1年の最後を、葛飾区金町にある喫茶店「田園」さんのナポリタンでしめるぞお。 [日常]

2023年12月。

今年も残りわずかとなった12月29日。快晴&無風、絶好の散歩日和ゆえ、千葉県市川市の自宅から約5km離れた隣町、東京都葛飾区の金町まで歩きました。メインの目的は散歩(往復10km)で、ついで、と言っちゃあナンですが、サブ目的は今年最後の喫茶店ナポリタンスパゲティを食べる!であります。パチパチ。

自宅から歩きはじめて45分、千葉県と東京都にまたがる新葛飾橋を渡ります。橋から眺めた江戸川は、おお、アマゾン川とみまごう堂々たる大河じゃん!・・・な、わけないか。ははは。

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ほどなくJR金町駅に到着。で、目指す喫茶店は目と鼻の先。いや、この比喩はホントでして、金町駅北口から徒歩30秒、喫茶「田園」さんが目的地だからです。

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古い雑居ビルの2階、昭和の老舗喫茶店という佇まい。ウッディで、プチごちゃっとした店内景色に味わいアリ。全席喫煙OKという、私にとってはマイナス評価点さえも、店の在り方として納得できちゃう。

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迷うことなく、980円のナポリタンを注文であります。どうですか、このヴィジュアル。

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逃げも隠れもしない、懐かしの喫茶店ナポリタンじゃあ。奇をてらわぬ、ガッツリのケチャップ味がたまりませんな~~。

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いやあ、1年の締めくくりナポを、こちらでいただいたのはサイコーでした。ちなみに前回、田園さんのナポリタンを食べたのは約25年前、20世紀のことでした・・・って、無理に歴史の重みを強調するなよ!

さて、せっかく金町まで来たので、駅界隈を散歩しましょう。

さっそくですが、ギョッ!最近できたのかな?韓国料理のお店「スジャ食堂」さん。

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驚いたのは店前にいる謎のキャラクター人形。韓国料理をモチーフにしているのでしょうか?元ネタ、なんなんだろう?ちょいと怖い。ゴーストバスターズに出てきそうだ。。。

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それにしても、金町というところはラーメン屋が多いですなあ~。激戦区というより、密集地帯です。これで各店が成立しているんだから、よほどラーメン好きが多いのでしょう。

店名「しゅうまい屋」さん。お店の推す黒濃(くろこく)ラーメンも良いけど、「海老塩ラーメン」にココロ惹かれるワタクシ。よし、来年になったら1軒目はここですな!

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「麺座 でん」さんは、店名ネーミングの潔さに惹かれる。腰が据わったブレない感じが良いです。看板に掲げている「カツシカン!」の謎も解き明かしたいですなあ。

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スープにこだわりアリ!と言わんばかりの店名「つけ麺 一滴」さんにも興味がわきます。つけ汁(スープ)を呑み干さないと怒られたりして・・・それはないか。

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おお、ナポリタンスパゲティから始まり、ラーメン店ウオッチへと話が広がった金町散歩。来年(2024年)もこんな調子で、呑気にゆるゆると街巡りをしたいもんです。本日は以上!

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2023年で一番感動した映画「マエストロ その音楽と愛と」。天才指揮者レナード・バーンスタインの人生に迫る力作。 [映画]

2023年12月30日。

TVや雑誌で「今年の10大ニュース」「今年1番の〇〇」といった年末企画が登場するなか、ワタクシもチョイ便乗して、このテーマでワタクシなりのベスト1を申し上げたい!ずばり、

今年観た映画のなかで、一番感動した作品、であります。2023年に私が観た新作は約80本。公開総数の1/5にも満たないでしょうが、評論家じゃないので、その点は良しとしましょう。

予想外に(というと失礼ですが)「ゴジラ -1.0」が面白くってビックリ&感激しましたなあ。しかし、感動という観点ではこれ一択であります。12月8日に劇場公開、現在、NETFLIXで配信中の、

「マエストロ その音楽と愛と」 (2023年、米)であります。

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アメリカの天才指揮者レナード・バーンスタインさん(1922~1990)の、1943年の衝撃デビューから晩年までを、妻フェリシアさんとの結婚生活を軸に描いた作品。バーンスタインさんを演じるのは、クリント・イーストウッド監督作でもおなじみのブラッドリー・クーパーさん。いやあ、カッコいいんだよね~~。

で、なんと、クーパーさん、本作で監督・主演・共同脚本・共同製作の四役をこなす超人ぶりであります。イーストウッド御大の薫陶を受けた漢(おとこ)だけありますな。「イエスマン」でジム・キャリーとからんでいた過去も、今となっては昔・・・かあ。

さて、ワタクシ、クラシック音楽好きでLPレコード時代からバーンスタインさんには思い入れがあり、とくに彼が指揮するマーラー作品にガキの頃からドップリはまっていました。1960年代から70年代のニューヨークフィルとの全集、1970年代以降のウィーンフィルほか複数オケとの全集、どちらも素晴らしいと思う由。全集扱いじゃないけどウィーンフィルとの「Das Lied von der Erde」(大地の歌)なんてフィシャー・ディスカウさんの熱唱もあって超・名盤ですぜ、ホント。それと、1979年にベルリン・フィルと録音した交響曲9番かな~~あれえ、映画の話から外れてましたね、すいません・・・。

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思い入れのある偉人がテーマゆえ、こちらの映画を観る目も当然、厳しめになります。が「マエストロ その音楽と愛と」はワタクシのココロをガーンと撃ち抜く名作に仕上がっていたのでした。いやはや、驚いたわ、つうか、すごいわ、ブラッドリー・クーパーさんの才能!

この作品、マエストロ・バーンスタインの音楽偉業を並べ立てるのではなく、主眼は、あくまで妻フェリシアさんとの関係なんです。きれいごとラブロマンスではなく、奔放で同性愛傾向をもつ夫に対する妻の愛憎、反発、決裂、それを乗り越えての和解と許し、というドラマが見事に描かれておるのです。

主役を演じるクーパーさんの憑依的熱演もさることながら、女優キャリー・マリガンさんがほぼ出ずっぱりで知的でチャーミングで思慮深い妻フェリシアさんを演じきっております。こりゃあ来年のアカデミー賞で、主演男優賞&主演女優賞のダブルゲットも夢じゃないかも!?

ちなみにフェリシアさんは歌手として活躍された方で、1978年に56歳の若さで亡くなっておられます。その美貌は、彼女を演じたキャリー・マリガンさんに勝るとも劣りません。バーンスタインさん指揮のモーツアルト「レクイエム」のアルバムジャケットは、ジャンヌダルクに扮したフェリシアさんのフォトであります。

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とまあ話があっちこっち飛んですいませんが、年末だし、言いたいことは言います。本作のみどころのひとつはブラッドリー・クーパーさんに施された特殊メイクでしょう。米アカデミー賞2回受賞、日本が世界にほこるメークアップ・アーチスト、カズ・ヒロ(辻一弘)さんによる、70歳のバーンスタインさんの再現メイクは尋常じゃございません。似ているどころか冗談抜きでワタクシ「え?本人?」と思っちゃったもん。サイト掲載のショット(下)は、もはや、バーンスタインさんご本人か、クーパーさんが演じるバーンスタインさんか判別ができません~~。

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カズ・ヒロさん、さすがです。「ルーパー」の特殊メイクといい、「シェイプ・オブ・ウォーター」の半魚人の眼といい・・・って、マニアックな受けを狙うなよっ!とノリツッコミ。

さて、以上が前置きです・・・って、前置き長っ!

ネット映画評を観るともなしに観ると、本作、ひじょうに評価が高く、私も嬉しいわけですが、なぜか、ハイライトと言うべき名場面が、映画評でスルーされているのです。エラソーな言いかたでナンですが、評者やライターはクラシック音楽にはそれほど詳しくないのでしょう。

そう、マエストロ・バーンスタインに思い入れがあるなら、このシーンに食いつくこと、必至!

御大が、マーラーの交響曲第2番「復活」を、ロンドンのイーリー大聖堂で演奏したライブ(1973年)、その第5楽章の感動フィナーレを完全再現しているのであります!オケを振るのはもちろん、バーンスタインさんを演じるブラッドリー・クーパーさん。指揮っぷりが安っぽい形態模写でなく、ご本人が降臨!つうハイレベルですぜ、レニーが乗り移ったんですぜ。「トーク・トゥ・ミー」の左手ですぜ!・・・と、ややこしいボケですいません。

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指揮の最中、胸の前で両手を握りしめる所作、指揮台のうえでピョンと飛び跳ねる様子、両手を震わせながら大きく広げるポーズ、もうたまらんです。このシーンは、破滅的喧嘩をしたバーンスタイン夫妻が、和解へ向かうきっかけとなる重要なシークエンスです。慧眼と思うのは、ずばり、マーラーの「復活」を選曲したことでしょう。

本ブログで再三申し上げるとおり、この楽曲には聴いた人の人生を変える何かがあるのです(断言)。楽曲のもつパワーが、バーンスタインさんのエネルギーで増幅し、とてつもないデーモニッシュな音楽世界が展開するわけです。いやあ、辛抱たまらんね~。

そういえば当ブログ、2021年6月に、バーンスタインさん指揮マーラー交響曲2番「復活」のディスクを熱~く語っていました。奇特な方はぜひご一読下さいまし(その記事は→こちら)。

というわけで、2023年に観たなかで最も感動した映画について長々と書かせていただきました。

映画のサウンドトラックがクラシック音楽の名門レーベル、ドイツグラムフォンから発売されております。買おうかな~~どしようかな~、とちょいと悩んでいる次第。

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5月に公開された、女性指揮者ターの転落を描く映画「TAR」(ケイト・ブランシェットさんが怪演)も、同じドイツグラムフォンからサウンドトラックがリリースされています。この映画のキーとなる曲は、マーラーの交響曲第5番でしたね。マーラー作品、大人気じゃん。

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本日は以上!・・・おおっと、蛇足がありました、

今年観た、最悪な映画、についてです。迷うことなく邦画「リボルバー・リリー」で決まりです。ただし、出演者の皆さんは何も悪くありません。綾瀬はるかさんも長谷川博己さんも、為すべきことを為しております。悪いのはひとえにクソな脚本と、クソな演出(監督)ですので、その点はよろしく!・・・と、ネガティヴな気分になったところで、したっけ!(←北海道弁の「じゃあね」が出ました~)

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飼い猫そら(4歳半)の家庭内ストーカーっぷりが加速しているハナシ。 [家の猫]

2023年12月26日。

2023年は残すところ、あと5日となりました。人類終末時計がカチカチと着実に時を刻んで・・・って、無理やり深刻なほうに話に持っていくなよ!

とまあ、人類のコトは置いといて、ワタクシ個人の件。昨年還暦を迎えたので、今年は61歳となり、来年は62歳となるのであります(当たり前ですね)。で、この歳になると、♪ もういくつ寝ると~お正月~ ♪ つう浮かれた気分は皆無であって、現時点で、強いて頭に浮かぶのはこの句でしょう。

「門松は冥土(めいど)の旅の一里塚、めでたくもあり、めでたくもなし」(一休宗純)

う~ん、あとは死ぬだけかあ、トホホホ・・・。さて無職プータローのワタクシ、今年1年の生活を振り返ると、技術コンサルタントのバイトをしながら、基本、暇を満喫してました(日本語が変?)。散歩して、猫を撫でて、映画館で映画を観て、酒を呑んで、銭湯にいって、たまに旅行して、夜9時に寝る。あまりにも生産性のない日々、良いのかそんなことで?という問いには、良いんです!と、川平慈英さんの体で即答しましょう。

16世紀フランスの哲学者、モンテーニュさんは名著「エセー」のなかでこう申しております。

「われわれは大変な愚か者である。なぜなら『彼は人生を無為に過ごした』とか『今日は何もしなかった』などと言うではないか。馬鹿げた言いぐさだ。あなたは生きてきたではないか。それこそが、あなたの仕事の基本であり、さらにいえば、もっとも輝かしい仕事なのだから。」

う~ん、エライ方のお言葉で、自分を正当化したワタクシ、意を強くし、来年(2024年)もこの調子でユルユルと生きていくぞ!と気合が入りました(←言葉のアヤで、とくに気合は入れてません)。ちなみに、エセーのなかには、こんな文章もあります。こっちのほうが私のツボにはまりますな。

「わたしの人生における主たる関心は、みごとな最期をとげること、である。すなわち、静かにひっそりとこの世を去ることである」

というわけで、以上が前置きです・・・って、前置き長っ!

4歳半の飼い猫そら(女の子)であります。1カ月ほど前に、私と家の者が、2泊3日の九州旅行に出かけていた間、そらは家で留守番をしていました。そのときのひとりぽっちが、あまりに寂しかったようで、以来、そらのストーカー的「つきまとい行為」が加速しているのです。とにかく、ず~っと、くっついてくるのでした。

お前からは片時も目を離さない!とばかりに、朝は私の布団のうえで、じ~っと私を見つめる。

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PC作業をしようと私が椅子に座れば、すかさず膝にのってくる。

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PC作業を始めると机のうえの、キーボードと私の間に無理やり入り込んでくる。

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私が居間に移動すれば、ついてきてソファの上でクネクネ・・・。

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24時間、そらから逃れるすべ無し!う~ん、来年もこんな調子で、飼い猫との共存が続くのであろうか・・・。恐るべし!本日は以上です、にゃおおお~~。

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2023年最後の呑み会。JR西千葉駅ちかくの「茜空(あかねぞら)」さんでシメはナポリタンじゃ! [宴会、呑み会]

2023年12月。

12月23日(土)に今年最後の呑み会を開催したつう内輪ハナシであります。メンバーは若手エンジニアのN君&A君+61歳のワタクシ、の計3名。彼らとワタクシは同じ大学出身ですが、本呑み会は学校がらみではなく、単にいつもの吞みメンバーで呑もうぜ、つうユルいノリでございます。シガラミのないこうゆう会が一番だね。

お店はJR西千葉駅から徒歩1分、ビル地下の居酒屋「茜空(あかねぞら)」さんであります。

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開店が昼12時で、そのまま夜中まで通し営業という素晴らしいお店です。昼間っから酔っ払いたいノンベイにはパラダイス。ま、われわれは18時入店でしたけどね。店前には「おでん」を推す看板があります。昼飲み大歓迎、という文言も頼もしいです。

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こちらのお店、営業時間以上にすごい点はずばり内装。ドアを開けたとたん「え?ここ、スナックじゃん!」とギョッと驚き、ひるむこと間違いなし。レイアウト、テーブル、ソファ、壁装飾、ライト、どれをとっても、もろにスナックなんです。これで居酒屋と言われてもさあ~~と、嬉しくなっちゃいました。

そんな桃源郷でノンベイ3名はじゃんじゃん酒を飲み、つまみを食い、各自勝手な話をさえずり、ごくたまに相槌を打ち・・・とお約束のスットコドッコイっぷりであります。いったい何の話をしたのやら、私なんかゼンブ忘れてるもんね!って、そこは自慢にならんか。

気づくと入店して3時間半が経過。いかん、そろそろシメのARE(あれ)をオーダーせねば!

そう、あれ、とは、これ、です。具材どっさり、ナポリタン・スパゲティ!

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フィナーレの濃厚ナポリタンに、A君とN君もじつに嬉しそう・・・でもないか。

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およ?オムライスたのんでるヤツいるじゃん。誰?そして、いつの間に??

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それにしても若いヤツらはよく食うねえ。完食後のA君の満足げな様子。この写真だと、A君がひとりでナポリタンとオムライスを食べたように見えますが、まあ、良いでしょう。

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会計を済ませ、店前で、ワタクシと店の奥さんのツーショット。おお、バッチリ決まったぜ!

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すっかり満腹になり「茜空」さんを撤収した3名。さ、帰宅しますか、と思いきや、豚骨ラーメンの店を見つけてしまい勢いで入店じゃ・・・うひい。まだ食うんか!という正論は千葉の闇へ呑みこまれ、ラーメンを面前に、にやつくN君とA君。

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こちらが私の注文品。今となっては何なのか覚えておりません。かろうじて、食べた事実だけ、覚えております、ご安心ください。

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うーん。呑み会のはずが、ナポリタン→ラーメンと、麺祭りになってしまった。ま、これもアリ。てなわけで、2023年最後の呑み会は無事(?)終了であります。パチパチ。

よおし、来年(2024年)も、元気に酒を呑むぞオ~~って言ってみたものの、最近、すっかり酒が弱くなったワタクシ。少量で酔える体になりました。出費(酒代)が減るので良かったです。本日は以上!

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SANSUIのプリメインアンプ AU-α607DR(1991年製)を茨城県の会社、IDKさんで修理してもらったハナシ。 [オーディオ、楽器]

2023年12月。

オーディオ部屋で使っているSANSUI(サンスイ)製のプリ・メインアンプ(生産中止品)を、見事に修理していただいた報告&感謝&自慢をします・・・って、別に私が自慢することじゃないけど。

背景を申しましょう。昨年、DENONのプリメインアンプ(PMA-2000ⅢR)が致命的故障を生じたため、緊急リリーフ登板したのが、死蔵品として放置されていた、SANSUI製、AU-α607DRでした。購入したのは32年前(!)という老朽マシンであります。

20年以上も電源投入してなかったので、どうなることか、と不安に思いきや、意外にちゃんと音が出る。むしろいい感じ・・・やったあ!捨てなくて良かったなあ。こうして、SANSUI君はリリーフ登板どころか、我が家のエースピッチャーとして堂々の主役をつとめるに至ったのでした。前のエース、DENON君、ごめんな!

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しかし。好事魔多し、とはよく言ったもので、オーディオに限らず、32年も経過した電気機器には様々な不具合が出るもの。今年の夏頃からトラブルが顕著になりました。具体的には「音量つまみを回すとガリガリと音が出る」「散発的にスピーカーから音が出なくなる」「ソース切換えスイッチが効かない」「スピーカーセレクトスイッチ(A←→B)が死んでいる」etc。とくに、スピーカーから音が出なくなるのは困る。音楽が途切れてしまうんだから・・・。

それでもダマシダマシ使っていたワタクシ、が、某日ついに、ああ~もう耐えられない!と叫んだのでした。これまでの働きに感謝はするが、SANSUI君、君を自由契約にする、どこの球団にでも行ってくれ、と申したところ、SANSUI君はこう返してきたのでした、「かの大谷翔平選手も腕の手術をしたのですよ。私を手放す前に、修理しようとは考えないのですか?」と。

ん、修理とな?でもさあ、SANSUIというメーカは廃業して今は無い。ましてや、30年前のオーディオ機器。修理できる会社あるのかよ?つう素朴な疑問に対して、「はい、ありますよ~」と答えたのは、我が家の飼い猫そら、でした(気のせい?)。

結論を申しますと、茨城県つくばみらい市にある(株)IDKさんが、SANSUI製品の修理・メンテを一手に請け負っているのでした。茨城県といえば、私の住む千葉県のお隣、つまりご近所じゃん!

てなわけで、サクッとIDKさんに不具合症状をメールして事前やりとりを済ませ、18kgのアンプをヨイショと車に積みこみました。行くぞぉ、つくばみらい市に!と千葉県市川市の自宅を出て走ること2時間(水戸街道の渋滞でけっこう時間がかかった由)で無事、到着。

じゃーん。この一面の畑がIDKさんです・・・じゃなく、IDKさんの建屋前の風景です。のどかで良いじゃないですか!

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到着から10分、SANSUI製品メンテ部門のKさんに、故障アンプを社内に運び込んでいただき、そのあとオーディオルーム兼展示ルームへと案内いただきました。足を踏み入れるなり、うひゃあああ~と声が出ました、いや、マジで。正面にドーンと置かれたオーディオシステム。スピーカーはJBLであります。

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そして観てください、これを。SANSUIファンなら泣きますぜ!往年の名機(すべて生産終了)が棚にどかどか並んでおります。これらは記念展示じゃなく、売ってるんです、つまり買えるんですよ。

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オリビア・ニュートン・ジョンのアルバム「COME ON OVER」(1976年)が、さりげなく置かれているところなんざ、シロウトじゃないね、IDKさん!

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ワタクシの興奮を察したか、Kさん(下写真右の方)が各機の解説までしてくださいました。いやあ、感激というか感動というか、要するに、この世の天国は、ここ茨城県にあった、つうことですなあ。

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まずは、1987年発売のプリメインアンプ AU-α907i、であります。型式末尾のサフィックス「i」付きは、セレクトスイッチがロータリー(回転式)タイプではなく、まだプッシュ(押し)ボタンだった頃の逸品ですね。メカメカしい顔がレトロ感を醸して、実にカッコいいのだ。当時、欲しかったんだよね~、これ。

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次は高級品であります。コントロールアンプ C-2302(1992年)。当時の価格は128万円。今も昔も私には手がでませんが、憧れの一品です。フロントパネルはシルバー、天板はブラウンのグラスサーフェス。ひやあ~ここで出会えて感激ですよ。

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次もすごいですよ。こうなるともうアンティーク品です。1970年(53年前!)発売のプリメイン AU-666、であります。666、と聞くと、オカルト映画「オーメン」を連想する方もいましょうが、あの映画は1976年の公開。したがって、当該アンプのほうが「666の、6年先輩」であります。おお、6が4つ並んだぞ!・・・って、なんのこっちゃ。話を戻すと、AU-666の黒パネル+銀色のつまみのウエルバランス。ライトブラウンのウッド天板の渋さ、嗚呼なんとステキなのだ!

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というわけで、(株)IDKさんの一室に並ぶ歴代名機を堪能して、すっかり満足したワタクシであります。なんでも、これらの品々を観るためだけに、ここを訪れるファンもいるそうです。

で、不調だったワタクシのアンプ。その後、どうなったかつうと、IDKさんが故障個所の調査をおこない、修理費用の見積りをメールで送ってくださいました。指定額を振り込んで2週間ほどで、破損・劣化部品の交換&クリーニングが完了した旨、連絡がありました。またぞろ車でIDKさんへ伺い、復活したブツを受け取ってきました。

自宅へ持ち帰ってセッティングし、さっそく電源を入れてみました。ボリュームつまみのガリガリ音は嘘のように消えて、スピーカーから音が出なくなる不具合も完全解消、セレクトスイッチはすべて正動作します。特性劣化のケミカルコンデンサも交換いただいたので、音楽を聴くと以前より音がクリアになり、立体感が出たように思えます。まあ、気のせいかも知らんけどね。

というわけで、不調だったSANSUI製プリメインアンプ AU-α607DR、がいまや元気、いや、絶好調となって大活躍する毎日なのでした。

IDKさん、ありがとうございましたあ!嬉しさにニヤニヤしつつ、カール・ベーム指揮ウィーンフィルによるブルックナー交響曲第4番「ロマンティック」(1973年録音)を聴きながら、この文章を書いてるワタクシ。話をまとめると、

またしても勝った!!・・・って誰にだよ!

おっと、そろそろ今年最後の忘年会へ向かうとするか。本日は以上!

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札幌市ススキノで11月30日にOPENした商業施設、ココノ・ススキノ(COCONO SUSUKINO)を訪問したハナシ。 [旅]

2023年12月。

♪ もしもあなたと~逢えずにいたら~ ♪ わたしは何を~してたでしょうか~ ♪ とテレサ・テンさんの名曲「時の流れに身をまかせ」(1986年)を口ずさみながら、やってきました北海道札幌市へと。

気温氷点下のこの地を訪れた理由は実母の一周忌です。札幌市手稲区の実家へいってから、お寺で法事を済ませたワタクシ。関東に帰る前に札幌の巨大繁華街のススキノへ向かったのであります。3年間にわたり新設工事が行われていたススキノ交差点の新商業施設、ココノ・ススキノ(COCONO SUSUKINO、11月30日に開業)を野次馬的に眺めにいった次第。以下は施設HPからの転記です。

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ススキノというと夜の街のイメージですが、こちらの施設は「昼も夜も楽しめる」をコンセプトにされたようで、たいへんに良いことですなあ。ちなみに、飲食店フロアの一部店舗は来年1月に開業で、今回は「1st オープン」と銘打っておりますね。

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札幌市民はお分かりでしょうけど場所はラフィネの跡地です。ワタクシと同年代の年寄りには、ヨークマツザカヤまたはロビンソンといったほうが分かりやすいかな。ワタクシ、この地に思い入れはないけどススキノへ来るたび写真を撮ってきたので、結果的に建設工事の進捗を追跡することに。

2021年8月20日、古い建屋は撤去されて更地状態。おそらく地下を工事中でしたね。

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2022年7月14日。建物が作られている途中。高さでいうと70%くらいかな。

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2022年10月8日。躯体はほぼ出来ております。外回りはカバーでおおわれていました。

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そして今回。2023年12月17日。施設OPEN後の雄姿であります。

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建物内に入ってみましょ。ススキノ交差点に面したエントランスがこれですね。

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開業して半月の日曜日ゆえ、どの階にも客がどっさりおりました。地下~5階まで軽くウオッチングしましたが、奇をてらわない「ふつうの感じ」が良いと思う。エキセントリックを狙ってもしょうがないの、こーゆー場所はね。

個人的ツボとしては2階の屋外デッキ。ここからススキノ交差点が眺められます。ビルが見えるだけで、どうってこたあ無いんだけど、短時間ボンヤリ過ごすにはちょうど良いでしょう。

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このデッキから、北に目を移し、ありゃあ!と思いました。向かいの松岡ビル壁面から、羊々亭の看板が消えている!さらに居酒屋 古艪帆来(ころぽっくる)の看板もなくなってる!50年は続いたであろう老舗もついに廃業か?と思ったら、看板がなくなっただけで店はちゃんと残っているようです。

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ココノ・ススキノのウオッチングに満足したワタクシ。次回ここに来るときは、出来立てのTOHOシネマズで映画を観てから、3階のパスタ屋さんで鉄板ナポリタンをいただく、この流れで決まりでしょう。うふふ、楽しみ楽しみ・・・本日は以上!

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2023年、墨田区 錦糸町(きんしちょう)での忘年会。お店は当然「車屋亭」だあっ! [宴会、呑み会]

2023年12月。

前回記事で書いた博多忘年会の翌日は、東京都墨田区 錦糸町(きんしちょう)で忘年会でした。いやあ、この日もよく東京スカイツリーが見えたわ~~って観光しに行ったわけじゃないけど。

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向かう先は、スカイツリーからみて、JR錦糸町駅の反対側(南側)にあるワタクシにとっての定番店、飲み処「車屋亭(くるまやてい)」さんです。店前の真っ赤な看板と自撮り。

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今回の吞みメンツは、ワタクシがサラリーマンしてたころ仕事でお付き合いがあったAさん、Jさん。そして大学の後輩でもあるN君。参加予定だったMさんはインフルエンザのため欠席、つうことで総勢4名の会合です。ちなみに全員が「車屋亭」さんのリピーター。そんなに好きか、このお店が!?

いやあ、それにしても楽しい時間つうのは、あっ!という間に過ぎるもの。気づくと宴会開始から4時間半(!)が経過してましたもんね。店が空いてたから良いけど、迷惑客じゃん?いやいやワレワレは終始、注文し、食って呑んでを続けたので許して下さるでしょう。撤収前に店内でパチリ、JさんとN君の雄姿?であります。

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ワタクシとAさんの謎のツーショット。

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夜11時近くに「車屋亭」さんを出た4名。入店時は気づきませんでしたが、店前に「鍋料理」の旗が掲げられております。店を出てから言うのもナンですが、この季節、鍋も良かったかもねえ~。

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ところで、ワレワレは、このお店に来たら必ずオーダーする料理があります。ずばり、特製ナポリタンであります。誰がナンと言おうと(誰も何も言わんけど)、シメはナポリタン・スパゲティなんじゃあ~~と大きな声が出てしまった。

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酒をたっぷり飲み、話は盛り上がり、いつものナポリタンを食い・・・とハッピーすぎる錦糸町忘年会のハナシは、これでお終いっ!N君、Jさん、Aさん、今年もお世話になりました!また来年、呑みましょう!

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・・・と、書いてて思い出したけど、N君とは年末に、別の呑み会で会うんだったね。ま、とりあえずヨロシクです。したっけ!(←北海道弁の「じゃあね」が出ました~)。

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2023年、博多での忘年会。シメは、熱々の五島うどんだぜえ~つう自慢話。 [宴会、呑み会]

2023年12月。

♪ 暮れなずむ町の~、光と影の~なか~ ♪ 去り~ゆく、あなたにぃ~贈ることばぁ~♪、と海援隊の名曲「贈る言葉」(1979年)を口ずさみながら、やってきました、福岡県の博多へと。

今回の用件は、一応はシゴト、つまり出張です。じっさい日中はしっかりアルバイト仕事をこなしました。とはいえ、この時期ですからね。我が国ジパングにおいて「忘年会」と称される年末行事に、どうしたってココロ惹かれるわけです。ふむふむ・・・などと博多の駅ビルのキラキラ電飾を眺めて、しばし黙考するワタクシ。

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さて。博多の呑み場所つうと、多くの方は「天神」「中洲」「博多駅界隈」を思い浮かべるでしょう。しかし!ワタクシは違う!(←無意味に力が入った)。地下鉄 渡辺通駅~西鉄薬院駅~西鉄平尾駅に囲まれた地味な、観光客は絶対に行かないエリア、ここがターゲットなんであります。下地図の、赤丸のあたりですな。

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12月某日。夜6時半。アルバイト先の会社の方といっしょに地下鉄 薬院駅界隈で、酒場を物色するワタクシ。忘年会シーズンにはまだ早いでしょ、とタカをくくり、今回は店の予約をしていないのでした。

で、1軒目の店(店内が広い相撲茶屋「大塚」さん)へ入店するとのっけから、ガーン!やられました~。店員さんいわく「すいません~、今日は予約で満席なんですよ~」。え、ウッソー!と声が出ましたね。出鼻をくじかれました。プチ驚きましたが、こちらもシロウトじゃあございません。

すぐさま、プランBへ移行します。「大塚」さんから徒歩30秒、焼鳥「ひまわり」さんへ展開します。ほ~らね、ちゃんと座れた。良かった良かった。店内BGMはなんとも懐かしい、My Little Loverの曲。料理とお酒は値段リーズナブルで、ちゃんと美味しいんですよ。バンザイ~。

かように、1軒目ですっかり身もココロも仕上がったけど、ノンベイはこれで終わるわけにはいかない。2軒目に行くぜえ!と気合いのはいるワタクシに、Mさんは最後まで付き合う羽目になります。合掌。

2軒目は、以前から気になっていた酒場「享楽」さんです。享楽、という店名がヤバい空気を醸してます。享楽的とくれば、退廃的、刹那的、破滅的という語が連想され、ほんのりとエロスの香りさえ漂います。とはいっても店前にエロㇲ雰囲気はゼロ。実直・まっとうな和風外観でございました。ちゃんちゃん。

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ワタクシがこちらに注目した理由は、ちょうちんに書かれた「五島サバ」の文字。五島とは、長崎県の五島列島のことで名産のひとつがサバつうわけ。五島好きのワタクシが食いつくのは無理ないでしょう。

で、ワタクシ、入店するなり「五島サバの刺身」を注文しました。刺身ですからね、酢ジメしてないんですよ。鮮度が良くなきゃできないメニューです。おお~っと出てきた、これがサバ刺し、ドーン。

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脂ののったサバに、芋焼酎「三岳」のロックを合わせれば、もはや言うこと無し!じゃあ。いや、ホントは上五島の焼酎「五島灘」を呑みたかったんだけどメニューになかったのよね・・・。

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いよいよシメの料理であります。うほ、ありました、私の大好物「五島うどん」

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サクッと注文し、ほどなく出てきたのがこれです。茹でた麺を水でしめず、熱いまま提供する「地獄炊き」という形態ですな。

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やっぱり美味いねえ~五島うどんは!細麺で、ツルッとしたのどごしがサイコーなの。1軒目の焼鳥屋さんで大量飲酒&爆食したMさんは、サバに手がついてなかったけど、五島うどんならいけるようでツルツルこなしていきました。さすが!

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いやはや「享楽」さん、ホント良い店だった。こーゆー良いお店が、どうして東京には無い(少ない)のであろうか。ほんとにもう何とかしてくださいよ、小池都知事。

こうして、充実、満足、満腹の年末の博多での呑み会ハナシは終了です。さあて、関東に戻ったら、次の忘年会が待っているぜ。いつもの呑み仲間と、墨田区錦糸町の店で呑んで食って大笑いすることにしましょう。本日は以上!

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GACKTさん主演映画「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」で大活躍した、とび太に拍手! [映画]

2023年12月。

先月末に公開された映画「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」を拝見しました。壮大な茶番劇、と銘打つとおり、前作(2019年)以上にバカバカしい痛快作でした。異なる県民間のディスり合戦は、ますますヒートアップし、主演のGACKTさんも絶好調であります。

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前作は関東ローカル?な対決(埼玉VS東京)でしたが、本作はスケールアップ、大阪、滋賀、和歌山を巻き込んでの大騒動。日本全土を大阪化せんとする府知事・嘉祥寺晃(かしょうじあきら、片岡愛之助さん)の野望を、埼玉解放戦線の 麻美麗(あさみれい、GACKTさん)、壇之浦百美(二階堂ふみさん)らが打ち砕く・・・という無茶苦茶なもの。

いやあ、面白かったわあ~~、少なくとも公開中の「エクソシスト 信じる者」よりは・・・って、他の映画をディスってはいけませんね。つうか、「エクソシスト」はシリアスなオカルト映画だし・・・。

ところで、ワタクシ「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」は、やっぱりご当地、埼玉県で観ないといかん!とココロに決めていたのです。自宅のある千葉県からクルマで走り、県境を越えて、埼玉県三郷(みさと)市にあるシネコンMOVIX三郷へとやってきました。じゃーん!・・・といっても、GACKTさんの横断幕が掲げられているわけでもなく、何のヘンテツもない外観。あれれ・・・。

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館内にはいると、うは、やっぱりありました~。地味な映画PRボード、手作り工作感がたまりません。注目は脇の旗でしょう。埼玉解放戦線、三郷支部・・・うわあ、勝手に名乗っておるぞ!

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とまあ埼玉県のシネコンまで来て、小さくツッコミをした次第。さて、以上が前置きです・・・って、前置き、長っ!

本題、行ってみましょう。本作で活躍する正義の方々といえば、GACKTさん、二階堂ふみさん、杏さん、加藤諒さん、益若つばささん、微妙ですが小沢真珠さん、天童よしみさん・・・といった面々ですが、ワタクシとしては、こいつこそが真のヒーローだと思う。

そう、飛び出しとび太、です。下写真は6年前に滋賀県米原で撮影したもの。

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滋賀県のいたる所に置かれている注意喚起ボード(木製)であります。飛び出し注意のとび太くん。まさにご当地アイドル。オレ、現場でツーショット写真も撮ったもんね(自慢)。

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話が先走りましたが、この「とび太」が映画でも大活躍するんですよ。MOVIX三郷で、ワタクシ、カバンにつけるリフレクター(反射板)買っちゃいました(自慢×2)。

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いいよなあ、とび太。表情やポーズになんとも味があるもんなあ。

ちなみに、とび太のニセモノは全国にいっぱいあります。で、ニセモノはしょせんニセモノ。ガツンとくるものがない、あるいは、ガツンときすぎる。たとえば札幌の物件がこれ。く、黒い・・・えげつない表情と相まって完全にホラーです。「シャイニング」のジャック・ニコルソンです。「エクソシスト 信じる者」にも出て・・・ないですね。

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蛇足の上塗りですが、先月、JR広島駅の前で見つけた一品がこれ。飛び出し防止系ではなく「手をあげて横断歩道を渡ろう系」学童ボード。インパクトに欠けますが、よ~く見るとまつ毛の書き込みが妙に細かく、描き手のこだわりが感じられます。造作はやっぱりホラー。「エクソシスト 信じる者」の・・・って、その話はもういいから!

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映画「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」からずいぶん話を広げてしまった。こんな展開が出来るのも、本作の懐の深さゆえでしょうな。と、無理やりポジティヴなまとめをしたところで、今日はお終いっ!

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佐賀県の旅。名湯 武雄(たけお)温泉に浸かり、波佐見~有田~伊万里で陶器ウオッチング(その2) [旅]

2023年12月。

前回記事の続き。佐賀県の陶器名所を巡り、ラーメンどんぶりを購入した自慢話であります。まずはゲットした品をご覧いただきましょう!じゃーん!

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うわっ!飼い猫そらがフレームインしてきたあっ。お前の後頭部、要らんから!と気を取り直し、まずはひとつめのどんぶりをパチリ。

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もうひとつのどんぶりをパチリ。ちょいと小ぶりですけど、使ってみるとちょうど良い塩梅でしたよ、はい。

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どうです。いい感じでしょ、フフフ・・・と言いつつ、陶器に疎いワタクシ、家の者のチョイスに従っただけで、良し悪しはな~んも分からんのですわ。ははは。でも自慢ポイントがあります。このどんぶり、佐賀県伊万里で購入した、有名な伊万里焼(いまりやき)なんです!値段もそこそこ高いのじゃ。やった、勝った!・・・って誰にだよ。

ウムム、これじゃまるで、ルイ・ヴィトンのバックだぜえ~~とか、ロレックスの時計だよ~ん~、なんてブランド品の所有を自慢する薄っぺら阿呆じゃん。。。などと書いてると、とめどなく話が長くなるので、どんぶりの自慢は以上。

佐賀県での陶器名所めぐりの様子を書きます。現場の地理関係はこれです。武雄(たけお)、有田、伊万里は、佐賀県の西で、互いに隣接しているんです。クルマで周るには便利だね。

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8:30にJR武雄温泉駅ちかくでレンタカーを借り、向かったのは波佐見(はさみ)という街。有田や伊万里に比べると有名ではないけど、伝統に縛られないセンスのよい窯元があるらしい・・・との情報にもとづき寄ってみました。ちなみに波佐見は佐賀県ではなく、長崎県になりますね。

波佐見では3軒の窯元さんに伺いましたが、ツボにはまったのは「株式会社 西山」さん。渋~い木造建物がギャラリー&ショップになっております。

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ショップでみた瞬間、これだ!と思った品が、日本酒の杯(さかずき)と、ぐい呑みです。形、色、重さ、手になじむ感じがワタクシ好みです。薄手の杯(写真左)は、外側に黒い染みがある(ほとんど目立たない)のでお値段は破格の500円!こーゆーアウトレット品は現場(製造元)に来なければ入手できませんね~。ちなみに右のぐい呑みは880円。これも安っ!

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次の地へ移動です。波佐見からクルマで30分。有田焼で有名な有田町に到着です。通りに面して陶器店が並んでおり、どこも歴史を感じさせる古くて渋~い立派な木造家屋。入店するには敷居が高すぎますなあ。

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店内をチラッとのぞくと予想はしていましたが、お皿や器のお値段は概して高め。ウムム・・・と唸ってしまう。てなわけで、有田では買うほうは諦め、「観る」ほうに特化しましょう。まずは「有田陶器美術館」へ伺って歴史的名品を眺めます。テレビ東京の長寿番組「お宝鑑定団」に出てきそうな、なにやら凄そうな皿やら壺がいっぱいありましたね。

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美術館を出たら、鳥居が陶器でできている神社を見てと・・・。おっ、そうだ、忘れてはいけない。有田界隈で見かけるド派手な黄色い看板のことを。そう、有田焼のデパート丸兄(まるけい)」さん、であります。

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丸兄って何?有田焼のデパートって?つう疑問を解消すべく入店してみましょう。百聞は一見に如かず。地上2階、地下1階の巨大施設はまさにデパート。所狭しと並ぶ膨大な数の陶器、陶芸品をみてクラクラしたワタクシでした。下写真は私の身長より高い陶器のツボで、実用ではなく鑑賞用でしょうな。それにしても迫力あるわ・・・。

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結局、有田では何も買いませんでした。そーなると必然的にラーメンどんぶりは最後の訪問地、伊万里(いまり)で購入することになる。はたして売っているのか?どんぶりは。

有田から車で40分。伊万里にある、大川内鍋島窯跡、なる窯元の集結地帯へとやってきました。うほお、いい感じだなあ~。山あいの里という風情。ココロが落ち着きます。坂道に沿って、伊万里焼の窯元が軒を連ねており、店内販売もしています。散策するだけでも楽しいなあ~。

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家の者が、事前に目をつけていた窯元(&お店)があるとのことで訪問しました。なんとも品のよい青みがかった光沢がたまらんなあ~ただしお値段はちょいと高いねえ、、、と言ってたら、家の者が、ぐい呑み1個を購入し、ワタクシにプレゼントしてくれました。ダンケ・シェーン!・・・ってなぜドイツ語?

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陶器にそれほど興味がないワタクシですが、伊万里のこのエリアは景色が良く雰囲気が穏やかなので、リピーターになっちゃいそうです。

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そして。この20分後。ワレワレは、めでたく「太一郎窯」さんのショップにおいて、冒頭写真のラーメンどんぶりを発見、購入したのであ~る。パチパチ。なんとかミッション完了。いやあ良かった良かった。以上で、佐賀県(&長崎県)の陶器名所めぐりの旅はお終いっ。チャオー。

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佐賀県の旅。名湯 武雄(たけお)温泉に浸かり、波佐見~有田~伊万里で陶器ウオッチング(その1) [旅]

2023年12月。

先週は2泊3日で佐賀県を旅しました。目的は、日本屈指の陶器名所である有田&伊万里をめぐり、ラーメンどんぶりを買うことであります。ニーチェ先生のお言葉を借りれば「あまりに、あまりに人間的な」目標と言えましょう。

「でもさあ、どんぶり買うなら近所の西友やニトリでいいじゃん」つう自分へのツッコミを払拭すべく、現地に出向かねば体験できないテーマも設定したのです。その① 2022年9月に開業した西九州新幹線(長崎~武雄温泉)に乗ること。その② 名湯 武雄(たけお)温泉でまったり湯に浸かること。おお、これだけでも良い感じに「旅っぽい」じゃん。

てなわけで某日。家の者とふたり、ヒコーキで関東から長崎空港へと飛び、バスで長崎空港→JR長崎駅と移動。無理やり新幹線には乗るんじゃあ!と気合いをいれ、新幹線かもめの乗車券&特急券を購入。おお、これが西九州新幹線の車両かあ。赤い目が、ウサギさんみたいで可愛いではないか。

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ご存じの方も多いと思いますが、現時点(2023年)で西九州新幹線は、博多まで開業しておらず、長崎~武雄温泉間での走行となっております。乗車時間はたったの28分

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まさに、あっ!という間ですな。それは良いとして、プチ悲しいかったのは、トンネル走行が多く、またトンネルを抜けても安全柵が邪魔して、車窓から景色がほとんど見えない事・・・ああ、微妙な気分だわ。ただ、これも実際乗ったから分かったわけで、なにごとも経験が大切ってことですね。

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14:13に、西九州新幹線の終点、武雄温泉駅に到着したワレワレ。駅が新しくてオシャレですなあ。

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温泉宿へ行く前に武雄を散歩であります。駅から徒歩15分ほどのところに、「塚崎の大楠」という巨大クスの木があるらしいので行ってみました。写真では分かりづらいけど、デカかったあ!幹の根元に人が立ったまま入れる大きな穴(うろ、というべきか)があり、数千年の雨風に耐えてきた苦労が分かります。

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これは幹の中にはいって撮った写真。ちょっとした鍾乳洞気分です・・・。

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続いて向かったのは武雄神社。そこには「武雄の大楠」なる老巨木があるらしい。せっかくなら拝見しようと歩くこと10分。武雄神社の鳥居をくぐってさらに5分。

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うは、このクスの木もすごい迫力だわ!やっぱり幹の根元には穴があって、こちらは階段までついています(木の保存のため、立ち入りは禁止)。な、なんと、樹齢 3,000年超だそうで、聖徳太子より、イエス・キリスト様よりも年上つうことです。恐れ入りましたあ~。

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クスの木、2本立て鑑賞(映画みたいだ)で満足したワレワレ。テクテク歩いて、武雄の温泉街に到着であります。おや、いい雰囲気じゃないすか!

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宿の部屋にはいって荷物を置くなり、まずは大浴場でひとっ風呂。私以外に入浴しているヒトはおらず、貸し切り風呂状態だぜえ。湯の質もヨロシく、こりゃ天国だわ、と楽しい気分が止まりません。

夜になると、案の定、「これを食べきれる日本人って少ないのでは??」と思うほど、過剰な物量の晩飯が、温泉宿から提供されました。無理やり食いきって、腹パツパツで寝たワタクシであります。う~ん、出された食べ物はゼンブ食べないと気がすまない絵に描いたような貧乏性じゃよ、ワシ。

翌日の朝6時。新たな楽しみが待っております。外湯にはいること、です。宿から徒歩30秒。国文化財である楼門をくぐると、雰囲気が変わります。なんとも渋いね~~。

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門をはいった脇に、500円で入浴できる共同浴場「元湯」があり、朝6時から開業しているんですな。こりゃ行かずばなるまいて。ご丁寧にも、湯の温度がリアルタイムで入口前に表示されています。あつ湯、と、ぬる湯、があって、熱いほうは「44.9℃」、ざっくり、45℃ってことか。ひいい~。

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500円を払って、木造建屋の奥へと進むと、予想してましたが、おられるのは常連のおじいさんたち。元湯は、ちょっとした社交場となっております。ここで、私が何に驚いたかつうと、

おじいさんたちが「ぬる湯」ではなく、全員「あつ湯」に入ってること。ワタクシ、おそるおそる、あつ湯の湯船に指先をつけたら、ギャッと声が出ましたね。これって絶対無理じゃん!こんな熱湯に入ったら死んじゃうって、マジで(おおげさかな)。

てなわけで、腰抜け野郎と罵られようと、私は「ぬる湯」一本を貫きましたぜえ!勝った!・・・って誰にだよ。一応、自分の名誉のため申し添えると、ぬる湯も十分に熱かったんですからね。はい。

40分ほど元湯を楽しんで宿に戻ります。幸いにも、朝食はほどほどの量で、前晩の惨事が繰り返されることはなく、ああ、良かった良かった。

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さて、次回は佐賀の第2弾。波佐見→有田→伊万里とめくった陶器ウオッチングについて報告します。本日は以上!

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飼い猫そら。オーディオ部屋の毛布のなかが大好きです。 [家の猫]

2023年12月。

お、気が付くと今年も師走になりました。どうりで寒いと思った。つい1か月前は気温25℃と騒いでいたのが嘘のように、関東はぐっと冷え込んでおります。とくに朝。外気温は4℃くらいで、室内もそれなり寒く、布団から出るとブルッとします。ヒートショックで死なないようにせんとなあ。怖い怖い。

さて、我が家の飼い猫そら(4歳半、女の子)の話。朝7:30、メールチェックをすべく、私がオーディオ部屋にあるPC机に向かうと、居間にいたそらが、すかさずやってきて作業の邪魔をします。キーボード上に陣取り、ドヤ顔だわ。ひい~~。

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次に、私の体に抱きついて、「だっこ」の要求であります。

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私に抱かれたそらは、ここでもドヤ顔じゃ。

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10分ほどそうしていると、眠くなるのでしょう。そらは私の腕を離れ、部屋に置かれたソファへ移動します。メールチェックを済ませた私がソファをみると、ありゃ、そらがいないじゃん!

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ふふっ、私は知っている。このくしゃくしゃになった毛布のなかにヤツが潜んでいることを・・・。はじをめくってみると、ほ~らね、誰かさんの脚が出てきます。

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さらにめくると、じゃ~ん。そらを発見じゃあ!って、定位置にいるだけなんだよね。

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指先を近づけます。そらは嫌がるでもなく、私の指をペロペロとなめて親愛の情を表現。さすが、こいつはなつこいわあ。

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寝足りない様子なので、どれ毛布を戻してあげよう。ぬくぬくと温まって、ゆっくり寝てくださいな。。。

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2時間ほどたち陽光で室内が暖かくなると、そらは毛布から出てきます。ひと眠りしてスッキリしたご様子。いかん、こうなると「だっこ要求」「ブラッシング要求」「ボール遊び要求」と、とめどなくリクエストが続く可能性があるぞ。うはあ・・・。

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うーん、いつものことですが、かように猫を中心に、人間の1日の行動が決まってしまう我が家の悲しみ、であります。まあ、こうゆう生活も楽しいわね。ちゃんちゃん。にゃ~~ぉ。

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