大変貌の渋谷の街を探索。ただし、私が行くのは、若者のいないあのエリアだっ! [日常]

2020年1月。

ある平日のこと。出張の合間で、職場自席にいたワタクシは昼12時、窓からぼんやり外を眺めたのであります。そうしたら、いやあ、素晴らしい晴天なんですね。ピッカピッカに空が晴れわたっているのです。

おう、こんな日に、ビルにこもってシゴトなどしてられん!と立ち上がったワタクシ、素早く午後半休の手続きを済ませ、太陽燦燦の屋外へ出たのです。とはいえ、用事や目的は特にないし・・・と、そこで私は思いついたのでした。

そうだ、渋谷へ行こう!

JRの広告コピーに「そうだ京都へいこう」ってありましたね、いっぽう、この日のワタクシのツボは渋谷。なんたって100年に一度レベルの再開発工事が進行しており、巨大ビルがボンボン建っているらしい。「らしい」と付けたのは、ワタクシ、自分の目で確かめていないから。NHKホールまたはオーチャードホールでコンサートに行くだけじゃあ、街の様子なんて分からないもんね。ちょうど良いことに、私の職場は、地下鉄銀座線の京橋駅に直結しており、会社を出たら20分後には渋谷に着くわけで、無駄な気合いは無用、気軽に行ってみましょう。

さあて、「渋谷」つうと、109、とか、センター街とか、ハチ公前の交差点とか、若者たちがグシャグシャ群れ集うエリアがあるでしょう。私はね、ああいう、ごみごみして騒がしいところは願い下げじゃ。今年で58歳、タピオカにもSNS映えにも興味無いワタクシ、若者に迎合などせんのだ。じゃあ、渋谷のどのあたりを観たいか、といえば、そりゃあ、

南口の、渋谷中央街、に決まっておりましょう。

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1980年代(30年以上前!)に、渋谷中央街を直進した坂の上には「OS劇場」というストリップ劇場があり、怪しい雰囲気をブリブリ発散していました。その得体のしれない空気が好きで、渋谷で呑むなら、中央街と決めていたワタクシ。。。てなわけで、2020年(令和2年)、

いまの渋谷中央街は、どうなっているか、をチェックしましょう。

まずは最近、完成した銀座線渋谷駅ホーム。元位置から130メートルほど移動したそうで、ほう、こんな感じね。ピカピカですね(新設だから当たり前か)。ここは、とくに見どころないね、了解です。

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明治通り側の出口を出て、JR渋谷駅の南口(モヤイ像)へと展開すると、うおう、初めてお目にかかるな、このでっかいビル。

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いや、ワタクシの興味はそこではなく、東急プラザのビルのほう。路線バスターミナルの正面ですね。前のビルが取り壊され、すでに跡地に新築ビルが建っている。目指す「渋谷中央街」は、そのビルの脇が入口です。

おお、これが新築の東急プラザかね。高層ビルになるかと思いきや、意外にコンパクト。。。

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交差点を渡って東急プラザに接近すると、お、渋谷中央街のアーチ看板がある。うはあ、すっかり新しくなっているぞ!

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アーチ看板から、通りの奥を眺めると、周囲のビルも、なんとな~く新しくなった気がする。気のせいかな??

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昔の呑みエリアを目指して、坂道を登っていくと・・・。うはあ、時代の波はここまでは押し寄せなかったのか、なんとも渋い昭和空気が漂っているではないか。

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どれどれ、と仔細に眺めると、さすがに昔あった「OS劇場」の看板は消えておりますな。私のうっすらした記憶では、突き当りの家か、ビルの壁に思いっきりペイントで「OS劇場」と書かれていた気がしますがね。。。

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坂を登り切って思い出しました。黄色い看板の、居酒屋「山形」さんのお隣のビルがOS劇場だった(はず)です。ずーっと昔に廃業したのでしょうね。

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うーーん、地下鉄代199円をかけて乗り込み、私が巡った渋谷は、渋谷中央街、それも、外国人観光客や若者はもちろん通りすがりの方さえ少ない道玄坂一丁目界隈でございましたな。ぷしゅ~~。

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そうです、街歩きとは、世間が騒ぐ人気スポットに行くことではありません。

思い入れのある場所にいくのが、大人ってもんでしょう。

・・・良いこと言ったぜ、オレ、とドヤ顔のワタクシ。さて渋谷に十分満足したので、井の頭線で下北沢にでも行こうかねえ、わははは・・・と思いつつ、このあとワタクシは半蔵門線で表参道駅まで行き、千代田線へ乗り換えて乃木坂へ向かったのでした。その後のハナシは改めて・・・。

ご安全に!

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どのコンサートに行こうかな~と情報誌を眺めてる、この時間が大好き、つうハナシ。 [クラシック音楽]

2020年1月19日(日)。

みぞれが降った寒~い昨日から一転、関東は快晴・無風の散歩日和ですなあ。しかし、痛めた右ひざ(十字じん帯損傷)の快復が進まぬワタクシ、自宅オーディオ部屋にこもってテレマン作曲「ターフェル・ムジーク(食卓の音楽)」CD4枚組を聴きながら、身もココロもとろりん、としちょります。

手元にひろげて眺めるのは、クラシック音楽情報誌「ぶらあぼ」2月号でございます。

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毎月18日発行の無料情報誌です。1年に3000円を払うと、定期購読扱いで自宅に郵送されてくるようですが、ワタクシはCDショップやコンサートホールに出向いて無料ゲットします。職場近くだと東京駅大丸(ちけっとぴあステーション)、銀座の山野楽器、などに平積みしてりますけどね、昨日(1月18日)は、自宅からクルマで30分ほどの浦安音楽ホール(JR新浦安駅近く)で入手いたしました。フフフ。。。

それにしても首都圏を中心に、関東はクラシック音楽のコンサートの開催数が多いですねえ。

情報誌の「2月の公演情報」のページを眺めると、あるわ、あるわ、目移りするというのはこの状態です。1頁に22公演が掲載され、それが25頁です。つうことは、22×25=550公演(!)。今年の2月は29日間なので、単純平均で、1日に20ものコンサート、リサイタルが開かれている、ということ。

うはあ、そんなに多くのクラシック音楽ファンがいるものなのかねえ・・・と、冷ややかに見てはいけませんな。

さて、ワタクシは、といえば情報誌「ぶらあぼ」を眺めながら、お、こりゃいいコンサートだ、あ、この曲は実演で聴きたい、あれえ出張とかぶってるわ(涙)、などと一人興奮する時間が大好きなんであります。

以下、極私的なハナシですいません。

情報誌を眺めて、おっ!と食いついたのは、2月3日(月)、東京都交響楽団の定期公演(上野の東京文化会館にて)。プログラムにルベルのバレエ音楽「四大元素」が入っている!おお、聴きてえ~と思ったら、この日は出張で熊本でした、ガクッ。。。

群馬県の新しいホール、高崎芸術劇場のイーヴォ・ポゴレリッチさんのピアノ・リサイタル(2月7日)はどうじゃ、と思ったら予想どおりチケットは完売でした(当然か)。じゃあ同日の、札幌交響楽団の東京公演(サントリーホール)でベートーヴェンの交響曲7番はどうかな、いやまてよ、2月9日(日)ミューザ川崎、ハイドンとドヴォルザークのチェロ協奏曲もいいなあ~~などと、選択肢が多いゆえの迷い道であります。

アタマを切替え、2月にこだわらず、行きたい公演のチケットを確保だ、と、ぶらあぼ、の頁をめくっておると、この紙面に遭遇です。

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ピアニストのペーター・レーゼルさんのフェアウエル・リサイタル!クラシックであまり使われない単語ですが、フェアウエルは「さよなら」の意味、キャンディーズでいえば「卒業」ですな。つまり5月15日の公演が、レーゼルさんの、日本における最後の「実演」ってこと。おお、こりゃあ行かねば。

曲目は、ピアノ・ソナタ3曲で、ハイドン52番、ベートーヴェン32番、そして私の愛するシューベルトの21番です。チケット発売開始日は昨日(1月18日)ですので、ジャストつぼに、はまったぜ、てなわけでネットでチケットを購入しました。パチパチ。。。

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さあて、ほかに何かないか~と情報誌「ぶらあぼ」をさらに眺めると、九州交響楽団の東京公演(3月14日、サントリーホール)に遭遇。今年はベートーヴェンの生誕250年記念イヤーで、多くの楽団がベートーヴェン(の交響曲)をプログラムに組み込んできます。しかし、「4番」つうのは渋いなあ。

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そう、ベートーヴェンの交響曲でコンサートにかかるのは3番(英雄)、5番(運命)、6番(田園)、7番、9番(合唱)のどれか、が定番です。1番、2番は初期作ゆえ敬遠、も分かりますが、4番や8番は他に負けない素晴らしい曲であり、不人気なのが残念でなりません・・・てなわけで、ベト4をチョイスした九州交響楽団さんの勇気?に敬意を表し、チケット購入しました。ちなみに、リヒャルト・シュトラウスの「英雄の生涯」もワタクシのお気に入りで、一石二鳥だわ、フフフ。

さあて、他の大注目コンサートといえば、これです。昨年すみだトリフォニーホールで、痛快・爽快な気分を味わわせてくれた、

テオドール・クルレンティス指揮ムジカ・エテルナ、の公演です。4月10日が京都、13日と14日は東京(サントリーホール)。帯同するソリストは、去年と同じ、美人ヴァイオリニストの、パトリツィア・コパチンスカヤさん、とくれば、

こりゃ、もう、行くしかないでしょう!

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ということで、4月13日(月)のベートーヴェン交響曲9番「合唱」、4月14日(火)のベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」、どちらも行くぞオオオオ~と気合がはいりますな。チケット発売開始は2月2日、ワタクシは先行予約で1月中にゲットしますがね・・・ほっほっほ。

そうそう、室内楽曲でも楽しみな公演がありました。

美人演奏家が揃う椿三重奏団の、メンデルゾーンとブラームス。少々先ですが、9月5日(土)の新潟でのコンサートを狙ってます。首都圏ではなく、わざわざ新潟まで出向くのには理由があります。そう、りゅーとぴあでの公演後、新潟の繁華街へ突入し、音楽の余韻とともに地酒を呑みまくるぞお!・・・って、メイン目的はそっちかいな。

あと。6月10日(水)、14日(日)、18日(木)の3回にわたってサントリーホール(小ホール)で奏される、葵トリオの「ベートーヴェン ピアノ三重奏曲、全曲演奏会」。この機を逃したら、全曲演奏なんて聴けませんから~~。

つうわけで、クラシック音楽情報誌「ぶらあぼ」とにらめっこ、あーでもない、こーでもない、と悩んでいる(楽しんでいる?)ひとときが、ワタクシにとってのハッピータイム、なのであります。

以上、ご安全に!

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横浜美術館で、スーティンの8作品を堪能したハナシ。 [絵画]

2020年1月。

これほどまで仕事がバタバタになるとは、予想だにしていなかった正月明けからの2週間。ヘヴィーかつシリアスな工学技術の難題を持ち込まれて、平日は出張、休日は自宅で解析作業・・・ウムム。。。まあ、ヒトから頼られると、虚栄心と自己愛が満たされて、えへん、どんなもんだい!と自慢ができるので良しとしましょう。

そうそう、依頼元からは、焼酎4合瓶を2本、さらに、日本酒一升を頂戴しました。ニンジンにつられて走る馬、ならぬ、酒につられて作業するエンジニア、がワタクシってことね。ちゃんちゃん。

さてさて、スケジュールが詰まっていようとも、これだけは行くぞ!とココロに決めていたイベントが以前、当ブログに掲載した

「ルノワールとパリに恋した12人の画家たち」展(横浜美術館)です。

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約70点の展示作品のうち、ワタクシが「絶対観るのじゃ」と気合を入れるのは、ずばり

シャイム・スーティン、の8枚です。

これさえ観られれば、ルノワールもマティスもモディリアーニも、モネもピカソも観る必要はございません(といいつつ観ちゃいますがね・・・)。

で、行きましたよ。横浜美術館に。千葉県のJR市川駅から約1時間かけて。そしてビックリしましたよ。だって美術館のチケット売り場には長蛇の列が出来てて、

チケット購入まで、40分かかるという。ひええーー、行列に並ぶのが嫌いなワタクシ、もういいや、帰っちゃうかぁ、と思ったモノの、待て待てここで短気はいかん、オレはスーティンを観ずに帰れんのだ!と自らを諫めて、満面の笑顔で(ウソ)、列の最後尾へ並びました。

やっとこさチケットを購入したワタクシ。脱兎のごとく(←すごい比喩が出た)、スーティン作品が掲げられているエリアへ向かうと、うほほお、そこからは至福の時間ですよ。

幸い(?)にもスーティン作品は、順路の最後、ようするに会場出口の直前に並んでおります。ルノワールやらルソーやらユトリロやらを観終わった皆様は疲れており、グチャグチャ・グニャグニャ・ベッタリのスーティンなど、ちらりと横目で眺めてほぼスルー。早足で去っていきます。ナイス!おかげでワタクシは、絵の前に陣取ることができて、嗚呼、なんと嬉しい鑑賞環境だろう。

いやはや、大好きなものを、好きなだけ、存分に楽しめる、この幸せたるや!

エクスタシー、とはまさにこれぞよ。

地味ながらすさまじいエナジーみなぎる、赤いグラジオラス。ねじれ、もだえて、怒りさえ感じさせます。

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スーティンさんお得意の「動物死体」シリーズ、これは七面鳥。うねるようなタッチ。鳥さんの、断末魔の叫びが聞こえてきそうです。ギええええ。。。

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人物画も良いのが来てますねエ。「聖歌隊の少年」。漆黒の背景に浮かびあがる真紅と白。極端にデフォルメされた顔。ああ、シンプルながら、この圧巻の訴求力よ。

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ゆがんだ腕、ずれた首。「ホテルのボーイ」のインパクト。一度見たら忘れられないスーティンさんの本領発揮の佳作ですね。

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いやあ、最高だった。オレ、生きててよかった。

死ぬまでに、これだけまとめてスーティンを観られて大満足だ!さあて帰るか・・・と割り切れるほどワタクシは人間が出来ておらず、銭を払ったからには他画家の作品も観ておこう、と超スピーディながら約70点の作品を、15分ほどでこなしたわけです。あ、シスレーさんの風景画が1枚あって、良かったなあ~。

いっぽう、ルソーさん、マティスさん・・・・すいません、コメント不能です。というわけで本日はお終いっ。

ご安全に!

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北海道出張で食べた美味いモノを、自慢しちゃうのであります。 [旅]

2020年1月。

先週後半は、2泊3日の北海道出張でした。ここ数年、北海道は雪不足が続いてますが、今年は、とくに少なかったですね~。2月の札幌雪まつり、大丈夫であろうか。

雪は少なくても、やはり北海道の冬。当然のように、寒い!

出張先ではないけど、帯広は、午前5時の気温がマイナス14.9度!

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いや、今日はそんなハナシを書きたいわけではなく、苫小牧と札幌で食べた美味いもんを自慢しよう、という単純なたくらみなのです。さあ、いってみよう。

まずは、苫小牧の夜。「割烹 海辺」さんでひとり呑み。店内がじつに良いです。静かで清潔。ご主人と女将さんの立ち振る舞いが洗練されている。もちろん、無思想にTVを流す愚行などはなく、カウンターでひとり酒を味わうには最適の環境。そう若者たちがワイワイと騒ぐ店ではなく、これぞ、大人向け酒場でしょうな。たまらんわあ~。

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カウンター席に座ったワタクシの前に、ほどなくして登場したお通し(下写真)に、まずビックリ仰天。こりゃあ、ひとつの完結した「膳」です。鮭ご飯まであります。そして、煮物、和え物、豆腐、どれもが見事に美味。感激です。

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いやあ、参ったあ。お通しだけで降参のワタクシであります、が、私はここに呑みに来たのだった!と気を取り直し地酒をいただくと、うはあ、料理と相まって全身にみなぎる幸福感・・・嗚呼、日本人に生まれてよかった。。。

すいません、「海辺」さんの話が長くなると、先が続かないので、後ろ髪をひかれつつ、次。

苫小牧出張のさい、私がほぼ確実に訪問する名店、居酒屋「北海」さんです。ここでは、増毛の地酒「国稀(くにまれ)」に、北海道鵡川(むかわ)の、ししゃも焼きを合わせる。間違いない美味さ!あふう、たまらん!

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「北海」さんでひとしきり呑めば、ラーメンは外せないでしょ!てなわけで、ちょいと遠いけど「ちゃーしゅう工房 苫小牧店」さんでネギラーメン(塩)をいただく。スープがしょっぱめだけど、これが冬の寒さに合うんだな。

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以上が、苫小牧編。さあ、サクサクいこう。次は札幌。

翌日の札幌では、打合せ前から、昼は、寿司を食うぞ!とココロに決めており、JR札幌駅の南西、アスティ45にお店を構える「二三一」さんへ入店。「ふみいち」と読みます。店名数字231の由来は、札幌から留萌に向かう国道231号線のことで、留萌の新鮮材料をつかった海鮮料理が売り、なんですね。ちなみに、店員さんいわく、やっぱり「ひふみ」と間違って読む方がいるそうです。それは引退された棋士の加藤一二三さん。あちらは「123」、こちらのお店は「231」・・・うう、書いてて混乱してきた。

話が長くなりましたが、二三一さんでいただいたランチ寿司がこれだあ。ドーン。

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はい、写真で見ただけでも、間違いなく美味しい、ですね。余計な説明は要りませんね。

と言いつつ書き添えると、シロウトの私でも新鮮なのが分かる。ひとつ食べるごと、寿司が減っていくのが悲しいな~~。わんこそばのように補充されないのか・・・と無茶を言ってはいけません。大満足!

では最後。

新千歳空港で、帰りのヒコーキを待つ間に食べた、かにめし。札幌からのJR電車内で、むしょうに「かにめしが食いたい」欲望が沸き起こり、空港につくやいなや大急ぎで購入しました。

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食べたい!と思ったとき、食べたいものを食べる、その幸せ!

こうゆうときって、カップ麺であろうと、メロンパンであろうと、キホンなんでも美味いんですけどね、かにめしは、ワタクシ好みの薄味で、なんとも上品、ブル~ッときちゃいますなあ。

以上、北海道で食べたもんを並べただけの、雑な記事で失礼しました。で締めのセリフとしては、

やっぱり北海道の食べ物は、サイコーだわ~~

・・・と出身地を褒めて本日は終了。ご安全に!

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レインボーの名盤「アイ・サレンダー」(1981年)・・・ってそのアルバムタイトルはダメでしょ! [ジャズ、ロック、ポップス]

2020年1月11日。

北海道旅を終え関東に戻ったワタクシ。土産に買ったフルールブラン(苫小牧)の「北海道ラスク」をいただきながら、録りためたTV番組を再生。猫を撫でつつぼんやり観ておったのです。

年末放映のBS12「ザ・カセットテープ・ミュージック」を拝見したところ、80年代ロックの特集をやっておりました。MCのマキタスポーツさんか、スージー鈴木さんのどちらかが、お薦め(?)曲として、こんなんを選んだのであります。

レインボー「Spotlight Kid」!

どはあ~~~と声が出た勢いで、ワタクシの口から北海道ラスクの破片が飛び出しました。以下、完全マニアックなハードロックネタになっちゃいますけど、元気に書きます。

「スポットライト・キッド」(←丁寧にカタカナ表記)とは、1981年にリリースされたレインボーのアルバム「アイ・サレンダー」(←ここもカタカナ表記)の収録曲であり、たしかに名曲でございます。

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ただし、ベタな洋楽好き野郎が、当アルバムから1曲を選ぶとすれば、10人中9人はアルバムタイトル曲でもある「I surrender」となりましょう、そりゃそうでしょう、このアルバム、

ジョー・リン・ターナーがレインボーのアルバムで、初めてヴォーカルをとり、I surrender、は彼の名唱あってこそいまだ歌い継がれるモニュメンタルなロック・アンセムになったのですから。いや、もちろん、リッチー・ブラックモアギタープレーはスゴイわけで、Spotlight Kid、つう曲はリッチーのギター + ドン・エイリーのキーボード(オルガン?)の、からみ、つうか、あうんの呼吸、つうか、妙技が素晴らしいく、決して否定はしないのですが・・・ネ。

コーフンして文章がめちゃくちゃになりましたが、この問題を小さく考察するに、レインボーの音楽をどの切り口でとらえるか?でお好み曲が違ってくる、というハナシなんでしょうナ(←分かったふりして上から目線)。

バンドリーダーたるギタリスト、リッチー・ブラックモアのリフと超絶プレーをメインに置けば→ Spotlight Kid、となり、いや、やっぱり音楽は「歌」でしょうよ、と、ジョー・リン・ターナーの歌唱を満喫するなら→I surrender、とまあ、こーゆー着地点でよろしいでしょうかね、先生。

で、ワタクシ。ここで、ある事に気づいたのです、つうか80年代ロック好きなら誰もが思ったでしょう、さんざん今語ってきた1981年のレインボーのアルバム「アイ・サレンダー」。それが、ですよ(←宮崎弁)、このアルバムタイトルって日本だけで通用する、いわゆる邦題ですよね。上写真を見りゃ分かりますけど、オリジナルのアルバムタイトルは、

Difficult to Cure (治療不能)、

であります。どうしてこうなったか、つうと、想像に難くなく、「治療不能」なんて辛気臭いタイトルより、日本人受けする(であろう)最初のシングルカット曲「I surrender」を前面に出したほうが売りやすい、つう販売会社的な発想ですね。ま、当時の日本で洋楽アルバムといえば、勝手な思惑で、オリジナルタイトルにカケラも無いタームをまぶした邦題を掲げたわけでして、たとえばKISSのアルバムタイトルには「地獄の〇〇」、AC/DCなら「悪魔の〇〇」とくる。スティーヴン・セガールの主演映画がすべて「沈黙の〇〇」になるがごとし。まあ、そんなもんだ、目くじら立てるハナシでも無し・・・と納得しちゃう日本人たち。

しかし!

あえて話を蒸し返したい。KISSのアルバム「Destroyer」の邦題が「地獄の軍団」なのは許しましょう。AC/DCのアルバム「For Those About to Rock We Salute You」の邦題が「悪魔の招待状」なのも許しましょう。

だが、レインボーの「Difficult to Cure」のアルバムタイトルが「I surrender」はいかん、と思う。それは、なぜか。

理由は簡単です。このアルバムに、Difficult to Cureというタイトルの「曲」が収録されているから。バンドが(あるいはマネージメントが)特定の収録曲のタイトルをアルバムタイトルに冠したのは、その曲こそが製作当時のバンドの姿を一番端的にあらわしている、ようするに、俺(たち)のやりたい音楽はこれなんじゃ、つう表明なんであります。

にもかかわらず「別の」曲=I surrender、をアルバムタイトルに付け換える、つうのは、いくら極東ジャパンでの所業といえど邪道じゃんか。もし同じことを現在(2020年)やったら、リッチーは許しても、キャンデス・ナイトが絶対に許さないですぜ(話をややこしくしてスイマセン)。そんなこた、どうでもいいじゃん、その邦題で日本でアルバムがバンバン売れればさ、つう声もありましょうが、アナタ、Difficult to Cure、という曲を聴いてますか?と問いたい。

アルバムの最後に位置するこの曲は、ベートーヴェンの交響曲9番「合唱」の、最終楽章いわゆる「歓喜の歌」をロックアレンジしたものなんですね。当然、リッチーがギターをバンバン弾きまくるわけです。「世間がキャッチーな歌ものを求めようと、このギタープレーがオレの身上なんじゃ!」という(当時の)リッチーの声が聞こえるようではありませんか。もっといえば、

主役はオレ(リッチー)であり、あいつ(ジョー)じゃねえ!

と、おっしゃってのであります(断言)。てなわけでアルバムタイトル=「I surrender」はアウト!即日施行でこのアルバムタイトルは「治療不能」となりました・・・って、たしかにイマイチだね、このネーミングも。

さて。

ここまでワタクシが熱弁をふるったのに「オレにとってあのアルバムは、アイ・サレンダー、でしかない!」と言い張る東京都渋谷区幡ヶ谷在住のアナタ、では、これはどう思いますかね。

井上陽水さんのアルバム「氷の世界」のタイトルが「小春おばさん」だったら!?

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宇多田ヒカルさんのアルバム「First Love」のタイトルが「Paint It, Black」だったら?もはやローリング・ストーンズへのトリビュートアルバムですよ。

Acceptのアルバム「Metal Heart」のタイトルが、「Dogs On Leads」だったら?デフ・レパードのアルバム「ヒステリア」のタイトルが「アニマル」だったら?

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マイケル・ジャクソンのアルバム「スリラー」のタイトルが「Human Nature」だったら?

ほらね、そう考えると、レインボーのアルバム「Difficult to Cure」を、I surrenderにしちゃいかん、つうことが、よおおおく、お判りでしょう。

最後にひとつ。I surrender、って言葉の響きはかっこいいけど、surrender(サレンダー)の意味は「屈服する」「服従する」「断念する」といった、めちゃネガティヴなものです。アイ・サレンダー=愛されるんだあ、というダジャレは英語圏で通用するわけも無し。で、日本で「サレンダー」な楽曲といえば、やはりこれ。

細川たかしさんの「心のこり」でしょう。♪ 私ばかよね~おばかさんよね~あきらめが、あきらめが悪いのね~♪という歌詞から、この曲の英語タイトルは、

I never surrender、といたしましょう。

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では本日も、ご安全に

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年明け早々からの旅生活。北の国から。 [日常]

2020年1月10日。

新年シゴト初めから1週間が経過しました。

定年退職まであと2年と数か月つうワタクシ、元横綱、千代の富士さんの引退表明時のお言葉「体力の限界!」に便乗して、わしももう隠居じゃわ、と宣言し、シゴトはすべて人任せ、で自分はといえば、就業時間中というのに猫と遊ぶわ、ワイン風呂につかるわ、新幹線の荷棚にのぼって寝そべるわ・・・という、やんちゃノリで行きたいなあ、と思っておったわけです。

ところが世の中、甘くない。そうは問屋が卸さない、ようでして、1月6日(月)に1日だけ職場に出勤してからは、7日が博多、8日は北海道の苫小牧、9日は札幌、とさっそくのスゴロク的な出張続き。

そしていま、ワタクシは新千歳空港におります。ヒコーキ搭乗待ちをしつつ、さだまさしさんの名曲「北の国から」のテーマソングを口ずさみ、ルールーールルルルルール、と朝日を眺めているのであります。

来週は宮崎県→鹿児島県→熊本県→福岡県と移動しつつシゴトをする(ふりをする)九州ロードが待っております。都城で呑み、鹿児島の天文館で呑み、熊本の八代で呑み、博多の中洲で呑む・・・2020年も、開始半月をしてこんな体たらく。のんきに隠居を決め込むには、ワタクシまだ修業が足りないようです。

いずれにしてもアルコールと煩悩にまみれる年になりそうですなあ。では、

ご安全に!


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2020年。悪いデキゴトにも理由(必然)があると思って、頑張りますわさ。 [日常]

2020年1月3日。

箱根駅伝の青山学院大ぶっちぎり優勝より、テレビ東京「新春!芸能人対抗駅伝」の猫ひろしさんの激走に感激したワタクシ。いやはや猫さんはすごい。しかし小島よしおさんや井上咲楽さんもすごかった。来年(2021年)正月もこの企画が楽しみだわ・・・って気が長いオレ。

話がかわって昨年末の不可思議なデキゴトについて。

大晦日の午後2時。ご近所のスーパーで食材を買おうと、愛車ダイハツ・ムーヴでいざ出発・・・と思いきや、なぜか車のエンジンがかからない。セル(って今も言うのかね)はガッと動くものの、そのあと「プシュー」つう虚しい音で終わるエンスト状態。車から降りボンネットを開け、エンジンまわりを目視確認。ふたたびエンジンをかけるものの症状は同じ。相変わらず始動しません。

ワタクシ職業が一応「エンジニア」ですので、こーゆーときはマニュアル(取扱い説明書)を見るものだよ、と文面眺めるも答えは見つからない。「バッテリーが弱ったか、オイルか、プラグか・・・」と自分に対して説明をつけ、再再度、トライするも結局エンジンはかからずじまい。うーーーん。困ったもんです。

ま、買い物なんて年明けでいいわ、年末年始は三食うどんだぜ、と勝手に納得したワタクシ。外出を断念し、居間で飼い猫そらを撫ででおると、家の者が「エンジンかかったよ~~」という。え、まじ??

家の者によると、別になんの問題もなく、いつものように車を操作、いつものようにエンジンがかかったという。

なんで?さっぱり分からん。私がさんざん苦戦してダメだったのに家の者だと一発OK。いや、ワタクシがふだんほとんど車を運転しないなら「操作ミス」もありましょうが、前週は出張先で400km走り、この日の朝も浦安方面まで運転しているワタクシ、そこまで耄碌(もうろく)はしておりません。

さて、こーゆーとき、皆さまはどう考えるでしょう。

ちょっと話はおおげさになるけど、思うように事が進まない、とか、悪いことが起きた時、ワタクシは「なんらかの理由(必然・意味)がある」と考えますね。今回の件でいえば「急に気温が下がったため、電気系統が作動しなかった」といった論理的理由ではなく、もしも、そのとき、ふつうに車のエンジンがかかって路上に出ていたら事故にあっていたのかも・・・のつう非論理的なものです。

悪いデキゴトは、その反作用として得られた良いデキゴトとバランスしているはず、という発想ですね。

たとえばワタクシはいま右ひざを怪我していて、杖無しでは歩けません。趣味の散歩は論外、という寂しい状態です。しかし、この怪我とて「必然があって起きた」はずで、いまは散歩すべきではない、という何らかのサジェッション(暗示)だと思うわけです。

観方によっては、失敗を、自らの努力不足に帰するのではなく、「成功のもと」だと言い訳する、もっと言えば人智を超えた神の思し召しにすり替える「卑怯な納得」ととらえるかもしれません。しかし努力すればモノゴトすべて成功するわけではない。たとえば災害、病気、事故など、個人努力でカバーできないことは多い。ワタクシとしては「どんな悪いデキゴトにも、なんらかのプラス理由(意味)がある」という考えはしっくりするしココロが安らぎます。

こうゆう話をすると、すぐに宗教?オカルト?と色眼鏡でみるヒトがいるけど、そうではなく世界をどうとらえるか、という個人の哲学(世界観)です。もちろんスピノザのように「世界には偶然などはなく、すべて必然である」とまでは申しませんが・・・。

私の場合、高校生のころ読んだ旧約聖書の「ヨブ記」のインパクトが大きかったと思います。どんなに正しいことをしても、神から苛酷な苦難(重篤な病)を課せられるヨブの物語に「いくら神様だからって、そりゃいかんでしょう!」とツッコミたくなった当時の私。しかしライプニッツのモナドロジーを信奉するいまの私は、ヨブの受難とて、ちょっとは腑に落ちております。

(たぶん)良いことも、悪いこともある2020年でしょうけど、ライプニッツさんの「正しい(と信じる)ことをしていれば、必ずモノゴトはよくなる」という名言を信じて頑張りましょうか。というわけで、

猫ひろしさん、頑張って!・・・って、最後はそっちかよ。ちゃんちゃん。 

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2020年、あけましておめでとうございます。 [日常]

2020年1月。

慣習全般に冷ややかなワタクシも、年明けはこのセリフを申し上げたいです。

プシュ~~、・・・って、お前は「ワカコ酒」のムラサキワカコかっ・・・新年そうそう、面倒くさいノリツッコミで失礼しました。気を取り直し、みなさま、

あけましておめでとうございます。

今年2020年の干支は、ねずみらしいです。だが我が家の年賀状を飾るのは、その天敵(?)であるネコ。具体的には昨年9月から我が家にやってきた飼い猫そら、であります。ドーン。

2020nennga.jpg
賀状の絵面が、どこかで見たようなのは過去ブログに掲載した、そら写真を貼り付けたから。なんとも省エネ。働き方改革・・・ちょっと違うか。

さて、昨日(元旦)は昼間から、秋田の名酒「雪の茅舎 大吟醸」を呑みながら、TVの前に陣取り、ニューイヤー駅伝をチラ見しつつ、録画しておいたテレビ東京「孤独のグルメ 年末スペシャル」を拝見です。むふふ、楽しいぜ。。。15時からは日テレ「笑点」で、綾瀬はるかさんは可愛いなあ~と唸り、夜は毎年楽しみにしている正月番組「芸能人格付けチェック」で、GACKT様の活躍を拝見して満足。・・・ぷしゅ~(って、やっぱりワカコ酒かい)。

これだけ長時間続けて、テレビを観けたのは久しぶり。疲れました、ふう。

以下は極私的なハナシ。昨年10月に痛めた右ひざの件です。現時点でほとんど快復しておりません。X線とMRI診断までやって「十字じん帯損傷」と判明しただけで相変わらず痛いのですな(治療したわけじゃないから当たり前か)。いまだ杖をついて歩く不便生活。まあ今年58歳のワタクシ、歳をとるといろいろあるわ、いまから野球選手を目指すわけでなし・・・と、さほど気にしていませんがね。

そんな怪我さえもナイス・ネタになるかあ、と痛快だったのが年始に届いたメール。映画好きの友人から「けがした右ひざ、どうなった?」と聞かれたので、「ユージュアル・サスペクツのケヴィン・スペーシー状態だわ」と返したところ、ほどなく届いた友人からの返信が最高でしたね。

「最後はしっかり歩けるのでご安心を!by コバヤシ」

なんとも良いねえ~このノリ。映画好きどうしは心が通じる。ちなみに友人の名前は、小林ではありません。そこんとこのヒネリがなんともいえない。カイザー・ソゼではなく、コバヤシつう点も憎い。

分かるかな~、分かんねえだろうな~ by 松鶴家千とせ

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平成生まれのヒトは、これなど全く分からんのだろうな。ガチョーーン!

それでは今年も宜しくお願いしま~す。(無理やりのシメ)

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