映画「ヴェノム」の幼稚な主人公にイラッとしつつ、来年公開(?)の「スポーン」に期待するハナシ。 [映画]

2018年12月。

劇場公開が終わる直前に、バタバタとこの映画を拝見いたしました。

「ヴェノム」(VENOM)であります。アメコミヒーロー好きの方ならご存じでしょう。スパイダーマンの宿敵で、人間に寄生し凶悪な所業を行う悪役モンスター・エイリアンであります。ご面相がスゴイ。いかにも悪そう。そしてキモイ。

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本来、ヒーローを苦しめる悪党のはずが映画「ヴェノム」ではダークヒーロー、つまり「良いエイリアンさん」になっております。道路工事用のアスファルトみたいに黒いドロドロの液体状のお体が、人間に寄生すると体を乗っ取って人間もどきになり、ここぞというときに、ポスターに描かれたような、唾液ベロベロ、舌がビヨヨーンの化け物になるつう、まるで「遊星からの物体X」ですな、趣味の悪さも「遊星・・・」並みだ。

映画のテイストは「ダークナイト」のようなシリアス系ではなく、お約束どおりに、ちゃらけてます。もちろん「デッドプール」ほど完全バカ系映画ではなく、ほどほど、ってとこでしょうか。

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で、ワタクシは申し上げたい。

ヴェノムに体を乗っ取られちゃう主人公のジャーナリスト(トム・ハーディ)のことです。あまりにバカ、自意識過剰、幼稚人間でして、映画前半はイライラさせられることしきりです。婚約者に愛想を尽かされても当然。アメコミ原作だから、おおげさに人物描写するのは分からんではないが、モノゴトには限度ってもんがあるでしょう、と思う。いやあ、ほんとイライラするわ、こうゆうヤツには(正確に言えば、こうゆう「脚本」と「演出」には)。

主人公にイライラの前半に対し、後半は主人公と真っ黒アスファルト(=ヴェノム)の共同戦線により、地球侵略をもくろむ悪いヤツとバトルが展開。ハッピーエンドで良かったねえ・・・つう予定調和なんでありますが、

ここで、ワタクシは申し上げたい。

地球と寄生相手を気に入ったヴェノム君に対してです。地球定住は良し、として、ですね、

いくら悪党だからって、人間を食べちゃダメだろ!

ま、更生不可能な悪党は、生かしておいても悪事を続けると割り切れば、良きエイリアンさんのエサとなって、地球平和に貢献してよね、ってことですな。「ソイレント・グリーン」か「ハンニバル」か。話がちょっと違うか。

以上で、映画「ヴェノム」へのツッコミはお終い。

さあて来年(2019年)は、ワタクシが待ち望んでいた映画「スポーン」が、いよいよ公開でございます!1997年に映画化されたものの単発で終わり、早いものであれから20年以上が経過しました。「ヴェノム」とは違う、おちゃらけ無しの超シリアス路線でぶちかましてほしい。なんたって地獄のソルジャー、スポーンですからね。などと過剰に期待していると、「デッドプール」並みの悪ふざけ路線だったときにショックが大きいので、期待はほどほど、にしておきましょう。ちゃんちゃん。

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