札幌の実家で、パイソン+S&Wのスモルト・ガスガンをみて、おおと唸ったハナシ。 [日常]

2022年12月。

母の通夜と葬儀で、先週、実家のある札幌に帰ったときのこと。葬儀翌日、家の者は飼い猫の世話があるため、ひとあし先に関東に戻りました。そのあと、兄とワタクシの二人は、スーパーで買った海苔巻き、鶏唐揚げなどを晩飯&ツマミにしつつ、日本酒をだらだらと吞んでおったのでした。

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この、あたまツルリンなのが、2歳年上の兄であります・・・って、どうでも良いハナシですな。

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そうそう実家のワンコを忘れてはいけません。米俵(こめだわら)のようですが犬種はチワワ。太り過ぎだろ!ワタクシはヤツの事を、黒ナマコ、と呼んでおります、はい。

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さて、兄がゴソゴソと棚から何かを取り出すので、ん?なんじゃ?とみておると、現れたのはこのブツでした。

コルトパイソン、357マグナム。もちろん本物ではなく、タナカワークス製のガスガンであります。グッとくる重量感がうれしく、ガスガンといえども侮れませんなあ。

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いいじゃん、いいじゃん!小学生のときからモデルガン大好きなわれわれ兄弟であります。さっそく、いじらせてもらいました。シリンダーをスイングアウトした状態がこれ。

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トリガー、シリンダーとも動きがなめらか、さすがは日本のメーカーであります。うーむ、と感心していると、「あれれ!?」と妙な点に気づきました。ハンドガン・マニアの方、お分かりですかあ?・・・つうか、私が無知だっただけで、マニアの世界では周知のことかもしれんな。

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そう、この銃のオリジナルは、コルト社のパイソンではない、のです。え?銃身(バレル)に、PYTHON 357、と刻印されてるじゃん、と思った方、もう一度よーくフレームを見てください。なんとまあ、コルト社のライバル、S&W(スミス・アンド・ウエッソン)社のフレームであります(なぜか自慢げに言う私)。

バレルは明らかにパイソンのもの、上部に独特のラジエターがありますもんね。いっぽうシリンダー(弾倉)やトリガー~ハンマーメカニズムを含めたフレームは、もろにS&W製。丸いメーカ―マークもさることながら、シリンダーをスイングアウトさせる操作時スイッチ(リリース用)で、そのことは一目瞭然です。コルト社の「手前に引くラッチ」タイプではなく、S&Wの「奥に押すサムピース」であることが、はっきり視認できます(違いは以下)。

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これ、たとえてみれば、トヨタレクサスの車体に、日産フェアレディのエンジンを組み込んだみたいな、「ライバル2社の合体マシン」ということ。

え?そんなことしていいの?と小さく驚きましたが、後の調べによると、こうしたカスタマイズ方法はアメリカで「SMOLT(スモルト)」と、レッキとした名前もあるそうです。性能のよいバレル(コルト社製)と、性能のよいフレーム(S&W社製)を組み合わせて、全体として性能アップを図るという。それにしても、火薬弾というエネルギーのデカいものを扱うハンドガン、安全面を踏まえるとそんなツギハギしていいのか?と素朴な疑問がわくけど、ま、実際にそれをやるんだからアメリカ人はすごい。

というわけで、実家にあったスモルト・リヴォルバー(のガスガン)にちょい感動したつう話でした。でもね、私のような年寄りで偏屈なマニアは、リヴォルバーはSMOLTではなく、S&Wの、純正(?)M19(コンバットマグナム)とかM29が良いなあ。オートマチックなら、グロックやSIGより、ルガーP08とか、ワルサーP38、モーゼルミリタリー、コルトガバメントといったオールドスクールが良い。当然、ベレッタはM92じゃなく、「34」ってことよ、ワシは!

おっと、マニアの沼にはまってきたので、今日はこれでお終いっ。・・・あ、オートマグは好きじゃないけど、スタームルガーのレッドホークは好き!モデルガン出てるので買っちゃおうかな~~。ぷしゅう。

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