたのであろう、サイケなイラストに大うけしました。独特な味わいがあり、私の目は釘付けです。一部をご紹介しましょう。

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これ見たらもう満足じゃ、カレーは食わなくてええわ、とさえ思わせる力作ぞろい。ちなみに、私が一番気に入った作品はこれです。グリーンピースがマッチョな宇宙人?になってるぞ!ぶっとんだセンスと絵ゴコロは表彰モノですな。パチパチ。。。

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なんと、お蔵入りしたカレーまで掲げてます。心血注いで描いたイラストですもんね、カレーはお蔵入りしても、イラストは見せたいですよね~。

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たまらんな~と、はしゃいでいたら、時が経つのは早いもの。いかん午後のシゴトに遅刻するぞ、と我にかえり同じフロアにあるこちらへサクッと入店です。「拉麺帝国 本店」さんであります。

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ここでワタクシは申し上げたい。博多のラーメンは、こってりした豚骨(トンコツ)が主流です。それも悪くはないんだけど、北海道出身のワタクシ、においがキツ~い豚骨より、あっさりした醤油や塩が好みなのです。

今回伺った「拉麺帝国」さんはワタクシの要望にミートするステキなお店でした。メニューには「こってり豚骨」のほかに「あっさり鶏ガラ」なるラインナップがあって私は唸ったのです。醤油味をオーダーしたところ、ほどなく出てきました、ジャーン。

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豚骨の牙城である博多でいただく、あっさり醤油ラーメン。シンプル・イズ・ベストと言わんばかりの奇をてらわぬヴィジュアル、安定の味がヨロシイ。お値段は破格の680円也と高コスパも手伝って、こりゃ美味いわ~とニンマリしたのでした。グッジョブ!

店を出たワタクシ、このビルに来たからには行くぜ!と4階(か5階)にある「サンセルコ・テラス」へ出て、下界の住吉通り~渡辺通り界隈を眺め、ふうぅ~~と満足のため息をついたのでした。良い1日でありました。本日は以上!チャオー。

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台風にめげず、博多 清川の「一まる」さんで絶品の焼き鳥を堪能した、つう自慢話。 [美味しいお店]

2023年8月。

先週の7日~9日は、月1回の博多でのバイト仕事。台風6号が南から九州に迫るなか、ドキドキしながらの3日間でした。関東から九州へのヒコーキ移動はできたものの、問題は「帰り」であります。9日の福岡発のヒコーキは、はたして飛ぶであろうか?(以下は、8月6日時点の台風の進路予想図)。

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・・・という危惧は現実となり、予約便はあえなく欠航決定。つうか、9日は福岡空港発着のほぼ全便が欠航で、あ~こりゃいかんぜ、博多に閉じ込められた~と思いきや「いや待て、ヒコーキがダメでも新幹線があるたい!」と機転をきかせたワタクシ(ここ自慢)、早朝5時20分にJR博多駅で6時発(始発)「のぞみ」のチケットをゲット、博多→東京、を約5時間かけて移動した次第。なかなかスリリングでしたなあ。。。

おっと今日は、こんな話を、長々書きたかったわけではございません。

博多で食べた焼き鳥が、ひじょうに美味しかった、という自慢でございます。そう、台風にビビりながら、ちゃっかり博多で呑み歩いていたワタクシなのでした。ワハハハ、今日も勝った!・・・って誰にだよ。

お店は清川のサンロード(可愛いアーケード街)にある焼鳥「一まる」(いちまる)さんです。

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以前より気になっていて、今回ホテルが近くなので初チャレンジです。飲食店にありがちな、美味しさアピール文章が店前に掲げられてます。こーゆーのを出す店に限って、たいしたこと無いんだよなア・・・とこの時点では冷ややか視線のワタクシ。

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日本酒の品揃えが良いので、焼き鳥で滑っても、酒でごまかせばいいや、と割り切ります。

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18時の開店時刻ぴったりに入店する律儀なワタクシ。カウンター席から店内を眺めて、お、いい感じじゃん、とまずは安心します。

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大分県の地酒「西の関」をオーダー、呑みながら先の展開を考えよう・・・と思ったら、次から次へとお客さんがやってきて多少あわてる。サクッと定番の焼鳥(四つ身)と、つくねを注文いたしました。

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う、美味いっ!と声が出ちゃいました。この旨さはなんじゃ?私が、日本一と勝手に決めている鹿児島県鹿屋市にある焼鳥屋さんと双璧を為す美味。素材の良さと焼き加減、塩加減・タレ味、がウエルバランス。たまらんじゃないか。引き続き、鳥皮、レバー、せせり、玉ねぎ串、と展開するワタクシ。

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う、美味い、美味いよ!とうちゃん!(←星飛雄馬のノリで涙声)。嗚呼、今日のオレは負けた、それも完膚なきまでに・・・って誰にだよ。

ワタクシ、博多の焼鳥屋さんに10軒以上は行ってますけど、「一まる」さんは別格レベル。今後、博多で焼き鳥を食べるなら、こちら一択であります。味もさることながら、ご主人が明るく元気で、その結果でしょうね、店員さんも優しく朗らか、まさに地上の天国でしょう!

大当たりの成功体験に浮かれたワタクシ。もちろんこの1軒で済むわけもなく、薬院方面へ歩みを進めて、2軒目は居酒屋「かんすけ」さんであります。

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店名のとおり、燗のお酒を推しておられます。では、竹鶴の燗に、アテはいかの刺身でいってみよう。うはあ、たまらんねエ~、これを幸せの追い打ち、という。サイコーじゃよ。

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おそらく東京にも、私が知らないだけで良い店はあるんでしょう。金をたんまり出せば素晴らしい店で呑めるんでしょう。しかしです、街をふらっと歩いて、店の外観に惹かれ、ちょいと入店、酒と肴を楽しみ、良かったなあ楽しかったなあ、と満足する体験など、東京(都心)ではほとんどありません

この現実を前に、東京をロクでもない所と断じるか、博多、熊本、札幌、仙台といった地方都市が素晴らしい、と考えるかは人それぞれでしょう。地代が高い東京じゃあ、そもそも飲食店に期待はできないよ、という優しい考え方もあるでしょう。

でもね、食べ物が多少不味くても、値段が多少高くても、居心地がよければ良い店なんです。東京の多くの店は、それすらできてないわけです。大都会だ首都だと調子に乗っているから、クソみたいな酒場が増殖するんです。ま、呑む側も、グルメサイトの点数で無思想・迎合的に店の良し悪しを判断し、自分の価値基準を放棄してる輩がドッサリいるから、細かいことはどうだって良いのでしょう、ははは。

・・・とヘンクツじいさん(=私)の駄言が長くなったので、月末は札幌で呑むぞオ~~と気合を入れなおして今日はお終いっ。パカ~~(ロシア語の「じゃあね」が出ました!)

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ウイリアム・フリードキン監督が死去。報道したテレ朝スタッフは、映画をちゃんと観ているのか?と怒りをおぼえた件。 [映画]

2023年8月。

ネットでニュースを眺めていたら、ハッとする記事がありました。

アメリカの映画監督、ウイリアム・フリードキンさんが、87歳で逝去されたとの事。フリードキン監督といえば、1973年の大ヒット映画「エクソシスト」の監督であり、「フレンチ・コネクション」ではアカデミー監督賞を受賞した、一応は、名匠であります。「一応は」つうマクラコトバを付けた理由は、映画史に残る前出2作を残した一方で、恐るべき駄作も作っておられ、そのデカすぎる振れ幅ゆえに、山本リンダさんでなくても「困っちゃう~わ~」つう気持ちになるから、でした。はい。

それにしても「エクソシスト」は素晴らしい映画でした。悪魔に憑かれたリーガン(リンダ・ブレアさんが熱演!)の、首180度クルリン、空中浮遊、緑色のゲロをブファー、医者の股間をグイッ、スパイダーウオーク・・・など刺激の強いシーンが注目されがちですが、映画の肝は、むしろ人間たちの心理的葛藤や、信仰心のもろさ、人間の弱さ、なんですよね。

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その後、粗製乱造された単なる怖がらせ映画と一線を画した、何度観てもしびれる名作なのです。なんたって老練なエクソシスト(悪魔祓い)であるメリン神父を演じたのが、ベルイマン映画の常連マックス・フォン・シドーさんですよ!そこに、マイク・オールドフィールドさんのテーマ曲「チューブラーベルズ」の病みつきメロディが流れたら、も~う辛抱たまらんでしょう!・・・と話がマニアックになって失礼。

ところで、訃報を報道したテレ朝のニュース(以下)について、です。私は、ひじょうに気に入らない、のです。

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アナウンサーが、フリードキン監督をこう紹介しているからです。

=====ニュースからの抜粋========

フリードキン監督は「フレンチ・コネクション」や「エクソシスト」でアカデミー賞を受賞し、ホラー映画の巨匠として知られ、7日、ロサンゼルスで亡くなりました。

====== 抜粋終わり =======

私が気に入らない点をお判りでしょうか。まず、フリードキンさんがアカデミー監督賞を受賞したのは「フレンチ・コネクション」(1971年)だけです。「エクソシスト」はノミネートはしたものの受賞はしていません(受賞したのは脚色賞と録音賞)。つまりテレ朝のいう「・・・エクソシストでアカデミー賞を受賞し」は間違いです。なぜだか知らんのですが、この誤解、昔から散見されますね。ジョージ・ロイ・ヒル監督の立場はどうなるのだ!と強く申し上げたい。

さらに、テレ朝ニュースによれば「フリードキン監督は、ホラー映画の巨匠として知られ」ているそうですが、誰がそんなこと言ったんでしょう?ホラー映画と呼べるフリードキン作品は「エクソシスト」「ガーディアン」「バグ」くらいでしょう(エクソシストはホラーというより、オカルトと言われるが)。

デビッド・クローネンバーグさん、ジョン・カーペンターさん、サム・ライミさん、清水崇さんを、ホラー映画の巨匠と呼ぶなら納得しますが、フリードキンさんに、その肩書きはあり得んでしょう。

ニュース原稿を書いた方、ちゃんと映画を観てるんでしょうか?観ていないなら、なぜ識者への確認をしないのでしょう?

昔のひとだし外国人だし、イイカゲンで良いじゃろ、つう甘い考えが見え見えじゃないか。受け売りの情報を垂れ流しただけの、この体たらく。嗚呼、情けないわあ・・・と書くほどに虚しくなるので、テレ朝の批判は以上。

さて前出の、フリードキン監督「ガーディアン 森は泣いている」(1990年)について一言。これがもう、とんでもない駄作なんであります。大林宣彦さんが監督してもここまでは酷くはならんやろ、という超絶レベル。ワタクシは公開時、札幌で拝見し、映画の内容もさることながら、広~い館内に観客が私一人だけだったことに深~くマイナス感動した次第でした。はい。

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いろいろ書きましたけど、名作「エクソシスト」「フレンチ・コネクション」だけでなく、「恐怖の報酬」「クルージング」「ブリンクス」など、個人的に思い入れのある映画を残してくださったフリードキン監督。ご冥福をお祈りいたします。本日は以上!

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映画「怪物」。卓越した脚本と演出で、日本映画の底力を世界に見せつけた佳作。 [映画]

2023年8月。

かいぶつ、だ~れだ?つうわけで、劇場公開から2カ月、遅ればせながら拝見しました。カンヌ国際映画祭で2冠に輝く、是枝裕和監督の新作「怪物」であります。

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予告編から、小学生のイジメを題材にしたイヤ~な映画を想像しましたが、観てみると、内容はヘヴィーながら、脚本と演出の巧みさにより、予想ほどは気持ちは滅入らず、物語に引き込まれました。誤解を恐れずにいえば、優れたエンターテイメントに仕上げっていて、十分に楽しめましたね

地方の小学校のいじめ事件を、安藤サクラさん演じる子供の母親、永山瑛太さん演じる担任教師、そして当事者である子供の、それぞれから描く「多視点映画」というヤツですね。同じデキゴトを、違う立場から断片的にみるとこんなに認識がズレるんだ・・・と、そこが本作のミソ。展開上、多少の無理があっても、そんなのは「バンテージ・ポイント」や「ユージュアル・サスペクツ」に比べりゃタカが知れてますぜ、ダンナ・・・って、別の映画を持ち出して、話をややこしくするなよ! (※ 以下動画は「怪物」の予告編です)



坂元裕二さんの脚本(カンヌで脚本賞)は思わせぶりがなく、事実の積み重ね重視、「謎」は最終的にひととおり解決しますが、しかし、ラストは良い意味で「どちらともとれる」エンディングとなっております。いやあ、上手いなあ!

個人的ツボは、敵?の立場である母親と教師が、ふたりで行方不明になった子供たちを探しにいくシーン。彼らを反目しあったまま終わらせないとこが、すごく好きだ。「スリー・ビルボード」(2017年)で徹底的に憎しみ合っていたフランシス・マクドーマンド(女の子の母親)と、サム・ロックウエル(横暴な警官)が、ラストで共闘するでしょう、あそこでジーンときちゃったもんなあ、オレ・・・って、またまた違う映画の話で失礼。

是枝監督の演出は、脚本に寄り添った自制のきいたもので「深追い」しない節度がナイス。脂っこく無く、テンポが良いので、映画が無駄に重たくなりません。バランス感覚がスゴいですなあ。これを見ちゃうと、野村芳太郎監督の映画(「砂の器」「八ツ墓村」「鬼畜」etc)はもう観れんでしょ・・・って、同じ土俵で語るなよ。

しつこくてスイマセンが、仮にですよ、ラース・フォン・トリアーさんやミヒャエル・ハネケさんが「怪物」を監督したら、観客はドップリと落ち込み、1週間は寝たきり状態になるかも。ダーレン・アロノフスキーさんで、なんとか寝たきり3日か?・・・って、いったい何の話をしとるんじゃ、オレ。

というわけで、強引にまとめますと、映画「怪物」は素晴らしかった!感動しました。日本映画の底力、ここにあり、ですなあ。パチパチ(拍手の音)。

・・・おっと書くのを忘れるところだった。ツボにはまった役者さんのことを。その方は、コントユニット「東京03」の角田晃弘(かくたあきひろ)さん。ことなかれ主義の小心者の教頭先生を、バッチリと演じておられました。

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安藤サクラさん、田中裕子さん、永山瑛太さん、中村獅童さん、という実力派俳優のなかにあって、違和感なし、というか、独特の存在感を発揮していて、ちょい驚いてしまいました。

別の企業CMで、角田さんと瑛太さんが仲良く並んでおります。ああ、よかった、よかった・・・て何のこっちゃ。

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最後に、さきほどお名前が出たミヒャエル・ハネケ監督の、観たら死にたくなる必見作「ピアニスト」のポスターをくっつけて今日はお終いっ。おや、カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作なのね、ふーん。。。あ、待てよ、死にたくなる映画、ハネケ監督だと「ファニー・ゲーム」のほうが上かな・・・ああ、怖い怖い。

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生ハムの酸っぱいマリネが、暑い夏にはぴったりなんですよ~。 [料理]

2023年8月。

猛暑の某日、スーパーで買った出来合い総菜をアテに、家呑みをしていたワタクシ。どうも物足りないな~とプチ黙考した結果、明日はマリネをつくるぞ!と思い立ったのであります。

なぜマリネか、つうと、ぎゅんぎゅんに酸っぱくしたマリネは暑い夏にぴったりでして、日本酒に良し、ワインに良しの嬉しいおつまみになるから、です。ちなみに好みのメイン具材は、生ハムであります。

思い立ったまでは良かったんだけど、そういや、どうやって作るんだっけ?と、5年ほどマリネ作りをしていないワタクシは困惑しました。テキトーにつくっても何かは出来るけど、材料に漏れがあるといかんですから。ここで役にたったのが自分のブログ。マリネを作ったぜえ、と10年以上前に自慢げにアップした記事を思い出し、さっそくアクセス、ふむふむ、と、昔の自分にレシピを教えてもらう体たらく

(2011年5月22日のマリネ作りの記事は→ここクリック

で、翌日。サクッと材料を購入し、台所でマリネ作りの始まりです。生ハム400g、玉ねぎ1玉、レモン5個、パセリ、クレソン、ワイン、そして忘れちゃいけないのがニンニクですね。材料を並べたら、なんだか料理上手の人っぽいじゃん。

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レモン汁、白ワイン、酢、すりおろしニンニクを混ぜたマリネ汁がこれであります。この時点では、辛(から)くて苦くてチョイと舐めただけで、ヒエ~となっちゃいます。

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仕込んでいきましょう。ガラストレイに、玉ねぎ、生ハム、クレソン、パセリを薄く敷き、その上に同じ材料を同じ順序で層状に重ねていきます。

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材料全部を載せ終わったら、例の苦~いマリネ汁をドボドボぶっかけていきます。汁が足りないじゃん、と思っても大丈夫。ラップをかけ軽く押して冷蔵庫へ収納。6時間もたてば、具材がしんなりして液面が上がってきます。具材が汁に浸った状態になったらさらに1日、冷蔵庫へ・・・。お、いい感じに仕上がっている。

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さて、ブツを小鉢に盛り付け、いざ、いただきますか!生ハムに、汁がしっかり染みております。味に苦みはありません。そして、バッチリ酸っぱいのだ!店で売ってる上品マリネではなく、荒々しいというかネイキッドというかレモンの酸味がガツン!と来るのが良いんです(あくまで私の好みですがね)。

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自画自賛でナンですけど、私が食べたいマリネは、まさにこれですよ、これ。てなわけで、それなり大量につくったつもりが、ワタクシと家の者で、朝・昼・夜、じゃんじゃん食ったため、3日も持たずして、本品はこの世から消えてしまったのでした。合掌・・・。

ところで、このマリネを呑み仲間Hさんにおすそ分けしました。そうしたら、翌日、下写真が届きました。冷製パスタに使ってみたら美味しかったです、とのコメント付き。Hさん、さすがやなあ、ただムシャムシャ食べるオレとは大違いだ。私も応用する技を学ばねば、と、新たな気づきが生まれたところで、今日はお終いっ。チャオー。

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いつものメンツによる神奈川県 川崎での呑み会は、予想どおりユルユルです。 [宴会、呑み会]

2023年8月。

♪ 涙の数だけ、強くなれるよ ♪ アスファルトに咲く花の~ように ♪ と、岡本真夜さんの名曲「Tomorrow」(1995年)を口ずさみながら、やってきたのは神奈川県の川崎市。8月最初の呑み会であります。

メンバーは老若混ざり合ういつものノンベイたち。18時過ぎに合流した4名は、これまたいつもの居酒屋「とくり」さんへサクッと入店したのであります。

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1年ぶりの再会ならば互いの近況報告など話題も新鮮でしょうが、このメンツで前回呑んだのは、たった3カ月前です。ゆえに特段、目新しい会話ネタはございません。しかし!酒と肴さえあれば、とりとめないバカ話で、3時間も盛り上がるんだから、まったくノンベイとは恐ろしい生き物ですなあ。

ちなみにワタクシが得意とする物真似芸は、要所要所で、場の空気をヒンヤリさせ実に効果的。真夏でもエアコン要らず、の大技と言えましょう。おお、店の前で、I君とHさんが華麗なダンスを披露しておる。

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呑み屋一軒では済まないのがノンベイたちの性。2軒目のビアパブで、またぞろバカ話に花が咲きます。エンジニアI君と営業Mさんの、笑顔がいい感じのツーショット。

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15年来の呑み仲間Hさんとワタクシの、美男(?)+美女のツーショット。

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う~ん、なんと楽しいことよ、と酒浸りになってニヤニヤしていたら時刻は夜11時。千葉県在住のワタクシ、そろそろ撤収の時間です、つうことで会合はお開きであります。ちゃんちゃん。

さて時間は前後しますが、ヒマジンのワタクシ、呑み会が始まる前に川崎駅界隈を散歩しておったのです。軽いツッコミネタを見つけたので掲載いたしましょう。

川崎駅から尻手駅へ向かう西口通りに面したビル。黄色い矢印の先にあるのが、

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二宮尊徳(金次郎)さんの石像であります。工事都合などで、本来あった場所からはずし仮置きしているのかも知れないけど、ビルとビルの間に置くのは、かわいそうでしょう!つうか、薪をしょって本を読んでる尊徳さん像って今でもあるんですなあ。ながらスマホ、ならぬ、ながら読書は、今の時代、危険ですよ、お兄さん。

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散歩を続けるワタクシ、柳町方面へ左折したところで、次のネタに遭遇。このバス停であります。

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時刻表をみてビックリです。大都会の川崎をしてこの空白、スゴくないすか。バスがとまるのは平日の1本だけで、それも、朝の5時54分ですぜ。

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このバス停、いったい誰のため?ほんとに必要なの?と、疑念が深まるばかりであります。田舎にいくと、バスや列車の時刻表がスッカスカだったりして、みうらじゅんさんはそれを「地獄表」と呼んでおられました。こんな都会のど真ん中にハイパーすぎる地獄表があったとは!うーん、素晴らしいじゃないか。

てなわけで、川崎での呑み会&ユルネタは以上です。蛇足ですが、西口通りに興味深い中華料理屋さんがありました。店名が、狸小路(たぬきこうじ)飯店・・・札幌かよ!とツッコミしたところで今日はお終いっ。

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2023年7月の、嬉しかったデキゴト。 [日常]

2023年8月1日。

先月(7月)の嬉しかったデキゴトを、無思想に列記する極私的企画であります。昨年、会社を定年退職し、無職プータローのワタクシ。仕事のストレスから解放され(←もともとストレスなんて無かったけど、一応、話の都合上、そう書きます)、基本毎日が嬉しいコトばっかなんだけど、そのうちいくつかをピックアップです。

筆頭デキゴトは近所にある千葉商科大付属高校が、高校野球の千葉県大会でベスト4まで勝ち上がったこと。あと2勝で甲子園出場なのでプチ残念、でも強豪ひしめく千葉県ゆえ、そう簡単にいかないのも納得です。球児たち、よく頑張った!パチパチ!

嬉しかったこと、次はこれ。近所の八百屋さんに子猫が生まれた件。私が知ったのが7月、おそらく2、3ケ月前に生まれたのでしょう。この可愛らしさを前になんのコメントも要らんでしょ。いやあ、めんこいなあ~~。

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嬉しかったこと、次はこれ。福引して景品が当たった件。某日、ビッグモーター・・・じゃなく、BIGBOSS(酒の量販店)矢切店で、秋田の地酒「雪の茅舎」1升瓶を買ったところ、店のおねえさんが「福引1回できますよ」とおっしゃる。楽しそうじゃの、と店頭におかれたガラポン抽選機を1回くるりと回したら、白球がコロリンと出て、カランカランと鈴が鳴ったわけです。おお、当たりじゃあ。で、いただいた景品が、これ。

キリン一番搾り、糖質ゼロ、350ml缶を3本。やったぜ!

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ノンベイを自認しながら、ビールはほとんど飲まないワタクシ。しかし「ただ」となれば、ありがたく頂戴し、美味しく吞ませていただきますぜえ。暑い夏にはビールだよね~~と気分は、本品CMに出ておられる豊川悦司さんであります。ぷしゅう~~。

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嬉しかったこと、次はこれ。ワタクシの住む市川市の、お寿司屋さんがサイコーだった件。そこは、南大野(ローカルですいません)にある喜久寿司さんです。以前から目を付けてたんですが、某日、家の者とクルマで行ってみたのでした。初めてのお店なので冒険はせず、無難に「上にぎり寿司」1,800円也をオーダーしたところ、うーん、こりゃあ美味いじゃん!

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店内の雰囲気は予想どおり渋く、ワタクシ好み。お店の方は明るく気さくで、こんな身近なところに天国があったのか!とちょっと感動した次第。はい。

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嬉しかったこと、次はこれ。ワタクシの早朝散歩コースに忽然と現れた飲食店であります。7月に開業した「まえの店」さん。こじんまりとした地元密着感バリバリのお店です。

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初入店のお昼にいただいたのは、夏野菜そうめん。めちゃくちゃ美味い、わけでなく、ふつうに美味しい、というこの点が大切なんですよね。

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お昼はアルコール提供がありませんが、夕方は16:30から呑めるそうです。う~ん、いまから楽しみだのう・・・とローカルに盛り上がっているワタクシ。

他人様にとってはどーでもいい、7月の嬉しかったことを書き連ねましたけど、まあ、一番の幸せは、家族ともども健康で、美味しくお酒が呑めることでしょう。もちろん飼い猫そらも元気であります。

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さあて、今月(8月)は久しぶりに熊本での呑みが決まってるし、コロナで延期になっていた呑み会が三郷(埼玉県)であるし、川崎(神奈川県)で呑むし、札幌で呑むし、と、全国の酒場が私を待っている!暑さなんかに負けていられませんぜ。本日は以上!

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