ACCEPTの最新アルバム「Too Mean To Die」。安定のACCEPT節さく裂に歓喜の一方、ちょいと気になるのは。 [ジャズ、ロック、ポップス]

2021年7月。

♪ 良い子が住んでる良い街は~、楽しい楽しいメタル街~ ♪ てなわけで久しぶりのヘヴィーメタルのネタであります。興味のない方とは、ここでサヨウナラであります。パカー!(←ロシア語の「じゃあね」が出ましたあ)

本日のお題はドイツの重鎮、1976年結成のACCEPT(アクセプト)の最新アルバム。といってもリリースは1月ゆえ半年経過してますが「目下」の最新作、つうことでご容赦を。

余談ですが、ワタクシが、新作アルバム(CD)が出たら必ず購入するバンドは、ACCEPT、HELLOWEEN、AVANTASIA(←バンドではなくプロジェクトですが)、HALESTORMの4つであります。前者3つがドイツ系である事からお分かりのように、ワタクシ、ジャーマン・メタル大好き、なんであります。スコーピオンズ、ブラインド・ガーディアン、(方向性は違うけど)ラムシュタインも聴きますが、全アルバムを買うぞ、となるとそれなり金銭も必要、なので思い入れの強い、ACCEPTだよね~、ってこと。おお、さっそく話が脱線した。

紹介する新作のタイトルは、Too Mean To Die

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ジャケットイラストは、メカゴジラならぬメカ・スネイク。日本の超絶技巧工芸品「自在置物」みたいね。それだけで嬉しいぜ(って、どんな喜び方だよ)。

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さて、アルバムタイトルの、Too Mean To Die。どういう意味ですかね?Meanという単語は「意味する」とか、数学の「平均」だね、くらいの理解であり、形容詞だとナンなのよ・・・とネット辞書をひくと、驚いたことに「卑劣な」「下品な」「けちな」「意地悪な」「みすぼらしい」「見劣りする」といったネガティヴ・タームのオンパレード。Mean、という単語にそんな裏の顔、Bad Meaning、があったとは。

そういえばヴァン・ヘイレンのアルバム「Fair Warning」に「Mean Street」という曲があり、危険地帯という意味だったなあ。エディさんの弾くスラッピングのイントロがカッコ良いんだよね~と、またぞろ話が脱線した。(マーチン・スコセッシ監督の映画「Mean Streets」も書きたいけど、さすがに控えましょう)

ACCEPTのアルバムタイトル「Too Mean To Die」はとりあえず、卑劣すぎて死ねないぜえ、くらいに受け止めておきますかね。ちゃんちゃん。

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長い前置きでした。やっと、新作の内容について書けます。

10年ほど前。マーク・トーニロさんがシンガーとして加入し、劇的復活をとげたACCEPT。復活後は本作を含め5枚のアルバムを発表していますけど、個人的には「Too Mean To Die」が最高傑作だあ!と感じいった次第です。

なんたって全体にポジティブなエネルギーが満ちている。復活後の彼らのアルバムは、年をおうごとにダークな空気が支配的になって、いまいち乗り切れなかった私です(それが嫌ならACCEPTを聴くなよ、という反論もありましょうが)。

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いっぽう本作。収録楽曲は、良い意味でキャッチーで、勢いとメリハリ(ヴァリエーション)があって、しかもそれがワタクシのようなオールド・ファンの「許容範囲」にもミートしている。全曲に、いわゆるACCEPT節が聞き取れるわけで、結果、11曲トータル52分を中だるみなく、ワクワク気分のまま聴きとおすことが出来ました。

バンド結成時からの唯一のオリジナルメンバー、ウルフ・ホフマンさんのギターは相変わらずツボを心得ているし、マーク・トーニロさんの塩辛声は衰え知らずで、むしろ絶好調でございます。ウドさんにできなかったクリーン・ヴォイスの歌唱も見事であります(1曲のみで披露という節度も良し)。

80年代の名作「Balls To The Wall」「Metal Heart」を愛するワタクシながら、今は、ウドさん時代よりも、2010年以降のトーニロさん時代つまり復活後ACCEPTを、むしろ深く愛しているのです。はい。

本作で、強いて「惜しい」と感じた点を挙げれば、曲順ですね。

冒頭1曲目「Zombie Apocalypse」は(ACCEPTにしては)軽快なスピード・チューン。悪い曲ではないのですが、腰高でACCEPTのアルバム幕開けにはチョット・・・と感じる次第。1曲目は彼らの特徴である、這うような中低音域中心のメロディラインに、軍隊調勇壮クワイア(コーラス)を盛った曲をぶちかましてほしい。

私なら4曲目の「No Ones Master」か、3曲目の「Overnight Sensation」を冒頭に置きますけどねえ、などと外野が好き勝手をほざいてはいけませんな、スイマセン。でもね(としつこく言う)曲順って大切じゃありませんか。ゲイリー・ムーアさんの「Wild Frontier」は1曲目が「Over The Hills And  Far Away」だから名盤なのであって、もしあれが・・・おおっとまた話が脱線だ。そろそろ収拾つかなくなったので、ACCEPTのハナシはここまでとしましょう。

さて次回は、6月発売済みの、Helloweenの新作について書きましょう。誰が何と言おうと、マイケル・キスクさんと、カイ・ハンセンさんのバンド復帰(?)はジャーマン・メタル大好きなワタクシの血をたぎらせるのである!よし、今日は寝る前に、93年リリース「Chameleon」を聴くぞお!・・・って、よりによって、それかよ!とマニアックなノリツッコミが出たところで今日はお終いっ!ちゃんちゃん。

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