地震で電車が遅延。京成電鉄の駅員さんのアナウンスに外国人は困惑、日本人は苦笑い。 [日常]

2023年5月。

昨日(5月26日)の21:30。出張先からヒコーキで成田空港に到着、自宅へ帰るべく京成電鉄の成田空港第2ターミナル駅へ行ってみると、ありゃあ~~。電車が動いてないじゃん。

夜7時ころ発生した地震の影響で、ダイヤが乱れているという。ま、首都圏の鉄道なんて信号故障、人身事故etc、いろんな理由でしょっちゅう遅延するから「あ、そう」くらいの感想しか出ませんけどね。しかし!今回は、京成電鉄さんの対応に、ナイスなツッコミどころがありましたので、書きたいと思います。

まず、駅構内の運行表示器に「DELAYED(遅延)」の文字が出たきり、再開見込みや遅延度合といった情報がまったく出てないのです。成田空港からの京成線は「京成本線」「北総線経由」の2ラインあるのですが、どっちにも表示が出ていない。これは困る。

スタッフさんは手が回らないのね、つうか、スタッフさんも運行状況を把握できないのね、と百歩譲って表示器の件は同情するとして、納得いかないのは「構内アナウンス」なのでした。状況が分からんとしても、ホームで待っている客に対し、なんらかの説明はあるべきです。な~んのアナウンスもない、ってのはどうなのよ、と思ってしまう。ここ1,2か月で劇的に増加した外国人観光客の皆さんなんぞ、でっかいキャリーバックを脇に置いて、実に不安そうな様子であります。

で、やっとアナウンスがホームに流れたんですがけど、それがこの日の一番のツッコミどころ。

少々説明がややこしくなりますがご容赦を。成田空港駅では「スカイライナー」という高速特急(特急券が必要)と、「アクセス特急」という普通速度?の特急(特急券は不要)が同じホームから出発します。外国人観光客は早く東京に着きたいのでしょう、だいたいスカイライナーを使うんですね。

さて、運行調整の都合なのでしょう、この日、本来、スカイライナーが先に来るところを順番を入れ替え、先にアクセス特急が来たわけです。事前アナウンスがあったので、特段、問題なし・・・のはずですが、ぎあゃーん、ホームはちょいとしたパニックになったのでした。

なぜか?外国人観光客がどっさりいるというのに、アナウンスが、日本語のみ、だからです。

「この電車はスカイライナーではありません!」「一般電車です!」といくら叫んだところで、外国人にはチンプンカンプン。それでも飽きずに日本語アナウンスの連発。いや、日本人はもう理解したから、外国人のために英語で言ってあげたら?と脳内ツッコミしたとき、どこぞのサラリーマンさんがポツリと「日本語オンリーか・・・」とつぶやいたので、ちょい嬉しかった。

流暢じゃなくていいのですよ。「Attention!This is Not SKYLINER!」「This is Local Train!」くらいは言ってあげてよ、と思う。ホームでは、親切な日本人(乗客)が欧米人に説明したり、はからずも国際交流?これが京成電鉄の狙い??いやはや、面白かったなあ。

さて本題です・・・って、今までは前置きか!前置き、ながっ!

京成電鉄さんのナイスなアナウンスから、ある映画を思い出しました。ウディ・アレン監督「それでも恋するバルセロナ」(2008年)です。スペイン旅行(だっけかな?)に来たスカーレット・ヨハンソンさん演じるアメリカ人女性が、現地のイケメンちょいワル(ハビエル・バルデム)にのぼせていると、ちょいワルの妻(ペネロペ・クルス)が現れるんですなあ。このかみさん、鼻の下をのばしたダンナに怒り心頭、ダンナ+アメリカ人ねえちゃん相手に、ギャンギャンわめくのですけど、言葉が、スペイン語なんです。叱られてるダンナ、興奮しているカミさんを何度か「In English」(英語で言え!)とたしなめる。ま、それだけのハナシなんだけどね、京成電鉄さんの熱のこもった日本語アナウンスには、まさに「In English!」つうツッコミがピッタリでしたな。

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あれ、長く書いたわりに中身が薄かったですね、失礼。

そうそう、この映画で、スペイン語でまくしたてたペネロペ・クルスさんは、見事、アカデミー助演女優賞をゲットしました。いっぽう、昨日の京成電鉄さんは、日本人乗客の苦笑いとツッコミをゲットしました。う~む、この違いは・・・って、同じ土俵で比較かよ!

と、無理やりボケて、ソイ・ハポネス(←私は日本人です、のスペイン語)とつぶやいて本日は以上!

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