小川 糸(おがわ いと)さんのエッセイに、いいなあ、とうなった日 [雑感]

2024年2月。

昨日から関東一円に暴風が吹いており、こおゆう日は家で大人しくするにかぎるぜ、とワタクシは自宅でダラダラ~。飼い猫を撫で、うどんを茹で(&食べ)、ビル・エヴァンス・クインテットの「INTERPLAY」を聴き、高校時代の友人に軽くメールして・・・と徹底した無生産時間を過ごしたのであります。って、今日に限ったハナシじゃないけど。ははは。

さて。

食をテーマとする雑誌「dancyu」の3月号をパラパラめくっていたところ、作家の小川 糸(おがわ いと)さんのエッセイが掲載されていました。最近はまっている小説家が梅崎春生(1965年没)つうワタクシ、近ごろのブンガクにはとんと疎く、小川糸さんを存じ上げませんでした。1973年生まれの人気作家だそうで、都会から離れた山小屋で一人暮らしをされてるらしいです。

で、小川さんのエッセイに、こんな文章があって、あ、いいなあ、と思ったんであります。

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そもそも、孤独、つまりひとりでいることは寂しいのだろうか?私は全然そうは思わない。私にとって、孤独はむしろ楽しく、歓迎すべきもの。だって孤独は自由の象徴だもの。それに、私の周りには友人たちがたくさんいる。森の木々も、音楽も、私にとっては腹を割って話せる心の友なのだ。もちろん、本もそう。(小川 糸さんのエッセイより抜粋)

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私より10歳もお若い方が、この境地といいましょうか、感覚を持ってるのってスゴイなあ。文章に無理してる感じがなく、素直なお気持ちがにじんでますもんね。不肖、私も日々「自由の象徴」たる孤独を満喫しており「心の友人」である飼い猫そら、池のカモ、きのこ、音楽、映画はては日本酒とさえも楽しく会話しています。って、そこまで行っちゃうとボケ老人じゃん。

というわけで明日、近所のシネコンで韓国映画「犯罪都市 NO WAY OUT」を観るぞぉ~となんとなく気合がはいった次第。主演のマ・ドンソクさんも良いけど、わたしゃあ、青木崇高さんが好きなんじゃ~。おっと、またぞろマニアックの沼にはまりそうなので、本日はこのへんでお終いっ。以上!

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コメント 2

nimke

「作家の小川 糸(おがわ いと)さんのエッセイ」

ワテは映画はほとんど見ないし、小説も同様、読んだのはいったい何年前かな。
その希少な読書経験として、なんと小川糸さんの食堂かたつむりがありました。たまたま知り合いの読んだ本がころがっていて、内容について意見を求められた、ってゆー経緯でした。
まあ、食べ物をテーマにしたお話だから、面白く読みました。ただ、話のつくりが不自然な感じで、っと言ったって、小説ってモンは、自然なマンマでは話にならないであろうから、ツクリ話的でなくちゃならんのでしょう。
それからたくさんの小説を小川さんはものされた様子で、ウエブで検索してみたら、近況は、海抜1600メートルの山中に瀟洒な自宅を建築、料理も楽しむが、庭でガーデニングにいそしんでいられる様子。ちゃんと愛犬ちゃんがいたはります。
その暮らしぶりは、住生活にかかる話や食べ物の話し、山中でガーデニングの様子、など、都会人があこがれる山暮らしの中からふんだんなテーマ性が広がりを見せていて、やはり小説家の中でも、情報発信力がとくに備わった性格が存分に発揮されているように見受けました。
by nimke (2024-03-05 14:28) 

門前トラビス

To nimke様、コメントありがとうございます。
当方は、小川糸さんの著作はいまだ未読ですが、都会を離れて山中の一人暮らしなど、気骨のある方のようですね。
いまワタクシは、平井呈一センセイが翻訳された英米の怪談小説(19世紀後半~20世紀前半)にはまっており、このブームが過ぎたら小川糸さんの小説にチャレンジしようと思っとります。
by 門前トラビス (2024-03-21 09:03) 

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