妙に食べたくなる味・・・名古屋の「ひつまぶし巻き」 [旅]

たまに、妙~に食べたくなるもの、ってありませんか?

たとえばラーメン。トム・ヤンクン。ポテトチップス。「食べたい!」と思いはじめると、激しい渇望感に襲われますよね~。レオナルド・ディカプリオにインセプションされたのでは?と感じるほどです。ちなみに、映画「インセプション」については、私の映画ブログを参照くださいね(記事はこちら→クリック)・・・って、別ブログのPRかよ!

話を戻しましょう。

出張の際に「新幹線を名古屋で乗り換える」ことがあります。東京から名古屋まではのぞみ、名古屋からこだま、というパターンですね。そんなとき、妙~に食べたくなる名古屋の駅弁があるのです。

それがこれ! 

ひつまぶし巻き1.jpg

名古屋名物ひつまぶしを、海苔巻きにした、そのまんまのネーミング

「ひつまぶし巻き」である。なんて分かりやすいんだろう。で、記事に取り上げておいて言うのもなんですが、この商品は、

それほど美味しくないのである(うわーー言うか!?)

それほど美味しくないのですが、「新幹線を乗り換える」という特殊(?)状況下において、むしょうに食べたくなるんです。「ホームで駅弁を買っている間に、新幹線に乗り遅れるのでは?」という根源的不安が、ひつまぶし、というキーワードと相まって、対象への希求を高めているのでしょう、まさにエロティシズムとは死に至るまでの生をたたえること(BY ジョルジュ・バタイユ)である・・・って、話が全然違うだろっ!

とりあえず、ひつまぶし巻きを開封してみましょう(それにしても立派な包装だ)。

ひつまぶし巻き2.jpg

濃いめの甘しょっぱい醤油味ご飯がなんとも良いですねえ。具はもちろん、うなぎ。ひつまぶしってこうゆうもんだっけな?と思いつつ、しっかり「ひつまぶし」している点に感動です。

これこそメルロ・ポンティのいう「対象と自己の二反対立を超越した瞬間」なのでしょう・・・って、もう~訳がわかんねえよっ!(最近、哲学づいている私です、スイマセン)

そんなわけで、ひつまぶし巻きを食いつつ、猛暑の近畿地方で出張業務をこなす私でありました。暑いの大好きですよ。それこそがサルトルのいう「実存」ですから・・・って、哲学はもういいから!


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コメント 4

青兄

おおお、メルロ=ポンティ ですか。何言っているのか、さっぱり分からないですね、私には。

ちょっと前に読んでいた本にたびたび引用されていました。

” 見ることと見られること、触れることと触れられることの可逆性と言う 「 感覚の反射性 」 が、諸感覚のあいだ、さらには自他のあいだへと転写されるという、メルロ=ポンティ の癖のような思考がここにこだましている。”

なんのこっちゃ? さっぱり分からん。困ったもんです。今度じっくりと解説をお願いします。
by 青兄 (2010-07-31 17:03) 

門前トラビス

To 青兄様、コメントありがとうございます~。
いやあ、訳わからないですよ~メルロ・ポンティ、フッサール、読みながら「いいかげんにしなさいっ!」と本にツッコミを入れたくなりますよね。
一見すると、人間(主体)と物質(対象)の関係性を、過去とは違う観点でとらえようとしているのか?と思いきや、途中からむちゃくちゃになります。
ちょっと妄想とか、幻覚が入ってない?と言いたくなるラジカルさですよね。
音楽家でいえば、ごった煮ロッカー(?)のフランク・ザッパ、といったところでしょう・・・無理やり?

しかし、訳のわからなさでは、記事にも書いたバタイユが極北ですよ~~。彼の思想書は、ある意味、小説以上のドラマチックな「無理難題」満載ですから。

「それは○○にとって、特殊であり、かつ普遍的なのである」・・・おいおい!どっちだよ!?

究極の名言は「哲学は言葉で語るものだ。私の思想は言葉で語るものではない。すなわち哲学ではない。私の考えは、言葉で語ったとたん違うものになるのだ」・・・って、じゃあ、あんたの書いた本を「言葉」で読んでいるオレの立場はどうなるんじゃい!
・・・と、痛快なツッコミまくりが最高に嬉しいです。

この手の思想本は、心霊写真集のように、うさんくささを楽しむものなのでしょう。そうゆう読み方をすると、意外にも「分かったような気になる」から不思議ですね~~。絶対分かってないんだけど、たまに、背中のかゆい所に手が届いたような瞬間がありますね。
いずれにしても「笑えます」。
by 門前トラビス (2010-07-31 22:15) 

Lotta

「ひつまぶし」っていう言葉は知っているのに、どうしても「ひまつぶし」とまず、読んでしまいます。哲学的に解釈すると、これってなんなのでしょうねぇ。
by Lotta (2010-07-31 23:25) 

門前トラビス

To Lotta様、コメントありがとうございます。
実はかくゆう私も、しばらくは「ひまつぶし」と読み違えていたわけです。
「ひつまぶし」という言葉に、馴染みのなく、しっくりこなかったためでしょうね。(まあ、いまだに妙な言葉だとは思いますが・・・)

哲学的には解釈困難(?)なお題ですが、整いました。
これは「ムーアの自然主義的誤謬」といったとこでしょう!
ひまつぶし、を概念として把握できないゆえ、ひつまぶし、に置き換えた、という・・・・訳分かんないよ!やっぱり!(結局、このオチになりますね~)
by 門前トラビス (2010-07-31 23:58) 

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