八兵衛を訪ねて:第5回「八兵衛 稲荷神社」(東京都 新宿区 若松町31) [八兵衛を巡る]

2024年3月。

本年のワタクシの活動テーマ「全国の八兵衛を巡る」第5回の報告です。過去4回(九州×2回、静岡、岡山)はいずれも飲食店(の八兵衛さん)でしたが、今回は趣向をドーンと変えました。向かったのは神社。そう、日本には、八兵衛の名を冠した神社がけっこうあるんですね、ネットで調べて知ったんですが。

今回訪問した場所: 八兵衛 稲荷神社   住所:東京都 新宿区 若松町31

♪ 大人の階段の~ぼる~ 君はまだ シンデレラさ ♪ しあわせは誰かがきっと~ 運んでくれると信じてるね~ ♪ と、H2Oの名曲「想い出がいっぱい」(1983年)を口ずさみながら、やってきたのは東京都心、新宿区であります。新宿といっても喧噪で騒がしい繁華街ではなく、東の住宅街。目指す八兵衛さんは、地下鉄大江戸線の若松河田駅近く、下地図の矢印あたりにあります。

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池袋から地下鉄副都心線で南下してきたワタクシ。東新宿駅で大江戸線に乗り換えれば、あっという間に現場に着くけど、それじゃ面白くないので、東新宿~若松河田駅の一駅分を徒歩で移動します。

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団子坂にむかって東へとテクテクと歩きます。大久保通り(ここから北へ300m)は歩いたことがあるけど、この道は初体験です。交通量もそれほど多くないし、散歩にちょうど良いですね。

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さっそく小さな疑問に遭遇。あちこちの看板に「抜弁天」なる地名(?)が登場するんだけど読み方が分からない。ふつうに考えれば「ぬきべんてん」かなあ。ヒネリがはいって「ばつべんてん」とか・・・。

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う~ん、気になるな~。住民の皆さんはフリガナなんて要らんわけだが、初心者は悩んでしまう。たとえばね、千葉県の難読駅名「飯山満」をポン!と出されたら、皆さん悩むでしょ?(飯山満=はさま、です。いいやまみつる、ではありません)

う~ん、気になるな~と、路上でもう一度唸ったら解答ボード(じゃないけど)を発見です。ご親切にフリガナがふってあります。ほほう、な~るほど、抜弁天は「ぬきべんてん」ではなく「ぬけべんてん」なんですね。ひとつ利口になりました。はい。

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大江戸線の若松河田駅近くまでやってきました。大久保通り方向へ左折し・・・ここが若松町31。こんな住宅街に神社があるのか?と訝しんだけど、おや、鳥居らしき赤いものが見えてます。

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正面にまわると、おお、まごうかたなき鳥居です。ここが目的地の八兵衛稲荷神社に違いありません。

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周りをビッチリ住宅に囲まれて窮屈そうですが、都会の神社はこうゆう立地が多いですもんね。お賽銭をおさめて、まずはお参りをしましょう。

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本殿(って言うんでしたっけ)手前の両脇には、お稲荷さんのお使いキツネさんがプリティな表情で控えておられます。

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ちなみにこちらの神社が、八兵衛稲荷と称されるようになった由来は、江戸時代初期、失火したことを悔いた八兵衛さんという方が、この地に神社をつくり、防火活動に尽力したからだそう。なので「火防の神様」としてご利益があるらしいです。

う~む、酒場の八兵衛さんでは得られない、歴史のお勉強が出来ました。「抜弁天」も読めるようになったし、オレ、賢くなったな~。もうひとつ今回、何が良かったかつうと、都内の八兵衛さんだと自宅から楽に行けるんだよね~・・・などと甘ったれると人間がダメになる。いばらの道を歩んでこそ、全国の八兵衛巡り、と胸を張れるわけじゃ。来月は、東北エリアの八兵衛さんに行くことも決まっており、ワタクシはまだまだ気合い十分であります。ハイッ!

本日は以上です~。そいぎんた~(←佐賀弁の「じゃあね」が出ました~)

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