かまきりの卵を、じっと観察し続けるステイホーム週間であります。 [日常]

2020年5月2日(土)。

ステイホーム週間、自宅で暇を持て余す御仁も多いようですねえ。毎年GWは遠出せず、家でじ~っとしておるワタクシは、外出自粛など苦にするでもなく、猫を撫で、音楽を聴き、本を読み、料理をし、酒を呑み、布団を干し、草木を手入れし・・・と、充実生活を送っておりますぞ。

さて以前より当ブログで採り上げておりますが、千葉県にある我が家は、昆虫、クモ、ヘビの類に好かれる(?)ようで、毎年さまざまなメンツが現れます。なかでも出没頻度のたかいレギュラー昆虫といえば、

かまきりさん、

ですな(関連記事は→クリック)。夏から秋にかけ、成虫となって登場するのが定番ですが、今年はちょいと違ってワタクシはワクワクしています。なぜなら、我が家の庭木に、

かまきりの卵、を発見したからです。ドーン!

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人差し指と大きさを比べると、卵の大きさは2センチ程度と判断されます。今月中には、ここから超ミニチュアサイズの、かまきりの子供たちが大量にわらわら出てくるはず。孵化タイミングを逃すまじ!とワタクシ、日々、卵の観察を続けているのでした。ムフフ。

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今日から関東は7月並みの高温(25℃)なので、ゴールデンウィーク中に孵化シーンに遭遇できるかも、と期待は膨らみますねえ。

ところで、かまきり、と聞くと皆さんは何を連想されますか?NHK教育TV「昆虫すごいぜ」で、名優、香川照之さんが演じる「カマキリ先生」でしょうか?たしかに、あの緑一色(役満です)には強烈なインパクトがありますな。

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しかし。ワタクシのハイ・プライオリティ・カマキリ・ネタといえば、絶対にこちらでございます。

五月みどりさん主演「かまきり夫人の告白」、これに勝てるネタがあるもんかっ!(絶叫)

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・・・って、話がヘンテコな方面に展開しそうなので、今日は、これでお終いっ。

 

蛇足: ステイホーム期間中に聴いたCDの紹介です。本日、聴いた作品はこちら。

ショパンの「エチュード(練習曲)」。ロシアの名ピアニスト、ニキータ・マガロフさん(1912~1992)がフィリップス・レーベルに残した1975年ステレオ録音です。作品10の全12曲、作品25の全12曲のほか、遺作エチュード3曲が収録された全27曲となっております。

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毎年、大量の新録音が登場するショパンのエチュード。作品10第3番「別れの曲」は日本人は大好き!てなわけで、猫も杓子もピアノ曲といえば、ショパン、ショパン、ですわね。ワタクシ、ショパン楽曲はそれほど好みではないのですが、例外的に、「ピアノ協奏曲1番」「バラード(全4曲)」そして「エチュード作品10(全12曲)」は、素晴らしい!と心底思うわけです。

ニキータ・マガロフさんの演奏するこのCD。ずばり、この1枚さえあれば、他のエチュードの録音は要りません!と言い切れるほど、ワタクシのツボに完璧にはまってしまうのであります。

奇をてらわない自然で落ち着いたテンポ。呼吸するようなフレージング。そして音が良い。往時のフィリップスっぽいクリアサウンドという録音技術的な意味もあるけど、なんたってマガロフさんの明晰・端正なタッチが絶品です。霧のなかでモヤモヤうごめくような、かったるいショパン演奏が多いなか(←ほんと、多いよね)、マガロフさんの、パッキーン!とした音には溜飲が下がりますなあ。

いっぽう、音は明晰でありながら、音楽はクールではなく、人間味にあふれ聴くうち耳もココロもしっとりと落ち着くのであります。これぞ名人芸、というか、至芸というか。恥ずかしながら作品10を聴きながら、泣きましたぜ。

ワタクシ、懐古主義者ではないので、昔のピアニストが素晴らしく、今はダメみたいな偏見はありません。しかし50年前に活躍したレジェンドたちの演奏には、たしかに、昨今の演奏家にない「何か」がある気がします。作曲家への、寄り添い方の違いなでしょうか。ステレオ録音を残しているピアニストでは、アルトゥール・ルビンシュタイン、ルドルフ・ゼルキン、クラウディオ・アラウ、エミール・ギレリス、ウィルヘルム・バックハウス、アルトゥーロ・ミケランジェリ、ヴィルヘルム・ケンプ、、、嗚呼、こんなふうに、過去の演奏家を美化するのは、私が歳をとったせいでしょうかね。本日は以上!

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