札幌市の手稲(ていね)神社にて。絵馬の誤字がツボにはまった日。 [日常]

2022年12月31日。

先週、実母の葬儀で札幌へ帰省していたときのこと。葬儀翌日(日曜)は雪が止んだので、家から約2kmほどの距離にある手稲(ていね)神社へ行きました。と書いても札幌市の手稲区民以外は「どこ?」となりましょう。まあ、よくあるローカル神社、くらいのご理解でよろしくどうぞ。

前日まで降り続いた雪が溶けて車道はぐちゃぐちゃ。横断歩道を渡るとき難儀します。雪の残るルートを探しながらテクテクと歩を進めます。

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ふだんなら家から30分もかからず着くところ、1時間弱かかってやっと神社に到着、であります。

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手稲神社へきた理由は、来年へむけお札を購入すること。まずはお参りをすべく境内の階段を昇りますよ。

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このあたりの記述、誰も興味がないだろうからカットしようと思いつつ、50年前からきている地元神社ゆえ、思い入れもあってなんとなく写真掲載。おや、本殿が立派になっている。昔はボロボロだったもんなあ・・・って、いつの話だよ。

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さて、神社仏閣に来ると、ワタクシがチェックしちゃうのが「絵馬」であります。願い事を書いて指定箇所にぶら下げる木板ですな。必ずといってよいほど、虫が良すぎるリクエストを書いちゃうヤツがいて、そんな素っ頓狂な記述を楽しんでしまうワタクシ。この神社ではないけど、絵馬に「株で100億円もうけて、美人の芸能人と結婚させてください」つうアホな文章をみたときは、こいつ絶対にバチが当たるぞ、と思いましたね。

皆さん、どんなお願い事を書いてるかなあ~と期待をこめて、絵馬を眺めるますが、ありゃりゃ。札幌市手稲区の住民は人格者が多いようでガツンとくる物件がございません。

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それでも、ありましたね、いい味出している絵馬が。おちょくるわけではないですけど、文章を読んで声を出して笑ってしまいました。書いた方は真面目なので笑ってすいません。当物件はこちらであります。

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知人の就職内定を願うステキな内容。そのお気持ちは素晴らしいのです、、漢字を間違えちゃったのね。「無事(ぶじ)内定が決まりますように」と書くつもりが、

無実(むじつ)内定が決まりますように」になっちゃいました。トホホホ。。。

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実は誤字ではなく、就職内定前に、裁判で無実の判決を勝ち取りたい、というリアルな要望であればお見事といえましょう・・・いや、そりゃありえんな。いずれにしてもワタクシの脳内に「無実内定」が新たな四字熟語として刷り込まれた次第。

などと揚げ足とりのツッコミで失礼しました。私もお知り合いの方の無事内定をお祈りしております。

最後は手稲区のマスコットキャラクターであります。神社にもちゃっかりおりました。名前は「ていね」をもじって「ていぬ」だそう。なるほどね、アタマが手の形をした犬ですか。ていね→ていぬ、がアリなら、無事→無実もアリか?・・・ってその話はもう要らん。こんなゆるい感じで、本日、いや、2022年は以上お終いっ!チャオー。

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札幌の実家で、パイソン+S&Wのスモルト・ガスガンをみて、おおと唸ったハナシ。 [日常]

2022年12月。

母の通夜と葬儀で、先週、実家のある札幌に帰ったときのこと。葬儀翌日、家の者は飼い猫の世話があるため、ひとあし先に関東に戻りました。そのあと、兄とワタクシの二人は、スーパーで買った海苔巻き、鶏唐揚げなどを晩飯&ツマミにしつつ、日本酒をだらだらと吞んでおったのでした。

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この、あたまツルリンなのが、2歳年上の兄であります・・・って、どうでも良いハナシですな。

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そうそう実家のワンコを忘れてはいけません。米俵(こめだわら)のようですが犬種はチワワ。太り過ぎだろ!ワタクシはヤツの事を、黒ナマコ、と呼んでおります、はい。

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さて、兄がゴソゴソと棚から何かを取り出すので、ん?なんじゃ?とみておると、現れたのはこのブツでした。

コルトパイソン、357マグナム。もちろん本物ではなく、タナカワークス製のガスガンであります。グッとくる重量感がうれしく、ガスガンといえども侮れませんなあ。

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いいじゃん、いいじゃん!小学生のときからモデルガン大好きなわれわれ兄弟であります。さっそく、いじらせてもらいました。シリンダーをスイングアウトした状態がこれ。

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トリガー、シリンダーとも動きがなめらか、さすがは日本のメーカーであります。うーむ、と感心していると、「あれれ!?」と妙な点に気づきました。ハンドガン・マニアの方、お分かりですかあ?・・・つうか、私が無知だっただけで、マニアの世界では周知のことかもしれんな。

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そう、この銃のオリジナルは、コルト社のパイソンではない、のです。え?銃身(バレル)に、PYTHON 357、と刻印されてるじゃん、と思った方、もう一度よーくフレームを見てください。なんとまあ、コルト社のライバル、S&W(スミス・アンド・ウエッソン)社のフレームであります(なぜか自慢げに言う私)。

バレルは明らかにパイソンのもの、上部に独特のラジエターがありますもんね。いっぽうシリンダー(弾倉)やトリガー~ハンマーメカニズムを含めたフレームは、もろにS&W製。丸いメーカ―マークもさることながら、シリンダーをスイングアウトさせる操作時スイッチ(リリース用)で、そのことは一目瞭然です。コルト社の「手前に引くラッチ」タイプではなく、S&Wの「奥に押すサムピース」であることが、はっきり視認できます(違いは以下)。

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これ、たとえてみれば、トヨタレクサスの車体に、日産フェアレディのエンジンを組み込んだみたいな、「ライバル2社の合体マシン」ということ。

え?そんなことしていいの?と小さく驚きましたが、後の調べによると、こうしたカスタマイズ方法はアメリカで「SMOLT(スモルト)」と、レッキとした名前もあるそうです。性能のよいバレル(コルト社製)と、性能のよいフレーム(S&W社製)を組み合わせて、全体として性能アップを図るという。それにしても、火薬弾というエネルギーのデカいものを扱うハンドガン、安全面を踏まえるとそんなツギハギしていいのか?と素朴な疑問がわくけど、ま、実際にそれをやるんだからアメリカ人はすごい。

というわけで、実家にあったスモルト・リヴォルバー(のガスガン)にちょい感動したつう話でした。でもね、私のような年寄りで偏屈なマニアは、リヴォルバーはSMOLTではなく、S&Wの、純正(?)M19(コンバットマグナム)とかM29が良いなあ。オートマチックなら、グロックやSIGより、ルガーP08とか、ワルサーP38、モーゼルミリタリー、コルトガバメントといったオールドスクールが良い。当然、ベレッタはM92じゃなく、「34」ってことよ、ワシは!

おっと、マニアの沼にはまってきたので、今日はこれでお終いっ。・・・あ、オートマグは好きじゃないけど、スタームルガーのレッドホークは好き!モデルガン出てるので買っちゃおうかな~~。ぷしゅう。

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母の葬儀のため、実家のある札幌に帰っておりました。 [日常]

2022年12月。

今日(12月28日)で年内のシゴトが終わり、あとは正月を待つのみじゃあ、つう愉快な気分の方も多い中、こーゆー話題もナンですが、ま、そんなこと気にするブログでもなし、ささっと書いちゃいましょう。

先週、バイト仕事で九州に行っておったら、札幌の実家の兄から「母が危篤」との連絡がありました。バイト先には仕事延期のお願いをし、福岡空港→新千歳空港とヒコーキ移動であります。で、移動の最中に母は亡くなり、私が札幌に着いたときには、遺体は病院から、40年来お世話になっているお寺へと運ばれておりました。

というわけで、先週~昨日まで、ワタクシは札幌で、通夜、葬儀、今後の段取り・準備などをしておったわけです。ちなみに北海道は、12月と思えぬすごい積雪量で、歩道を歩くのも大変。札幌はまだましなほうで、内陸やオホーツク海側はもっとすごいらしいけど。。。

さて、母は満90歳、要介護5で体力が落ちていたので、病院に運ばれ半日後に亡くなりました。直接死因は心臓停止ですが(当たり前ですね)、病気ではなく「老衰」。大往生と言って良いでしょう。

死んだときどうするか、は本人から生前に指示があり、戒名(かいみょう)も生前に取得していたので、残されたわれわれは迷いなく作業できる、実にありがたい流れ。ほんと「本人」が亡くなると、分からないことだらけで困ることが多いんですよ。死んだ人に質問はできないので、いや正確にいうと、質問はできるけど答えてもらえないので、実に困るのです。その点、母には感謝また感謝であります。

通夜と葬儀は、父(母の夫)の遺骨をおさめた納骨堂のあるお寺でそのまま行いました。弔電・香典は遠慮します、の家族葬で、4人でお見送り。しずかにこじんまり、は良いですな。ワタクシ、通夜に、日本酒1升瓶を持ち込みましたが、半分も呑まずに(吞めずに)寝ちゃいました。もちろん残った酒は、翌日以降、呑み干しました。

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地元(札幌)での身内葬儀ってそうそう無いので、驚くことはいろいろありました(北海道のローカル・ルールをすっかり忘れていた、つうのもありますが)。

まずは火葬場です。札幌市手稲区の「山口斎場」。これがもう巨大というか立派というか、ビックリしちゃいました。私が子供のころは無かったなあ。調べたところ、20年ほど前に建ったようです。下写真は札幌市のHPより。

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われわれは土曜日午前10時ころに行ったのですが、言葉は悪いけど、すでに斎場は大盛況。こんなにたくさんの人が死んでるもんなのか、と感心?した次第。母の遺体を焼いた火葬炉は「27番」でして、聞いてみると山口斎場には火葬炉が、実に、29基もあるという。うへ、とまたビックリ。

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さて、葬儀が終わり遺骨をもって札幌の実家(マンション)に戻りました。兄が食事の買い出しにいくあいだ、私が留守番をしておると、マンションの管理組合の方が、香典をもって来られました。規約に決められているそうなのでありがたく受け取ると、相手の方は「領収書、もらえますか?」とおっしゃる。

一瞬、「え?領収書?」とキョトンとしたけど、さすがに私も北海道人、思い出しました。北海道では、香典を受け取ると、その場で中身を確認して領収書を返します(今はどうか分からんけど、昔はそうでした)。この方式は全国的にも珍しく、私はひじょうに合理的と思いますけど、道外の方は「え?」と驚いたりします。そもそも、香典に領収書なんて出るもんなの?と。

話は逸れるけど、北海道の冠婚葬祭の、簡素・合理の極みといえば結婚式でしょう。披露宴が「会費制」なんですな(これまた、今はどうか知らないけど、昔はそうでした。私が結婚したときもそうでした)。列席者は、お祝い袋に任意額のおカネを包んで渡すのではなく、呑み会と同様、主催側の決めた定額(多くても、8,000円くらい?)を受付で支払って、以上、お終い。この方式の何が良いかというと、全員が一律、同額を払うので収支計算がやりやすい(収入=列席者数×会費)、さらに、お返し品を会費見合いで決められ、余計な気遣いが要らんというわけです。うーむ、北海道人の知恵、素晴らしいじゃないか!

と、話が結婚のほうに飛んじゃいましたが、いろいろ勉強になった1週間でございました。

蛇足ですが、葬儀関連の品々ってけっこう値段高いですよねえ。お棺、骨壺、祭壇、花、そのほかもろもろ。まあ一番値段が高いのは、なんたって「戒名」なので、私も母にならって、生きているうちに札幌のお寺で戒名を作ることにしましたよ。ということで、今日はお終いっ。

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港区三田、いつものスペイン料理屋さんで美人の奥様とツーショット写真! [宴会、呑み会]

2022年12月。

在職中、お世話になった岡山県のエンジニアKさん(私とは別の会社)から「出張で東京に行きます」とご連絡がありました。なんと!夜にワタクシの定年退職お祝い会をしてくださる、とおっしゃる。こーゆーとき余計な遠慮をしないワタクシ、ご指定の某日、Kさんと呑むべく東京都心へと出かけたのであります。

1軒目のお店は日比谷のダイニングバー(地下1階)。店内のでっかい個室でKさんと合流しました。ジャズマニアのKさん、私と会うなり「店内にチェット・ベイカーが流れてますなあ」と、しびれることをおっしゃる。私が「彼のトランペットもいいけど、あの歌声がたまらんすね~」と返すと、Kさん「そう、あの中性的な声がねえ・・・」「女性シンガーかと思いましたもんねえ」と、のっけからジャズ談義に花が咲く。同好の士、ありがたし!そういや、Kさんと前回(1月)呑んだときは、私がセロニアス・モンクの演奏の悪口を言って変な空気になったっけな。そう飲み屋で、文句はいけません・・・って、ダジャレかよ!

ま、そんなわけで、1軒目でそこそこ酒がはいったKさんとワタクシ、日比谷からタクシーに乗って、港区の三田へ移動であります。なぜ三田か、つうと、ワタクシが大好きなスペイン料理屋さんがあるから。6月の定年退職以来、顔を出していないので、この日の2軒目として伺った次第。

いやあ~~、お店のご主人、美人の奥様ともお元気そうでなによりです。ワタクシの好みを百も承知しておられるので、自動的に「からすみ」「生ハム」「マシュルームのアヒージョ」がテーブルに出てくるのが嬉しい、というか楽で良いです。初めて来たKさんも、すっかりお店を気に入ったご様子で「次回の東京呑み、1軒目はここで決まりですな!」と気合が入っております。

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そういやあ、何年前から、私はこのお店に来ているのだろう。たぶん、20年くらい前からだと思います。その間、どれだけのサングリアをこのカウンター席で飲んだことか。思えばこのお店以外で、サングリアを飲むことは一度もないもんなあ・・・と昔のことを反芻するのも、歳をとったせいでしょうかね。ははは。

突然ですが、ジャーン!いまから11年前、2011年に、お店の奥様と並んで撮ったツーショット写真がこちら。

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次に、ジャーン!こちらが、先般伺った際、同様に撮ったツーショット写真。

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うわ、奥様は11年間を感じさせないお美しさのままですが、私はばっちりオジイ化しております。そう、オジイ・オズボーン!ブラック・サバス!・・・ってジャンルを変えて、またダジャレかい。

逆にいえば年齢相応!勝った!・・・って誰にだよ。すいません、ノリツッコミの収拾がつかなくなったので本日は以上とします。アスタルエゴ!(←スペイン語の、じゃあね、が出ました~)。

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飼い猫そらは、師走も当たり前のようにゆるゆるです・・・。 [家の猫]

2022年12月。

今年6月に定年退職してから、自宅にいる時間が長くなったワタクシ。12月ともなると戸外は寒く、出かけるのがおっくうなので、なおさら室内ダラダラ生活になっちゃうわけです。そんな私に合わせるわけではないでしょうが、我が家の飼い猫そら(3歳半)は、私にくっついて行動するのが大好き。この日は、居間のネコ用ホットカーペット付近でまったり・・・。

録画しておいたSFホラー映画「遊星からの物体X」(1982年)を、ワタクシがガッツリ鑑賞しているときも、すぐ横で安心した様子でスヤスヤ眠っております。映画では、ワンコさんや人間たちが物体X(The Thing)に体を乗っ取られて大騒ぎするも、そらはどこ吹く風。そんなに無防備じゃあ物体Xにサクッとやられちゃうぜ・・・ああ、こわいこわい。

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映画は無事(?)終わり、カート・ラッセルさんの英断・奮闘にも満足したので録画マシンを止め、そらに「そんなに眠いのか?」と声をかけると、パチリと目をあけるそら。

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むにゃむにゃ、とアタマを動かして・・・。

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姿勢をかえて、またぞろリラックスの極み、つう態勢になりました・・・うーむ、ユルすぎる。

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おっと、こんな調子で、いつまでもそらに構っているわけにはいかないのだった。ご飯をたべるためには銭を稼がねばならんのだ!てなわけで、バイト仕事の準備(資料作り)をすべく、2階へ移動するワタクシ。パソコンの前に座り作業を始めたとたん、どどどど、と1階から駆け上がってきたそら、机のうえに飛び上がり、キーボードの上に座ろうとします。

ふふっ、お前の行動など見きっているのだよ、と、素早く「そら対応用木板」を置き、PCキーをブロックするワタクシ。

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どうして人の作業を邪魔したがるかなあ~。ま、そらは、しばらくすると飽きてどこぞへ移動するので、ここは我慢・我慢。で、1時間後。そらはどこへ行ったかなあ?と居間へ降りると、ソファの上で、へそを上に向けウトウトしているそらの姿が。ううっ・・・警戒心、無さすぎです。目が覚めると、私にくっついてくるので、ここは静かにしておこう。

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以上、師走でもユルユルすぎる、そらの日常でした。本日は以上!

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一部とは思うけど、下品で節操のないサッカーファンの言いぐさにウンザリする話。 [雑感]

2022年12月。

ブログにしても他のSNSにしても、ネガティヴなことを書くほど、気分が滅入るので気乗りはしないですが、ココロにひっかかる件なので、いっちょ書きましょう。

さきほどカタールで開催中のサッカーワールドカップの決勝戦の組合せが、アルゼンチン VS フランスに決まったことを知りました(下表は日刊スポーツさんのHPより拝借)。・・・と、旬ネタに乗っかったけど、ワタクシ、サッカーへの興味ほぼゼロ、予選リーグの日本戦さえTV観戦してませんでした。別にサッカーを否定しているわけでなく、嫌いでもなく、さりとて好きでもない、つまり、野球、テコンドー、ハンドボール、ビーチバレー、競歩等と同じ「スポーツ競技のひとつ」として認識しているだけ、というハナシであります。

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そのいっぽう、サッカーに限らず、スポーツ選手の方々や、彼らを支えるみなさん(スタッフ、ファン含め)に対して、私は一種の敬意をもっております。高みを求め日々努力する姿勢、競技とチームへの「愛」には尊敬の念を抱きます。(私はそこまで何かを応援したり、愛したりできないもんな。)

しかし!

ごく一部のファン(?)とは思いますけど、応援チームが負けると「監督のバカ、間抜け」「◯◯選手は役にたたない」「あそこでシュートはずすか!」などと愛している(はずの)競技やチームに対し、口汚いコメント(というより批判・非難)を発信しちゃうヤツがいることには、心底、納得がいかないです。

応援している、という理由で、自分は何を言っても良いのだ、といわんばかりの罵詈雑言。チームのためとか勝手な言い訳をするんだろうけど、しょせん、下品で節操のないクズのメンタリティーですよ。モノの考え方は人それぞれ何を思おうと何を発言しようと自由だが、失敗(敗戦)という「結果」をみて、鬼の首でもとったかのように敗戦要因(と勝手に決めつけたモノ)をあげつらい、くそみそにけなすことが、はたして、その対象を愛している人間のすることであろうか

彼らに欠けているのは人生観であり美学であり、哲学なんですよ。対象への愛情などなく、よーするに「盛り上がるためのネタ」として競技をオカズに騒いでるだけで、自分のやってることの「情けなさ」に思いが至らないわけです。

彼らのこうした性癖はスポーツ応援で表出するだけではありません。無意識は人を動かす動機である、とエーリッヒ・フロムさんがおっしゃるとおり、彼らは「何を言ってもいい場」を得たとたんに、平気で相手を貶め傷つける攻撃的・好戦的な嗜好を発露するわけです。

スポーツに関するSNS書き込みごときから、そこまで話を広げるか!?・・・と思うかもしれませんが、それは逆でしょう。スポーツ「ごとき」にボロカス非難を書き込む人間は、本人に直接利害がからむ事案に対しては、さらに激しい暴挙、蛮行に出る可能性があります。ニンゲンなんて、そんなもんですよ。

愛して結婚した(はずの)配偶者の、小さな失敗やささいなミスを執拗に責めたてる。あるいは職場の部下が、打合せに少し遅れただけでこっぴどく面罵する。そーゆー傲慢きわまりない「癖(へき)」を、彼らは精神内部にたっぷり貯め込んでいる、ということです。

つまり、彼らは自分で気づかぬうち、自らの精神をむしばんでいるわけです。「怒りは、怒りを燃料にして燃え上がる」のであって、SNSに腹立ちや不愉快ごとを書き込むことは、まさしく怒りの炎に薪をくべる行為です。心理学が教えるところの「言動は動機を強化する」典型例です。動機たる「もとの感情」が言動(書き込み)によってより強まるのです。哲学者アランは「言動というものは、それ自身で途方もない力をもっているものだ。それは悲しみをあおる。悲しみを増大させる」と書いていますが、悲しみだけでなく、怒り、不満、嫉妬、といった他のネガティヴ感情にも同様のことが言えるでしょう。そうやって強化され固着化した負の感情は、やがて澱(おり)のように精神の底にたまり、出番を求めて待ち構えるわけです。いつか、その人間(当人)を滅ぼすために、です。

しかし・・・なんとも寂しいハナシじゃないですか。応援チームが勝ったら浮かれ街で大騒ぎし(周りはいい迷惑)、負けたら腹いせ(?)にSNSに非難を書き込むなんて・・・それがグローバル・スタイルと言われればそれまですが、日本人ってそんな節度のない国民なんでしたっけ?

話は変わりますけど、25年くらい前かなあ、出張でドイツにいったときのことです。デュセルドルフか、フランクフルトか忘れたけど、夕方、地下鉄にのったら、ユニフォームを着たサッカーサポーター(10代か20代?)がどっさり乗車して、いやはや、騒ぐわ、騒ぐわ。地元チームの試合会場に向かう途中らしく、その大騒ぎっぷりの品の無さ、絵にかいたような阿呆の様といったら、ホント、酷いもんでしたよ。

さらに同日夜。応援チームが勝ったか負けたか知らんけど、私の泊まっていたホテルの前の広場で、30人ほどのサポーターが午前3時過ぎまで大騒ぎしておるわけです。怒号や歌の音量がハンパなく、眠れないんですよ。もちろんサッカーファン誰もがこんな無礼で自分勝手な輩だとは思いませんけど、熱狂というのは、対象がなんであれ一種の病気だと思いましたね。あれ、話が散らかりました、すいません。

いずれにしても、その競技、そのチームに対し愛情を持っている「本当のファン」なのであれば、勝てば称賛、負ければボロカスみたいな手のひら返しを、絶対にすべきでない、と思います。その手の下品は、マスコミ連中に任せておきましょうや。少なくとも、ワタクシはそういう人間になりたくないし、そういう人間との付き合いも御免こうむりたいですな。

とりとめなくなったところで、本日は以上!

蛇足ですが、ワールドカップ決勝戦(アルゼンチン VS フランス)で私が応援するのはアルゼンチン。仕事で訪問した国のなかで、自腹で、もう一度行きたい国といったら、圧倒的にアルゼンチンが第一位であります。いい国ですわ。木の芽を茹でた白い食べ物(名前忘れた)あれが、すごく好きなんですよ~~。日本でも売らないかな~。ちゃんちゃん。

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来年(2023年)はクラシックコンサートに行くぞ!と気合いをいれた件。 [クラシック音楽]

2022年12月。

自宅オーディオ部屋で、ブルックナーの交響曲第6番と第7番をCDで聴き、小さく興奮しておったとき、そういえば、2年以上もクラシック音楽の実演(コンサート、リサイタル)に行っていないなあ、と気づいたワタクシでした。最後にいった実演は、クルレンティスさん指揮でコパチンスカヤさんがソリストのチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲だっけ?いずれにしても、コロナ騒ぎの前だから3年は経つんだな・・・。

ピアニスト、ペーター・レーゼルさんのフェアウエル・コンサートなど、チケット購入したもののコロナで2回延期になり、結局、行かずに終わりましたもんね。チケット払い戻しさえ面倒くさくなったんだよな。

コロナによる行動制限もなくなったし、定年退職してヒマになったし、よおし、来年(2023年)はガンガン、コンサートに行くぜ!と気合いを入れたワタクシ、PCで関東のコンサート開催情報をチェックしたのであります。

おお、あるわあるわ、さすがは首都圏だ。国内オーケストラによる演奏会が目白押しではないか。うふふ、と笑みを浮かべつつ、サクッと、1月の土曜日のコンサートチケットを購入であります。

なぜそのコンサートを選んだか、つうと協奏曲のソリスト(ヴァイオリニスト)が大変な美人さんだから、であります。荒井里桜(あらいりお)さんという方。おお、なんとお美しい!

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まさに、天は二物を与えた、と申せましょう!・・・おっと、これじゃあまるで、私が、演奏者のヴィジュアル目当てのクソジジイと思われそうです。いや、それだけではございませんよ。演奏曲が素晴らしいのです。

シベリウス「フィンランディア」「ヴァイオリン協奏曲」「交響曲2番」の豪華3本立て。水野晴夫先生には申し訳ありませんが、私にとってこれぞ、真の「シベ超」であります。大好きな曲を、3曲もまとめて実演で聴けるなんて、わしゃあ三国一の幸せもんじゃよぉ~~。ぷしゅう~。

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くわえて、日本指揮界の大御所、飯守泰次郎先生のご雄姿も拝見できるのであって、1粒で3度おいしいナイス企画ですな。さらに、会場「ティアラ江東」はその名のとおり、いまワタクシが都内でもっとも推している江東区にあるわけで、コンサート後は「居酒屋いんきょや」「安宴(中華)」あたりで酒を吞んじゃうぜ、てなもんです。

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などと、とってつけた理由を書きましたが、最大のポイントは、やっぱりヴァイオリニストの荒井里桜さんです・・・って、結局、話はそこに戻るんかい!

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いや、ホント、期待は高まりますなあ。

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書いてるうち、シベリウスのヴァイオリン協奏曲を聴きたくなったので、CD棚からこのディスクを引っ張り出しました。韓国ご出身のチョン・キョンファさんが弾く1970年録音。彼女の情熱的なヴァイオリンはもちろん素晴らしいけど、プレヴィンさん指揮ロンドン交響楽団のサポートが、また実にココロに染みるんですなあ~。

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話を戻して、2023年のクラシックコンサート。探すほど行きたい演奏会を発見しちゃうので、いったいどうしたもんだろか。

2月18日(土)の群馬交響楽団の東京公演、演目はあまりにもベタなチャイコフスキー交響曲6番「悲愴」とヴァイオリン協奏曲。でもね、いまはこーゆーのを聴きたいんですよ、私は。あるいは、2月8日(水)千葉市民会館の、東京フィル、メンデルスゾーン交響曲4番「イタリア」とヴァイオリン協奏曲もいいなあ~~。

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2月5日(土)神奈川県のミューザ川崎。東京交響楽団によるリムスキー=コルサコフ「シェエラザード」+金子三勇士さんがソリストでラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」は聴いておきたい・・・てなわけで、来年のコンサートチェックに日々、余念がないワタクシでありました。本日は以上!

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ほんとうにメチャ美味いお店。埼玉県三郷のイタリアン「イル・カミーノ」さん。 [美味しいお店]

2022年12月。

TVのグルメ番組をみておると、リポーター(芸能人)が、訪問した飲食店で料理を口にするやいなや「めちゃくちゃウマ!」とデッカイ声で叫ぶのがお約束ですな。褒めるのがシゴトなのは分かるけど、世の中に、そうそう「メチャ美味い」ものは無いだろ、とついツッコんでしまう私です。

だってそうでしょう。「メチャ美味い」とは、エクセレントという意味であり、美味いを一歩も二歩も超えた、ということ。メチャ美味いものがそんなにたくさんあるなら、それは「ふつう」ですもんね。言い換えれば、世の中には、メチャまずいものはなくふつうに美味いものがあふれている、ということですよ。

たとえばシンガー(歌手)の例。カラオケ店でOLさんの歌の上手さにギョッとしたり、スナックのおねえさんがスゴイ歌唱を聴かせたりします。しかしそれはあくまで「ふつうに上手い」のであって、メチャ上手いとは違うわけです。では、ふつう、と、メチャ、の差は何なのか?音程やリズムの正しさ、声の良さだけではなく、その人にしか出せない味、結果としての訴求力等がフレーバーされ、初めて「メチャ」の冠が戴けると思う。技術だけでない、心を揺さぶるパフォーマンスつうか・・・おっと話の風呂敷を広げ過ぎました、反省。

で、今日の私は何を言いたかったんだっけ・・・そうそう、2022年に出会った飲食店でワタクシが「メチャ美味い」と感じたお店の件です。今年、私が初訪問した店はおそらく、50軒から60軒ですが、

メチャ美味い、と言い切れたのは、この1軒だけ。なお、本当にそこまで美味いのか、自分の感想を確かめるため、複数回、お店で食事をして評価に自信を持ちました。

そのお店は埼玉県三郷市の「イル・カミーノ」さん。住宅街にあるカジュアル・イタリアンです。

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いやあ、もう、ホントに美味いっす。それ以外、言いようがないね。昼のパスタランチが私の定番オーダー。パスタを数種類からチョイス、そこに前菜、サラダ、パン、デザートがついたセットで、1700円~2000円とお値打ち価格です。ひとくち食べて「メチャ美味いやんけ!」(←なぜか関西弁)と叫んでしまった。塩味に逃げない旨みつうのか、とにかくすごいと思った。

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ワタクシが選んだパスタランチの内容を時系列順にみていきましょう。最初の前菜です。まず、この旨さに驚き、次への期待が高まったわけですよ。

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サラダ、であります。ここは安定の味。

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メインは「牡蠣とほうれん草のクリームパスタ」。ごろりとはいったデッカイ牡蠣は、下処理の巧みさか、生臭い感じが一切なし。生パスタと具材の食感バランスもサイコーであります。バンザイ~~。

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デザートは4種類のうちから「ガトーショコラ」をチョイス。甘いものをあまり食さないワタクシですが、甘さを控えてちょっと固めに仕上げたこの品、気に入りましたなあ。

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ご馳走様でしたあ!美味しかった!心底、メチャクチャ美味い、ですよ。こーゆーステキなお店が、自宅からクルマで行ける範囲にあるのは、実にありがたいですなあ。

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繰り返しになりますが、2022年、私が新たに出会ったお店で「メチャ美味い」と言い切れるのは、イル・カミーノさんのみ、というまとめになります。ちょい寂しい気もしますが、逆にいえば、1年に1軒でも感動店に遭遇できたことは素直に喜ぶべきでしょうなあ。

さあて今月は、1年のシメとして、九州旅、久留米(くるめ)でグルメ(←韻を踏んどる)が控えておりますが、2022年のメチャ美味い店2軒目に遭遇できるか!?あまり期待しすぎると、スベったときのショックがデカいので、ほどほど気分で九州へと向かうことにしましょう。本日は以上!

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名古屋で、お世話になったエンジニアおふたりと呑んだハナシ。 [宴会、呑み会]

2022年12月。

在職中、お世話になったおふたり(私とは別の会社)と、先月、久しぶりに名古屋でギュンギュン酒を吞んだ、つう楽しいハナシであります。ワタクシごときが言うのもナンですが、一緒に吞んだ、Kさん(名古屋在住)、Aさん(千葉県在住)は専門分野において日本トップクラスのエンジニアであります。プラント現場、委員会、学会で何度もワタクシを助けていただき、リスペクトとともに感謝・感謝なのであります。ありがとうございますぅ・・・ってブログでお礼かよ。

今回の呑み会はワタクシが発起し、名古屋駅近くの居酒屋で開催しました。Aさんは出張先の大阪から名古屋へ来ていただきました。呑み会の様子を、バチッと自撮りだぜ。

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いやあ、楽しいなあ~幸せだな~(←なんというベタな感想じゃ)。こーゆーことを言うと怒られそうですが、どの業界でも技術者の8割方はどっか変ですわね。自分のことを棚にあげて言うけど、思い込みが激しい専門バカとか、態度が無礼とか、バランス感覚が狂ってるとか、約束を守れないとか、そんな変人?がけっこういるわけです。しかし!Aさん、Kさんは、技術力が優れているだけでなく、人間的に、あまりにもまともであり、私など、むしろその「まともさ」に驚いちゃう次第。てなわけで、Aさん(左)、Kさん(右)の笑顔の図であります。

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世の中のエンジニア全員のメンタリティーが、Aさん、Kさんと同等なら、世界はなんと豊かで平和で幸せであろうか・・・って、まずは、お前がまっさきに反省しろや!と自分自身にツッコミ。ちゃんちゃん。

さて、好きな人たちと呑む酒は実に美味しく、楽しい時間はあっ!という間に過ぎますなあ。もっと呑んでいたいけど、無職プータローの私とは違って、Aさん、Kさんは翌日もシゴト。とりあえず一軒目をしめましょう、と店員さんに会計していただき、そこでワタクシは驚いたのである。

呑み代合計額が、9,999円、と見事にぞろ目じゃよ。ただの偶然とはいえ、お見事!

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均等割りするとおひとり=3,333円であるが、バイト生活のワタクシには重みづけ(軽みづけ?)係数Wが適用され、支払い額=3,000円にてご容赦いただきました。ありがとうございます~~。

このあと、名古屋駅市内のホテルに宿泊するAさんとワタクシは、若干の追加呑みをすべく、Kさんとお別れし、近くの串揚げ屋さんへ移動しました。

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油ものはご遠慮し、いただいたのはシメのラーメンならぬ、シメのおでん。

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おでんと日本酒た、また良し、ですなあ、日本の冬にピッタリ・・・というほど、この日は寒くはなかったけどね。以上が名古屋における、尊敬するお二人との愉快な呑み会でございました。ぷしゅう~(←ワカコちゃんのノリで)。

以下、余談です。この日の昼間は、名古屋で某物件の報告会があり、ワタクシ、納屋橋(なやばし)界隈へ行ったのであります。納屋橋とは、名古屋駅と栄の中間くらいにあるエリアです。

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古いビルが建て替わり、ビジネスホテルがたち、飲食店が出来て見た目はスッキリキレイであります。

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川まわりは遊歩道に整備され好感度アップしておりました。しかし!私が愛知県のシゴトをはじめた30年前はこんなんじゃなかったね。

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かつて、橋の手前(名古屋駅側)に古びた二本立て映画館があり、さらに川の脇道は典型的なエロ街でした・・・。おお、こうして街は浄化されていくのか、ある意味、寂しいね、と妙な感慨にふけるワタクシ。と、目に入ったのは古いビルに出た看板。どうですか、セレブ秘密室、ですよ。いい味出てるなあ。さらに、痴女M性感専門店、に至ってはもはや何だか分からない。圧倒的なナイス・ネーミングじゃ。マニアには、これがたまらんのでしょうなあ。

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納屋橋に、いまだこの手のお店が生き残っていたことが、なんだか嬉しい名古屋の旅でした。本日は以上!

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北海道で麺旅。札幌と千歳でいただいたラーメンが、ふつうに美味しい!つうハナシ。 [旅]

2022年12月。

前回は、博多での麺旅(うどん、ナポリタン)について書きました。で、博多から千葉県の自宅に戻ったワタクシ、その翌日には真逆の北海道へと向かったのであります。まさに、ひとり民族大移動。早朝便で新千歳空港へ飛び快速電車でJR札幌駅に着いたのは、午前10時40分頃でした。

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朝飯を抜いたので腹が減って仕方ない。飯を食いたいけど、10時40分ってハンパな時刻ですよねえ~。札幌駅併設のPASEOは全面閉店しちゃったし、バスターミナル地下の立ち食い蕎麦屋も飽きたし・・・。とりあえず「北海道麺旅」をブログネタにしたい下心も作用して、開いてるラーメン屋さんを探します。

駅西側の「がんてつ」さん・・・11時30分開店か。南に歩いて「天壇」さん、ここも11時30分開店か。30分以上も待つのはご勘弁いただきたい。うーむ、どうしよう。

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緊急避難的(失礼)に駅南のESTAレストラン街「ら~めん共和国」に行くぞ!と腹を決めました。施設開店と同時の11時ジャストに突入、であります。

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この時点でワタクシの空腹は耐え難くなっており、食べられればなんでも良い!つうハングリーMAX状態。ここには、6,7軒のラーメン屋さんがあるようですが、空腹を満たすこと優先で、最初に目にはいった函館ラーメン「あじさい」さんへ入店します。結果を申しますと、塩ラーメン、美味いじゃないすか!北海道へ来たなあ~と実感しちゃう奇をてらわない麺とスープ。見た目も味もシンプルですっきり系、ワタクシの好みに合っております。幸先よいですなあ。

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唐突ですが、ここで、札幌に住んだことのある方に質問です。ラーメンとは関係ございません(きっぱり)。ワタクシ、今回、札幌市西区の「小別沢(こべつざわ)」に用事がありました。質問は、小別沢ってどこだか分かりますか?つうこと。札幌在住者でも知らないヒト、いるんじゃないかなあ。西野の奥、大倉山の裏、福井と隣接、ほぼ、ばんけい。分かりましたか?(←なぜか上から目線)。ワタクシ、実家が札幌ですけど、小別沢という地名、実に40年ぶりに聞きました。一瞬「え?それって、どこだっけ?」と悩みましたよ、はい。

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ローカル現地ネタはこれでお終い。次の麺ネタ、いってみよう!(さりげなく記事主旨を、麺メインへとスライド)。北海道から千葉県へ戻る日のこと。昼食は、千歳の街でいただきました。地域クーポン効果か、新千歳空港内の飲食店は、混んでいて落ち着けないからです。で、このとき行ったラーメン屋さんが、なかなか良かったんですな。JR千歳駅から徒歩5分「みそラーメン 喜亭(きてぃ)」さんであります。真っ赤な暖簾にインパクトがありますな~。

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注文したのは、辛みそラーメン。白髪ねぎをトッピングでございます。お好みで辛さアップできるよう、別皿の辛みそがついてきますが、それを入れずとも私は十分でした。けっこうガツンと辛い。汗を流しながら、しっかりいただきました。ホント、食べるほどに汗が出る出る、ちょっとした労働ですな。うーん、ふつうに美味いじゃないか。

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店内を見渡して、なるほどと納得。店名の「喜亭(きてぃ)」の由来は、まさにキティちゃん、だったんですね。店内は徹底的にキティグッズで固めてられております。私は、かわいい系キャラに没入できないオヤジですけど、こーゆーの、アリじゃないですか。

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辛みそラーメンのボリューム&辛さ&美味しさ、を十分に堪能したあとは、千歳の街をプチ散歩して、ヒコーキの搭乗時刻までヒマをつぶすことにしました。ほどなく食いつきネタに遭遇です。近いうち千歳を再訪し「ここ」に来るぞ!と思わせるお店を発見。銭湯「末広湯」さんであります。

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いやあ、いい外観だ。JR千歳駅から2分くらいです。近くて嬉しくなっちゃうでしょ。そして末広湯さんの営業時間がナイスなんだなあ。

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定休日(火曜)をのぞいて営業時間は昼12時~23時。ステキなロングラン営業じゃあ。私は12時ちょうどに来たい。よし、2023年の年明け早々、いつ千歳に来ようか・・・。てなわけで、麺旅などもはやそっちのけ。千歳での、昼飯→銭湯→晩飯→居酒屋で吞み→シメのラーメン、というストーリーを、いつ具体化するかを検討しているワタクシなのでした。

昼飯は、苫小牧でもお世話になった大好きな「牛たん炭焼、赤兵衛」さんで決まりでしょう(末広湯さんから徒歩1分)。風呂の後の吞み場所は、繁華街まで歩くのは遠いので「村まつり 本店」さんかな。シメのラーメンは店が開いているなら「KAZUMA(一馬)」さんだ。考えるほどにワクワクするぜ、千歳、バンザイ!ちゃんちゃん。

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博多で麺旅。私が望んでいた理想の博多うどんは、ここにありました!つうハナシ。 [旅]

2022年12月。

先般、名古屋~九州(博多)~北海道と日本縦断旅をしてきたワタクシ。本日はその成果として、博多での麺リポートをご披露します。

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博多で麺、と言えば「とんこつラーメン」を思い浮かべる方が多いでしょう。しかしワタクシをふくむ良い子たちは、こちらを推すのであります、そう、

博多うどん、です。「コシがなく、やわらかくてグダグダなんだよね~」とネガティヴ評価されるきらいがある博多うどん。それって私からすると、讃岐うどんをスタンダードとした偏狭な見方に思えます。博多うどんには独自の良さがちゃんとあるぞ!と申し上げたい。シゴトで毎月、かの地を訪れてることもあって深堀り&PRすべきテーマと考えております。

これまで、「ウエスト」「牧の」「因幡」「黒田藩」「和助」や北九州の「資(すけ)さん」など主要店を制覇してきたワタクシ。今回はついに、ついに!これぞ、と思う一押しの逸品に出会ったのであります。そのお店は、

「うどん屋 米ちゃん」さんです。JR博多駅の博多口から徒歩8分ほど。チェーン店ではなく単独店のようです。自家製麺でつくる、こちらのうどんが完全にツボにはまりました。
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某日お昼にいただいた、わかめうどん、480円也が、こちらです。

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博多うどんに多い太麺ではなく、ご覧のような中細麺。すきとおったヴィジュアルが良い。食せば、歯に押し返してくる適度な弾力があり、やわらか過ぎないゆで加減も最高。つゆはサッパリしつつ味わい深く、個人的に、ベスト・オブ・博多うどんじゃ!と思った次第。いっぽうで、「これは正統な博多うどんではない!」と言い出す人もおるかもしれませんなあ。まあ、そのあたりは、博多で食べれば博多うどんじゃし、美味しければいいじゃん、とココロを広く持とうではありませんか、諸君!

ちなみに「米ちゃん」さんは宮崎名物「チキン南蛮」も売りにしており、うどん+チキン南蛮のセットメニューがお得なようです。ワタクシは、うどんは単独で食べたい派なので、今回、チキンはパスしました。

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うどんのハナシが長くなっちゃいましたね。次はワタクシが愛する「喫茶店のナポリタン」であります。いってみよう!

博多駅から住吉通りを歩いて柳橋を渡って左折、那珂川と日赤通りの間の道を、百年橋通りに向かって・・・と道順説明は意味ないすね。お店は、清川にある喫茶店「HAKAMADA」さんです。じゃーん。

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腹が減っていたわけではないのですが、この旗を見て、私の足はハタと止まりましたね。

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「美味しいナポリタン・ハンバーグ」ですよ。こんなん掲げられちゃあ、ナポ好きオヤジ(=私)は入店せざるを得ないでしょう。で、ほらね、店内は眺めただけでも嬉しくなる、ザ・昭和の喫茶店の風情と味わい。いやあ、落ち着くなあ~。

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鉄板ナポリタン、850円也、をサクッと注文、登場した品がこちらです。じゃーん。

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うひゃあ、いい、いいねえ。てっぺんの生卵をほぐし、麺と鉄板の熱で半熟化させるお楽しみもステキ。味は、といえば「めちゃウマ!」ではなく「お約束・安定のおいしさ」です。そこが良いんだな。何度も申し上げますが、ナポリタンの大切な点は、ものすごい美味さではなく、繰り返し食べたくなる普通の美味さ、なんですよ。その意味で100点満点でございます。HAKAMADAさん、ありがとうございます!

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以上、博多で出会った麺2品、でした。手応えバッチリでした。で、今月(12月)は久留米で一泊、博多で二泊の旅が決まっておりますので、さて、いったい何を食べようかなあ(←「孤独のグルメ」の井之頭五郎さんのノリ)。

蛇足ですが、喫茶「HAKAMADA」さんの近所に、こんな居酒屋がありました。店名がカッコいいですなあ、「大衆酒場 火の鳥」ですよ。焼鳥屋でしょうか。それにしても「火の鳥」とはスケールがでかい。ここで呑めば永遠の命を授かりそうです。万が一、ストラヴィンスキーの楽曲が店内BGMだったらイヤですね。ちゃんちゃん。

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映画「貞子 DX」。ケチをつけずに、ツッコミまくって楽しめば良いのであります。 [映画]

2022年12月。

先月(11月)は映画館で、5本の新作映画を拝見しました。一番楽しめた作品は、クリスチャン・ベールさん主演「アムステルダム」ですが、本日、取り上げるのは、国民的アイドル(?)貞子はん主演の、タイトルもズバリ、

「貞子 DX」であります。これ、貞子デラックス、と読むのかと思ったら、ディー・エックス、とそのままらしい。DX=デジタル・トランスフォーメーションのことだそうです。そうだよねえ、いまやデジタル時代だもんね、じゃあ次作タイトルは「貞子 SDGs」でしょうかね。

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説明不要かもしれんけど、シリーズ未見の方へ、予備知識として以下お伝えします。貞子はん、はホラー映画「リング」のメインキャラ。白服+腰まで伸びたストレートヘアの悪霊であります。普段お住まいの井戸から這い出してきては、人を呪い殺す、とんだワルであります。ただしゾンビのようにあたりかまわず人を襲うのではなく、ターゲットは、貞子はんの出自にまつわる「呪いのビデオ」を観た人間に限定です。ビデオを観たら最後、貞子はんがロックオン!その人間は1週間後に必ず必ず死ぬ、というから、さあ大変。

で、「リング」シリーズはヒットが見込めるらしく続編がいくつも作られ、ついにはアメリカ版(主演ナオミ・ワッツさん)まで登場しました。その後、国内シリーズのほうは、回を重ねるうち内容(設定)に驚くべき進化があったのです。それは「被害者が、ビデオを見てから貞子に殺されるまでの時間」です。当初の1週間から、2日に短縮され、本作「貞子DX」に至っては、たった1日=24時間でアウト。おっとり貞子はんも、ついに本気を出したのか、大幅な業務効率アップが実現したのですな。

さて、ワタクシ、この映画をご近所のシネコンで拝見しました。平日午前中ということもあり、観客は私を含めてたったの2人。おっと、あぶない、あぶない。映画館の暗闇で、ぼっちホラーは避けたいもん・・・と思ったら、うはあ、「貞子DX」ってシリアスなホラー映画じゃなく、半分コメディだったんですな。そんな予備知識がなかったワタクシ、え?ホント?てなもんです。

登場人物はマンガチックで、役者さんはオーバーアクト気味、なにより設定が強引で、人物の行動にかなりの無理があるので、オリジナル貞子を愛する本格派(?)の方は、本作を「論外!駄作!」と一刀両断で切り捨てることでしょう。

しかし!この手の映画って、ケチをつけようとして観るとつまらんのであって、こちらが、なんでも楽しもう、と割り切っちゃえばツッコミネタの宝庫。愉快・爽快な2時間を過ごせるってもんです。

なんたって、主演の小芝風花さんがカワイイのでそれだけで全面的にOK、文句を言う気すらおきませんでしたよ、私は。

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すいません、話が散らかってきました。映画のストーリーは、くだんの「呪いのビデオ」を観た若者が次々死んでいくなか、どうしたら貞子の呪いから逃れ、生き残れるのかを、IQ200の天才女子大生、一条文華(小芝風花さん)が解き明かしていく、つうものであります。

ワタクシ、スクリーン相手にツッコミ入れているうち、ココロの声が、口から音で出ちゃいましたよ。もう一人の観客さんの迷惑にならんから良いでしょう(けっこう離れて座ってましたから)。昨今のワカモノたちは、ツッコミといっても「ありえないじゃん」「マジかよ?」くらいでご満足らしいけど、ワタクシは、しっかり「◯◯かよ!」とオブジェクトを添えるスタイルです。では「貞子DX」へのツッコミ祭り、いってみよう!

その1。貞子はんに呪われた被害者は、ビデオデッキあるいはPCやスマホで「呪いの動画」を観てから正確に24時間後に死にます。なぜか死ぬ間際に、前転いわゆる「でんぐり返し」してから絶命するんです。理由は映画を観れば分かるんだけど、その死に様がけっこうお茶目で、ワタクシ、こうツッコミましたね、

「森光子かよ!」・・・おっと、今は「仲間由紀恵かよ!」でしたね。

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その2。貞子はんって霊なんだから、壁くらい簡単に抜けられるんじゃね?と思うけど、どうやら違うらしい。殺す相手を追いかけ、鍵のかかったドアに遭遇した貞子はん、ドア手前でいったん液体になります。その後、ドアの向こうで、天井からびちゃびちゃと液体が滴って、そこから貞子はんが再生します。なんつう面倒な段取りを踏むのじゃ。これ、明らかに相手を(観客を?)怖がらせるためのパフォーマンスでしょ。サービス精神旺盛なんだからっ、貞ちゃんは!

ここでのツッコミは「ターミネーター2の、T-1000かよ!」・・・ではなく、

「スーパースリーの、フリーかよ!」でした、ラリホ~~。分かるかな~分かんねんだろうな~(松鶴家千とせさんのノリで)。

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その3。映画を観た方は必ず思うでしょう。小芝風花さんが演じる女子大生は、IQすご高とはいえ、あまりにも薄い情報やヒントから、短時間で正解を次々と導き出します。いやはや恐れ入りました。その「サクサクと難題を解決する様」をみたワタクシ、こうツッコミましたね、

「ナショナルトレジャーのニコラス・ケイジかよ!」

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さて最後になりますが、ワタクシが選ぶ、本作の女優賞と男優賞を、勝手にご披露いたします。

女優賞は、順当に小芝風花さんに決定!タイトルロールの貞子はん、は、お顔が良く見えないし、何もしゃべらないので残念ながら落選であります。

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男優賞です。うさんくさい霊能者を演じた池内博之さんは、大変な熱演でありますが、受賞者の存在感には及びませんでした。

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男優賞はこの方へ贈りましょう、そう、静岡のおじさん、であります。毛のない貞子・・・つうか、顔を白塗りしたハゲのおじさん。ワタクシも子供のころから、地方に住む親戚を、◯◯のおじさん、◇◇のおばさん(◯◯、◇◇には地名が入る)と呼んでました。実名ではなく地名で特定、その懐かしさもプラス評価といたしました。パチパチ。

さあて、「貞子DX」の記事はここまでです。ここまで読んでいただいた奇特な方、ありがとうございました!

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