生ハムの酸っぱいマリネが、暑い夏にはぴったりなんですよ~。 [料理]

2023年8月。

猛暑の某日、スーパーで買った出来合い総菜をアテに、家呑みをしていたワタクシ。どうも物足りないな~とプチ黙考した結果、明日はマリネをつくるぞ!と思い立ったのであります。

なぜマリネか、つうと、ぎゅんぎゅんに酸っぱくしたマリネは暑い夏にぴったりでして、日本酒に良し、ワインに良しの嬉しいおつまみになるから、です。ちなみに好みのメイン具材は、生ハムであります。

思い立ったまでは良かったんだけど、そういや、どうやって作るんだっけ?と、5年ほどマリネ作りをしていないワタクシは困惑しました。テキトーにつくっても何かは出来るけど、材料に漏れがあるといかんですから。ここで役にたったのが自分のブログ。マリネを作ったぜえ、と10年以上前に自慢げにアップした記事を思い出し、さっそくアクセス、ふむふむ、と、昔の自分にレシピを教えてもらう体たらく

(2011年5月22日のマリネ作りの記事は→ここクリック

で、翌日。サクッと材料を購入し、台所でマリネ作りの始まりです。生ハム400g、玉ねぎ1玉、レモン5個、パセリ、クレソン、ワイン、そして忘れちゃいけないのがニンニクですね。材料を並べたら、なんだか料理上手の人っぽいじゃん。

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レモン汁、白ワイン、酢、すりおろしニンニクを混ぜたマリネ汁がこれであります。この時点では、辛(から)くて苦くてチョイと舐めただけで、ヒエ~となっちゃいます。

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仕込んでいきましょう。ガラストレイに、玉ねぎ、生ハム、クレソン、パセリを薄く敷き、その上に同じ材料を同じ順序で層状に重ねていきます。

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材料全部を載せ終わったら、例の苦~いマリネ汁をドボドボぶっかけていきます。汁が足りないじゃん、と思っても大丈夫。ラップをかけ軽く押して冷蔵庫へ収納。6時間もたてば、具材がしんなりして液面が上がってきます。具材が汁に浸った状態になったらさらに1日、冷蔵庫へ・・・。お、いい感じに仕上がっている。

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さて、ブツを小鉢に盛り付け、いざ、いただきますか!生ハムに、汁がしっかり染みております。味に苦みはありません。そして、バッチリ酸っぱいのだ!店で売ってる上品マリネではなく、荒々しいというかネイキッドというかレモンの酸味がガツン!と来るのが良いんです(あくまで私の好みですがね)。

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自画自賛でナンですけど、私が食べたいマリネは、まさにこれですよ、これ。てなわけで、それなり大量につくったつもりが、ワタクシと家の者で、朝・昼・夜、じゃんじゃん食ったため、3日も持たずして、本品はこの世から消えてしまったのでした。合掌・・・。

ところで、このマリネを呑み仲間Hさんにおすそ分けしました。そうしたら、翌日、下写真が届きました。冷製パスタに使ってみたら美味しかったです、とのコメント付き。Hさん、さすがやなあ、ただムシャムシャ食べるオレとは大違いだ。私も応用する技を学ばねば、と、新たな気づきが生まれたところで、今日はお終いっ。チャオー。

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ブラックベリーのゼリーを作る、の巻。 [料理]

2年前に家の者が、自宅庭に3種類の「ベリー」(植物です)を植えたのであります。2種類はいまひとつ元気がなく、実もそれほどつけないです。しかし、残る1種類、「ブラックベリー」は大繁茂し、今年は、大量の花を咲かせて、7月に実がいっぱいついたのであります。

繁殖ぶりは怖いくらい。小さな脇芽がぐんぐん大きくなり、油断すると、人間の通行をさまたげるブットイ枝に成長します。恐るべし、ブラックベリー!

と、まあ、そんなことより、大量の「実」をどうするか?という問題。ブラックベリーの実、ひとつだと、こんなふうに可愛らしいです。食べると酸っぱく、ほのかに甘く、好きなヒトならけっこう食べるでしょう。

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しかし、1度の収穫で、これが1キログラムも獲れるとなると、さあ大変。和食中心の我が家は、ジャムにしても使わないしなあ・・・そこで手っ取り早く問題解決する方法が「ゼリーにする」こと。冷蔵庫で冷やせば、長持ちする爽やか夏スイーツになるのであります。自分で作れば、甘さも調整できるしね。

というわけで、すばやく庭からブラックベリーの実、300グラムを収穫!

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インターネットの料理サイトをのぞくと、「砂糖につけて一晩置く」とか「濁りを出さないため実はつぶさない」なんて面倒な指示が書いてたりしますが、しょせんゼリーです。そんなん気にするこたあ、ありませんぜ。洗った実をボウルに入れ、コップの底でガシガシとつぶします。おお、豪快!

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ドロドロの果実100%のジュース状態にしちゃいます。

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この次のステップは重要です。ドロドロのブツに同量の水を加えてから、キッチンペーパーにくるんで「濾す」わけです。固形物をのぞくと、おお、なめらかな液体になった!ちなみに、濾すのに「ふきん」を使うと紫色に染まるので、使い捨てのキッチンペーパーで十分です。

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砂糖をお好みで投入(100グラム程度)。レモン汁を大匙1杯、瓶のポッカ100レモンです、なんと便利な。ゼラチン粉を入れ20分放置したら、鍋に移して、沸騰しない程度の火加減で5分ほど加熱します。ここで重要なのは、ゼラチンを入れすぎないことです。ゼラチンの袋に書いてある「適量」の半分量で充分に固まります。つうか粉袋に記載の量を入れると、すごく固いゼリーに仕上がります、良い子はだまされてはいけません(具体的には400ccの液体に、ゼラチン粉5グラムで十分なんです)。

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容器に入れて、粗熱をとったら冷蔵庫へ。。。

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ゼラチン量が少ないので、固まるのに一晩くらいかかります。焦らずに我慢我慢。

そして出来上がったゼリーがこれです。いい感じに透き通っておりますなあ。

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ひんやりしていて美味い!口当たりがなめらか!お店で売っているものに比べ、味はシンプルですが「まんまブラックベリー」なストレートさがステキですねえ。

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嬉しそうに書きましたが、今年、このゼリーを、私は何個食べているだろうか・・・食べ過ぎてキライになる前に、すべての実を収穫できれば良いのですが。しかし、まだ赤い(=これから熟す)実が、庭に控えておりますしねえ。むむむむ。。。

全くハナシは変わりますが、ベリーつながり、で思い出しました。「マイ・ブルーベリー・ナイツ」という映画。良かったですねえ。ジャズシンガーのノラ・ジョーンズさんが主役を演じて実にキュート。ジュード・ロウさんはかっこいいし。地味だけど、ああいう映画、大好きですよん。

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10月は旬の(?)海鮮料理、に徹底挑戦したのであります。 [料理]

そろそろ10月も終わりに近づきました。強烈な台風が二回も来たのは驚きでしたね。

10月は魚介の旬なのか、ワタクシ、いろいろなところで「海鮮料理」を食べたのであります。今日はそれを自慢げに報告しちゃおう、という主旨。前置きは余計ですね、さっそくいきましょう。

最初は大阪です。梅田駅から徒歩10分、北新地に近い居酒屋さんで食べた「刺身盛り」。感動ポイントはお店の方針なんですね。「ある時刻を過ぎると、多くのメニューを半額にしちゃう」豪快さであります。閉店間際なら分かるけど、ずいぶん早い時間から、半額に見切るのが太っ腹。経営、成り立つの?と店員さんに質問すると「余って捨てるくらいなら、半額で提供します」とストレート回答、いいね!この刺身盛り、ドーンと半額で約700円。安いわ。大阪にいったときはこのお店で半額メニューだけオーダーするかあ、と狙いを定める、ホント、せこい私でありました。

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・・・と一緒に飲食いしたOさんと話しつつ、居酒屋を出ると、コンビニで酒を購入。サラリーマンのお約束どおり宿泊先のホテルの部屋で二次会です。Oさん、ピーナッツチョコで酒とは恐るべし。

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私はおちゃらけております。ただし何をしたいのか、自分でも分からず。

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野郎二人がビジネスホテルで酎ハイ。。。大阪の夜はこうして終わる、はああ。

次は山形県の酒田市です。ワタクシと双璧をなすクソ野郎Yさんと、シゴトのあと酒場に繰り出して、地酒「初孫」に、肴はイカ刺身。わはは、日本海、万歳!であります。

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ほかに「カツ煮」「焼き鳥」「秋刀魚(さんま)塩焼」もからめ、満足いっぱい腹いっぱいで店内で無駄にポーズを決めるワタクシとYさん。ノンベイ、グダグダの図。

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酒田の美味いもん体験はこれで終わりません。翌々日、酒田港ちかくで多くの観光客も集まる「海鮮どんや とびしま」という大型食堂で昼飯です。美味い定食&どんぶりを目当てに、どえらい数の客が集まっており、列に並ぶこと約10分間。

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ワタクシは「板前膳」、1260円也を堪能させていただきました~。船盛り刺身のビジュアルに驚き、次にその美味さに驚き、うはは~幸せ~どうだあ、って、誰に自慢だよ。仕事中なので酒呑めないのは残念ですが。

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さて次。どんより曇ったこの風景はワタクシの地元、北海道であります。

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終始、雨に降られましたが、観光目的ではないの天気はどうでも良いのであります。ここでは札幌すすきの近く「雪華亭」さんでいただくカニ、を自慢します。なんたって、ひとり毛ガニまるごと一匹というか一杯に、ずわいガニのしゃぶしゃぶ、つう豪華さです。見たマンマで美味いのは当たり前って感じです。

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そして「日本酒にもっとも合う肴」と私が日頃より主張する、カニみそ、が圧巻でした。さきほどの毛ガニの甲羅をぱかっと開けると、ハンパなくジューシーな「みそ」がどーんとお出まし、これと北海道の地酒「国士無双」と合わせると昇天しそうな幸福感であります。はあ~あ~。

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語彙貧困に、美味い美味いを連発、うははと笑い、どうだ、と自慢するしかないでしょう(←日本語がめちゃくちゃですな)。

さて10月を締めくくる海鮮料理は、名古屋の和食「一刀」さんでいただいたアオリイカと焼きカマ(たしかカツオと記憶してますが・・・)。料理の美味さもさることながら、お店の雰囲気がバツグンでして、日本酒の品揃えも素晴らしい。お店の方は気さくで明るく、単純なワタクシ、「名古屋ならこのお店だあっ!」と、即時、決めつけちゃっております。

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この写真を撮った二日後に風邪で寝込んでしまいましたが、海鮮、美味かったあ・・・と、例によって、まとまりなく、今日の記事はお終いです。グーテン・ナハト!

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おでんは、自分のつくったものが一番美味い!・・・と勝手に思う日。 [料理]

2012年12月。

12月も後半となり冬らしくなりました。早朝の冷え込みに出かける気も失せますが、サラリーマンの悲しいところで、寒さにめげずに会社に向かう、あるいは出張先へ移動する、これが日々の生活よ。嗚呼。

さて、冬といえば「おでん」であります・・・と唐突に本日のテーマへ移行。

会社帰りに下町酒場に寄って熱燗を傾けつつ、おでんをつつくのは大変グッドと思います。が、ワタクシ、自分の作ったおでんが一番美味いと固く信じているアホなのでした。なんという、うぬぼれ野郎だ。

先日。「今日はおでんを作ります。したがって今後2日間は3食がおでんとなる!」と家の者に宣言、ご近所のスーパーヤオコーへと向かうと、だいこん、たまご、ちくわ、さつまあげ、こんにゃく、しらたき、はんぺん、こんぶ、いわしつみれ、ちくわぶ、etcの材料を大量に購入。

そうです。おでんは大量に作るから美味しい、のであります。正確に言えば、大量ゆえに1日目で食べきれなかったおでんに、翌日ぎゅんぎゅんに味が浸み込み、さらなる美味に成長するのであります。つまり、1日目は「前夜祭」翌日が「本公演」とでもいいましょうか。

食べ物の話を文章でダラダラ書いていてもしょうがないので、実物をご披露しましょう。出来上がったおでんがこれ。我が家の一番大きな鍋に、あふれんばかりの具材だあ、どうだっ!

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出汁は昆布とかつおで濃いめにとりますが、塩味はごくごく薄めにしてあります。おでん屋さんにありがちな濃い味付けは店でいただくぶんにはOKですが、自宅でダラダラと食べ続けるなら、食べ飽きない薄味は絶対条件なんであります。勝った!・・・って誰にだよ。

薄味でもしっかり味は浸み込みますんでね、自分で言うのもナンですが美味いわあ!

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具材ごと、煮え具合が自分好みになるよう、作るさいは時差投入してますんでね、食感も言うこと無しであります。ふふふのふ。てなわけで、今日の結論=「おでんは自分でつくったものが一番美味い!ついでに安い!」・・・と、悦に入ってるオレ、なんておめでたいんだろう。あははは。


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秋のパン作り・・・美味い!と自画自賛。 [料理]

趣味とまでは言えませんが、たまに「パン作り」をする私です。当ブログでも、製作過程を何度か掲載しましたっけ。

材料を投入し、電源入れると勝手にパンができあがる「パン作りマシン」が一時人気でしたね。でも私はマシンを使わない「手こね派」なのであります(ちょっと自慢?)。手づくりへのこだわり、ではないですが、小麦粉を手で混ぜて、こねて、ペッタンペッタンと板に叩きつける作業こそが、パン作りの醍醐味ですよ、こんな面白い作業を機械に任せておけるか!

とはいえ、数百グラムの小麦粉生地をこね続けるのはかなりの労働。10分も続けると、体は熱くなり、手はだる~くなります。暑い夏には向かないですね。逆にいえば、寒くなった今頃がちょうど良いんです。

さてさて自宅の食材棚を物色すると、いい塩梅にパン用強力粉350gを発見。砂糖、塩、バター、ドライイースト、牛乳を投入したら、あとは必死に「こねる」。いけねえ、くるみ、レーズン、チーズといった「具」がないなあ・・・と、しばし考えて、インスタントコーヒーの粉を生地に混ぜこみました。これがちょっとした「味付け」です。どうすか、この柔軟性?

練り終えた生地をボウルで一次発酵(45分)、寝かせ(45分)、形成して、さあて二次発酵するぞ、という状態が以下写真であります。

二次発酵(35分)を終えると、小分けした生地がぷくーと膨らみ(真ん中写真)、これを190℃のオーブンで15分間焼きますと、良い感じにパンの完成!であります。パチパチ。

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写真では分かりづらいですが、焼きあがりパンの熱いこと・・・当り前か。

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1個を割って出来上がりをチェックします。パン作りの師匠から「重要なのはオーブンの『クセ』を掴むこと。温度さえ間違えなければパンは失敗しない」という名言を守り、バッチリの出来上がりです。

そして自分で言うのもなんですが、美味いなあ!

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パンって材料費が安いわりに、大量に出来上がりますね~。職場で配ったりで、翌日にはあっけなく皆様の胃の中へと消えました。

作って楽しい、食べて嬉しい、良いです、パン作り。未体験の方、チャレンジしてみてはいかがでしょう?全工程3時間、けっこうな達成感を味わえます。なにせ自分で作ったパンは無条件に「美味い」ですからねえ。ふふふのふ。

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パン作りを失敗。やはり師匠のお言葉は深いなあ、と改めて気付いた日。 [料理]

先週のことですが、久しぶりにパンを作ろう、と思い立ったわけです。

パン作りは昨年5月にもブログに書きました(記事は→クリック)、そこで「発酵と焼き方さえ間違えなければ、パンは失敗しない」と、私はエラソーに述べたわけです。

ごく例外を除いて、パンは全材料を最初に混ぜるため、材料の分量さえ間違えないかぎり「味」には失敗がありません。ただし発酵と焼きでミスをすると、あっけなく、食感ムチャクチャな失敗作ができあがるわけです。

さて、先週、私が作ったのは「くるみパン」でした。

家を引っ越した昨年11月以来、パン作りからご無沙汰だった私、多少の不安はありましたが、まあ、記憶をたよりになんとか作れるだろ・・・とタカをくくったのが敗因でした。以下、「パン作り、失敗までの道のり」であります(うーん、なんとネガティブな題目であろうか・・・)。

ほのかな紅茶テイストにしようと、会社の後輩Kさんからいただいたロンドンお土産の紅茶葉から、少し濃い目に色を出します。

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塩はこだわりの「五島列島、しまそると」!(たぶん、パンの味に関係ないけど)。

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300gの北海道産小麦粉、バター、砂糖、塩、紅茶水、少々の牛乳、くるみ。全材料をパンこね板の上で、こねてこねて(ふーーっ、夏はキツイ!)・・・途中はしょって、二次発酵前の状態がこれですね。

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二次発酵で、ここまでタネが膨らみます。

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上から小麦粉をパラパラとふりかけて・・・

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で、焼きあがった状態が、ジャーン!これであります。

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一見、な~んの問題もなくパンが出来あがったように見えますが・・・。

自慢しようと、翌日、職場に「作品」を持参し配布。で、自分でも一個食べてみたところ、そこで気がつきましたね、失敗したことに

ずばり焼き過ぎだったのです。焼きが長かったため、しっとりさが失われ「ぱさぱさ食感」になっているぞ・・・ありゃあ、やっちゃった。

あれほど師匠から「発酵」と「焼き」には注意せよ!と言われていたのに、教えをおろそかにし、15分焼くべきところを、つい20分も焼き、水気がすっかり飛んだという・・・申し訳ございません!師匠!

今後は己を過信せず、レシピを復習してから作業することを誓います!

・・・って、高校野球の選手宣誓かよ?

ちなみに、パン作り趣味の方のほとんどが、「焼き温度」と「焼き時間」を超重要ファクターだとおっしゃいますね。やはりこれが、パン作りの肝、いや、金言なのでしょうね。

そういえば、以前、パン作りとデューラーの「メランコリア」が好き、という美人と仕事でおつきあいがあり、彼女も同じことを言ってたなあ。まあ、私は、パンの話よりも、「メランコリアが好き」という発言のほうに食いついちゃいましたが・・・。

私も大好きなデューラー作「メランコリア」、こんな作品です・・・って、今日はそんな話題だっけ?まあ、いいか。

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夏には「マリネ」を作るのであります。 [料理]

2011年5月。

料理のレパートリーは少ない私ですが、思い出したようにパン作りなどしちゃいます。何事も「作る」ってのは面白いわけで、テキトー&気紛れに楽しんでおります。

さて、関東も暑くなってきました。暑い季節にピッタリな料理といえば「マリネ」であります(強引?)。というわけで、本日は料理ブログをまねて「私の作るマリネ」の御紹介であります。パチパチ。

自分で作るなら、ガツーン!と酸っぱいやつが良いですね。市販品は味が大人しすぎますもん。で、どうすれば酸っぱくなるか?といえば簡単、レモンをどっさり投入すればヨロシイ。えーっ?それだけ?と思うでしょうけど、ハイ、それで全く問題ありません。

さらにラジカルに挑戦するなら「ハーブ」の種類と量を変えるんですね。ネットでレシピを観ると、肉料理には○○が合う、とか、魚には○○が合う、と知ったふうなことが書いてありますが、そんなこと鵜呑みにせずバリバリとハーブ投入だぜ。食べてみてギャッ!となったら、それも勉強・・・でも、滅多に失敗はしませんよ。なぜなら3日間もマリネ汁に漬ければ、ハーブ類は融合し、いい感じに「馴染んでしまう」からです。その意味ではハーブは多いくらいでちょうど良い。(ただし、ブラックペッパーは量に注意です。ブラックペッパーの味で、せっかくのハーブの香りがかき消されてしまいます)

てなわけで、材料をサクッと揃えますかね。

生ハム(高級品の必要なし、薄切りが良い)。玉ねぎ(2個)。好きな野菜(葉っぱもの)。レモン(6個)。酢。白ワイン。にんにく(必須)。そして好きなハーブ。

にんにくをすりおろし、レモンを絞り、テキトーに酢と白ワインを投入し、マリネ「漬け汁」を作ります。配合はネットのレシピなど無視。「ゲエッ」と思うくらい酸っぱくし、にんにく臭たっぷりにするのがワタクシ流。

玉ねぎは切って水にさらすようなことはせず(苦味が良いのだからね)、四角いガラスパッドに、玉ねぎ、生ハム、葉野菜、玉ねぎ、生ハム・・・と層になるよう重ねます。途中テキトーに乾燥ハーブをかけます。タイム、ディル、ローズマリー、パセリ・・・ただし種類は多くせず、2種類くらいに抑えるのが無難でしょう。

塩を加える必要はありません。生ハムの塩気がしみ出しますので、それで十分です。

具を詰め終えたら、例の酸っぱい漬け汁をかけます。かけた後、表面をラップで覆って、上から手でグイグイ押す。そうすると、汁がしみ出して全体が平べったくなります。この状態で冷蔵庫へ。

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気の短い方には酷なハナシですが、漬けて1日目は酸っぱいわ、にんにく臭いわ、玉ねぎは苦いわ、ハーブ臭はブンブンだわ・・・なので、食べることはお薦めしません。

漬けて3日目。玉ねぎがしっとりし、にんにくとハーブが汁に溶け込み、このあたりから良い感じになってきますね~~。下写真だとイマイチ分かりませんが、汁はしっかり具材と融合しております。

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皿に盛ってみると、いやあ実にヨロシイ。

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ガツン!と酸っぱいけど、しっとりしており、ほのかなハーブ臭が「いかにも健康に良い」みたいな。冷蔵庫で10日間は持ちますが、日が経つほど玉ねぎがクタクタになるので、食べごろは5日目くらいでしょうかね。

メインの具材は、生ハムが一番楽です。サーモン、エビ、イカ、貝などを使っても美味しいですが、加えるハーブを間違えると、とんでもない作品が出来上がります。魚貝の生臭さは手ごわい、ということでしょうか。

そんなわけで、実にイイカゲンな我流の生ハムマリネ。簡単に出来るうえ夏にピッタリ。出来合いの市販品にはない豪快な(?)味付けが出来ますんで、興味のある方は、ぜひチャレンジしてください。ちなみに、2日目くらいに味がイマイチと思ったら、後からレモン汁やワインを加えても全く問題ありませんよん。ご安心を。

うーーーん、今日は、いっぱしの料理ブログのようだぜ。

生ハムのマリネごときでここまで語るとは、ある意味すごいな、オレ、と自画自賛。本日は以上!


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スピーカー試聴会(その1)。まずは昼飯のパスタだぜ! [料理]

先日、オーディオ仲間の青兄さんと、我が家で「オーディオ試聴会」を開催しました。(青兄さんブログにも当日の記事があります。)本日は、その報告第一弾!

今回聴く製品は、GWに、青兄さんと秋葉原で試聴し「これだ!」とツボにはまり購入した英国モニターオーディオ社のスピーカー「ラディウス180HD」です。我が家の寝室の壁にがっちりマウントされ、スピーカーケーブルもオヤイデ製の「それなり」にバージョンアップ済み。ふふふ。(関連記事はこちら→クリック)。

リスニング環境が整ったところで、お気に入りCDをラディウスでガンガン聴いちゃおう!以前のタンノイと聴き比べてみよう!・・・という、オーディオに無関心の方は、まったく食いつけない極私的ローカル企画なのであります。どうだ、まいったか(開き直り?)。

試聴会当日。梅雨時期にもかからわず、しっかり晴れだぜ、ラッキー!

昼前に最寄駅(東京メトロ行徳駅)で合流した青兄さんと私。まずは、昼飯を作るためスーパーマーケットの食料品売り場へ移動します。材料を仕込んだ我々、我が家に着くと早速、料理作りを始めます・・・・といっても、私は食器出すくらいで、大半は青兄さんが作ったのですがね。

あはは、オーディオそっちのけで料理の話だな。今日は。

青兄さんと私が挑戦する「男子ごはん」、それはパスタであります。にんにく、鷹の爪、オリーブオイルを利かせたシンプルなヤツ。ふふふのふ。

まずは、にんにくスライスを、オリーブオイルでしっかり炒め、玉ねぎ、鷹の爪を投入。 

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マシュルームと、ツナ缶を加えてさらに炒めます。 

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フライパンに茹であがった麺をどどんと入れて、上記の具とからませ皿に盛り付け。 おお、美味そうだわあ。

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シンプルパスタ、見事に出来上がり!じっくり炒めたにんにくが実に良い「ベース」を作っており、鷹の爪の辛さも絶妙でありますね。お店のパスタと違って、塩味は薄めにしているので、アラフィフ2名にピッタリであります。

二人でパスタ300gって、けっこうな量で、皿に盛り付けたとき一瞬、ギョッとしましたが、青兄さんも、私もサクサクと完食です!味が濃くないのがいいですよね~。笑顔で食べる青兄さんをパチリ。 

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うーん、美味い。青兄さんいわく、「一缶入れたはずのツナは、どこに消えたのか?」と悩んでいましたが、隠し味(?)にしっかり入ってましたよ。

ということで、野郎二人の悪戦苦闘(でもないか)は結果バッチリ!食後のコーヒーを飲んだら、いよいよ、スピーカー「ラディウス」の試聴であります。その件は次回ご報告。


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パンを作る、の巻。 [料理]

多趣味ではない私ですが、われながら「これは役に立つ」と思う趣味は、

    パン作り

であります。そう、あの「食べる」パンです(強調する必要もないか・・・)。

安い費用でごっつい量の「主食」が出来る。材料を変えたり分量調整して変化を楽しめる。スーパーで売っている市販品より美味しい(気がする)・・・単なる自己満足ですけどね。

さらに、職場で手作りパンを配ると「すごいね~美味しいね~~」と褒められ、私のピノキオの鼻はどこまでも高くなるのでした。うーん、単純。

パン作りを始めたのは数年前。知合いの作ったパンに「美味いっ!」と感動してたら、その方、こともなげに「パン作りなんて、どうってことないよ」とおっしゃるのです。いわく、① 材料の分量を間違わない限り、「味」で失敗することはあり得ない。② 発酵と焼きがポイントだが、オーブンレンジの性質を一度把握してしまえば、その後は失敗しない。

・・・うむむ、調理というより、機械の組立てみたい。

吉田兼好センセイの「少しのことにも、先達(せんだち)はあらまほしき事なり」の名言に従い、鍛練(?)を積んだ私、いまやルーチンワークのごとくパン作り作業をこなします。

材料の小麦粉(強力粉)は、カナダ産がお得(安い)ですが、私の出身地である北海道に貢献すべく、美瑛産「春よ恋ブレンド」を選択しました。小麦粉にしては高価です。1kgで450円くらいですけどね。

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小麦粉240gに、ロースト胚芽10gを加え、出来上がりを薄茶色にしてみましょう。

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今回の新たな挑戦は「ゆず」のピールを加えること。オレンジピール、くるみ、チーズ、レーズンは使ってきましたが、「ゆず」は未経験。すっぱいパンは変かあ?チキンな私、ゆずを80g(適正量?)投入する勇気が無く、半分の40gに抑えてしまった。この行為が、失敗へつながるとは、その時の私には知る由もないのでした・・・(時代劇風にまとめてみました)

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ゆずピール以外の材料(小麦粉、バター、塩、砂糖、イースト、水)を混ぜ、必死に手でこねます。これが大変な作業。グルテンが形成され、材料が手につかなくなるまで頑張らねば。 

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「こねやすさ」ではカナダ産小麦が良いです。あっという間に固まりますもん。今回の国産小麦は、なかなか固まってくれない・・・。よいしょ、よいしょと、休みなく30分。へとへとです。

例の「ゆずピール」を投入し、ボウルで一度目の発酵(35分)させてから、タネを取り出し20分間、寝かせます。仕上り個数に分け、オーブントレイに並べたら、二度目の発酵。これが2次発酵前。

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発酵時間によって、パンのふわふわ度が変わるのですが、私は、ねっちり重たいパンが好みなので、発酵は短めで終わらせます。それでも以下写真のように膨みます。 

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こいつを180℃のオーブンで、15分間焼くと・・・見事にパンの出来上がり~~。 

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さっそく食べてみます、・・・あ、あ、熱い~でも、美味い!

ん、ところで「ゆず」はどこへ行った?

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ゆず投入量40gは、やはり少なかったようです。蛸の入っていない、たこ焼き!?ほんのり、ゆず味はするのですが、それゆえ「入れるなら、もっと沢山入れろよ!」とツッコミたくなりますなあ。

材料をこねる→発酵→成形→発酵→焼き、まで正確に3時間。休日午後、ボンヤリ過ごすなら、パン作りをお薦めしますね。夕食のおかずを作るのとはちょっと違って、出来あがったとき「物を作った!」という妙な充実感があるんです。うふふふ。


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後輩からいただいた和歌山県の梅干しが、すごく美味しい、という話。 [料理]

先日、会社の後輩Kさんから、和歌山お土産の梅干しをいただきました。

梅干しの本場といえば、何といっても紀州、すなわち「和歌山」ですからね~。

いただいた梅干しは「宝梅 紀のなごみ」という。一見すると、和菓子みたいに、黄色い可愛らしい袋に入っております。

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さらに、この袋の中で、梅干しが1個1個、小分けに袋詰めされている、という丁寧さであります(下写真)。おお~~、すでに高級感が漂っている!

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で、いただきましたよ~。

ガブっと梅干しだけで頬張ってみます・・・・うお、酸っぱい!(って、当り前か)。美味しいですね~。じっくり手間をかけて作られたものに特有の、手ごたえと味わいがあります。そういえば、外見も色艶が良く、見るからに美味しそうですもんね。

私が普段買っているスーパーの店頭に並んでいる梅干しって、べちゃっとしているか、または、湿っぽさがなくて乾燥しているか、ですが、「紀のなごみ」は柔らかさが絶妙、なのであります。

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2個目は、ちょっともったいない使い方だけど、焼酎お湯割りに梅干しを入れてみます。普段は、この飲み方はやりません。基本、焼酎はロックですが、今回は「梅干し」を味わってみたくて・・・

これがまた良し!上品な酸っぱさがナイス!

Kさん、素晴らしいお土産、どうもありがとうございました!!


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