夏の10連休。ヒマを満喫するのは何と楽しいのだ、と幸せ気分で聴くブラインド・ガーディアン。 [ジャズ、ロック、ポップス]

2019年8月の10連休。

2年数ケ月後に迫った定年退職に向けて、10連休を「家でヒマをつぶす」トレーニングに充てている目下のワタクシでございます。ははは。ヒマにまかせ以下、長文になりますがご勘弁を(最初に謝っておく。これ大切)。

定年退職といえば、ワタクシの職場で60歳を迎えるほとんどの方は、雇用延長して65歳まで働きます。隙あらば70歳まで働こうとさえする。彼らが、私にむかって「あんたは60歳になったらどうするの?」と問うので、私の答えはいつも決まっている。

会社なんて、辞めるに決まってるじゃん!!

いや、別に会社も仕事も嫌いではなく、むしろ大好き、であります。だからといって、働き続けるかつうと、それは違うと思う。会社を辞めれば無収入なので、老後は心細いつう経済事情はありましょうが、しかし、ですよ。

60歳を過ぎたジジイ(と言わせていただく)は、会社にいても、役に立つどころか、老害をまき散らすだけが関の山なんです。ほんとですよ。長年培った技術力や営業力が貴重だな~んて、変にジジイを持ち上げる風潮があるけど、そりゃあごく一部の優秀かつ謙虚なサラリーマンのことでしょう。大半のジジイは、首にされるまでは会社にぶらさがろう、つうガメツイお荷物でしかないのじゃよ。

だいたいが歳をとったサラリーマンなんぞ、虚栄心ばかりが膨らんで、たいしてシゴトもできないくせにエラソーになってしまう。口は出すけど手を出さない、嫌なシゴトはスルーして好きなシゴトだけする、という身勝手三昧をはじめる。これじゃあ、若いモンたちが苦労するわ、と同情しきりのワタクシであります。

いずれにしても、私のようなヘンクツジジイは、60歳になったとたん会社を辞めて消えるのが、会社のため、ワタクシのため・・・と、まあ、こーゆーことですなあ。

ハナシは長くなるけど、ニンゲンつうのは因果なもので、ココロのどこかで自分が会社(社会ともいえる)に必要とされている、と思いたいらしい。定年退職を前に、若いモンから「〇〇さん、できたらもう1年、いやもう2年、勤めてもらえませんか?」と言われると、猫がのどを撫でられたようにゴロゴロ・ニャンニャンと喜んでしまう(らしい)。

あほかいな。

と申し上げたい。そりゃあ人生に対するコンセプト、もっと言えば哲学が足りんよ、とエラソーに言いたい(オレもジジイなので、ジジイ相手に暴言を放ってよいのだ)。

「惜しまれつつ辞めたい」なんつう心根がオカシイのよ。アナタね、辞めた翌日から、それまでの職場の仲間なんて、アナタになーーーんの関係も関心もない、ほとんどが二度と会わない赤の他人になるんですぜ。そこで惜しまれたってしょうがないでしょう。美しい退職とは何か。会社に残った面々から「使えねえジジイだったなあ。消えてくれてホッとしたぜ、退職してくれて助かったぜ」と思われ、ついでに最後の挨拶の最中、石つぶてのひとつも投げられるのが美しい幕切れ、と言えるのである。

もうちょっと真面目に言うなら、その人物がいなくなっても困らない状況を、退職までに計画的に作っておくこと。具体的には後継者の育成、顧客や関係部門への伝達、技術のドキュメント化、等等をしっかりやり、スパッ!と消えること、それが美学ってもんですぜ、パチパチ。。。

などと、某居酒屋で演説をぶったら、あるジジイ(62歳)がこうゆうのであります。「だってさ、会社を辞めても、やることがないし、家にいたってしょうがないから・・・」。うひー、ある意味、日本人的な消極的模範解答、ですな。

家にいたって、やることがない。だから会社へ行く。

・・・って、気持ちは分からんでもないが、会社からすれば迷惑の極みだろうよ。職場ってのはヒマつぶしの場所なのか。本当に嫌になっちゃうよなあ。他力本願ではなく、自分のヒマは、自分でつぶしなさいよ、ジイサンたち。

・・・というコモゴモの思索と背景があり、ハナシは戻りこの10連休。

ヒマを楽しむトレーニング中のワタクシ、いやあ、結論からいえば楽しいですな。ジャン・ジャック・ルソーいわく「自由には2種類ある。ひとつは『やりたいことをやる自由』、もうひとつは『やりたくないことを、やらない自由』だ」と。ワタクシ、ずばり後者の自由を満喫しております。やりたくないこと、やらんもんね~。ブハハハ~。

と朝から興奮気味でございますが、ヒマつぶしと言ったって特別なことはせんわけで、いつものように早朝散歩、読書、そして音楽聴くと、10時間は平気で過ぎちゃいますもんね。そして、夜になったら美味しいお酒、ウフフ。

でここからが本題です・・・って前置き長っ!昨日は、1980年代から活躍するドイツの重鎮パワーメタル・バンド、ブラインド・ガーディアンの既発アルバム5枚を通しで聴き、改めて感動でした。ただし、一番ココロに響いたのが、92年リリースのアルバム「Somewhere Far Beyond」に収録されたQueenの名曲「Spread Your Wings(邦題:永遠の翼)」のカバーつうのが、ウムムム、だったりする。オリジナル楽曲じゃないのかよ!と自分にツッコミつつ、結論としては、ジョン・ディーコンの才能、恐るべし!・・・って、ハンズィ・キアシュでも、フレディ・マーキュリーでもなく、そっちかよ!?

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ブラインド・ガーディアンは寡作バンドですが(つうか音作りにこだわり過ぎ、必然的にアルバムのリリース間隔が長くなる)、そろそろスゴイ新作をフルレンスでお願いしたい。同じドイツのラムシュタインだって新作出したんだし。。。トビアス・サメット君にそそのかされ、アヴァンタシアでゲスト・ヴォーカルやってる場合じゃないよ、ハンズィさん!そんなことじゃあ、ドイツの老人バンド(失礼)ACCEPTにも水を開けられますぜ。。。

YouTubeをみると、ブラインド・ガーディアンはヨーロッパのフェスにはしっかり参加しているようですね。「Mirror Mirror」を歌う、いまやすっかり地味なサラリーマン風のハンズィさん。。。Heaven shall burnのシンガーも、10年後にはこうなるのかな~~。ちゃんちゃん。


ここで話はクラシック音楽に変わりますが、ブリテンの「戦争レクイエム」(CD2枚組)はすごかった。20世紀に作曲されたレクイエム(死者のためのミサ曲)のなかでも最高峰との業界評価ではありましたが、真剣に聴いたのは、昨日は初めてかもしれない。モーツアルト、ヴェルディ、フォーレなど名レクイエムは数あれど、ブリテンさんの、ダイレクトな訴求力は目からウロコでありました。故ヘルベルト・ケーゲルさんの指揮も、彼らしからぬ(?)まっとうなもので、いろいろな意味で感動した次第。

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とまあ、長々書いたわりに中身が薄いのは本ブログのお約束ですが、今回は、駄文どころか、駄・駄・駄・駄文、というレベルになってしまった。これ、田中星児さん的にいえば、♪ すば・すば・すば・すばらしいサンデー~♪・・・って、ジジイのボケは古くて分からん!とお叱りを受けた体たらくで今日はお終い。。。

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