母の葬儀のため、実家のある札幌に帰っておりました。 [日常]

2022年12月。

今日(12月28日)で年内のシゴトが終わり、あとは正月を待つのみじゃあ、つう愉快な気分の方も多い中、こーゆー話題もナンですが、ま、そんなこと気にするブログでもなし、ささっと書いちゃいましょう。

先週、バイト仕事で九州に行っておったら、札幌の実家の兄から「母が危篤」との連絡がありました。バイト先には仕事延期のお願いをし、福岡空港→新千歳空港とヒコーキ移動であります。で、移動の最中に母は亡くなり、私が札幌に着いたときには、遺体は病院から、40年来お世話になっているお寺へと運ばれておりました。

というわけで、先週~昨日まで、ワタクシは札幌で、通夜、葬儀、今後の段取り・準備などをしておったわけです。ちなみに北海道は、12月と思えぬすごい積雪量で、歩道を歩くのも大変。札幌はまだましなほうで、内陸やオホーツク海側はもっとすごいらしいけど。。。

さて、母は満90歳、要介護5で体力が落ちていたので、病院に運ばれ半日後に亡くなりました。直接死因は心臓停止ですが(当たり前ですね)、病気ではなく「老衰」。大往生と言って良いでしょう。

死んだときどうするか、は本人から生前に指示があり、戒名(かいみょう)も生前に取得していたので、残されたわれわれは迷いなく作業できる、実にありがたい流れ。ほんと「本人」が亡くなると、分からないことだらけで困ることが多いんですよ。死んだ人に質問はできないので、いや正確にいうと、質問はできるけど答えてもらえないので、実に困るのです。その点、母には感謝また感謝であります。

通夜と葬儀は、父(母の夫)の遺骨をおさめた納骨堂のあるお寺でそのまま行いました。弔電・香典は遠慮します、の家族葬で、4人でお見送り。しずかにこじんまり、は良いですな。ワタクシ、通夜に、日本酒1升瓶を持ち込みましたが、半分も呑まずに(吞めずに)寝ちゃいました。もちろん残った酒は、翌日以降、呑み干しました。

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地元(札幌)での身内葬儀ってそうそう無いので、驚くことはいろいろありました(北海道のローカル・ルールをすっかり忘れていた、つうのもありますが)。

まずは火葬場です。札幌市手稲区の「山口斎場」。これがもう巨大というか立派というか、ビックリしちゃいました。私が子供のころは無かったなあ。調べたところ、20年ほど前に建ったようです。下写真は札幌市のHPより。

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われわれは土曜日午前10時ころに行ったのですが、言葉は悪いけど、すでに斎場は大盛況。こんなにたくさんの人が死んでるもんなのか、と感心?した次第。母の遺体を焼いた火葬炉は「27番」でして、聞いてみると山口斎場には火葬炉が、実に、29基もあるという。うへ、とまたビックリ。

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さて、葬儀が終わり遺骨をもって札幌の実家(マンション)に戻りました。兄が食事の買い出しにいくあいだ、私が留守番をしておると、マンションの管理組合の方が、香典をもって来られました。規約に決められているそうなのでありがたく受け取ると、相手の方は「領収書、もらえますか?」とおっしゃる。

一瞬、「え?領収書?」とキョトンとしたけど、さすがに私も北海道人、思い出しました。北海道では、香典を受け取ると、その場で中身を確認して領収書を返します(今はどうか分からんけど、昔はそうでした)。この方式は全国的にも珍しく、私はひじょうに合理的と思いますけど、道外の方は「え?」と驚いたりします。そもそも、香典に領収書なんて出るもんなの?と。

話は逸れるけど、北海道の冠婚葬祭の、簡素・合理の極みといえば結婚式でしょう。披露宴が「会費制」なんですな(これまた、今はどうか知らないけど、昔はそうでした。私が結婚したときもそうでした)。列席者は、お祝い袋に任意額のおカネを包んで渡すのではなく、呑み会と同様、主催側の決めた定額(多くても、8,000円くらい?)を受付で支払って、以上、お終い。この方式の何が良いかというと、全員が一律、同額を払うので収支計算がやりやすい(収入=列席者数×会費)、さらに、お返し品を会費見合いで決められ、余計な気遣いが要らんというわけです。うーむ、北海道人の知恵、素晴らしいじゃないか!

と、話が結婚のほうに飛んじゃいましたが、いろいろ勉強になった1週間でございました。

蛇足ですが、葬儀関連の品々ってけっこう値段高いですよねえ。お棺、骨壺、祭壇、花、そのほかもろもろ。まあ一番値段が高いのは、なんたって「戒名」なので、私も母にならって、生きているうちに札幌のお寺で戒名を作ることにしましたよ。ということで、今日はお終いっ。

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