岡山県真庭の名物「蒜山焼きそば」を自宅でいただいた話。 [日常]
2023年5月3日。
「待ちに待ったゴールデンウイークじゃ！」と喜んどる方々が日本全国におるのでしょうけど、無職プータローのワタクシは毎日が日曜日、つまりは、毎週がゴールデンウイークであって、特段のヨロコビもなく、いつもどおり朝4時30分に起床、飼い猫を撫で、1時間の散歩、庭を掃いて、朝飯・・・という定番ルーチンを粛々とこなすのでありました。なんたる安定感、嗚呼。
さて昼になり、飯を食おうと思ったら、ありゃ、白飯を炊き忘れてた。食パンも払底だ。そこで、岡山県真庭の吞み旅（前回記事）で土産にかった「蒜山焼きそば」を食おうと思ったのであります。
ワタクシはここで皆様に問いたい（ドン！←机をたたく音）。
皆様は、蒜山、という地名を読めますか？と。にらやま、と読んだヤツがいたけど、そりゃ韮山だよね、漢字が違う（その地名は静岡県にありますな）。私がエラソーに言うのもナンですが、まずは、蒜。これ「にんにく」です。じゃあ、蒜山は、にんにくやま、か？と思いきや、そうじゃなくて、なんと、
蒜山＝ひるぜん、と読むんですねえ。由来はよう分からんけど（調べてないけど）場所はここ（↓）だそう。
蒜山焼きそばはB級グルメの全国大会、B-1グランプリで2011年に第一位を獲得したそうで、お、すごいじゃないの、と今更そこ感心かよ。以下は「たべぷろ」さんのサイトより拝借。
「蒜山＝ひるぜん、と読むんですねえ。由来はよう分からんけど（調べてないけど）場所はここ（↓）だそう。」
ワテは、ここに掲示された中国地方の地図で、「蒜山」の北西に当たる「島根県松江市」にて、小学生時代を過ごしましたから、フツーに「ひるぜん」っと読めてしまいます。このあたりでは一般に「山」は、「セン」と読みます。有名な「大山」は「ダイセン」です。「ヒルゼン」の場合は、前後の読みの掛かり具合から、濁音で読まれるのでしょう。
ことほど左様に、わが国は、「ハナヅナ列島」と呼ばれる長く離れた土地柄が、それぞれの地域性を独特に風土として育んできましたから、読み方も独特なんです。
近年、全国、どこに行っても、「ユニクロ」「マック」「よしのや」など、ほとんど全国ブランドの店舗が進出して、非常に画一化しております。
「確か随分と遠隔の地まで来たはずなんだけれど、今ワテが立っているこの場所が、「ここはダレ。わてはドコ」っとの霍乱状態に混迷することしばしば」なのであります。
これは、人々の歴史がこれまでは余りに貧しすぎたから、その反動として、まずは均一な廉価でサービスを受けられること自体が、大いに進展してきた結果なんでしょうけれど、まあ、ここまで到達デケタあかつきには、いずれ、それぞれの地域、風土の独自性の方が、価値が高い、との認識が高まってきて、いわゆる「平成の市町村、大合併」に対する反省が蘇って、むしろ旧来の市町村の千年もはぐくんできた旧名の方がエエやんか、っとの認識が蘇ってくる、のではないか、とひそかに期待しておるところであります。
by 西村健 (2023-05-05 18:37)
To 西村様、コメントありがとうございます。
そういえば山陰の大山の読み方は「だいせん」でしたね。山形の日本酒、大山は「おおやま」でちょいとヤヤコシイですな（たまに間違えます）。
沖縄で地名の城が「ぐすく」と読むのも同様、その地ならでは、でしょうね。
昔あった地名が無くなるのは、管理上？の都合とはいえ少々寂しいですね。東京だと「黒門町」（上野）、「玉の井」（墨田区）、「恋が窪」（国分寺市）などオリジナル地名に味があって良いなあ、と思うのですが。
ワタクシの出身地、札幌では地下鉄南北線にあった「霊園前駅」が、気味悪いだの怖いだのと言われて「南平岸駅」つう無難な名称に変更されました。住んでる方の意見が尊重されるべきでしょうけど、霊園前、カッコいいじゃん！と思いますけど・・・。
そのノリで、京浜急行「平和島駅」（品川区）は、思い切って「鈴ヶ森刑場駅」に名称変更しちゃあどうか？・・・ちょいと怖すぎですね。
by 門前トラビス (2023-05-08 11:12)