八兵衛を訪ねて:第6回「ガリレオ八兵衛」(埼玉県朝霞市 本町2丁目) [八兵衛を巡る]

2024年3月。

本年の私の活動テーマ「全国の八兵衛を巡る」第6回の報告です。遠方の八兵衛さん(九州、静岡、岡山)への訪問で息切れしたわけじゃないけど、前回の新宿「八兵衛稲荷神社」に続き、今回も首都圏内でサクッと済ませてみましたぜ、あははは(←意味なく笑う)。

今回訪問した場所: 麺処 ガリレオ八兵衛(蕎麦・うどん店) 埼玉県朝霞市本町2丁目13-52 

♪ 鏡のように光る 喜び抱いてる~ ♪ いつだって、恋だけが、ステキなことでしょう~ ♪ と、MY LITTLE LOVERの名曲「ALICE」(1996年)を口ずさみながら、やってきたのは埼玉県の朝霞(あさか)市です。

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池袋から東武東上線の急行に乗って15分つう都心エリア。千葉県在住のワタクシ、朝霞ときくと、うわあ、JR武蔵野線で行くめちゃ遠いとこやんけ、と思ちゃってました、朝霞市の皆様、まことに申し訳ございません・・・って、わざわざ謝る必要はないか。

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この日は、散歩にうってつけの無風・晴天でして、目指す八兵衛さんまでユルっと散歩しようかね~と駅を出て・・・

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歩くこと30秒。うひゃ、こんな近くに目的地を発見!今回の八兵衛さんは駅に隣接してるんですなあ。八兵衛巡り史上、駅から最短距離の新記録が樹立されました~。おお、ギネスに認定じゃあ~。

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まずは入店前に店構えをパチリ。ドランクドラゴンの塚地さんが出没しそうな、ザ・駅前の蕎麦屋さんという佇まいが大変よろしいです。濃紺ののれんに、白文字で書かれた八兵衛の文字が期待を高めます。

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店前の、親切な写真入りメニューボードをパチリ。八兵衛巡り6回目ともなると、現場作業(撮影)も良い意味でルーチン化しているワタクシです。

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お店の最大の謎はいうまでもなく、店名の「ガリレオ八兵衛」でしょう。蕎麦屋さんが、なぜガリレオ?朝霞駅前にはピサの斜塔はなかったし。福山雅治さんが常連なのか?疑問を抱えながら入店して、天ぷらそば(430円)をいただきます。

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平日の11時30分で、店内にお客さんが増え始めたころであります。

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天ぷらそばは、まさに安定・安心の味でした。オレ、日本人に生まれて良かった、と思わせるザ・駅そばです。物凄く美味いわけじゃないけど、それが良いの。つゆも飲み干し、完食じゃあ。

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日本人的な幸福に浸ったので、天才物理学者・湯川学(福山雅治さんの役名)よろしく、ガリレオの謎に迫ろうとしたんだけど、ちょうど昼時、お客さんが次々に入店し、店員さんの忙しさが加速。「あの~おたくの店名のガリレオですけどぉ~」つう頓馬な質問ができない雰囲気になっちゃいました。

まあ良い。世の中には、知らほうがよいことだってある。真実を暴くことが必ずしも正義ではないのだ、分かるかね、内海君(←柴咲コウさんの役名)、、、と、気の弱さを小芝居と屁理屈でごまかし、ごちそうさまでしたあ、と店員さんに告げて、朝霞のガリレオ八兵衛さんをあとにしたのでした。ちゃんちゃん。

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さあて、次回はまた地方遠征です。杜の都、仙台の八兵衛さんでお酒を満喫する予定。ではでは!

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もう少し働いて金を稼ぐかあ、と一瞬思ったけど、あの面談を考えると気が進まない、つう話 [雑感]

2024年3月末。

今の時期、日本企業は年度の変わり目で、受注・売上の整理や、次年度の予算策定などメンドーな仕事が山積でしょう。ワタクシは、といえば定年退職した無職プータロー。かような雑事とかかわることもなく、愉快・爽快・痛快な生活を満喫中であります(←ここ自慢です)。フリーランスで技術コンサル仕事を3社から請けおってはいますが、それでも週休6日のユルユル生活であります。やった!勝った!・・・って誰にだよ。

さて先日のこと。エクセルで自作した家計簿で、我が家の収支状況を確認してみました。

結果、ワタクシは表情を曇らせ、ウムムッ!と唸ったのです。ここ4カ月ほどは「支出が収入を上回る状態」いわゆる赤字経営と発覚したからです。いわゆる、貯金を切り崩して暮らしている状態で、ありていに言えば、お金が日々減っているわけです。ドドーン。

明日食うものには困らんけど、この状態が続けば、やがては米びつの米は底をつき、肉はもちろん、キャベツ、玉ねぎ、もやしも買えなくなり、水道・ガス・電気は止められてしまう。そうなれば「如何にしつつか 汝(な)が世は渡る」と山上憶良さんの「貧窮問答歌」をひとりごつ、あるいは「わがくらし、楽にならざり、ぢつと手を見る」と石川啄木さんの「一握の砂」に耽溺する、よーするに昭和枯れすすき的なビンボー沼に沈むわけですなあ。

内田百閒さんや深沢七郎さんのようにビンボーを極めた仙人もいますけど、ワタクシには到底無理。となれば収支好転をめざしてもう少し働くかあ~というフィール、つまり気持ちがわくのも人情でしょう。はい。

そうです、今日だけは、7億円を違法ギャンブルにつぎこんだ通訳M氏への憧れはやめましょう!濡れ手に泡ではなく、地道に働いて得た銭が尊いのであ~る。って、オレ、M氏に憧れてはいないけど。ちゃんちゃん。

さて以上の経緯により、「どや、うちでシゴトせんか?」と声をかけてくれたオジサンのフェイス、つまり顔を私は思い浮かべたのです。彼の顔、妙に黒かった。ゴルフ?日焼けサロン?

が、ここで、やっぱりや~めた。シゴトはもう増やさん!・・・とチェンジ・オブ・マインド、私は心変わりしたのであります。

理由は、忙しくなるのがイヤだから、ではなく、シゴトを始める前に雇い主とのアレがあるから、そう「賃金に関する協議・合意」の面談であります。

ひとのことは知らんのですが、雇い主から「報酬は、月〇〇円です」と額を明示された経験、私は一度もありません。彼らが私に対して「いくら払えば良いのですか?」と質問するのが常でした。いやはや、これが困るのだな。だってそうでしょう。コンサル仕事の相場額なんてオレ、知らんもん。こっちが聞きたいくらいだよって。

で、うにゃうにゃ、ぐだぐだ、気まずい会話する中で「じゃあ、〇〇円ってことで・・・いいすか、ね?」「はあ~」とヌルリと金額が決定する。この一連のやり取りが、実に気持ちが悪いのです。いっそ私から「時給1億円でお願いしま~す」とボケ倒す新手もあるが、場数を踏んでいないと不可能な大技です。第一それを言えるんだなら、はなっから困ってないよって。

というわけで以上が本日の前置きです・・・って、前置き、長っ!

上記テーマ「フリーランスの仕事において、雇い主と報酬(賃金)を気持ちよく決定・合意するにはどうすればよいか」について、知見者に意見を聞いてみよう、と思いたった前向きなワタクシです。

ちょうど良い塩梅に、話を聞くのにうってつけのTさんと呑む機会がありました。Tさんは云十年間、東京でフリーランスのギョーカイ仕事をしていて、事務所を立ち上げ、原宿に店をもったこともあり、さらには日本で知らぬひとのいない衣料製造・販売企業の、モデルまでやった女性です(ポスターで見たときはつい笑ったけど)。そういえば、彼女のおかげで、私は、大手企業のテレビCMに出たことがあるのだ!(←自慢)・・・いや、CMに出たのは私ではなく、私のビジネススーツでした。CMの演者(俳優)さんの体形が、私とぴったり同じで、撮影まで時間がなかったため、私がスーツを貸したのです。

ま、そんなハナシはよいとして。

酒場で日本酒を吞みながら、Tさんにくだんの報酬のくだりを話したところ、彼女は即座に言い放ちました「だめねえ~」と。続けていわく「報酬額って、アンタにいくらの値打ちがあるのかって意味よ。わかる~?」。

「額なんて自分では決められない、じゃダメなの。それじゃあアンタに価値はないってことじゃん」「そこって、厚かましいとか思って、遠慮するとこじゃないから!」「金額なんてただの数字なのよ。欲しいと思う額の5割増しくらい言っちゃえばいいじゃん。それで相手が、高い、と言ってきたら、そこからは交渉なんだから。もうさあ~、しっかりしないと!」。

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とまあ、その道の大先輩は立て板に水のように持論を述べるのであった。さすがだなあ。はあ、と小声で答える私の肩を叩きながら、Tさんはこう続けます、

「わかった?フリーランスって頼れるのは自分だけなの。会社が守ってくれてるサラリーマンとは違うんだからね。何度も言うけど、自分をしっかり持たないとダメ。分かった?」

いやあ、何歳になっても人間は勉強ですな~~。自分のことのように熱いアドバイスをしてくれるTさんにも、もちろん感謝であります。ありがとう~~。

お礼といっちゃナンですが、CMやドラマや映画で、極端に短足なひとのビジネススーツが必要になったら、私がまたお貸ししましょう。いや、もう着ないので差し上げます。ついでにスーツではなく生身の私も、映画などに出演できると嬉しいなあ~。北川景子さんのお父さん役とかでお願いっ!←絶対無理ですなあ、あははは。

本日は以上!ちゃんちゃん!

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上野にあるザ・昭和の居酒屋「赤提灯」さんで阿呆な6名は、またぞろ痛飲するのであった。 [宴会、呑み会]

2024年3月某日。

私が2年前まで働いていた職場の、20代のワカモノ5名となんとな~く集まっては呑んだくれる不定期会合が、3カ月ぶりに上野で開催されました。この日は土曜日。そして良い天気。宴会開始(の16時)まで、不忍池(しのばずのいけ)界隈の景色を眺めて、アルコールへの意欲を高めます。

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JR上野駅、京成上野駅、地下鉄だと上野広小路駅、湯島駅、といろんな駅から近い飲み屋街にある、居酒屋「赤提灯」さんがこの日の会場です。ザ・昭和酒場、つう店構えがステキ。そして看板のイラストがたまらない、なんたってパンダが一緒に酒呑んでますから~。いやちょっと待て。可愛いとはいえ、結局、こいつ熊ですよ!危険ですよぉ!・・・ま、上野だからいいか。

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呑み会は、店の奥の広い座敷で、他の酔っ払いグループと相部屋で展開です。ワレワレ6名は部屋のはじっこに陣取りましたが、20名の団体客(法事帰りか?)のウルサイこと。ま、これが上野呑み会の味でもあります。

年度末で疲れているのか、破棄、じゃなく覇気のない4人のノンベイたち。

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最近、上司にコッテンコッテンに怒られ、凹んだはずのI君(下写真左)が一番元気よさそうだ。さてはお前、何も考えてないな?

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部署一の舞踏派、ならぬ武闘派の、Jは相変わらず眼力が強いぜ。こうゆう凶悪な目つきは、飲み屋街でトラブルの元凶であ~る。なんとかしたまえ。

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ワタクシ、といえば、壁一面に貼られたメニューを背景に自撮りじゃよ。ふっふ、60代のおじいさん(=私)は孤独に強いのだ。やった、今日も勝った!つうか、むしろ負けたか?

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かっこつけたものの孤独に耐えかね、優しいNさんとのツーショット。今度こそ勝った!って誰にだよ。

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で、6名でさんざんぱら呑んで食って2時間半。会計すると税込み合計17,800円。おお、支払額はひとり3,000円弱じゃん!いやあ、コスパいいすねえ~、さすがは赤提灯さん。「安い」「旨い」の看板に偽りなし。いや、客にパンダはいなかったので、偽りアリか。

20代のワカモノ5名+60代のジジイ(私)1名の変則ノンベイ集団、この後、上野でもう1軒酒場で呑み、最後のシメは当然のごとくラーメンでしたなあ。日高屋さんでいただきました。あっさりして良いわ~。

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次回呑み会は、5月〇〇日に開催じゃあ、と律儀に日程を決めたところで、この日は終了!ワタクシをのぞくワカモノ5名が並んでパチリ。

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孤独に弱くなったワタクシを囲んでパチリ。相変わらず、Jの目つきが怖いぜ・・・。背後霊かお前は。

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さあ~次回は、パンダといっしょに酒を呑むぞオ~~って、それ絶対無理だから!と、上野ローカルなボケが、あんのじょう不発に終わったところで今日はお終いっ。

へばな~~(←秋田弁の「じゃあね」が出ました~)

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ドイツのヘヴィメタルバンド ACCEPTのニューアルバム発売日(4月26日)が待ち遠しい~。 [ジャズ、ロック、ポップス]

2024年3月。

♪ 良い子が住んでる良い街は~ ♪ 楽しい楽しいメタル街~ ♪ てなわけで猫も杓子もみ~んな大好き、今日は、ヘヴィーメタルの話題ですう。あ~あのヘヴメタってやつね、時代遅れのウルサイだけの雑音ね、子供が聴いたらバカになるやつね、シッシッ!あっちに行け!・・・と無思想にメタルを拒絶するアナタとは、ここでサヨウナラだ。

アンタなんかはね、ヨハン・セバスチ~~ャ~ン・バッハ様の鍵盤楽曲なんぞ聴きながら、メリハリもなくボンヤリ一生を過ごすのがお似合いだ。死ぬ間際になって、アイアン・メイデンやジューダス・プリーストを聴きたくなっても、わしゃあ知らんからね。ふっふっふ、今日も勝った!って誰にだよ。

ちなみに、いまワタクシはバッハの未完の名作「フーガの技法」(2台チェンバロ版)を自宅オーディオで聴いております。良いですなあ、バッハ・・・って、そこ、ヘヴィメタじゃないのかよ!

強引かつ冗長なノリツッコミが出たところで、本題へいきましょう。

2年前の定年退職以降、ヘヴィメタルのみならず、クラシック、ロック、ジャズ、ポップスを含め、音楽CDの購入数が激減したワタクシ。主として経済的理由によるものですが、そんなワタクシも新作アルバムが出たら必ず買うバンドがいくつかあります。そのひとつがドイツのヘヴィーメタルバンド、1976年結成の、

ACCEPT(アクセプト)であります。彼らの50年近いキャリアはけっして順調ではなく、初代ヴォーカル(ウド・ダークシュナイダーさん)が解雇されたり、解散したり再結成したり、メンバーチェンジが続いたり、あげく壊滅状態に陥ったり、と、島倉千代子さん的に申せば「人生いろいろ」なのでした。

大きな転機は2009年。半死状態だったバンドが、アメリカ人シンガー、マーク・トーニロさんをフロントに迎えて状況が一変します。マークさんの絞り出すような塩辛声を武器に、バンドは復活の狼煙を上げ、2010年に新メンバーでフルアルバム「Blood of the Nations」を発表したのでした。パチパチ(拍手の音)。

いや~あ、このアルバムが、ACCEPTファンのワタクシの心をドドーンと射抜いて、やっぱすげえ!と感動を新たにした次第。ACCEPTを、ACCEPTたらしめるエレメントは、ウルフ・ホフマンさんのギター、軍隊調の重低音コーラスなど挙げられますが、一番はメインヴォーカルのしわがれ声なんだよなあ~。

1980年代(バンド全盛期)のウド・ダークシュナイダーさんの声も良かったけどハッキリ申し上げて、ピッチの安定、コントロールという点で、現シンガーのマーク・トーニロさんが格段上に思える。彼はクリーンヴォイスもイケるのが強みですよね~。で、バンドはその後、さらに4枚のアルバムをリリース、どれもがACCEP節全開の快作で、とくに直近(2021年)の「Too Mean to Die」は傑作と申し上げたい(関連ブログ記事は→ここ)。

・・・おおっと熱くなってマニアック沼にはまりました、失礼。本日、私が何を言いたいかつうと、

来月、4月26日に彼らのニューアルバムが発売されるってこと。楽しみで仕方ありません。

タイトルは「HUMANOID」(ヒューマノイド)。すでに1曲の動画がオフィシャルサイトにアップされており、それを観た限り、バンドの路線にブレは一切なし。相も変らぬACCEPT節ってこと。マンネリと言われようと金太郎飴と言われようと、わしゃあこれが好きなんじゃあ!

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ACCEPTに不安要素があるとすれば、シンガーのマーク・トーニロさんの健康状態でしょうか。なんたって、今年で御年69歳ですからね。ヘヴィーメタルを愛する彼のこと、文字通り重金属なみの強い肉体と精神をお持ちでしょうけど、無理なさらんで下さいね~。ツアーは控えめにして、1日でも長くACCEPTのフロントマンを続けて下さい、お願いします!

とにもかくにも、アルバム発売日、4月26日が待ち遠しいなあ~。私はニューアルバムをネットで購入なんてしませんぜ。リアルな店舗に行きます。さあてどこの店に行こうかな~銀座かな~渋谷かな~新宿かな~たまに横浜もいいな~名古屋や大阪もいいなあ・・・って方向がぶれてきた。いかんいかん。

ここで新曲「Humanoid」のクリップをくっつけます。ベースのピーター・バルテスさんも脱退して、いまやオリジナルメンバーはギターのウルフ・ホフマンさんだけか・・・同じメンツでバンドを続けるって大変なんだネ。


ついで、といっちゃナンですが、2010年のバンド復活第1弾アルバム「Blood of the Nations」から「Teutonic Terror」のクリップもくっつけます。これ観たら、世の中のオジサンたちは元気になりますな。シンガーのマーク・トーニロさんの熱量に負けちゃいられませんぜ。


今回の記事でACCEPTファンは、世の中に3人は増えたろう。やった、今日も勝った!って誰にだよ。さっきと同じノリツッコミが出たとこで本日は以上っす。

チュース!(←ドイツ語の「じゃあね」が出ました~)

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面識のある方々の自殺が重なった件。そこで思った事。 [雑感]

2024年3月。

日本はいよいよ春です。あちこちでソメイヨシノが咲きはじめ、4月からの新生活にワクワクする学生さんや社会人も多い時期に、暗~い話題で恐縮ですが本日は「自殺」についてであります。

このテーマを取り上げた背景を申し上げます。先般、北海道と関東で昔からの知り合い数名と、久しぶりに会う機会がありました。お約束どおり「ところで、あの人、どうしてる?」と共通知人の話題になったわけです。

私の質問に対し、「あ、〇〇さんは亡くなったよ」と答える者がいる。私が「あれ、〇〇さんってオレより若いよねえ?病気だったの?」と問うと、いわく「いや、自殺だよ」。えっ、そうなの?と驚いたワタクシです。

自殺者は一人ではありませんでした。ここ2年間で、面識あったひと3名が自殺してたんです(1名は7時間の手術を経て一命をとりとめ、2名は亡くなった)。それぞれの自殺には相互関連はなく、つまりは偶然です。

私が素朴に思ったことは、自殺ってそんなに多いんだ・・・ということ。人生の重大事を件数で語るのは失礼かつ乱暴ですが、思ったもんは仕方ない。

人間だれしも生きていれば、いろんな出来事に遭遇します。良いこともあれば悪いこともある。にっちもさっちもいかない(と本人が思う)ような崖っぷちもあるだろうし、精神的にも肉体的にも限界!というクライシスがありうる。自殺を考えたこともないノーテンキな私が言うのもナンですが、そんな状況に、死という「決着」を選択する方がいてもおかしくはないでしょう。

ケイ・ジャミソンさんの1999年の著作「Night falls fast」(早く訪れた夜、邦題「生きるための自殺学」)を、ワタクシたまに読み返すんですが、躁鬱などの心因性による自殺念慮が、原因として強調されています。どんな人間でも環境や状況によっては、自殺をするほどの精神状態に陥る可能性がある、ということですね。

たしかに、前出の自殺(未遂を含む)した3人の方は、自殺をするタイプとは思えませんでした。とはいえ、私は彼らにずーっと付き添ってたわけじゃないし、私は専門家でもないし、きっと私の知らない彼らの深い苦悩があったんだろうなあ、と想像するばかりです。

しかしなあ・・・自死って、やっぱり凄まじいことだと思うんです。還暦も過ぎて死ぬこと自体にそれほど怖さを感じなくなった私でも、自ら死を選択するのは怖い。外的要因(老齢、病気、事故)による死にはない、真っ暗な井戸の底を、ずーっとのぞき続けるような精神の閉塞、絶望、煩悶を想像してしまう。その、死に至るまでの過程が怖い。

考えて答えが出るテーマではないので、あんのじょう話が支離滅裂になりました。最後に哲学者カミュさんの「シーシュポスの神話」より抜粋します。ちなみにカミュさんは、自殺を肯定されてるわけではないので、念のため・・・。本日は以上です。

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真に重大な哲学的問題はただひとつしかない、

それは自殺ということである。

人生が生きるに値するか否かを判断すること、

それこそが哲学の根本問題に答えることなのである。

アルベール・カミュ(1913~1960)

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八兵衛を訪ねて:第5回「八兵衛 稲荷神社」(東京都 新宿区 若松町31) [八兵衛を巡る]

2024年3月。

本年のワタクシの活動テーマ「全国の八兵衛を巡る」第5回の報告です。過去4回(九州×2回、静岡、岡山)はいずれも飲食店(の八兵衛さん)でしたが、今回は趣向をドーンと変えました。向かったのは神社。そう、日本には、八兵衛の名を冠した神社がけっこうあるんですね、ネットで調べて知ったんですが。

今回訪問した場所: 八兵衛 稲荷神社   住所:東京都 新宿区 若松町31

♪ 大人の階段の~ぼる~ 君はまだ シンデレラさ ♪ しあわせは誰かがきっと~ 運んでくれると信じてるね~ ♪ と、H2Oの名曲「想い出がいっぱい」(1983年)を口ずさみながら、やってきたのは東京都心、新宿区であります。新宿といっても喧噪で騒がしい繁華街ではなく、東の住宅街。目指す八兵衛さんは、地下鉄大江戸線の若松河田駅近く、下地図の矢印あたりにあります。

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池袋から地下鉄副都心線で南下してきたワタクシ。東新宿駅で大江戸線に乗り換えれば、あっという間に現場に着くけど、それじゃ面白くないので、東新宿~若松河田駅の一駅分を徒歩で移動します。

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団子坂にむかって東へとテクテクと歩きます。大久保通り(ここから北へ300m)は歩いたことがあるけど、この道は初体験です。交通量もそれほど多くないし、散歩にちょうど良いですね。

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さっそく小さな疑問に遭遇。あちこちの看板に「抜弁天」なる地名(?)が登場するんだけど読み方が分からない。ふつうに考えれば「ぬきべんてん」かなあ。ヒネリがはいって「ばつべんてん」とか・・・。

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う~ん、気になるな~。住民の皆さんはフリガナなんて要らんわけだが、初心者は悩んでしまう。たとえばね、千葉県の難読駅名「飯山満」をポン!と出されたら、皆さん悩むでしょ?(飯山満=はさま、です。いいやまみつる、ではありません)

う~ん、気になるな~と、路上でもう一度唸ったら解答ボード(じゃないけど)を発見です。ご親切にフリガナがふってあります。ほほう、な~るほど、抜弁天は「ぬきべんてん」ではなく「ぬけべんてん」なんですね。ひとつ利口になりました。はい。

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大江戸線の若松河田駅近くまでやってきました。大久保通り方向へ左折し・・・ここが若松町31。こんな住宅街に神社があるのか?と訝しんだけど、おや、鳥居らしき赤いものが見えてます。

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正面にまわると、おお、まごうかたなき鳥居です。ここが目的地の八兵衛稲荷神社に違いありません。

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周りをビッチリ住宅に囲まれて窮屈そうですが、都会の神社はこうゆう立地が多いですもんね。お賽銭をおさめて、まずはお参りをしましょう。

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本殿(って言うんでしたっけ)手前の両脇には、お稲荷さんのお使いキツネさんがプリティな表情で控えておられます。

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ちなみにこちらの神社が、八兵衛稲荷と称されるようになった由来は、江戸時代初期、失火したことを悔いた八兵衛さんという方が、この地に神社をつくり、防火活動に尽力したからだそう。なので「火防の神様」としてご利益があるらしいです。

う~む、酒場の八兵衛さんでは得られない、歴史のお勉強が出来ました。「抜弁天」も読めるようになったし、オレ、賢くなったな~。もうひとつ今回、何が良かったかつうと、都内の八兵衛さんだと自宅から楽に行けるんだよね~・・・などと甘ったれると人間がダメになる。いばらの道を歩んでこそ、全国の八兵衛巡り、と胸を張れるわけじゃ。来月は、東北エリアの八兵衛さんに行くことも決まっており、ワタクシはまだまだ気合い十分であります。ハイッ!

本日は以上です~。そいぎんた~(←佐賀弁の「じゃあね」が出ました~)

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八兵衛を訪ねて:第4回「すし居酒屋 がってん八兵衛」(岡山市北区本町2-16) [八兵衛を巡る]

2024年3月。

本年のワタクシの活動テーマ「全国の八兵衛を巡る」第4回の報告です。これまで九州で2軒の八兵衛さん(居酒屋)、静岡で1軒の八兵衛さん(蕎麦屋)を訪問いたしました。期待以上の手ごたえを得て、いまや勢いは止まりません。よおし、これからも頑張るぞぉ・・・と盛り上がってるのは私だけ。家の者など「何が面白いのかサッパリ分からん」とあきれ顔じゃ。ま、世の中、そんなもんでしょう。

今回訪問したお店: すし居酒屋 がってん八兵衛(居酒屋) 住所:岡山県岡山市北区本町2-16

♪ まこ・・・甘えてばかりでごめんね~ ♪ みこは、とっても幸せ~なの ♪ と青山和子さんの名曲「愛と死をみつめて」(1964年)を口ずさみながら、やってきたのは岡山駅。時刻は15時10分。

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例によって、ワタクシ、岡山にはなんの用事もなく、八兵衛にいく、それだけのために新幹線で東京から3時間半かけて移動してきました。ああ~こりゃ~酔狂~酔狂~、と駅前の桃太郎さんもおっしゃっています。

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まずはホテルにチェックイン。部屋に荷物を置いてコーヒーなんぞ飲んで、16:50にネットで見つけた八兵衛さんへ向かいます。岡山駅からだと徒歩7、8分ってとこか。新旧の酒場が並ぶ、通りの名前は「オペラ通り」。なぜオペラ?何がオペラ?ま、そこ食いつくとこじゃないのでスルーしましょ。

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着きましたあ。こちらが、すし居酒屋 がってん八兵衛さん、であります。ここでの疑問は、なぜ、がってんが付いてるのか。注文すると店員さんが「がってん!」と応えてくれるのか?ま、そこ食いつくとこじゃないのでスルーしましょ(今日、2回目のスルー)。

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入口近くのテーブル席へ案内されました。店内はフツーの居酒屋って感じ、がってん的な変化球、特になし。

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まずは、岡山県の地酒でしょや(←なぜか北海道弁)つうことで真庭市の「御前酒(ごぜんしゅ)NINE」を所望します。うふふのふ。

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酒に合わせる肴に、いか刺身 山葵昆布和えをオーダー。さあて楽しい一人呑みのスタート!であります。お通しが、3種つまみ、なのも良いですな~。

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御前酒を美味しくいただいた後は、倉敷市の熊屋酒造さんの「伊七(いしち)」へ展開。すっかりいい気分になって、追加でたのんだタコの唐揚げを食いつつ、ハッピーハッピー~とつぶやく。ここでフト思い出しました。

こちらのお店は、すし居酒屋ですよね。じゃあ寿司は食べないと!つうことで握り5貫をオーダー。一人呑みにはちょうどよし。そうです、調子に乗って食べ物を注文しすぎちゃいかんのよ。節度が大切ってこと、フフフ。

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美味しいお酒、肴、寿司までいただき、ちょいとした達成感に浸ります。会計を済ませ店を出ると、外は、薄暮のしみじみ雰囲気です。20分ほど界隈を散歩すれば、ああ~今日もいい気持ち~(←六角精児さんのノリで)。

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あとはホテルに帰って寝るだけじゃ~。なんともユルい八兵衛巡り第4回、岡山の巻でございました~。本日は以上です。アイル・ビ・バック!(←ターミネーターさんの「じゃあね」が出ました~)

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読売日響コンサート。ソリストにメルニコフさんを迎えたベートーヴェン「皇帝」の爽快感がたまりません! [クラシック音楽]

2024年3月。

一昨日の3月16日(土)、池袋にある東京芸術劇場でクラシック音楽のコンサートを拝見しました。読売日本交響楽団による土曜マチネーシリーズ。指揮はフランスの若きマエストラ、マリー・ジャコさん(1990年生まれ)、ピアノ協奏曲のソリストにロシアの名手アレクサンドル・メルニコフさん(1973年生まれ)であります。

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2年前までのコロナ禍の時代、何がつまらんかったかつうと、酒場で呑めないのもさることながら、コンサートに行けない(コンサート自体が無かった)ことでした。いまこうして、会場に集まって実演を聴けること、その幸せをしみじみ~と噛みしめておるワタクシです。コンサート会場で私の隣席のオジサンは、幸せすぎたのでしょうか、ほとんどの時間、すやすや眠っておられました。が、曲が終わるやガバッ!と起きて、大音量の拍手で周囲を困らせてました。オジサン、いい味、出してますな~。私はアンタに拍手したいよ、いや、ホント。

・・・と、どうもよい話が長くてスイマセン。

コンサート演目は、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」、15分間の休憩をはさんで後半にブラームスの交響曲第4番であります。ドイツの作曲家による重量級プログラミング。それをフランス人指揮者、ロシア人ピアニスト、日本のオーケストラが演じる良き趣向でございます。

ベートーヴェンの「皇帝」は早めのテンポでサクサク進みます。メルニコフさんのピアノ、オケともに力強さを保ちながらもすっきり見通しがよく、ベートーヴェン演奏にありがちなもったいぶった「重たさ」がありません。まさにスカッと爽快!であります。

後半のブラームスの交響曲第4番も同様、低音を強調し過ぎず、弦の美しさを引き立たせ、重心高めの明快な音楽を作っておられました。マリー・ジャコさん、恐るべし!

ただね、ワタクシのようなクラシック音楽のオールド・ファンは、ブラームスの交響曲つうとフルトヴェングラー、ベーム、カラヤン、ケルテス、ジュリーニ、バーンスタイン・・・といった指揮者からの刷り込みが強く、腹にグウッ!とくる演奏がツボなんですな。今回のステージを否定するものではないが、感動とはちょっと違うかなあ、と感じた次第。どうもすいません・・・って謝る必要はないか。

話は戻って前半ソリストのメルニコフさんに関して。私の席は左斜め上からステージを眺める位置だったので、演奏中の彼の所作がよ~く見えたのですね。それで、私はすっかりメルニコフさんのファンになっちゃいました。

ピアノが加わらない、オケだけの演奏箇所でメルニコフさんは行儀よく座っているわけではありません。左手で指揮者のように拍子をとったり、強拍箇所でグッ!と大きく肩を動かしたり、フレーズにあわせて頭をスーッと動かしたり、と、ロックコンサートでヘッドバンギングする観客のノリなんですな。

つまり、音楽と一体化してノリノリになっているつうこと。プロのピアニストでこのステージパフォーマンス(?)なかなか無いですよ。なんともカッコいいじゃありませんか!

そういえば、以前、指揮者のエサ=ペッカ・サロネンさん(トム・クルーズに似ている)が楽曲の指揮をおえてステージの袖に帰っていくときに、手が指揮を続けているのをみて、ノリノリやん!と思いましたね。

メルニコフさんといえば、ハルモニア・ムンディ(フランスのCDレーベル)からピアノ独奏曲のほか、ヴァイオリニストのイザベル・ファウストさん、チェリストのジャン=ギアン・ケラスさんと組んで多くの室内楽曲をじゃんじゃんリリースしています。今回のノリノリっぷりがすっかり気に入ったので、CDを買ってみようかな~とココロが動いているところです。はい。

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いやあ、東京芸術劇場での楽しい2時間、ありがとうございました~~。自宅のオーディオで聴く音楽もいいけど、実演は「目前で音楽が生まれている」リアリティがありますもんね。楽しかった~。

帰宅後、会場でもらった公演チラシを眺めたところ、今年はワタクシが愛する、モーツアルトのピアノ協奏曲第23番(K488)や、シューベルトのピアノソナタ第20番(D959)、第21番(D960)のステージがあるようで、やおら気合いが入ってきましたぜ。楽しみがマシマシになったところで本日はお終いっ。

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新しいシゴトのオファーが来たけど、まったく食いつけないので辞退!つう自慢バナシ。 [雑感]

2024年3月。

2年前の6月に重電メーカーを定年退職して、いまは技術コンサルタント(まがい)のバイト仕事をユルユルやっているワタクシ。ヒマ生活がバレたか、世間が人手不足なのか、今年にはいって新しいシゴトのオファーが2件、舞い込んできました。

結論言うと、どっちもお断り(辞退)したわけです。2件のうち1件はギャラが良かったので、一瞬、オ、いいじゃん!と興奮したけど、シゴト内容を聞いてやる気が失せましたね。

深掘りする話題でもないけどちょい説明。ここで唐突ですが、引退して隠居してる料理人を想像してみてください。その人に向かって、ある料亭の店長が「昔、あなたが作っていた伝説の卵焼きを私の店で出したい。高給出すのでうちに来て作ってくれませんか?」と申し入れたとする。さて、隠居さんはどう反応するか?

嬉しいなあ~、オレの料理が高評価されたぜ。隠居して2年、いっちょ頑張ってもう一花咲かせるか!と快諾するか?

人それぞれなので正解は無く、昔取った杵柄で再就職も全然アリ、とは思う。思うんだけど、私はこうゆう誘われ方だけで、拒否反応が出ちゃうんです。

卵焼きを作り続けたかったら引退してなかったもん。いまさら別の厨房で昔と同じ仕事でもないよ。唯一オファーを受けるとしたら、「うちの店の若いもんに、あの卵焼きを伝授してくれないか」と乞われた場合だけです。そう、私が主役で実務を担うんじゃなく、私は次世代へ技術を伝える。それならジイサン再登板の意義があるってもんですよ。

無駄に話をややこしくしたけど、何を言いたいかつうと、先般、私あてにきた仕事のオファーは、相手(雇い主)が「俺たちにはよく分からんので、あんたに任せる。あとよろしく。金は払うから」つうノリなんですなあ。分かってないなら、勉強すりゃいいじゃん、と思う。自ら汗をかいて学ぼうとせず、分かってそうなヤツ(=私)を引っ張り込んで、そいつに丸投げつう、その了見が気に入らんのよ。

こうゆう、矜持も哲学もないアティテュードをみるにつけ、近い将来、日本は滅びるな、と本気で思っちゃう。

卵焼き・・・じゃなく、工学技術、は難しそうに見えたってステップを踏んで勉強すりゃ理解はできるし、知識がそこそこ身につけば、あとは場数を踏めば能力化できる。いつ死ぬかも分からん年寄り(=私のこと)に依存せず、若手を育成することが大切なの。人を育てる手間をネグって、場当たりに結果を求めても破綻するだけなのよ、分かってるう~?そこのオジサンたち?

とまあ、せっかく声をかけてくれた仕事を断ったうえに、エラソーに文句垂れるオレって、ヘンクツ・天邪鬼・失礼の極み、相当なクソジジイですわな。あははははは。

そうそう、本件で良かった点もあります。オレもまだ技術屋でいけるじゃん、と、虚栄心がドップリと満たされたこと。こうやってブログに自慢話も書けたし、自己愛はマックス。大変にヨロシイと思います。例によって話が散らかったところで本日は以上!ちゃんちゃん。

あ、蛇足です。先般、札幌のススキノでこんな看板を見つけました。

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カラオケ店の看板ですけど、ソフトクリーム完備、って書いてある。これ、日本語おかしくないすか?

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完備つう単語は、たとえば「冷暖房完備」とか「上下水道完備」とか、対象は設備やマシンであって、食べ物は違うと感じる。天ぷらそば完備、いちご大福完備、って変ですもんね。書くなら「ソフトクリーム製造機完備」じゃん、と些末な言い回しにこだわって以上です。はい~。

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高校時代の同級生と、札幌時計台近くの居酒屋で吞んでギュンギュンに盛り上がったハナシ。 [宴会、呑み会]

2024年3月。

今月の初め、札幌で高校時代のクラスメート(←死語すかね?)と居酒屋で大盛り上がりした、つう極私的内輪話であります。まずはこの写真。ジャーン。

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そうです、日本の「残念な観光名所」に挙げられる札幌時計台です。札幌に実家があるワタクシにとっては感慨もなく残念感もない見慣れた風景ですけど、改めて眺めてみるとビル街の真っただ中つうロケーションはちょいと興醒めではあります。思い切って、この建物、北海道大学の構内とか羊ケ丘展望台に移築しちゃあどうですかね?ダメですか?ダメなの、あ、そう。

なんで時計台のハナシか、つうと呑み会をやった居酒屋が、時計台の道路はさんで向かいだったからです。それだけのことで前置きが長くなっちゃいました。ははは。

さて当日の午後6時半。同級生5名が、くだんの海鮮居酒屋の個室に参集したのでした。半年に1回ペースで会ってるメンツのほかに、今回は約30年ぶりの再会となるIさんが来てくれて大感激!であります。ワタクシを除く4名がこちら。

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一人じゃ寂しいだろ、とココロの優しいMが私と一緒に写ってくれました。こいつは高校時代、引率の先生と間違われた当時からのザ・オッサン風貌でしたが、いまは時代が彼に追いついて(?)安定のヴィジュアルでございます。人に歴史あり・・・ふうむ。

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それにしても凄いなあ~と思うのは、呑みの席の話題が、孫のハナシだったりすること。高校生のころ、休み時間に集まってバカ話をしていた仲間が、孫ですぜ、孫!まあ無理もないわな、われわれが同じクラスだったのは、今から45年前(!)だもんな~~ひえ~~。

ま、それだけの時を経ても気の合う仲間のまま、こうやって会って笑って過ごせる。これぞ人生の幸せってやつです。久しぶりにお会いしたIさんもお元気そうでなにより。荻窪の鴨(←彼女がペットで飼ってた)が懐かしいですなあ、はい。

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居酒屋を出たところで、私以外の4名をパチリ。

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3月だと北海道はまだまだ寒い。次回は暖かいときに集まりましょうや!と話がまとまって解散です。私以外の北海道在住者4名は各人、家路につきました。

一方、ワタクシは、繁華街ススキノへと徒歩移動し、仕上げのひとり呑みじゃ。古くて狭~い酒場のカウンターで呑んでたら、隣り合わせたマレーシア人の観光客夫婦と仲良くなって、酒はゼンブ、彼らにおごってもらいました~。やったぜ!酒を馳走してくれる良いヒトたちへのお礼に、ワタクシから焼いた氷下魚(こまい)を差し上げ、マレーシア人、おおいに感激。この魚はなんだ?と問うので、私が「こまい」と答えると、スマホで検索し、ふむふむと納得した様子。

便利な時代になったな、と思っていると「この魚、鮭か?」と聞いてくる。だからさあ、こまいって言ってるじゃん!と彼のスマホを見ると、KOMAI、が、細い、と誤認識されておりトホホ。鮭トバじゃねえよ、と笑ってしまいました。こまかい、ほそい、なら分かるが、こまい=細い?・・・なんか変。ま、どうでもいいですがね。

つうわけで、高校時代の同級生たちと呑んで、マレーシア人観光客と呑んだ、札幌の愉快な夜のハナシは以上であります。ジュンパ ラギッ!(←マレー語の「またね!」が出ました~)

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札幌で海鮮丼、千歳で塩チャーシュー麺をいただいた話。 [旅]

2024年3月。

2月後半~3月前半にかけて、数日間、北海道へいってたときのこと。3月1日(金)札幌市街で昼飯を食うべく、以前より気になっていたハンバーグ屋さんへと行ってみました。ビルの地下1階です。あれ、お店は臨時休業ですね。ご不幸があったようでランチ、ディナーともこの日は提供なし。

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ビルを出て街を彷徨うのも面倒なので、お隣の海鮮料理屋さんへ入店しました。お店推奨の、海鮮丼1,200円を注文します。ほ~らね、北海道の海鮮ものは安定・安心なんです。「酢飯」「ふつうのご飯」を選べるのも良き配慮。私は酢飯をチョイスでございます。ああ、やっぱり旨いなあ~。

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さてその2日後。空港のある街、千歳(ちとせ)でのこと。以前より気になっていたラーメン屋さんへ向かったワタクシ、店前まで来てみると、あれえ、お店は休業中だ。店員さんが怪我をされたようで、当面、営業は金曜・土曜のみだそうです(私が行ったのは日曜日)。

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ラーメンを断念できないワタクシ、そこから歩くこと15分。JR千歳駅近くの別のラーメン屋さんへ入店です。サクッと塩チャーシュー麺を注文じゃあ。お、良いヴィジュアルじゃないっすか。

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麺は当然のように、中太の縮れ麺。めちゃくちゃ美味い、つうわけではなく、ふつーに美味しい、そう、それが一番なのよ。

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偶然ではありますが、札幌、千歳、と目指したお店がたまたまの休業。だからどーということも無いのですがね。本日は以上!したっけ!(←北海道弁の「じゃあね」が出ました~)

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映画ネタ。あまりに酷すぎる誤記に、ゲラゲラ大笑いした愉快な日。 [映画]

2024年3月。

先般、博多キャナルシティのシネコンで、ワタクシ、映画を観ながら久しぶりにゲラゲラ声をあげて笑いました。ホアキン・フェニックスさん主演「ボーはおそれている」を観たときのこと。現実とも夢ともつかない不可思議な世界で、主人公のボーがさんざんぱらひどい目にあう、というブットんだ内容でした。

笑ったシーンは、ネタバレで申し訳ないですが、物語の後半の劇中劇です。ボーは生き別れになった3人の息子を探して何十年も世界中を彷徨うわけです。苦労の末、やっと息子たちと再会でき、抱き合って涙を流す親子・・・。感動場面でボーが語ったのは「わしのオヤジもジイサンも、セックスのさなかに死んだ。だから、わしは生まれてから一度もセックスをしたことがないのじゃ・・・」。おお、なんと不幸な事件!ここで息子のひとりが問います「おとうさん・・・じゃあ、ぼくたちはどうやって生まれたんです・・・?」。

アレ?オヨ?ン?って、このオチ、まるで故・中島らもさんの書くベタなコントそのもの。とぼけた味わいに、わたしゃゲラゲラ笑いましたね~。もちろん、私以外、誰も笑ってませんでしたが・・・。

さらに映画のラスト近く。幼なじみの女性と再会したボー。その彼女が突然死するんですが、死んだとたん死後硬直していて、死体が張り子の人形のようにコロリンと転がったとき、またぞろ私はゲラゲラ笑っちゃいました。

いやあ、アリ・アスター監督、今回も最高ですわ!そしてこんな映画(良い意味で)を金出して作っちゃうA24スタジオもどうかしてますよ(良い意味で)。さあ、皆さんも「ボーはおそれている」を観て、各人のツボで大笑いましょう~!

さて、以上が前置きです・・・って、前置き、長っ!

博多での舌の根も、つうかゲラゲラ笑いも乾かぬうちに、映画ネタでさらなる大笑いをしたのであります。こちらは、ありがちな誤記ですけどこれを笑わず何を笑うんじゃ、てなもんです。

1989年に亡くなった俳優・松田優作さん生誕75周年企画として、優作さんの出演作11本を、丸の内TOEIで3月15日から上映するというニュース。

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スポニチアネックスのネットニュースで私は知ったのですが、その記事のスットコな誤記に、私は大爆笑しちゃったんです。以下が記事のコピペ。ライターは松田優作さんのことをザックリ紹介して・・・

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上映される映画を列記しています。問題の箇所はここですよ、ここ!

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ここってどこかって?映画タイトルをご覧ください「ア・ホースマン」って書かれているでしょう。

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ほらね、映画好きのアナタ。アナタもいま大笑いしましたね!仲間がいて嬉しいなあ~。

そう、「ア・ホースマン」は誤記で(それだと馬男だもんなあ~)正しくはア・ホーマンス」なんですよ。批評家の評価は低いかもしれんけど、松田優作さんが監督・主演をつとめた重要作品。そのタイトルを思いっきり、馬と間違うとは、スポニチアネックスのライターさん、頭がどうかしている、つうか、よく分かってないのに記事を書くなよ~と言いたいね。

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ネットにあげちゃった手前「ア・ホースマン、ザ・馬男」で押し切るぞ、松田優作さんの顔は長いからOKじゃ!と言い張るとしても、それは顔の長い人間であって、馬男ではない。演じるからには、この手のカブリモノは必要でしょ?(ネット販売サイトより)。

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こうなるとハードボイルドどころか、完全なコメディですな。あはははは。

いろいろ書きましたが、スポニチアネックス(のライター)さん、世知辛いご時世に爆笑ネタを与えてくださって、ありがとうございました~。とはいえ、こんなズサンな仕事を続けていると、そのうち関係会社から出入り禁止をくらいますぜ。エンターキーを押す前に、もう一度、内容をチェック!これ社会人の基本ですぜ。と、説教オヤジっぽくさえずったところで、本日は以上。ヒヒ~ン!(←馬男の「じゃあね」が出ました)

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数日ぶりに自宅に帰ったら、飼い猫そらがギュンギュンと付きまとってきたハナシ。 [家の猫]

2024年3月。

数日ほど北海道へ行ってました。地元(札幌)の仲間と会ってバカ話をするためです。

高校時代の友人たちと時計台近くの居酒屋で吞み、大学時代のサークル仲間とススキノで呑み、大学院で同じ研究科だったヤツと札幌駅近くで昼飯を食い(そいつは酒を呑めないので)・・・などなど、呑んで食って、しゃべりまくって、おかげで今は、ノドがガラガラなのでした。で、今回会った面々、ふだんから一緒に呑んでるヤツもいれば、30年ぶり(!)に会う相手もおり、なかなか新鮮でしたね。ただ、こーゆー企画って、たま~にやるから良いのであって頻度が増えると飽きちゃうのね。だから次回は、30年後かな?って、そのときオレ、90歳超えなので、おそらく死んでるだろうなあ。トホホ。

さて北海道でのミッションを完遂し、千葉県の自宅に数日ぶりに戻ってくると、うはあ~~飼い猫そら(5歳のメス)が猛ダッシュで私に走り寄ってきて、ピョ~ンと抱きつくのであります。

どこに行ってたんだよお~とばかりにミャンミャン泣いて、もう離さない!としがみついてくる。恐るべきストーカー猫に変貌しているのでした。私がPCでメールチェック中もベッタリ・・・。

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床におろしても、またすぐ膝にのぼってきて「ここから動くもんか!」の一点張り。

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私がソファで音楽を聴いてるときも、居間で飯を食べてるときも、さらに、夜寝るときまで、横にピッタリと張り付いているのであります・・・。

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私がトイレにはいったら、こいつ、トイレのドアの前で待ってるもんな~。これだけ飼い猫に好かれると幸せな気持ちになりますけど、「お前を逃がさないぞ!」つう監視の目、つうかプレッシャーがすごいもんね。

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30分ほど近所のスーパーにいって帰ってきたら、そらの目が三角になって「逃げたな!」と圧をかけてくる。まあ、いずれはそらも落ち着くんだろうけど、いったいいつまでこの状況が続くのか・・・。

とりあえず、モテる男はつらいぜ、とでも言っておこう。ははは・・・と力なく笑って、本日は以上!

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