高校時代の同級生と、25年ぶりに呑んだハナシ。愉快なおバカ、は最高だぜ。 [宴会、呑み会]

2023年5月。

数週間前のことでナンですが、友人Iと25年ぶりに呑んだくれたつう極私的なハナシであります。Iという男は、札幌の高校の同級生で、1979年(44年前!)に同じクラスでした。私も他人のことは言えないが、こいつ、陽気で愉快なおバカさん、なんであります。

ネタは尽きませんけど、たとえば、ワレワレ(私+I+他数名)は土曜日、湯桶を持参して登校し、放課後にみんなで銭湯に行ってましたなあ。ご近所のおじいちゃんかよ!

あまりにもアッケラカンとした言動に、Iの当時のあだ名は「少年」。一方のワタクシは「アメン」(由来は微妙)。ま、どうでもいいけどね。いま、Iは東京に住んでいて、ワタクシは千葉県在住。年賀状のやり取りはしてるものの、25年前に銀座で呑んだのを最後に対面機会がなく、今に至った、つうわけであります。

で、昨年、定年退職してヒマ人になったワタクシ、Iと連絡を取り合いやってきました、東京都の大森へと。1軒目は良い子が大好きな町中華。住宅街にたたずむ「旭家」さんでございます。

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開店時刻(16:30)に店内で合流したIとワタクシ。44年前の高校の同級生、当時は10代のワカモノが、今となっては二人とも60歳の還暦オジサンだ。いや、オジイサンだ!などと、どーでもいいネタで大笑い。

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相変わらず絶好調のヤツのノリに、このあと2時間、腹の筋肉が切れるんじゃないかと思うくらい、私は笑いに笑ったのであります。少年(←ここからは、Iをあだ名で呼ぶ)は、まあ、高校時代の細かい話をよ~く覚えていて、いちいち笑えるのですな。

修学旅行で、民族衣装をきた大柄な黒人さんにしつこくウイスキーを勧められて泣きそうになった話、とか、一言で場を凍らせるクールなO(あだ名はダースベイダー)、担任のK先生の口癖、数学のT先生の物真似・・・もうネタの宝庫ですよ。いやあ、恐れ入った!

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ひとしきり中華を楽しんで1軒目を撤収。旭家さんのご主人にお願いして、店前で記念写真じゃ。

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勢いがついたワレワレ、当然2軒目へ移動します。居酒屋「たくみや」さん。地元(大森)の方も、ラーメン屋と勘違いしているのではないでしょうか。ここ、ラーメン、推し過ぎだもんね・・・。

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店内にはいってみれば、ほら、チャンと居酒屋でしょう。居心地が良いんだなあ~。さっそく日本酒をオーダーする少年。

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で、訳のわからんことをムニャムニャつぶやいとるな、と思ったら、少年は席に座ったまま、眠りに落ちていたのであります。ひえええ~。

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2名呑みでゼッタイにやっちゃいけない「酒場寝」の大技が出ました~。多少ムッとしているワタクシ。

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怒りの表現のため、ブルース・リーの表情に寄せたんだけど、お分かり?

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幸いにも、5分ほどで覚醒した少年、その後は酔いがまわりつつ最低限の会話は続けておりました、エライじゃん!

いやあ、それにしても楽しい夜だったなあ~~。こうやって、当時、仲がよかった同級生と話をすると、忘れていたネタが次々に掘り起こされ、新鮮ですらあります。学校が好きでも嫌いでもなかったワタクシですが、高校時代は良かったなあ~とチョイ思った次第。嗚呼、センチメンタル・ジャーニー。♪ 伊代はまだ16だから~~♪。

しかし。私は知っている。昔が良かった、と感じる理由を。以下はショーペンハウアー先生の名言であります。

「思い出はすべてを寄せ集め、実際そうであったよりもはるかに美しい像を生み出す。思い出が、このように美しく見えるのは、それが今は存在していないからである

おおっと、最後はシニカルな空気になっちゃいましたね。いや、そうだからこそ、昔のできごとを楽しく語り合える友人は大切なんですぜ、と強引にまとめて本日は以上!

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地震で電車が遅延。京成電鉄の駅員さんのアナウンスに外国人は困惑、日本人は苦笑い。 [日常]

2023年5月。

昨日(5月26日)の21:30。出張先からヒコーキで成田空港に到着、自宅へ帰るべく京成電鉄の成田空港第2ターミナル駅へ行ってみると、ありゃあ~~。電車が動いてないじゃん。

夜7時ころ発生した地震の影響で、ダイヤが乱れているという。ま、首都圏の鉄道なんて信号故障、人身事故etc、いろんな理由でしょっちゅう遅延するから「あ、そう」くらいの感想しか出ませんけどね。しかし!今回は、京成電鉄さんの対応に、ナイスなツッコミどころがありましたので、書きたいと思います。

まず、駅構内の運行表示器に「DELAYED(遅延)」の文字が出たきり、再開見込みや遅延度合といった情報がまったく出てないのです。成田空港からの京成線は「京成本線」「北総線経由」の2ラインあるのですが、どっちにも表示が出ていない。これは困る。

スタッフさんは手が回らないのね、つうか、スタッフさんも運行状況を把握できないのね、と百歩譲って表示器の件は同情するとして、納得いかないのは「構内アナウンス」なのでした。状況が分からんとしても、ホームで待っている客に対し、なんらかの説明はあるべきです。な~んのアナウンスもない、ってのはどうなのよ、と思ってしまう。ここ1,2か月で劇的に増加した外国人観光客の皆さんなんぞ、でっかいキャリーバックを脇に置いて、実に不安そうな様子であります。

で、やっとアナウンスがホームに流れたんですがけど、それがこの日の一番のツッコミどころ。

少々説明がややこしくなりますがご容赦を。成田空港駅では「スカイライナー」という高速特急(特急券が必要)と、「アクセス特急」という普通速度?の特急(特急券は不要)が同じホームから出発します。外国人観光客は早く東京に着きたいのでしょう、だいたいスカイライナーを使うんですね。

さて、運行調整の都合なのでしょう、この日、本来、スカイライナーが先に来るところを順番を入れ替え、先にアクセス特急が来たわけです。事前アナウンスがあったので、特段、問題なし・・・のはずですが、ぎあゃーん、ホームはちょいとしたパニックになったのでした。

なぜか?外国人観光客がどっさりいるというのに、アナウンスが、日本語のみ、だからです。

「この電車はスカイライナーではありません!」「一般電車です!」といくら叫んだところで、外国人にはチンプンカンプン。それでも飽きずに日本語アナウンスの連発。いや、日本人はもう理解したから、外国人のために英語で言ってあげたら?と脳内ツッコミしたとき、どこぞのサラリーマンさんがポツリと「日本語オンリーか・・・」とつぶやいたので、ちょい嬉しかった。

流暢じゃなくていいのですよ。「Attention!This is Not SKYLINER!」「This is Local Train!」くらいは言ってあげてよ、と思う。ホームでは、親切な日本人(乗客)が欧米人に説明したり、はからずも国際交流?これが京成電鉄の狙い??いやはや、面白かったなあ。

さて本題です・・・って、今までは前置きか!前置き、ながっ!

京成電鉄さんのナイスなアナウンスから、ある映画を思い出しました。ウディ・アレン監督「それでも恋するバルセロナ」(2008年)です。スペイン旅行(だっけかな?)に来たスカーレット・ヨハンソンさん演じるアメリカ人女性が、現地のイケメンちょいワル(ハビエル・バルデム)にのぼせていると、ちょいワルの妻(ペネロペ・クルス)が現れるんですなあ。このかみさん、鼻の下をのばしたダンナに怒り心頭、ダンナ+アメリカ人ねえちゃん相手に、ギャンギャンわめくのですけど、言葉が、スペイン語なんです。叱られてるダンナ、興奮しているカミさんを何度か「In English」(英語で言え!)とたしなめる。ま、それだけのハナシなんだけどね、京成電鉄さんの熱のこもった日本語アナウンスには、まさに「In English!」つうツッコミがピッタリでしたな。

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あれ、長く書いたわりに中身が薄かったですね、失礼。

そうそう、この映画で、スペイン語でまくしたてたペネロペ・クルスさんは、見事、アカデミー助演女優賞をゲットしました。いっぽう、昨日の京成電鉄さんは、日本人乗客の苦笑いとツッコミをゲットしました。う~む、この違いは・・・って、同じ土俵で比較かよ!

と、無理やりボケて、ソイ・ハポネス(←私は日本人です、のスペイン語)とつぶやいて本日は以上!

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札幌法務局の方が親切なので、ガンガンやる気がわいたハナシ。 [旅]

2023年5月。

先週は5日間を北海道の札幌市で過ごしたワタクシ。この季節って観光にうってつけだもんねえ・・・という愉快な理由は一切なく、用件があって札幌の実家に帰省していたのであります。

用件ともったいつけちゃいましたが、ずばり「相続登記」の手続きです。昨年、母親が90歳で亡くなったため、母所有の実家(マンション)の名義変更をするのです。にわか仕込みの知識ですが、ニホンコクではこれまで所有者死亡の不動産名義変更に期限が無かったんです。しかし、放置廃屋が問題視されたのか「所有者死亡の場合、3年以内に名義変更(相続登記)すること」が義務化されるらしい。だから、というわけじゃないけど、死んだ人が不動産を持つのはおかしいね、つう判断により、よおし、登記変更をするぞお!と気合いがはいった次第です。

さてワタクシが住んでいるのは千葉県。手続きは、現地つまり札幌市の法務局の管轄であります。ネットで調べると、札幌まで行かずとも郵送で手続きはできるらしい。できるらしいけど、じっさいには極めて難しい。理由その1は、用意する書類が、膨大、とまではいわないけどそれなり多く、被相続人&相続人の本籍地(北海道)でないと書類を集めづらいこと。理由その2は、法務局へ出す申請用紙にどう記載すればよいか、シロウトじゃあ判断が難しいこと。批判するつもりはないが、知れば知るほど申請書フォーマットは分かりづらく、もうちょっとシンプルにできんもんかね、お役所さんよ、と思ってしまう。

で、ワタクシは、といえば。まず、ネットで法務局HPを拝見し、付け焼刃知識を仕込んだところで、札幌法務局へ対面相談の予約を入れ、行きましたねえ、西区発寒の西出張所へ。

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法務局の方(法務官?)は、ザ・ベテラン、の雰囲気を漂わせるオジサン。いっしゅんビビリましたが親切なご対応にまずはホッ。その方が私に、「自分で相続登記の申請するの?」と聞く。「はあ、そのつもりですが・・・」と答えると、オジサンいわく「大変だよ。何度か法務局に来ることになるけど大丈夫?」と千葉県在住のワタクシを気遣ってくださる。

ふうむ、世間じゃ、司法書士といった専門職に任せるヒトが多いんだ。そりゃそうだよ、皆さん、忙しいもん。でもワタクシは定年退職した無職のプータロー。こーゆー作業は嫌いじゃないし、面倒だ、と聞くとむしろやる気が出てきますなあ。

ハナシを法務局に戻します。オジサンは20分の相談時間で、手続きの段取り、集めるべき書類、申請用紙への書き方 etcを、シロウト(の私)に懇切丁寧に教えてくれたのでした。いやはや、なんたる親切。札幌法務局、バンザ~イ!日本ハムファイターズ、コンサドーレ札幌、札幌交響楽団、みんな応援しちゃうぜえ~。

分かった気になった私に、オジサンはさらにこうおっしゃるのである、「次の相談者が来るまで、まだ40分時間があるの。だから、申請用紙に記入できる箇所は、いま書き込んじゃいなよ」。え?良いんすか?そこまで甘えて?

書類は申請者本人が作るルールなので、オジサンのご指示にしたがって、ワタクシ、登記書から記事転記したり、個人情報を埋める作業となったわけです。よどみなし・迷いなしのベテランのご指示、じつに恐るべし。いや~~ほんとに助かりましたわ。

オジサンのご指導でサクッと書類が作れた、つうか、ご指導がなければ、そもそも書類作成は不可能だった、と断言する。誰がなんといおうと、法務局HPの例題で、ド素人が独力でアレを仕上げるのは無理ってもんです。10万円を払っても司法書士に任せたい、という世間のお気持ち、分からんでもない。

・・・とすっかり仕事が終わったように書きましたが、まだ先は長い。相続登記を経験された方は分かるでしょう。市役所、区役所をお相手に被相続人・相続人の戸籍謄本、改製現戸籍謄本、除籍謄本、住民票を収集し、次に印鑑証明書をとり、相続人(私と兄弟)による遺産分割協議書を作ります。おお、遺産分割なんて「犬神家の一族」みたいじゃん・・・って、犬神家は遺言書があるので、ちょっと違うな。

現在、次のハードル「札幌だけでは戸籍が集まらない」という状況に直面したワタクシ、某市の市役所へお手紙&申請書を郵送し回答待ちであります。来月(6月)ひととおり書類が揃ったら、再度、札幌の法務局へいって、オジサンに漏れがないかを確認してもらって本申請じゃあ!・・・。うーん、面倒くさいけど、こーゆー作業、嫌いじゃない。むしろ楽しいなあ~。

そこに山があるから、という登山家の言と同様、そこに申請手続きがあるから、と割り切れば作業も楽しめるってもんです。とはいえ、こんな面倒なこと、二度とやらんけど・・・。

ハナシは変わって、今回、札幌で出会ったネタ。実家から区役所への移動途中で見つけた「とびだし注意」の看板であります。

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ホラーヴィジュアルへと成長し「子供を装った痴漢に注意」になっております。ギャー―!!

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実家近くにできた店。焼きいもとソフトクリーム・・・この組合せ、観光地っぽいけど、なぜ住宅街のここに?

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札幌駅近くのコンビニで購入した「札幌大通公園とうきびモナカ」。商品名が長いなあ。大通公園の文字は要らんのしょ?それはよいとして、道民には、とうもろこしを模したこのビジュアル、おなじみでしょう。

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アイス部分の黄色、そして、この味だよねえ~~としみじみする。ラーメン、ジンギスカンもいいけど「とうきびアイス」もアリでしょ。

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以上、北海道と千葉県を行き来しながら、必要書類の収集・作成を満喫(?)しているワタクシでございました。最後は観光客のような顔で、札幌駅の写真をパチリ。チャオー。

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JR佐賀駅の界隈で、佐賀の地酒を呑むぞオ~と気合いがはいった日。 [旅]

2023年5月。

♪ 忘れ~ないわ~、あなたの~声~ ♪ やさしい仕草、手のぬくもり~ ♪ とアン・ルイスさんの名曲「グッド・バイ・マイ・ラブ」(1974年)を口ずさみながら、やってきました、九州の佐賀市、へと。

今回の旅の目的は、ずばり!佐賀駅界隈の酒場で思いっきり地酒を呑むぞぉ~という一点集中であります。佐賀県の旅、つうと、嬉野(うれしの)温泉、武雄温泉、伊万里、唐津といった観光名所を思い浮かべる方が多いでしょう。もちろんそうした有名スポットも良いでしょうが、県庁所在地である佐賀市も、一度は押さえねばなりますまい、ね、ね・・・と理由は後付け、ま、よーするに地酒を呑めれば良いのよ、わし。

千葉県の自宅を早朝に出たワタクシ、福岡空港までヒコーキでとび、そこから高速バスで佐賀バスターミナルへ移動。昼前に、JR佐賀駅の広場に降り立ったのであります。

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さすがに真っ昼間から酒でもなかろうぜ、と昼飯を軽く済ませて、駅界隈を散歩することにしました。ん?「佐賀城(跡)」があるらしい。お城にそれほど興味のないワタクシですが、とりあえず向かってみます。

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JR佐賀駅の南口から伸びる駅前通りをテクテクと進むと、なるほど、こうゆう感じね、と納得。博多や熊本、鹿児島のゴチャゴチャ感(失礼)はなく、落ち着いた街並みにはこじんまりしたおしゃれなお店が点在。あちこちに休憩用ベンチが設置され、散歩にうってつけ。嗚呼、なんと親切な街なのだろう。

駅から徒歩圏内にある人工池で、ホタルの保護・飼育をされているとの情報に、佐賀市やるなあ~と感心。

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歩き始めて30分で、すっかり佐賀駅界隈を気に入ってしまったワタクシ。こーゆう日中の「ココロの地ならし」が夜の酒をいっそう美味くするってもんですぜ。おっ、ここらが佐賀城の跡ですね。堀に囲まれた城内が公園になっていて、県庁、図書館、美術館、博物館などがあるんですね。

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お城のあとに行ってみよう。城そのものはないですが、堀、城門、石垣などが残っており、足を止めては景色を愛で、これまたなんと楽しいことよ。

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県立美術館で開催中の展覧会へ行ったりしていたら時刻は16時30分。良い子は、そろそろ酒をいただく時間です。

実は、佐賀城公園に向かう前に、駅界隈の酒場チェックをしていたワタクシ。居酒屋「晴れる屋」さんの看板にある「みつせ鶏 鶏重ひつまぶし」に激しくココロ惹かれたのですが、今回は酒メインの企画ゆえパス。

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こちらの立派な建物は「三吉丸」さん。店名といい、のれんの魚拓デザインといい、魚料理が売りなのは間違いなし。こちらにもココロ惹かれるが、今回はパス!

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居酒屋「えくぼ家」さん。渋い外観が捨てがたいが・・・パス!

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で、ワタクシが選んだお店は、宿泊したホテルに一番近いという即物的理由により、「酒と飯 まめたん」さんとなりました~。パチパチ。

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お店の前に、佐賀の地酒メニューが置かれているので、安心して入店できるというものです。

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さあ、呑むぞオ~ってなもんで「鍋島」「七田」といった有名な酒から、初耳の「聚楽太閤(唐津市)」「万里長(伊万里)」さらには店長さんお薦めの品・・・と勢いでけっこう吞んだワタクシでありました。いやあ、最高だね~~、佐賀の地酒三昧。

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ところで、八代亜紀さんが「肴(さかな)はあぶったイカでいい」と歌ったように、呑み特化のときは、食い物は少なめで十分ですなあ。呑むときは料理を食べないと体に悪いよ、な~んて言説があるが大きなお世話じゃ。地方呑みでは、「呑み」か「食い」のどちらに主軸を置くかで、料理オーダーは変わってくるわけですよ(お、エラソーだぜ)。

こうして旅の目的を達成し満足したワタクシ。次回の佐賀県呑みのさいは、料理を主軸にして地元「みつせ鶏の焼鳥」そしてぜいたくにも「佐賀牛のステーキ」などいっちゃおうかね、ふふふ、、、と調子に乗ったところで本日は以上!

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映画「ヴィレッジ」。人生地獄絵図を救ってくれたのは中村獅童さんでした。 [映画]

2023年5月。

数日前、ご近所のシネコンで映画「ヴィレッジ」を拝見しました。

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嗚呼、なんたるダークネスであろう。閉塞感ただよう田舎の山村を舞台に、太宰治さんの決めゼリフ?「生まれて、すいません」を地でいく主人公(横浜流星さんの演技が素晴らしい!)の人生地獄絵図。観ているこちらは「うひゃあ、このあと、どんな嫌な展開になるんじゃあ・・・」と不安におののき、そしてやっぱり嫌な展開になる、つまりは観客にとっても地獄絵図。ストーリーに触れるのは野暮なので、予告編を貼り付けます。これ観ただけでヤバそうでしょ・・・。


どの俳優さんもツボにはまった濃い演技。それゆえ主人公の孤独、鬱屈、そして一瞬の幸福のあやうさ、はかなさが一層強調されます。良い意味で、観客席で身悶えしちゃうワタクシなのです。

そもそもね、私は、エイドリアン・ブロディが怪しいなあと思ったの・・・って、そりゃあ「ヴィレッジ」が違うだろがっ!M・ナイト・シャマランかよ!ジュラシック化する前のブライス・ダラス・ハワードが可愛いぜ!と、つまらんボケを入れてすいません。

話を戻して、本題の「ヴィレッジ」のほう。絶望の黒一色に塗り潰されかねない物語を救ったのは、この方、中村獅童さんだと思う。劇中で、能をご披露され、さすがは歌舞伎の方、と唸った次第。

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獅童さんが「善」の代表でいてくださったおかげで、本作はただのダークネス映画でなく、ラストに希望すら感じられる佳作となったんですなあ。パチパチ。。。そう、きわどいところで、ニコール・キッドマン主演「ドックヴィル」とか、古尾谷雅人さん主演「丑三つの村」にならず無事着地したのであります。あるいは「マンダレイ」・・・ジュラシック化する前の、ブライス・ダラス・ハワードが可愛いぜ!って同じボケですいません。。。

なお、本作の脚本・監督の藤井道人さんによる監督次回作「最後まで行く」(岡田准一さん、綾野剛さん出演)は、来週5月19日(金)の公開。こりゃ絶対に行かずばなるまいて!とココロに決めている次第です。

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いやあ、映画って本当にいいものですね~~と、最後は、シベ超・水野晴夫御大の名セリフが出たところは本日は以上!

で・・・エイドリアン・ブロディが・・・って、その話はもういいわい!

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飼い猫そらが、あんのじょう、PC机の増設箇所に居座ちゃうハナシ。 [家の猫]

2023年5月。

先月(4月)はじめ、日曜大工(DIY)で、PC作業机の横幅を広げたのであります。机右横に、安っぽい25センチ幅の板をつぎ足しノート置き場を作ったんですな。下写真の赤矢印の部分が増設箇所です。

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さて、工作時からこーなることは予想はしておりましたが、1か月たった今、その予想は見事に的中したのでありました。ほら、今日もやっぱりね・・・・。そう、増設箇所は、飼い猫そらの日向ぼっこスペースとして絶賛活用(?)されているのでした。

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付け足した板の上だけに収まってくれりゃあ良いのに、こやつ、体をPC側にまではみ出すので、PC操作が出来ないのであります。

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ネコのしっぽにバシバシ叩かれながら、PCを打つことも不可能ではないが、集中ができないし著しく効率が悪い。麻雀ゲームくらいならいいけど、仕事の資料作りは到底不可能だわ・・・。

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幸いなことに、私の作業部屋、午前10時頃になると日光が直射しなくなるので、そのタイミングで、そらをヨイショと持ち上げて・・・。

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椅子のうえにおくと、うひいー、そらはコロンとひっくり返りフリーズしております。へそを天井に向ける、いわゆる「へそてん」状態・・・。おなかを撫でると、プルプルと気持ち良さそうに後ろ脚を動かします。

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うーん、ゆるい。ゆるすぎる。こんな調子で毎日、飼い猫そらの勝手気ままに翻弄されるワタクシなのでした。ちゃんちゃんちゃん。

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技術立国(のはずの)日本の凋落、恐るべし。無駄なサバ読みで、スピード感が限りなく低い現場の現実。 [雑感]

2023年5月。

本日は呑みネタではなく、ちょいと真面目に、日本の技術者(エンジニア)のスピード感の低さ、生産性の低さを憂いちゃう、という企画です。これまでの経験にもとづき、極私的&好き勝手な意見を述べよう、と思う次第。

え~~ワタクシ、昨年6月に電機メーカ(重電系)を定年退職し、いまは個人で技術コンサルタントまがいの仕事をしております。むかし取った杵柄(←死語すかね?)で企業さんへ技術アドバイスや社員教育講師などをします。内容はそれほどすごいわけじゃありません。相手は電気のプロではないため、どちらかといえば基本事項について、資料を作って説明して質疑に答えるといった感じですな。

以下、一般の方には馴染みのない業界的なハナシになりますが、ご容赦を。

日本のどこかに新しく発電所を作るとか、新しいプラント(工場)を建てるといった場合、工事の着工前に行うべき必須の検討事項がいろいろあります。土地確保や地元との交渉(法務)、建設費(費用)はもちろんですが、私の専門である「電気」に限って言えば、発電所や工場を既存の電力網に接続して問題はないか?が最初の重要テーマです。電気をやりとりできなければ、計画自体が成立しないわけで、そこは大切ですわね。

検討に用いる手法はコンピュータによる解析(デジタル・シミュレーション)です。代表的な解析項目としては、新設設備が運転したさいの、既存電力網の電圧への影響(潮流計算)や、波形ひずみの度合い(高調波計算)などになります。

さて、こうした初期検討にワタクシが関わるとき、じっさいに解析するのは専門の業者さんで、私はその解析結果に対してコメントや指摘をすることになります。まあ、他人様のシゴトの粗探しみたいなもんですな。

では、本題である日本のエンジニアの問題点について、解析業務を一例にツッコミを入れていきましょう。

問題は、業者が、結果を出すまで、時間がかかりすぎる、という点です。もちろん対象回路の複雑さ、パラメータ・スタディの数(解析数)により時間がかかることはあります。とはいえ、ローカル系統であれば、複雑といったところで、1か月もあればそれなりの精度の結果は出せるでしょう、と申し上げたい。

業者はそれを「4か月かかる」という。自分も去年まで「そちら側」だったので上からエラソーに言うのもナンですが、まじめにやってるんかい!と文句も垂れたくなります。こーゆーと「重要な検討なんだろうから、じっくり時間をかけてやるべきだろ」という反論(?)が出るでしょうが、そりゃあ話が逆ですね。

解析の結果によっては、計画の大幅修正が発生するかもしれない。動く額でいえば数十億円、数百億円でありオオゴトです。それゆえ、4か月もかけてチンタラやってないで、さっさと解析結果を出せよ、という事ですよ。スピード感の欠如も甚だしい、という事です。

「いやいや、業者さんは、この仕事だけしているわけじゃない。無理言っちゃいかん」というなら、もっと厳しくツッコミますが、基本解析は、1か月どころか、1週間もあればできます。いやホントですよ。それを証明するため、本来の私のすべき業務ではないけど、GW前、私は1週間で解析結果を出しました(←完全に自慢じゃ。これを言いたかっただけかな)。

繰り返します。シゴトの日限にサバを読むのもほどほどにしろよ、という事です。誤解なきよう申しますけど、この1件だけをもって日本のエンジニアがダラダラしている、とは申しません。過去30年以上、この手のシゴトに関わった経験で、エンジニアの多くは切羽詰まらない限り、基本ダラダラしている、と言っておるのです。言葉が悪ければこう言い直しましょう「無駄な作業に時間を費し、肝心なことに手が回らず、後手後手に回ってOUTPUTの質を下げている」と。つまり、自分に甘いスケジュール設定により、結果的に、生産性を低下させ、仕事を劣化させている、ということ。

さきほどの例でいえば、1週間もあれば出来る報告書を、相手の無知を良い事に、4か月かかると言ってタンマリ金をせしめるこの作戦には悪意すら感じます。小学生の夏休みの宿題と同様、どうせ最初の3か月はなにもせず、日限が迫った最後1か月(1週間?)でバタバタ作業するのは目にみえており、そんなやり方だから、結局、ろくなもんが出来ないってことです。そうして、エンジニアの技術レベルまで下がるわけです。

どう思いますかね?提出日限=5月30日と約束した報告書があったとする。日限とは「デッドライン」のことであって、最悪でも、5月30日には提出する、という意味です。さっさと出来るなら日限の1週間前、5月23日に出せばいいじゃんと思う。ところがどっこいエンジニア(だけじゃないだろうけど)の多くは、日限ジャストの提出をターゲットに作業するから、不測の事態がおきると約束を守れなくなる。よしんば日限どおりに提出できたとしてもギリギリ日程で作っているから、推敲する余裕はなく、上司のチェックも不十分。内容は杜撰で記載間違いや誤字・脱字だらけの体たらく。社内で怒られ、客に怒られ、作り直しの二度手間で時間がますます無駄になる。嗚呼、技術立国ニッポンと胸を張ってた時代はどこへやら。。。ま、そんな寂しい景色は、昔から日常茶飯事でしたね。トホホ。

これってエンジニアの技術力や自己管理というよりは、組織としての躾(しつけ)という切り口で議論されるべき問題でしょう。常時、シゴト(日限)に追いたてられてりゃ、気は滅入るしモチベーションも下がる。そんな負のスパイラルを断ち切る工夫と実行が、組織レベルで必要なのであります、えへん(お、エラソーの極みだ)。

打合せばかりで作業時間がない、社内手続きが煩雑、コミニュケーションが不足、残業規制でシゴトが回らない、など言い訳はいくらでも出来るけど、言い訳は言い訳に過ぎず、一度、根本的にやり方を見直したほうが良いですぜ、エンジニアの皆さん、と申し上げたいですなあ。合掌。

ちなみに、じゃあ、海外企業はどうなんだ、ちゃんと出来てるのかよ、というと、むしろ平気で日限や納期を破るのが彼らの流儀ですね。しかし彼らには「エクスキューズ伏線」という日本にはない(到底根付かない)荒業があるので怖いモノ無しなんですなあ。ギブ・ミー・チョコレート、と兵隊さんを追いかけていた時代から、メンタルの強さと小賢しさに関しては、日本は到底、海外にかなわないのが現実であります。無駄な長文で、話が散らかったところで本日は以上!

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岡山県真庭の名物「蒜山焼きそば」を自宅でいただいた話。 [日常]

2023年5月3日。

「待ちに待ったゴールデンウイークじゃ!」と喜んどる方々が日本全国におるのでしょうけど、無職プータローのワタクシは毎日が日曜日、つまりは、毎週がゴールデンウイークであって、特段のヨロコビもなく、いつもどおり朝4時30分に起床、飼い猫を撫で、1時間の散歩、庭を掃いて、朝飯・・・という定番ルーチンを粛々とこなすのでありました。なんたる安定感、嗚呼。

さて昼になり、飯を食おうと思ったら、ありゃ、白飯を炊き忘れてた。食パンも払底だ。そこで、岡山県真庭の吞み旅(前回記事)で土産にかった「蒜山焼きそば」を食おうと思ったのであります。

ワタクシはここで皆様に問いたい(ドン!←机をたたく音)。

皆様は、蒜山、という地名を読めますか?と。にらやま、と読んだヤツがいたけど、そりゃ韮山だよね、漢字が違う(その地名は静岡県にありますな)。私がエラソーに言うのもナンですが、まずは、。これ「にんにく」です。じゃあ、蒜山は、にんにくやま、か?と思いきや、そうじゃなくて、なんと、

蒜山=ひるぜん、と読むんですねえ。由来はよう分からんけど(調べてないけど)場所はここ(↓)だそう。

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蒜=ひる、もすごいけど、山=ぜん、という読み方もすごくないすか?こんな難読地名を冠した焼きそば、さぞかしスゴイのであろう、と期待は膨らみます。読み方を知った今となっては、パッケージが「ひるぜん焼きそば」と平仮名なのは残念・・・。

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で、冷蔵庫にあった具材を使って、家の者が調理したものがこれです。じゃーん(自分が作ったわけじゃないけど自慢げに言う)。

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お?これ、おいしいじゃん!グルメ番組でお約束の、めちゃくちゃウマい!なるタームは到底出ませんが、いわゆる、フツウにうまい、よね(それが一番です)。麺がもっちりしてて、ソースがふつうの焼きそばとはちょい違うようだけど、よう分からん。で、ネットの力を借りたところ、どうやら味噌が加わってるらしい。なるほどねえ。工夫ですなあ。

蒜山焼きそばはB級グルメの全国大会、B-1グランプリで2011年に第一位を獲得したそうで、お、すごいじゃないの、と今更そこ感心かよ。以下は「たべぷろ」さんのサイトより拝借。

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そんなわけで、岡山県真庭の名物、にらやま焼きそば・・・じゃなく、ひるぜん焼きそばを堪能したハナシでございました。本日は以上!

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