映画「エクスペンダブルズ ニューブラッド」でボッケリーニの弦楽五重奏曲がディスられているハナシ。 [クラシック音楽]

2024年1月。

1月5日公開のアクション映画「エクスペンダブルズ ニューブラッド」を拝見しました。本シリーズも4作目を数え、当初、主役を張っていたシルベスター・スタローン御大(77歳)さすがに激しいアクションはキツくなったか、センターを中山きんに君・・・じゃなくジェイソン・ステイサムさんへと譲り、御大はサポート役に徹しています。時の流れを感じるなあ~。ロッキー、ランボー、カムバック!

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本作への感想ですけど、この手のドッカンドッカン映画に細かいケチをつけたり、分析チックな批評を加えても大人げないわけで、私は大層、楽しく拝見いたしました。翌日には、ストーリーをすっかり忘れてましたけど・・・。

さて「エクスペンダブルズ ニューブラッド」には大変に気になるシーンがあったのです。おそらく私以外の観客は完全スルーと思いますが、なればこそ、私が言わずに誰が言う!

そのシーンとは、バーニー(スタローンさん)率いる傭兵軍団が、敵が占拠した施設へ、大型輸送機で乗り込む場面。コックピットで、バーニーとリー(ステイサムさん)がジョークを交えて会話するのですが。

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いざ敵地へ突入!というタイミングで、バーニーが「音楽でもかけるか!」と言ってスイッチを入れると、流れてきたのはクラシック音楽、それもマッタリとした室内楽曲であります。リーがすかさず「なんだよ!こりゃ!」とツッコむと、バーニーが「なごむだろ?」と笑って返す・・・と、まあ、こうゆう場面。

つまり、この緊迫状況でその音楽か!威勢のいいロックでもかけよろ!とツッコませるバーニーのボケ(茶目っ気)なんですね。たしかに、格闘家がリングにあがる際、入場曲がモーツアルトの弦楽四重奏曲だったらガクッとくるわなあ。クラシック音楽を使うなら、ワーグナーやベルリオーズ、あるいはヴェルディ「レクイエム」の壮大ド派手な箇所でしょ、いずれにしても、室内楽曲はないわな~とワタクシでも思う。

しかし!ここで申し上げたい。「エクスペンダブルズ ニューブラッド」で使われた楽曲は、なんと、ボッケリーニの弦楽五重奏曲なのです!・・・と、ワタクシが力(りき)んでも皆さんは「?」でしょう。だからなんなんだ、と言いたくなるでしょう。

私が何を言いたいか、つうと、イタリアの作曲家、ルイジ・ボッケリーニ(1743~1805)の、100曲を超す弦楽五重奏曲は、実に素晴らしい、ということです。アクション映画でイジリのネタにされちゃ、たまらんぜよ、ということです。

映画「メカニック」のラスト、ジェイソン・ステイサムさん演じる主人公が、自分を殺そうとした弟子を、逆に爆死させるシーン。そこではシューベルトの渋~いピアノ三重奏曲が流れているのよ、分かるう?・・・と無駄に話を広げてはいけませんな。

てなわけで、映画を観終わってシネコンから帰宅したワタクシ、即座に、ボッケリーニの弦楽五重奏曲のCDをプレーヤーにセット。う~ん、やっぱり良いねえ~と唸ったわけです。

スミソニアン・チェンバーズ・プレーヤーズによる1991年の録音(DHM)。弦楽五重奏曲 作品11から、イ長調、ニ長調、ヘ短調の3曲が収録されています。ぷう~、癒されるう~~。

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もうちょいガツンときたくなったので、次に聴くのはボッケリーニの「交響曲」です。作品12 No4「La Casa del Diavolo」(悪魔の家)を含む3曲を収録したCD(オワゾリール)。故・クリストファー・ホグウッドさん率いるエンシェント室内管弦楽団の1992年の演奏です。ああ、このストレートな躍動感。しびれるねえ~。

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というわけで、映画のどうってことのない一場面がキッカケになり、久しぶりにボッケリーニの楽曲を堪能した愉快な1日でありました。このあと、当然のように「チェロソナタ」も聴きました(ボッケリーニはチェロの名手でもあった)。アンナ―・ビルスマさんの弾くチェロの音色が、ピリオド楽器にしても渋すぎる!デジタル加工か?とすっかり嬉しくなってしまった。

などと、またぞろ話が止まらなくなるので、本日は以上!チャオー。

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定年退職の理由「60歳を過ぎたら・・・」が、一部の若者にウケたハナシ。 [雑感]

2024年1月。

30云年間、勤めていた会社を、1年半前に60歳で定年退職したワタクシ。人間は永遠に生きられるわけで無し、60にもなったらサラリーマンなんて辞めるのがフツーだろ、と思っていた(今も思っている)私ですが、どうやら世間では違うようですなあ。

退職後、ヒマにまかせて、会社時代の同期連中や、学生時代のクラス仲間と酒を呑むと、おやおや!ほとんどのヒトが、60歳を過ぎても雇用延長などと称し、そのまま会社に残って働いているのであります。

まあ、働こうと辞めようと個人の自由、各人の家庭事情もあるでしょうから、そこをどうこう言うもんではございません。私がヤヤコシイなあ、と感じるのは、そーゆー呑み会で「なんで60歳で会社を辞めたの?」と聞かれることです。65歳まで働くのが当たり前でしょ、つう決めつけスタンスで言われても・・・とちょい困惑してしまいます。

質問者のなかには「会社であれほど楽しそうに、ストレスのカケラもなく働いていたアンタがねえ~」と、まるで私をノーテンキなバカ扱いする輩も現れる始末。ま、ストレスが無かったコトは認めるけどねえ。

さて、そんなとき私はどう答えるかというと、

「いつか終わるときが来るなら、楽しいなあ~と思えるうちに終えるのが良いの。例えば、呑み会ですよ。今日は楽しかったな~、もう1軒行きたいな、もう1杯だけ呑みたいな、と思う、そこが止(や)め時なの。惰性で呑み続ければ、それまでの愉快な気持ちがパーになり、せっかくの夜が台無しになるの。シゴトも同じなの、引き際が大事ってこと、分かるう?」・・・こう答えるわけです。それを聞いた相手は「話が長くて、頭に入ってこなかった」という顔をし、あいまいにうなづいて終わるのでした。キーッ!質問したのはお前だろうがっ!むかつくう~~。

てなわけで、最近の私は、同様の質問に対し、つうか、質問される前に積極的にこう説明しているのです。

「60歳になったサラリーマンは、死ぬか、会社を辞めるか、の選択肢しかありません。私は死にたくなかったので、会社を辞めたのであります」

おお、なんというシンプルかつダークな回答。深沢七郎著「楢山節考」の世界観だ。ひええ、こわ~。

で、先般。アルバイトの自己紹介でこのセリフを述べたところ、20代のワカモノがこう言ってきたのであります。

「いいすねえ~、死ぬか辞めるかの2択!それ使えるなあ~パクらせてもらいます」「君ね、定年退職までは30年以上はあるでしょ。覚えても使いようがないでしょ?」「いや、転職のときですよ」「君、転職するの?」「いやあ今はしませんけどね、いつかするかも、ってハナシすよ」「どう使うの?」「死ぬか、転職か、の二択で、死ぬのは嫌。なので、この会社を辞めま~す、って言いますよ」「・・・おいおい、お前なあ」。

ま、ワタクシのくだらんレトリックが、若者のココロを掴んだ珍ケース、と良いほうに解釈しておこう。ところで正しい対語である「死ぬか、生きるか」については、哀川翔兄いと、竹内力兄いの両巨頭に全面的にお任せすることにしましょうね。本日は以上!

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今月から始まった新しい仕事・・・で、やっぱり夜は呑んじゃうのよね~。 [日常]

2024年1月。

今月から、新しいバイト仕事が始まりました。業務内容は「若手エンジニアへの技術教育」で、ワタクシがそこそこ得意とする分野ではあります。依頼元は、なんと、ワタクシが一昨年まで勤めていた会社の某部署です。

定年退職し、二度と足を踏み入れることはないだろうな、と思っていた東京駅近くの通いなれたビルに、今後は月1ペースで行くことになります。

先週の月曜。第1回目の講義がありました。講師のワタクシ、会議室で数名の若手を相手に自慢話を交え、2時間ほど好き勝手をしゃべって終了です。受講者たちは、私の若い頃と違って真面目でした。質問がけっこう鋭く、ムムム、油断できんぞ、と気を引き締めた次第。

講義のあと、私はフロアを移動、2年前まで在籍していた部署に行って、雑談したり呑み会の相談をしたり、と、ここでも好き勝手であります。働いている方々にはいい迷惑でしたな、スイマセン~。

さて、受講生のひとりが「定時後、呑みに行きましょう」と酒に誘ってくれたので、ノンベイの私は即座にOK。向かった先は、会社から徒歩5分にある居酒屋。うはあ、懐かしいねえ~。そして呑み始めて2時間後の様子がこれ。最初7人いたメンバーは、すでに5人に減っております。残った連中、案の定、壊れてますなあ。

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ワタクシと、営業O君の決めポーズ。どちらも目がヤバいです。

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最後は店の前でパチリ。私はプータローだから良いけど、皆さんは明日も出勤だろう、週初めからこんなに呑んで大丈夫か?と思ったけど、自由意志で飲酒した方々にそんなツッコミは野暮なので、何も言いませんでした、ははは。

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新バイトの初日はシゴトというより、好き勝手をさえずり、酒呑んで騒いだだけ、みたいになったけど、人間どうし、教育も大切だけど、まずコミニュケーションだよね・・と強引に納得。家に帰って爆睡したのでした。

翌日、ワタクシは、スパゲティナポリタンを食べなかったことに気づいたのでした。食べたかったなあ~。不完全燃焼はいかんので、家からクルマを20分走らせて、松戸市南部市場へ到着したワタクシ。市場内にある「和イタリアン食堂 Humton」へ入店したのです。どうじゃ、この行動力。

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ドーン!とナポリタンを注文、心残りをすっきり払拭であります。美味いっ!

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よおし、次回(2月)講師バイトに向け、呑んだ後でナポリタンを食べられる店を調べるぞ!と気合をいれたところで今日はお終い。チャオー。

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映画「PERFECT DAYS」。役所広司さんの名演技と、監督の視線の優しさに号泣であります。 [映画]

2024年1月。

歳のせいか、もともとゆるい涙腺がいっそうゆるくなり、音楽を聴きながら、あるいは映画を観ながらポロポロと涙を流すことが増えたワタクシ。一昨日はポロポロどころか、ドバドバ泣いちゃいました。いわゆる号泣です。近所の映画館でこの作品を観たから、であります。

「PERFECT DAYS」(2023年)。主演は役所広司さん。監督・脚本はヴィム・ヴェンダースさん。

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ヴィム・ヴェンダース監督といえば、ワタクシが最も愛する映画「パリ テキサス」(1984年)撮った名匠であります。ナスターシャ・キンスキーさんが美しかった!ライ・クーダーさんの音楽の、琵琶法師?つうスライドギターのビヨヨ~ン音色が渋かった・・・おっと今日は「パリ テキサス」のハナシではなかった、失礼。

「PERFECT DAYS」は、役所広司さん演じるトイレ清掃員、平山の日常を、東京都心を舞台に淡々と描いた物語。ボロアパート(都内でよく見つけたもんだなあ、と感心)にひとりで住み、規則正しく、物欲なく、人を傷つけない、そんな彼の、今に満ち足りた様、植物や木漏れ日にむける優しい視線・・・こうしたものが、じわああっとココロに染みるのであります。

2023年のカンヌ国際映画祭で、役所広司さんが最優秀男優賞の栄誉に輝いたのも当然と言えるでしょう。

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で、役所さんもすごいけど、やっぱりヴィム・ヴェンダース監督なんだな~~。主人公、平山の優しさは、とりもなおさずヴェンダース監督が世界をみる視線の優しさですよね。即物的でなく説明的でなく、行間に漂う空気を感じる作風。観る側に解釈をゆだねるスタイルゆえ、おそらく30年後も50年後も上映され、観客を魅了し続ける名作となるでしょう。

これまで無数に作られて定型化された感すらある映像作品において、こんな見事な逸品が、21世紀にも生まれえるのか!とワタクシは「映画の可能性」だけで目に涙が浮かぶのであります(←ちょっとキザな言いかたでした)。

起伏がない、という批判もあるようですが、そもそも人生、そんな劇的なもんじゃないでしょう?淡々と流れる日々のなかに、悲しみや懊悩がチラッと顔を出すってもんです。

映画中盤、平山の姪ニコがあらわれ、ニコの母(=平山の妹)があらわれ、このあたりでワタクシの涙は徐々に増加傾向。そして夜のボロアパート前、役所さんと妹役の麻生祐未さんとのシーンで、涙ドバーですよ。

次に、平山の休日いきつけの小料理屋、そこのママを石川さゆりさんが演じていて、店内で「朝日のあたる家」(日本語歌詞)を演歌っぽく歌うシーン。ここでしみじみ~~とさせておいて、最後に登場するのが三浦友和さん。夜の隅田川を前に、役所さんと三浦さんが会話するシーン、もはや号泣のワタクシであります。

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月並みな言いかたですが、ホント、良い映画だったなあ~

あのシーン、このシーンと、何度も思い出して幸せな気持ちになれる。役所広司さん、ヴェンダース監督、ありがとうございました!あと、居酒屋店長役の甲本雅裕さん、いい味出してましたね(←個人的にツボでした)。

ヴェンダース作品これまではワタクシのベスト3は、1位「パリ テキサス」、2位「都会のアリス」、3位「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」、次点に「ベルリン 天使の詩」「さすらい」「アメリカの友人」・・・となっておりましたが、本作を拝見し、上位順位に変動が生じました。ずばり、

1位「パリ テキサス」(←ここは不動)、2位「PERFECT DAYS」となりましたあ!って、順位付けなんてなんの意味もないんだけどね。あははは。

あと、どーでもいい事ですが、ワタクシ「朝日のあたる家」はアニマルズよりも、ジョーディで聴きたいです。フォークナーの「野生の棕櫚」は悲惨な物語で、ハーディの「テス」も同様に悲惨ですが映画「テス」の主人公を演じたナスターシャ・キンスキーさんが美しくて・・・って、結局それを言いたかったんかい!ちゃんちゃん。

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松戸市矢切、畑作地帯の冬散歩。まむし注意の看板にしびれます。 [日常]

2024年1月。

今月から、新たな技術系バイト仕事を引き受けたワタクシ。その結果、これまでの週休6日から、週休5日の生活へと大忙しになったのでした・・・って、それでもユルユルだな!!(←お笑いコンビ「カミナリ」のツッコミをイメージ)。

その新バイトの第1回目を、昨日、都内でこなしました。首尾よく完遂した(と勝手に思う)ので、ウフフ、と微笑みながら、本日は自宅ご近所散歩であります。戸外は寒いけど、運動は大切ですからなあ。

散歩エリアは千葉県松戸市の矢切(やぎり)。江戸川河川敷には広大なネギ畑が広がっております。な~んにもない殺風景な眺めが、むしろスカッと潔く、歩いていて気持ちが良いのです。

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遠くに見える東京スカイツリー(高さ634m)もスッキリと孤高の存在感をアピール。

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夏の緑あふれる景色も良いけど、冬の寒々とした景色もまた一興ってことです。畑のなかの道を河川敷まで歩き、土手の道をちょいと歩くと、おっ、この看板、何か面白そうな予感がするぜ。

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うはあ、何かと思えば「まむし注意」ですって。熊も怖いが猛毒ヘビだって怖い。看板の下側には、マムシとご丁寧にカタカナ付記する親切さ。これなら平仮名が読めないボクでも読めますう、サンキュウ~!いっぽう、右側に描かれた絵はヘビというよりはタツノオトシゴ。なんせ、立っちゃってますから。コブラならこれくらい鎌首をもたげそうだけど。

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ワタクシ、2016年に青森県の某現場で、まむし君(ホンモノ)に遭遇しております。撮った写真がこれ。う~む、矢切の看板の絵とは全然違うな・・・。

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話は戻って江戸川河川敷。10mほど離れた場所に、別の看板が掲げられてます。今度は、ゴルフボールに注意ですか。裏手のゴルフ練習場から、飛んでくるよ、つう注意喚起ですな。ボールが脳天を直撃したお爺ちゃん(?)のイラストの、そのまんま感が堪らんなあ。サイズから推測するに、頭に当たっているのは、ゴルフボールではなくメロンでしょう。そして、ここでもさりげなくマムシ注意じゃ(赤で囲った箇所)。この辺りは、まむし推しなのかっ!?

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ココロのなかで、看板にツッコミを入れてはニヤニヤしてたワタクシ、すっかり体が冷えちゃいました。さあて、家に帰って、飼い猫そらを撫でてから、次のバイト仕事の準備でもするか。本日は以上!

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2024年の一発目の呑み会は、U君、S嬢と中野での6時間呑み! [宴会、呑み会]

2024年1月。

♪ わたしにと~って、あなたは今~も ♪ まぶしいひとつの、青春なんですぅ~ ♪ と、狩人の名曲「あずさ2号」(1977年)を口ずさみながら、やってきたのは東京都中野区中野。今年一発目の呑み会開催場所が、このディープカオス、中野なのであります。

呑み会開始まで時間があるので街をぷらりと散策。飲み屋街の裏手路地にはいると、ほ~ら、やっぱりありました。店舗の外壁に飾られたレコードジャケットやポスター。店主さんが、70年代~80年代の音楽を愛する方なのは間違いなし!「逆行」という店名(?)も謎を深めます。

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中野に何十回と来ているワタクシですが、ちょいと歩けばこうした新発見がありますな。それにしても、キャンデーズ、沖田浩之、ソニン、バービーボーイズ・・・とジャンルに脈絡がないとこが嬉しい。で、ワタクシは黄色矢印の箇所に大注目。

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ぶはあ、林寛子さんのアルバム「素敵な16才」じゃん!くわあ~~。

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♪ ハッピーバースディ~ スウィート シックスティーン~♪ いやあ、ほんと素晴らしいね、弘田三枝子さんの歌声・・・って、話をヤヤコシクするなよ!とノリツッコミ。

70年代歌謡の話は置いといて、この日の呑み会であります。お店は中野三番街にある「味わい屋」さん。平日は14時開店つう、ノンベイにとって嬉しい酒場であります。

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呑みメンバーは、私が2年前まで働いていた会社の若手技術者U君、営業S嬢+ワタクシの計3名。たまに中野で集まって、酒をかっくらうノンベイ仲間ってことですね。

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ビール、ハイボール、熱燗の日本酒をグイグイと呑み干していく3名。U君のチョイスしたつまみは、馬刺し、焼いた氷下魚(こまい)と気の利いた品々。いいですなあ~。

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U君、S嬢から近況報告があり、それに対しオジイサン(私の事)は説教っぽい戯れ言をさえずり、話が噛み合っているような、いないような、それでいてアゴが外れるくらい大笑いしたり、なんともユカイな時間であります。おや?S嬢が深刻な雰囲気になっている。杯を傾けながら人生の無常を語っているのか・・・。大人の女性の悲哀が感じられますなあ。

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と思いきや、U君の中指が鼻穴を直撃、ぎゃゃあ~というパフォーマンスで、強引に場を盛り上げるS嬢。身を挺して笑いをとる玉砕精神、いやはや恐るべし、であります。

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気づくとこの店に入ってから6時間(!)経過しております。たまたま店内が空いていたので良かったけど、この粘り腰はNGでしょ!とプチ反省。会計を済ませ、外に出ると、反省の様子を微塵も見せないU君とS嬢のコンビ芸が、路上でも続いていたのでした。トホホ。

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いやあ、いつものことですけど、中野の呑み会、楽しかった~。U君、S嬢、また逢う日まで、どうかお元気で!・・・あ、そうか、オレ、彼らと来週、会うんだった。じゃ、それまで元気でな・・・と若干トーンダウンしたところで、本日は以上!

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年末~年始に家呑みした日本酒。気づけば総量、5リットル! [お酒]

2024年1月。

昨日は、今年最初の空き瓶・空き缶の回収日。昨年末~年始にかけて、家で呑み干した酒の瓶を回収ボックスへと運んだのであります。その前に、酒瓶を並べ写真をパチリ。

例年に比べ酒量少なめと思ったけど、眺めてみると、一升瓶が2本と四合瓶が2本。計算すると、1,800ml×2本 + 720ml×2本 = 5,040ml、つまり10日間ほどの間に、私は、5リットル以上の日本酒を飲んでいたことになります。うぎゃ~~。

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ま、呑んだのは日本酒オンリー、ビールやワインや焼酎は無いのでよしとしましょう!・・・って何がいいんだよ。

空き瓶で飲酒履歴をレビューします。一升瓶は、加藤嘉八郎酒造さん(山形県)「〇嘉大山(まるかおおやま)TAKA」と、中尾醸造さん(広島県竹原)「幻 純米吟醸」であります。〇嘉大山 TAKAは、濃厚で甘めと聞いていたので、辛口好きの私にイマイチ合わんかな?と思いつつも、なんとなく購入したもの。で、呑んでみると、甘さのなかによいコクがあり、おや、美味いじゃん!と声が出てしまいました。こりゃあ、ちょっとした発見です。

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四合瓶のほうは、昨年末にA君からもらった辻本店さん(岡山県真庭市)「御前酒(ごぜんしゅ)1859 生」。それと長年にわたり愛好している酒井酒造さん(山口県岩国)「五橋」の「生原酒 西都の雫」であります。

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こりゃもう間違いなしじゃよ。まさに、幸せは酒瓶の中にあり!(←今日の名言が出ました)。油断すると、吞みすぎて地獄へと真っ逆さま?つまり、瓶詰地獄 by 夢野久作・・・怖っ!

そうそう酒のアテ(肴)ですけど、家で呑むなら豪華な刺身盛りとかじゃなく、スーパーで売ってる海鮮ツマミの出来合いのパックを、ちょっとづつ、つうのが良いですナ。

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手間かけず、金かけず、こんなんが落ち着くんですわあ。といい体、今週から、2024年の新年会が始まります。中野、大森、北九州、埼玉・・・よおし、こんどは酒場で呑むぞお~と気合をいれて、本日は以上!ちゃんちゃん。

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飼い猫そら。2024年、ワタクシの年始シゴトを妨害しまくるのでした。 [家の猫]

2024年1月。

あっ!という間に正月サンガニチが過ぎ、1月4日(木)のこと。今年の仕事始めであります。仕事といっても、無職プータローのワタクシ、どこかに出勤するわけではなく、自宅で、技術コンサル(アルバイト)の資料作り。音楽を聴きながら、ひとり黙々とパソコンで作業します。

朝9時、さてやるかあ!と気合を入れたその10分後。なんと、飼い猫そらが私の左腕に乗っかっている!

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さらに10分後。今度は、私の右腕に乗っかっている!

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うはあ~、そらに完全にロックオンされたワタクシ。こんな状態じゃ資料作りなんてできませんぜ、と嘆きつつ、無理やり作業を続けます。ああ、腕が重いよ・・・。そのとき、窓の外からピヨピヨと声が聞こえてきました。庭の木につがいの鳥さんがやってきたようです。即座に反応するそら。立ち上がって、鳥はどこ?とばかりに窓の外を眺めます。ラッキー!

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鳥がいなくなると、そらは机のはじに座り、マウスを操作する私の右手を凝視します。

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うわあ、やっぱり来たあ!今度は私のひざに乗ってきた。腕枕ではなく、抱っこですよ、抱っこ!

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さすがにこれじゃあ、PC作業はできんでしょう。つうか、こいつ寝てるし!

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こんな茶番を30分ほど続けていると、そらは爆睡したくなったようで、私から離れてソファの上の毛布へと移動しました。定番の昼寝スポットなんです。

ほっとしたワタクシ、この時間を逃すまじ!と作業に専念、パワポを10シートほど作ったところで、毛布をみてみると・・・うはあ、なぜか、そらの片手が毛布から出ています。

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ちょんちょんと、そらの手を触ると、嫌がるでもなく、にぎにぎと握り返してきます。

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う~~ん、警戒心ゼロ、なんとユルイ猫であろうか・・・さあ、そらが寝ている間にサクッと資料を仕上げるか!と、ギアを上げようとしたんだけど、昨年末にA君からもらった岡山県真庭の地酒「御前酒」があることを思い出しました。そうだよ、1月4日なんてまだ正月じゃん、昼間っから酒を呑んでもバチはあたらん、と、パソコン電源をOFFして居間へと移動。茹でた海老、海鮮珍味を肴に、酒浸りになったワタクシでした。

そらもユルイが、私もそれ以上にユルイ。これで良いのか?はい、良いんです!(←川平慈英さんの体で)。話が散らかったところで、本日はこれまで。ちゃんちゃん。

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2024年、早々の嬉しいデキゴト。10月は、出雲で大学駅伝の応援かあ! [日常]

2024年1月。

年が明け、年賀状のほか、電話でも年始挨拶をいくつかいただきました。近況を報告しあって電話を終え、ふうむ、と複雑な気持ちになったワタクシ。といいますのは、60歳前後の知人たち、アッケラカンに良い事ばかりとはいかんのですね。

配偶者を不慮の事故で失ったヤツ、大病を患って1年半治療を続けやっと好きな酒を(チョットだけ)飲めるというヤツ、など、人生っていろいろあるなあ、と改めて思いました。

19世紀ドイツの哲学者ショーペンハウアー先生の「生とは苦悩である」というテーゼは、なるほどそうかもしれん、と実感した由。いっぽうで先生は「世界とはわたしの表象である」つう言葉も残しています。唯一絶対な世界など存在しない、世界とは、わたしの五感、わたしの脳、わたしの価値観といったフィルターを通した「わたしが世界と認識したもの」に過ぎない、とおっしゃるわけです。

ゆえに、わたしが幸福か不幸か、は客観的要素や第三者的判断で決まるのではなく、自分が、自分を、幸福と思えるか否かのココロのありようで決まるということ。年始早々に説教くさい(&辛気臭い)ハナシになりましたけど、これこそ人生の奥義じゃないかなあ。

ショーペンハウアー先生が説く究極の境地「意志の放棄」「解脱(げだつ)」に遠く及ばずとも、苦労や苦悩を背負いながらも自分を幸福と感じられる、そんなヒトに私はなりたい(←宮沢賢治さんの体で)、おっと、すっかり話が散らかりました。

以上が前置きです・・・って、前置き長っ!

年始早々、嬉しいデキゴトもありました。長年お世話になっているKさんが監督をつとめる、某大学の陸上部が、先月の駅伝地区大会で優勝したのです。その結果、今年10月の出雲駅伝(出雲全日本大学選抜駅伝)への出場が決定したとのこと(先月に決まってたらしいけど、私が知ったのは昨日なのです)。パチパチパチ(拍手)。ドンドンドン(←祝いのタイコ)。

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大学駅伝のことはよう分からんですが、出雲は、箱根と並ぶメジャーな大会らしい。そんな大舞台に出場するとは凄いじゃないですか、K監督!

こうなったら、青山学院大、駒澤大など、なみいる強豪校をぶっちぎって優勝してくださいっ!・・・はちょっと無理か。自分が走るわけでもないジジイが、無責任に勝手をほざいて失礼しました~~。

とりあえず、10月は出雲駅伝の応援つう名目で島根県へ行くぞ!うひょ~、いまから山陰の酒場が楽しみだぜ~って、完全に興味はそっち方面や。収拾がつかなくなったので本日は以上!

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2024年の目標はこれ!全国の「八兵衛」を巡ること、であります。 [雑感]

2024年1月。

誰にも興味がわかない(であろう)超・極私的ネタですが、2024年の個人目標について書きます。

これまでの人生において、目標など考えたことすらなかったワタクシですが今年は違います。生きる意欲は、目標によって生まれるのであ~る。で、何をお題にしたかといえば、これ!

全国 八兵衛(はちべえ)巡り、であります。

・・・何やの、それ?とポカンとした方に説明させていただくと、よーするに、

日本全国にある八兵衛という名の店を巡る豪気な企画なのです。この大事業を思いついた背景を申しあげましょう。

ある日。ネットで広島県三原の酒場探しをしていたら「うっかり肴場 八兵衛」という居酒屋を発見したのでした。また別の日。名古屋市の金山の酒場探しをしたら、こんどは「肴屋 八兵衛」なる店を見つけたのであります。ここにいたり「そういやあ、八兵衛って店名、日本に多くね?」と私は気づいたのです。

さっそく全国調査を行ったところ、いやあ、出るわ出るわ、八兵衛という店。業種は居酒屋を筆頭に、ラーメン、てんぷら、焼鳥、焼肉、とんかつ、うどん、etcと様々です。これほどまでに日本人が八兵衛を好きだったとは恐れ入りました。往年の長寿番組「水戸黄門」のファンが多いつうことか??

一例として静岡県を観てみましょう。本店と支店があるためカウントは微妙ですが、6軒もの八兵衛がグルメサイトでヒットします(下参照)。

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こうして動機づけられたのも何かの縁、つうことで、全国の八兵衛巡りをしてみようと思い立ったのでありました、パチパチ。具体的数値(軒数)は月に最低でも1軒は訪問、1年で20軒行けたら御の字か・・・って感じすね。ま、無理せずユルユル、がワタクシのモットーですのでね。

ここで直近に訪問予定の店を紹介しましょう。まずは福岡県 北九州市黒崎にある「炉端 八兵衛」さん。日本酒ラインナップが充実しているようで、ひじょ~うに心惹かれます。

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変化球ネタは、埼玉県朝霞にある蕎麦「ガリレオ八兵衛」さん。福山雅治さんもビックリ!ってことですなあ。

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ワタクシの出身地、北海道にもありました。千歳市の「居酒屋 八兵衛」さん。年内に押さえておきたい。

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群馬県高崎市には、ハイグレードな居酒屋「八兵衛」さんがあるようで興味津々。以下はお店HPより拝借。いわく「建築デザイナーによる『荘厳』をコンセプトにデザインされた厳かで居心地の良い店内」・・・ちょっと想像がつきません。ま、行ってみれば分かるわな。

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以上、2024年の目標もしっかり定まったので、よおし、いっちょ頑張るぞ~!と無理やり気合いをいれたところで、本日はお終いっ。

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2024年、新年あけましておめでとうございます。完全手書きの年賀状を自慢するぞお。 [日常]

2024年1月1日。

新年 あけまして おめでとうございます。

昨年(2023年)はプライベートでイヤな出来事が皆無、悩み事もゼロ、つう幸せな1年間でした。が、塞翁が馬、好事魔多し、一寸先は闇、メメント・モリ、覆水盆踊り、といったネガティヴ諺もある由、気を引き締め2024年に向き合いたいと思います。そうです、勝って兜の緒を締めよ・・・って、オレ、誰にも勝ってないけどね。

さて今年の年賀状の件。これまではインクジェットプリンターで飼い猫の写真を入れ込んだ賀状を作ってました。しかしプリンター故障という消極的理由により、今回は1枚1枚、完全手書きとなりました。

自慢げに作品を披露しましょう。

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なんじゃ、こりゃ!とガッカリした方もいるでしょう。自慢するからスゴイもんを想像したぜ、とおっしゃる方もいるでしょう。だが、しかし。

同じものを40枚も書くとなれば、1枚を描く時間はせいぜい2分以内にしたい。つうことで、このシンプルなデザイン(イラスト+文字)に落ち着いたのであります、はい。

今回、写真を採用されなかった飼い猫そらは、とくに不満な様子もなく、元旦からソファでまったりしております。

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2024年最初の、飼い猫そらとのツーショットじゃ。

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話は前後しますが、今朝は3時半に起きました。昨晩、録画しておいたTV番組「孤独のグルメ 大晦日スペシャル」「サウナを愛でたい 年末スペシャル」を観て大笑いし、7時に家の者のつくった雑煮を食べ、東京ローカルのMXテレビで朝放送されたマーラー作曲、交響曲第2番「復活」のコンサート録画を観て、いやあ、すっかり満足&満腹であります。あとは午後に、広島県竹原の地酒「誠鏡(せいきょう)」を呑むばかりなり。ぷしゅう~~。

そういや、ワタクシの今年の個人目標が、すでに決定しております。手前みそですがこれはスゴイ。思いついたときはブルブルッと武者震い(死語?)しちゃいました。内容は次回記事で披露しましょう・・・って、誰も期待してないか、はははは。

本日は以上です。皆さまも、どうか良き1年を!

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1年の最後を、葛飾区金町にある喫茶店「田園」さんのナポリタンでしめるぞお。 [日常]

2023年12月。

今年も残りわずかとなった12月29日。快晴&無風、絶好の散歩日和ゆえ、千葉県市川市の自宅から約5km離れた隣町、東京都葛飾区の金町まで歩きました。メインの目的は散歩(往復10km)で、ついで、と言っちゃあナンですが、サブ目的は今年最後の喫茶店ナポリタンスパゲティを食べる!であります。パチパチ。

自宅から歩きはじめて45分、千葉県と東京都にまたがる新葛飾橋を渡ります。橋から眺めた江戸川は、おお、アマゾン川とみまごう堂々たる大河じゃん!・・・な、わけないか。ははは。

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ほどなくJR金町駅に到着。で、目指す喫茶店は目と鼻の先。いや、この比喩はホントでして、金町駅北口から徒歩30秒、喫茶「田園」さんが目的地だからです。

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古い雑居ビルの2階、昭和の老舗喫茶店という佇まい。ウッディで、プチごちゃっとした店内景色に味わいアリ。全席喫煙OKという、私にとってはマイナス評価点さえも、店の在り方として納得できちゃう。

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迷うことなく、980円のナポリタンを注文であります。どうですか、このヴィジュアル。

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逃げも隠れもしない、懐かしの喫茶店ナポリタンじゃあ。奇をてらわぬ、ガッツリのケチャップ味がたまりませんな~~。

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いやあ、1年の締めくくりナポを、こちらでいただいたのはサイコーでした。ちなみに前回、田園さんのナポリタンを食べたのは約25年前、20世紀のことでした・・・って、無理に歴史の重みを強調するなよ!

さて、せっかく金町まで来たので、駅界隈を散歩しましょう。

さっそくですが、ギョッ!最近できたのかな?韓国料理のお店「スジャ食堂」さん。

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驚いたのは店前にいる謎のキャラクター人形。韓国料理をモチーフにしているのでしょうか?元ネタ、なんなんだろう?ちょいと怖い。ゴーストバスターズに出てきそうだ。。。

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それにしても、金町というところはラーメン屋が多いですなあ~。激戦区というより、密集地帯です。これで各店が成立しているんだから、よほどラーメン好きが多いのでしょう。

店名「しゅうまい屋」さん。お店の推す黒濃(くろこく)ラーメンも良いけど、「海老塩ラーメン」にココロ惹かれるワタクシ。よし、来年になったら1軒目はここですな!

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「麺座 でん」さんは、店名ネーミングの潔さに惹かれる。腰が据わったブレない感じが良いです。看板に掲げている「カツシカン!」の謎も解き明かしたいですなあ。

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スープにこだわりアリ!と言わんばかりの店名「つけ麺 一滴」さんにも興味がわきます。つけ汁(スープ)を呑み干さないと怒られたりして・・・それはないか。

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おお、ナポリタンスパゲティから始まり、ラーメン店ウオッチへと話が広がった金町散歩。来年(2024年)もこんな調子で、呑気にゆるゆると街巡りをしたいもんです。本日は以上!

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2023年で一番感動した映画「マエストロ その音楽と愛と」。天才指揮者レナード・バーンスタインの人生に迫る力作。 [映画]

2023年12月30日。

TVや雑誌で「今年の10大ニュース」「今年1番の〇〇」といった年末企画が登場するなか、ワタクシもチョイ便乗して、このテーマでワタクシなりのベスト1を申し上げたい!ずばり、

今年観た映画のなかで、一番感動した作品、であります。2023年に私が観た新作は約80本。公開総数の1/5にも満たないでしょうが、評論家じゃないので、その点は良しとしましょう。

予想外に(というと失礼ですが)「ゴジラ -1.0」が面白くってビックリ&感激しましたなあ。しかし、感動という観点ではこれ一択であります。12月8日に劇場公開、現在、NETFLIXで配信中の、

「マエストロ その音楽と愛と」 (2023年、米)であります。

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アメリカの天才指揮者レナード・バーンスタインさん(1922~1990)の、1943年の衝撃デビューから晩年までを、妻フェリシアさんとの結婚生活を軸に描いた作品。バーンスタインさんを演じるのは、クリント・イーストウッド監督作でもおなじみのブラッドリー・クーパーさん。いやあ、カッコいいんだよね~~。

で、なんと、クーパーさん、本作で監督・主演・共同脚本・共同製作の四役をこなす超人ぶりであります。イーストウッド御大の薫陶を受けた漢(おとこ)だけありますな。「イエスマン」でジム・キャリーとからんでいた過去も、今となっては昔・・・かあ。

さて、ワタクシ、クラシック音楽好きでLPレコード時代からバーンスタインさんには思い入れがあり、とくに彼が指揮するマーラー作品にガキの頃からドップリはまっていました。1960年代から70年代のニューヨークフィルとの全集、1970年代以降のウィーンフィルほか複数オケとの全集、どちらも素晴らしいと思う由。全集扱いじゃないけどウィーンフィルとの「Das Lied von der Erde」(大地の歌)なんてフィシャー・ディスカウさんの熱唱もあって超・名盤ですぜ、ホント。それと、1979年にベルリン・フィルと録音した交響曲9番かな~~あれえ、映画の話から外れてましたね、すいません・・・。

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思い入れのある偉人がテーマゆえ、こちらの映画を観る目も当然、厳しめになります。が「マエストロ その音楽と愛と」はワタクシのココロをガーンと撃ち抜く名作に仕上がっていたのでした。いやはや、驚いたわ、つうか、すごいわ、ブラッドリー・クーパーさんの才能!

この作品、マエストロ・バーンスタインの音楽偉業を並べ立てるのではなく、主眼は、あくまで妻フェリシアさんとの関係なんです。きれいごとラブロマンスではなく、奔放で同性愛傾向をもつ夫に対する妻の愛憎、反発、決裂、それを乗り越えての和解と許し、というドラマが見事に描かれておるのです。

主役を演じるクーパーさんの憑依的熱演もさることながら、女優キャリー・マリガンさんがほぼ出ずっぱりで知的でチャーミングで思慮深い妻フェリシアさんを演じきっております。こりゃあ来年のアカデミー賞で、主演男優賞&主演女優賞のダブルゲットも夢じゃないかも!?

ちなみにフェリシアさんは歌手として活躍された方で、1978年に56歳の若さで亡くなっておられます。その美貌は、彼女を演じたキャリー・マリガンさんに勝るとも劣りません。バーンスタインさん指揮のモーツアルト「レクイエム」のアルバムジャケットは、ジャンヌダルクに扮したフェリシアさんのフォトであります。

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とまあ話があっちこっち飛んですいませんが、年末だし、言いたいことは言います。本作のみどころのひとつはブラッドリー・クーパーさんに施された特殊メイクでしょう。米アカデミー賞2回受賞、日本が世界にほこるメークアップ・アーチスト、カズ・ヒロ(辻一弘)さんによる、70歳のバーンスタインさんの再現メイクは尋常じゃございません。似ているどころか冗談抜きでワタクシ「え?本人?」と思っちゃったもん。サイト掲載のショット(下)は、もはや、バーンスタインさんご本人か、クーパーさんが演じるバーンスタインさんか判別ができません~~。

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カズ・ヒロさん、さすがです。「ルーパー」の特殊メイクといい、「シェイプ・オブ・ウォーター」の半魚人の眼といい・・・って、マニアックな受けを狙うなよっ!とノリツッコミ。

さて、以上が前置きです・・・って、前置き長っ!

ネット映画評を観るともなしに観ると、本作、ひじょうに評価が高く、私も嬉しいわけですが、なぜか、ハイライトと言うべき名場面が、映画評でスルーされているのです。エラソーな言いかたでナンですが、評者やライターはクラシック音楽にはそれほど詳しくないのでしょう。

そう、マエストロ・バーンスタインに思い入れがあるなら、このシーンに食いつくこと、必至!

御大が、マーラーの交響曲第2番「復活」を、ロンドンのイーリー大聖堂で演奏したライブ(1973年)、その第5楽章の感動フィナーレを完全再現しているのであります!オケを振るのはもちろん、バーンスタインさんを演じるブラッドリー・クーパーさん。指揮っぷりが安っぽい形態模写でなく、ご本人が降臨!つうハイレベルですぜ、レニーが乗り移ったんですぜ。「トーク・トゥ・ミー」の左手ですぜ!・・・と、ややこしいボケですいません。

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指揮の最中、胸の前で両手を握りしめる所作、指揮台のうえでピョンと飛び跳ねる様子、両手を震わせながら大きく広げるポーズ、もうたまらんです。このシーンは、破滅的喧嘩をしたバーンスタイン夫妻が、和解へ向かうきっかけとなる重要なシークエンスです。慧眼と思うのは、ずばり、マーラーの「復活」を選曲したことでしょう。

本ブログで再三申し上げるとおり、この楽曲には聴いた人の人生を変える何かがあるのです(断言)。楽曲のもつパワーが、バーンスタインさんのエネルギーで増幅し、とてつもないデーモニッシュな音楽世界が展開するわけです。いやあ、辛抱たまらんね~。

そういえば当ブログ、2021年6月に、バーンスタインさん指揮マーラー交響曲2番「復活」のディスクを熱~く語っていました。奇特な方はぜひご一読下さいまし(その記事は→こちら)。

というわけで、2023年に観たなかで最も感動した映画について長々と書かせていただきました。

映画のサウンドトラックがクラシック音楽の名門レーベル、ドイツグラムフォンから発売されております。買おうかな~~どしようかな~、とちょいと悩んでいる次第。

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5月に公開された、女性指揮者ターの転落を描く映画「TAR」(ケイト・ブランシェットさんが怪演)も、同じドイツグラムフォンからサウンドトラックがリリースされています。この映画のキーとなる曲は、マーラーの交響曲第5番でしたね。マーラー作品、大人気じゃん。

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本日は以上!・・・おおっと、蛇足がありました、

今年観た、最悪な映画、についてです。迷うことなく邦画「リボルバー・リリー」で決まりです。ただし、出演者の皆さんは何も悪くありません。綾瀬はるかさんも長谷川博己さんも、為すべきことを為しております。悪いのはひとえにクソな脚本と、クソな演出(監督)ですので、その点はよろしく!・・・と、ネガティヴな気分になったところで、したっけ!(←北海道弁の「じゃあね」が出ました~)

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飼い猫そら(4歳半)の家庭内ストーカーっぷりが加速しているハナシ。 [家の猫]

2023年12月26日。

2023年は残すところ、あと5日となりました。人類終末時計がカチカチと着実に時を刻んで・・・って、無理やり深刻なほうに話に持っていくなよ!

とまあ、人類のコトは置いといて、ワタクシ個人の件。昨年還暦を迎えたので、今年は61歳となり、来年は62歳となるのであります(当たり前ですね)。で、この歳になると、♪ もういくつ寝ると~お正月~ ♪ つう浮かれた気分は皆無であって、現時点で、強いて頭に浮かぶのはこの句でしょう。

「門松は冥土(めいど)の旅の一里塚、めでたくもあり、めでたくもなし」(一休宗純)

う~ん、あとは死ぬだけかあ、トホホホ・・・。さて無職プータローのワタクシ、今年1年の生活を振り返ると、技術コンサルタントのバイトをしながら、基本、暇を満喫してました(日本語が変?)。散歩して、猫を撫でて、映画館で映画を観て、酒を呑んで、銭湯にいって、たまに旅行して、夜9時に寝る。あまりにも生産性のない日々、良いのかそんなことで?という問いには、良いんです!と、川平慈英さんの体で即答しましょう。

16世紀フランスの哲学者、モンテーニュさんは名著「エセー」のなかでこう申しております。

「われわれは大変な愚か者である。なぜなら『彼は人生を無為に過ごした』とか『今日は何もしなかった』などと言うではないか。馬鹿げた言いぐさだ。あなたは生きてきたではないか。それこそが、あなたの仕事の基本であり、さらにいえば、もっとも輝かしい仕事なのだから。」

う~ん、エライ方のお言葉で、自分を正当化したワタクシ、意を強くし、来年(2024年)もこの調子でユルユルと生きていくぞ!と気合が入りました(←言葉のアヤで、とくに気合は入れてません)。ちなみに、エセーのなかには、こんな文章もあります。こっちのほうが私のツボにはまりますな。

「わたしの人生における主たる関心は、みごとな最期をとげること、である。すなわち、静かにひっそりとこの世を去ることである」

というわけで、以上が前置きです・・・って、前置き長っ!

4歳半の飼い猫そら(女の子)であります。1カ月ほど前に、私と家の者が、2泊3日の九州旅行に出かけていた間、そらは家で留守番をしていました。そのときのひとりぽっちが、あまりに寂しかったようで、以来、そらのストーカー的「つきまとい行為」が加速しているのです。とにかく、ず~っと、くっついてくるのでした。

お前からは片時も目を離さない!とばかりに、朝は私の布団のうえで、じ~っと私を見つめる。

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PC作業をしようと私が椅子に座れば、すかさず膝にのってくる。

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PC作業を始めると机のうえの、キーボードと私の間に無理やり入り込んでくる。

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私が居間に移動すれば、ついてきてソファの上でクネクネ・・・。

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24時間、そらから逃れるすべ無し!う~ん、来年もこんな調子で、飼い猫との共存が続くのであろうか・・・。恐るべし!本日は以上です、にゃおおお~~。

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2023年最後の呑み会。JR西千葉駅ちかくの「茜空(あかねぞら)」さんでシメはナポリタンじゃ! [宴会、呑み会]

2023年12月。

12月23日(土)に今年最後の呑み会を開催したつう内輪ハナシであります。メンバーは若手エンジニアのN君&A君+61歳のワタクシ、の計3名。彼らとワタクシは同じ大学出身ですが、本呑み会は学校がらみではなく、単にいつもの吞みメンバーで呑もうぜ、つうユルいノリでございます。シガラミのないこうゆう会が一番だね。

お店はJR西千葉駅から徒歩1分、ビル地下の居酒屋「茜空(あかねぞら)」さんであります。

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開店が昼12時で、そのまま夜中まで通し営業という素晴らしいお店です。昼間っから酔っ払いたいノンベイにはパラダイス。ま、われわれは18時入店でしたけどね。店前には「おでん」を推す看板があります。昼飲み大歓迎、という文言も頼もしいです。

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こちらのお店、営業時間以上にすごい点はずばり内装。ドアを開けたとたん「え?ここ、スナックじゃん!」とギョッと驚き、ひるむこと間違いなし。レイアウト、テーブル、ソファ、壁装飾、ライト、どれをとっても、もろにスナックなんです。これで居酒屋と言われてもさあ~~と、嬉しくなっちゃいました。

そんな桃源郷でノンベイ3名はじゃんじゃん酒を飲み、つまみを食い、各自勝手な話をさえずり、ごくたまに相槌を打ち・・・とお約束のスットコドッコイっぷりであります。いったい何の話をしたのやら、私なんかゼンブ忘れてるもんね!って、そこは自慢にならんか。

気づくと入店して3時間半が経過。いかん、そろそろシメのARE(あれ)をオーダーせねば!

そう、あれ、とは、これ、です。具材どっさり、ナポリタン・スパゲティ!

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フィナーレの濃厚ナポリタンに、A君とN君もじつに嬉しそう・・・でもないか。

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およ?オムライスたのんでるヤツいるじゃん。誰?そして、いつの間に??

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それにしても若いヤツらはよく食うねえ。完食後のA君の満足げな様子。この写真だと、A君がひとりでナポリタンとオムライスを食べたように見えますが、まあ、良いでしょう。

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会計を済ませ、店前で、ワタクシと店の奥さんのツーショット。おお、バッチリ決まったぜ!

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すっかり満腹になり「茜空」さんを撤収した3名。さ、帰宅しますか、と思いきや、豚骨ラーメンの店を見つけてしまい勢いで入店じゃ・・・うひい。まだ食うんか!という正論は千葉の闇へ呑みこまれ、ラーメンを面前に、にやつくN君とA君。

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こちらが私の注文品。今となっては何なのか覚えておりません。かろうじて、食べた事実だけ、覚えております、ご安心ください。

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うーん。呑み会のはずが、ナポリタン→ラーメンと、麺祭りになってしまった。ま、これもアリ。てなわけで、2023年最後の呑み会は無事(?)終了であります。パチパチ。

よおし、来年(2024年)も、元気に酒を呑むぞオ~~って言ってみたものの、最近、すっかり酒が弱くなったワタクシ。少量で酔える体になりました。出費(酒代)が減るので良かったです。本日は以上!

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