映画ネタ。あまりに酷すぎる誤記に、ゲラゲラ大笑いした愉快な日。 [映画]

2024年3月。

先般、博多キャナルシティのシネコンで、ワタクシ、映画を観ながら久しぶりにゲラゲラ声をあげて笑いました。ホアキン・フェニックスさん主演「ボーはおそれている」を観たときのこと。現実とも夢ともつかない不可思議な世界で、主人公のボーがさんざんぱらひどい目にあう、というブットんだ内容でした。

笑ったシーンは、ネタバレで申し訳ないですが、物語の後半の劇中劇です。ボーは生き別れになった3人の息子を探して何十年も世界中を彷徨うわけです。苦労の末、やっと息子たちと再会でき、抱き合って涙を流す親子・・・。感動場面でボーが語ったのは「わしのオヤジもジイサンも、セックスのさなかに死んだ。だから、わしは生まれてから一度もセックスをしたことがないのじゃ・・・」。おお、なんと不幸な事件!ここで息子のひとりが問います「おとうさん・・・じゃあ、ぼくたちはどうやって生まれたんです・・・?」。

アレ?オヨ?ン?って、このオチ、まるで故・中島らもさんの書くベタなコントそのもの。とぼけた味わいに、わたしゃゲラゲラ笑いましたね~。もちろん、私以外、誰も笑ってませんでしたが・・・。

さらに映画のラスト近く。幼なじみの女性と再会したボー。その彼女が突然死するんですが、死んだとたん死後硬直していて、死体が張り子の人形のようにコロリンと転がったとき、またぞろ私はゲラゲラ笑っちゃいました。

いやあ、アリ・アスター監督、今回も最高ですわ!そしてこんな映画(良い意味で)を金出して作っちゃうA24スタジオもどうかしてますよ(良い意味で)。さあ、皆さんも「ボーはおそれている」を観て、各人のツボで大笑いましょう~!

さて、以上が前置きです・・・って、前置き、長っ!

博多での舌の根も、つうかゲラゲラ笑いも乾かぬうちに、映画ネタでさらなる大笑いをしたのであります。こちらは、ありがちな誤記ですけどこれを笑わず何を笑うんじゃ、てなもんです。

1989年に亡くなった俳優・松田優作さん生誕75周年企画として、優作さんの出演作11本を、丸の内TOEIで3月15日から上映するというニュース。

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スポニチアネックスのネットニュースで私は知ったのですが、その記事のスットコな誤記に、私は大爆笑しちゃったんです。以下が記事のコピペ。ライターは松田優作さんのことをザックリ紹介して・・・

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上映される映画を列記しています。問題の箇所はここですよ、ここ!

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ここってどこかって?映画タイトルをご覧ください「ア・ホースマン」って書かれているでしょう。

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ほらね、映画好きのアナタ。アナタもいま大笑いしましたね!仲間がいて嬉しいなあ~。

そう、「ア・ホースマン」は誤記で(それだと馬男だもんなあ~)正しくはア・ホーマンス」なんですよ。批評家の評価は低いかもしれんけど、松田優作さんが監督・主演をつとめた重要作品。そのタイトルを思いっきり、馬と間違うとは、スポニチアネックスのライターさん、頭がどうかしている、つうか、よく分かってないのに記事を書くなよ~と言いたいね。

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ネットにあげちゃった手前「ア・ホースマン、ザ・馬男」で押し切るぞ、松田優作さんの顔は長いからOKじゃ!と言い張るとしても、それは顔の長い人間であって、馬男ではない。演じるからには、この手のカブリモノは必要でしょ?(ネット販売サイトより)。

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こうなるとハードボイルドどころか、完全なコメディですな。あはははは。

いろいろ書きましたが、スポニチアネックス(のライター)さん、世知辛いご時世に爆笑ネタを与えてくださって、ありがとうございました~。とはいえ、こんなズサンな仕事を続けていると、そのうち関係会社から出入り禁止をくらいますぜ。エンターキーを押す前に、もう一度、内容をチェック!これ社会人の基本ですぜ。と、説教オヤジっぽくさえずったところで、本日は以上。ヒヒ~ン!(←馬男の「じゃあね」が出ました)

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