2018年 最後の出張。山形市七日町の酒場で、地酒と料理を堪能したハナシ。ぷしゅ~。 [旅]

2018年12月。

本日は、2018年の最後の出張旅の話であります。

仙台→山形と展開しつつのメリー・クリスマス。おっと、クリスマスにスペシャル感を全く見出せないオヤヂ(=ワタクシ)が「メリー・クリスマス」とは笑止な失言でした。クリスマスだかクリス・メースだか知らんけんど、12月のある1日に過ぎず、ワタクシは「東北で地酒を呑み、美味い料理を食うぞお!」と気合いが入るのみでした。嗚呼、美しき日本男児。

しつこくてスイマセンが(ほんと、しつこいわ)、クリスマスってえのは、出自が西洋からの輸入ネタ、つまり借り物のイベント・デイですよね。お子様がいる家庭ならまだしも、いい歳した大人が、ニセモノのツリーにLEDを飾り付けたり、高額ケーキを買ったり、プレゼント交換する様は、奇妙キテレツではないか?ハロウィンやバレンタインデイと並んで、主体性放棄の、付和雷同・他者嗜好便乗・権威従順・幼児期憧憬の極みではないか、と思う。クリスマスに乗っかって稼ぎたい業者や商売人の思うツボでしょ。偏屈クソ・オヤヂのワタクシ、こーゆー構造が嫌いなのであります。

日本人ならクリスマスじゃなく、花祭りでしょうがあ!

ん?花祭りって何?って。灌仏会のことですよ(かえって分からんか)、あとはWikiで調べてくださいまし~な。

話が逸れました。12月某日。山形市内の夜であります。

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JR山形駅近くのホテル、24階のロビーから街を一望します。うーむ、あの灯りのどこかで、酒と肴がオレを待ってるぜ。。。ふふっ。

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この日の山形市は雪がなく無風ゆえ、酒場を探しつつ、ひとり山形駅界隈から繁華街の「七日町」へと徒歩散策してみました。途中にココロ惹かれる酒場がありましたが、初志貫徹、歩みを進めます。

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歩くこと20分で七日町に到着。界隈をざっとチェックした結果、「陽心」さんというお店に入ります。外観から予想したとおり店内はこじんまりしていてワタクシ好み。カウンター席へ座り、自分の選択が正しかったことを確信です。

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清潔、シンプル、広いカウンターと落ち着いたインテリア。静かな店内に言う事無しです。ほら、酒場にはテレビをつけっぱなしで、つまらんバラエティ番組を垂れ流していたり、有線でJ-POPをデカい音で流す、そうした無神経な店がけっこうありますよね、ああゆうの苦手です。基本、酒場は「酒を呑み」「料理を食う」ところであり、余計な雑音は要りません。静かに杯を傾けるのが私の切なる願い。

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こちらのお店、そんなワタクシのツボにビシッとはまった。

とりあえずビールなど無駄な動きはせず、のっけから地酒をオーダー。山形の地酒「白露垂珠」(はくろしゅすい)、「楯野川」(たてのがわ)をいただくワタクシ。一段落してから、山形以外には流通していないレアな地酒がないかを、ご主人に伺ってみると、「ちょっと変わってるけど」と前置きされこちらを注いでくれました。

メダカライス、ですって。ネーミングがすごい。ラベルが可愛い。そして美味しい。

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メダカの住めるくらいきれいな水を、田んぼに引いて作ったお酒・・・みたいな話を、その場では理解しましたが、酔ってたのですっかり忘れました。すいません。そうそう、料理の話を忘れるところだった。一品目は、

きのこの天ぷら。東京の居酒屋じゃお目にかかれない、肉厚素材(きのこ)が嬉しく、カラッ!とした揚げ方が見事です。先日、関東の某居酒屋でマイタケの天ぷらを食べたら、マッチの燃えカスか?と思うほどヒドイ有様でした。天ぷらは難しいね・・・。

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さらに驚くべきは、牛すじ煮込み。いちいち関東との比較もナンですが、東京で「600円の牛すじ煮込み」といったら直径10センチの器に申し訳程度に盛られてくるけど、こちらのお店じゃ、直径20センチ超の、

どんぶりで出てきたのであります。どひゃーーー。

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うそ、この量、すごくね?とまず物量に驚き、次に、薄い醤油味のたまらん優しさにしびれます。牛すじ+牛もつ+まんま牛肉がどっさり入って、ごぼう、ねぎ、ニンジン、豆腐がぶち込まれたメインディッシュ。

「山形で料理を食うぞ!」と気合いを入れてたワタクシですが、たった2品で満腹フィニッシュ。料理は打ち止めで、あとはただただ地酒を呑むばかり・・・でした。

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他の料理も食べたかったなあ~と少々思うものの、大満足の山形市内の夜、でございました。

出張先で良い店に出会うと、いつも同じことを思います、「ああ、こうゆう店が職場の近くに1軒あったらなあ」と。ワタクシの職場は東京都中央区京橋。銀座と日本橋に囲まれたエラソーな街ですが、しょせん、ろくな呑み屋もない(支払い時に殺意を感じる、クソ高い高級店はいくらでもあるけど)悲しきエリアなのであります。

さてさて、七日町のお店を出てホテルまで歩く道々、100年前に建てられた石造りの立派な旧県庁を眺めます。圧巻の建築であります。山形市に来たらこれは観なくちゃね。

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2018年、最高のクリスマスでした・・・って、クリスマスはやめろって!←今年最後のノリツッコミ。ちゃんちゃん。

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スマホで論文は書けるか?→ ロキシーミュージック→ 映画「ユージュアルサスペクツ」→「T-REX」までの無駄な連想。 [雑感]

2018年12月。

今年も残すところ数日。年内に片付けるべきシゴトはほぼ完了です。「ほぼ」と書いた理由は、手ごわい一件が来年に持ち越しになったから、であります。

残件とは、来年3月に北海道で開催される某学会の論文投稿。締め切りが年明け早々1月9日(水)ゆえ、ワタクシ、なんとか今年中に終わらせたかったのですが、痛恨の時間切れ・・・ああ、情けなや。今回は論文テーマがかなり込み入っており、書いてるうちに著者(=自分)が混乱に陥る体たらく。哲学などではなく、工学系論文なので変なハナシではありますが。。。

ところで、本件に関連して、ワタクシ初めてのチャレンジをしました。結果は「全然ダメ」だったけど。

挑戦したのは、スマホで論文を書く、という作業。ワタクシには信じられないが、昨今の大学生はレポートや論文を、PCではなくスマホで書くらしい。そういえば先日TVで、ある芸能人が、週刊誌の連載エッセイを、ロケ先でスマホで書いてました。時代は変わった。ツイッター程度の短文ならまだしも、原稿用紙〇〇枚の物量を、スマホのあの小さな画面と小さなキーで打てるものかね?すごいよなあ。

そこで某日。ワタクシ、新幹線の車中で、スマホ論文(という表現も変だけど)に挑戦したのです。

必死に入力すること3時間。おお、思ったよりサクサク書けるじゃん。こりゃ良いや、わははは・・・と悦に入ったのもつかの間。4時間後。帰路の新幹線で、さきほど入力した文章を読み返し愕然となりました。なぜなら、

文章と展開が、まるで小説だから、であります。仰々しい表現、ドラマ仕立ての語り口に、ある意味、それは面白いのだけど、論文としては全く使えません。意味不明のメタファーを使って許されるのはアンドレ・ブルトンかサルトルくらいだろ!って、どんなツッコミだ。

こうしてスマホでの論文作成にあえなく敗れ去ったワタクシ。小さなショックを抱えつつ、ココロを入替えてPCに向かうのでした・・・ちゃんちゃん。

話は変わります。くだんの学会は3月12日~14日に札幌市で開催です。いっぽう、先日、ロック雑誌を読んでいたら、ちょうど学会開催期間のど真ん中(3月13日)に、渋谷オーチャードホールでこんなライヴがあるとのこと。どおおーーん、

ブライアン・フェリーのワールドツアー!東京公演!

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うはあ、どうするのよ!

日程が完全にかぶってるじゃん。目の前につきつけられた究極の選択=「北海道での学会発表をとるか、ブライアン・フェリーの渋谷ライブをとるか」。

話が先走りました。ビートルズやローリング・ストーンズよりもロキシー・ミュージックだろ!と天邪鬼的嗜好を持つワタクシにとって、ブライアン・フェリーさんはロック・レジェンドであります。そのレジェンドのソロでは17年ぶりの来日公演ですぜ!御大73歳ですから、今回のステージを見逃したら、もう次はなさそう・・・失礼、きっと100歳までは頑張ってくださるでしょう。

ベストアルバムにカバー曲を入れすぎじゃん!とブライアンさんのCDに文句を垂れた昔の自分を反省しつつ、「学会か、ライヴか」の二者択一に悩むさまは、まさに「These Foolish Things」 ← あ、これも、カバー曲ですかね?

さらに話が散らかりますけど、ブライアン・フェリーさん、若い頃は俳優のティム・ロスさんに似てました。歳をとると俳優ガブリエル・バーンさんに似てきましたよねっ(強引に同意を求める)。で、ガブリエル・バーンさんといえば、なんたってあの映画でしょう、「ユージュアル・サスペクツ」。身長計測ボード前に容疑者が並んで立つショット。その後、多くのパロディやCMに使われる古典フォーマットとなりました。ちなみに、ガブリエル・バーンさんは右から二人目。ほら、ブライアン・フェリーさんにソックリでしょ?中央は的場浩司さんではなく、ベネチオ・デル・トロさんですな。

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さて、「ユージュアル・サスペクツ」といえば、です(連想ゲームかいな)。

小林陶器!

・・・じゃなく、この映画の監督をつとめたブライアン・シンガーさんでしょう。で、ブライアン・シンガーさんといえば、クランクアップ直前の土壇場解雇(職場放棄?)にも関わらず、監督としてクレジットされてる最新映画が、2018年に大ヒットしましたね。いまだにロングランが続いています。

「ボヘミアン・ラプソディー」であります。ワタクシを含め、QUEEN好きにはたまらん映画でしたなあ。ブライアン・メイさんを演じている俳優、ジョン・ディーコンさんを演じてる俳優、それぞれがご本人にソックリなんだぜ!・・・って、そこを観る映画じゃないか。

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ブライアン・シンガー監督には、QUEENとは芸風違うけど「T-REX」の伝記映画を是非作ってほしい。もちろん安達祐実主演「REX 恐竜物語」のリメイクじゃなく、マーク・ボランのいたバンドの話です。ジョイ・ディヴィジョンだって映画になったくらいだから、可能ではないでしょうか。それが無理なら、Thin Lizzyの伝記映画を、嶋田久作さん主演で・・・

ありゃ?今日はいったい何の話だっけ。脳内混乱・カオス状態は、まだ続いているようです。すいません。ちゃんちゃんちゃん。

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北海道室蘭にて。30年ぶりに後輩K氏と話をし、時の流れを感じたハナシ。 [日常]

2018年12月。

こーゆー寒い時期、つうか単純に「冬」すけど、北海道や東北への出張はツラい。下着はヒートテック。厚めのワイシャツに冬物ジャケット、最後にダウンジャケットを着こんで、すっかり着ぶくれです。これに書類バックを抱えると、体は重い、荷物は重い、の苦行です。12月出張は国内なら沖縄、海外ならオーストラリアが良いなあ~、って行先を勝手に選べるもんじゃないか。ガクッ。

12月某日。北海道出張であります。ほら、やっぱり寒い。午前中に札幌→苫小牧とシゴトをこなし、次の街へ移動であります。寒風をものともしない大きな像が目印です。

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ん?どこだか分からない?これは登別市ですよ。

上写真は、登別温泉郷の入口を守る大きな赤鬼さん。お、いいなあ「オンセン」という響き!冬ともなれば、露天風呂からもうもうと湯気が立ち、湯にひたる体の熱さと、顔面の冷たさの対比がヨイ。温泉を出たあとは、座敷で、く~うと日本酒だぜ、ああ最高・・・と妄想はいかんです。次の目的地は室蘭。登別はあくまで出張の通り道ですから。

ここで時刻は午前11:45。目的地(室蘭)へ入る前に飯を食おう!と営業某氏の引率で、登別市内の蕎麦屋「小がね」さんへ入店。苫小牧にも系列店(?)がありますな。

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蕎麦屋なのに超人気メニューが「かつ丼」らしい。たしかに店内のお客さんの多くが、かつ丼をがっついております。テーブル上のカロリー比較表によれば、かつ丼は「約1300kcal」とダントツのハイエナジー。鍋焼きうどん2杯分。やるなあ。

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ふだん昼飯が少なめのワタクシですが、登別に来て、カロリーコントロールだのとケチな了見をかざしてもしょうがねえ!てなわけで「郷に入れば郷ひろみ。郷ひろみと言えばダディ!」と下らぬことを考えつつ、超人気の、かつ丼を、堂々とオーダーです。

白飯と、カツが分かれて出るタイプですね。巨大カツを単独で食うもよし、白飯にぶっかけ「丼化」もよしだ。

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ワタクシはカツ半分をそのまま食べ、残り半分を丼ぶりにする「ひつまぶし作戦」で完食。しかし・・・腹がパンパンですわあ。く、苦しい。。。すいません、かつ丼の話が無駄に長くなりました。

午後は、室蘭市内の大学を訪問です。ワタクシの学生時代の1年後輩K氏が、こちらでセンセイをしており、シゴトがらみの話をしに伺った次第。10月の某学会で偶然に再会したことから発展したのがこの日の面談。まともに会話するのは30数年ぶりです。

お互い、容姿が変わり、学生時代とはほど遠いので、最初の5分こそ会話がぎこちないですが、ひとつふたつ共通の昔話が出ちゃえば、時間はアッという間に巻き戻って、気分は学生時代(いいのかそれで)。気楽で愉快に話ができますね。

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そうそう、大学のセンセイになる人は、ワタクシのようなバカとは頭の出来が違う。Kセンセイときたら、人の名前から、大昔の小さなデキゴトまでよく覚えてるんです。つくづく感心だ・・・って、オレの頭がボケてるだけか?ま、いいや。

最後はワタクシとKセンセイの自撮りツーショット。オヤヂ2名の写真ながら、人生後半はこーゆー再会が嬉しいのです。

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会話を楽しんだ満足感+腹の中で消化されない巨大かつ丼の満足感(?)、のダブル効果で、充実した北海道出張でした。露天風呂の満足感が加われば最高なんだけどね~~とぼやきつつ、今日はお終いっ!

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映画「ヴェノム」の幼稚な主人公にイラッとしつつ、来年公開(?)の「スポーン」に期待するハナシ。 [映画]

2018年12月。

劇場公開が終わる直前に、バタバタとこの映画を拝見いたしました。

「ヴェノム」(VENOM)であります。アメコミヒーロー好きの方ならご存じでしょう。スパイダーマンの宿敵で、人間に寄生し凶悪な所業を行う悪役モンスター・エイリアンであります。ご面相がスゴイ。いかにも悪そう。そしてキモイ。

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本来、ヒーローを苦しめる悪党のはずが映画「ヴェノム」ではダークヒーロー、つまり「良いエイリアンさん」になっております。道路工事用のアスファルトみたいに黒いドロドロの液体状のお体が、人間に寄生すると体を乗っ取って人間もどきになり、ここぞというときに、ポスターに描かれたような、唾液ベロベロ、舌がビヨヨーンの化け物になるつう、まるで「遊星からの物体X」ですな、趣味の悪さも「遊星・・・」並みだ。

映画のテイストは「ダークナイト」のようなシリアス系ではなく、お約束どおりに、ちゃらけてます。もちろん「デッドプール」ほど完全バカ系映画ではなく、ほどほど、ってとこでしょうか。

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で、ワタクシは申し上げたい。

ヴェノムに体を乗っ取られちゃう主人公のジャーナリスト(トム・ハーディ)のことです。あまりにバカ、自意識過剰、幼稚人間でして、映画前半はイライラさせられることしきりです。婚約者に愛想を尽かされても当然。アメコミ原作だから、おおげさに人物描写するのは分からんではないが、モノゴトには限度ってもんがあるでしょう、と思う。いやあ、ほんとイライラするわ、こうゆうヤツには(正確に言えば、こうゆう「脚本」と「演出」には)。

主人公にイライラの前半に対し、後半は主人公と真っ黒アスファルト(=ヴェノム)の共同戦線により、地球侵略をもくろむ悪いヤツとバトルが展開。ハッピーエンドで良かったねえ・・・つう予定調和なんでありますが、

ここで、ワタクシは申し上げたい。

地球と寄生相手を気に入ったヴェノム君に対してです。地球定住は良し、として、ですね、

いくら悪党だからって、人間を食べちゃダメだろ!

ま、更生不可能な悪党は、生かしておいても悪事を続けると割り切れば、良きエイリアンさんのエサとなって、地球平和に貢献してよね、ってことですな。「ソイレント・グリーン」か「ハンニバル」か。話がちょっと違うか。

以上で、映画「ヴェノム」へのツッコミはお終い。

さあて来年(2019年)は、ワタクシが待ち望んでいた映画「スポーン」が、いよいよ公開でございます!1997年に映画化されたものの単発で終わり、早いものであれから20年以上が経過しました。「ヴェノム」とは違う、おちゃらけ無しの超シリアス路線でぶちかましてほしい。なんたって地獄のソルジャー、スポーンですからね。などと過剰に期待していると、「デッドプール」並みの悪ふざけ路線だったときにショックが大きいので、期待はほどほど、にしておきましょう。ちゃんちゃん。

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2018年も残りわずか。悪徳不動産会社の社長(風)の、コワモテ野郎と渋く呑んだハナシ。 [宴会、呑み会]

2018年12月。

前回記事アップから2週間ほど空きました。その間、ワタクシはあちこち出張旅を続けておりました。旅先で、特筆すべきデキゴトはなかったですが、強いていえば札幌出張の前日、札幌市内(平岸)のビルで爆発事件がありましたね。全国ニュースで話題ですから、地元はかなりの大騒ぎでした。

いやはや消臭スプレーの威力(という表現も変だけど)、恐るべしです。確信犯で、スプレーをウエポン転用出来るのは、ケーシー・ライバックか、ジェイソン・ボーンか、ロバート・マッコール・・・おっと、ここで映画マニアックなハナシをしてもしょうがないな。

話は変わり、12月の定番行事=忘年会の話であります(ちょっと唐突ですね)。

呑み会大好きな私ですが、部署の忘年会は大の苦手です。まず沢山で呑むのが嫌。楽しい会合の上限人数はせいぜい6人だと思う。そして、ふだん顔を合わせてるメンバーと「同じ職場」という理由で、ことさら呑むことがピンとこない。こう書くと社交性ゼロ野郎のようですが(実際そうですが)、酒ってえのは、呑みたい相手と呑みたいタイミングで呑むから楽しいのであって、「強制臭」が入るとつまらん、と私は思うのです。組織内コミニュケーションの向上なんて年寄りの私にはもう要らんし、若手社員だって私が欠席した呑み会のほうがリラックスできるってもんよ、と逆切れ言い訳をする次第。

てなわけで、一緒に呑みたいけど、なかなか呑めないような相手とこそ、バシッと酒を酌み交わしたい!のがワタクシの年末であります。

某日。同じ路線で通勤していながら、呑みタイミングのなかった営業M氏と、会社ご近所の中華料理屋(一応は銀座)で発作的な呑み会開催です。野郎2名に、女性エンジニアTさんが加わって計3名のユルい呑み会。

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いやあ、それにしても、です。営業M氏の面構えを見てください。巨顔は黒光りし、うさんくさい目つき。口元に不敵な笑いが浮かんでおります。

完全に、悪徳不動産会社の社長、といった体であります。

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こうゆう輩が、賃貸部屋の消臭に使うべきスプレー缶を、120本溜め込んで最後に爆発させるのだなあ・・・いや、その話はやめましょう。

大量の紹興酒を酌み交わしたワレワレ。へべれけで終宴し、さて会計つうのときに事件が起きた。悪徳社長M氏は習慣なのか性癖なのか、Tさんから金を巻き上げようと画策したわけです(町のチンピラかよ)。

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数万円をだまし取ろうともくろんだM氏ですが、すんでのところでワタクシの介入で事件が回避されました。笑ってごまかすM氏。ああ、ふてぶてしさの極みですなあ~。

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ジョニー・フッカーか、フランク・アバグネイルか・・・いや、映画マニアックなネタはもういいから!とノリツッコミで話が散らかって今日はお終いっ。

さあて、2018年の残った酒イベントといえば、数日後、山形県でのひとり呑みです。山形の地酒が楽しみだ。それをもって今年を締めくくる予定でございます。ちゃんちゃんちゃん。

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宮崎県出張で、うどん、絵馬、バーボンと脈絡なく楽しんでしまうハナシ。 [旅]

2018年12月。昨日の続きで、宮崎県出張の話です。

みなさん!(と、改まって言うことでもないけど)、宮崎名物と言えば?と質問されたら、なんと答えますか。マンゴー、日向夏みかん、宮崎牛、地鶏焼き、チキン南蛮、芋焼酎等いろいろ出るでしょう。しかし、今回出張でワタクシの注目は、ずばり

うどん、であります。とくに県内でも、宮崎市は多くのお店を誇る「うどんの街」なんです。というわけで、12月6日の夜。宮崎市の繁華街、西橘通へと出陣したワタクシは・・・

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いかにも地元のお店、という体の釜揚げうどん「おだまき」さんで、うどんを食したのであります。

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博多うどんよりも麺は細め。ゆで加減はやはり「やわらかめ」でした。ただ、この麺、この柔らかさが宮崎スタンダードなのか、あるいは当店のパーソナル方針かは不明・・・って、さきほど分かったふうな解説をしたものの、実はワタクシ、宮崎でのうどん体験がほとんど無いのでした。わはは。典型的な知ったかぶり男だぞ!まいったか!

ま、別にここで開き直らなくても・・・てなわけでハナシを変えます。

出張先である県南から、宮崎市内のホテルへ移動するさい、車を運転するSさんが「ちょっと寄り道しましょう」と立ち寄ったのは、名所、青島神社、であります。

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海へ突き出た橋の先。小さな島に立派な神社があります。読売巨人軍の方々などが毎年お参りに来ることでも有名。

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ワタクシ、青島神社に来るのは3度目ですが、こちらに来るとついつい絵馬の「願いごと」を読んでしまう。この膨大な数を観よ!国内外からやってくる方々が残した、神様へのお願いとはいかに?

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病気快復への切実な願いや、家族愛に目頭が熱くなる一方、ちょっと意味不明つうか、おいおい!とツッコミたくなる絵馬も多い。たとえば・・・

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「平成の間に彼氏ができますように」ですか。これ、神様へのお願いというより、日限を切って自分を追い込む感じが良い。ハードルは高いほうが良い。なんとか頑張ってほしい。次の絵馬「あまり人に迷惑かけませんように」・・・ですか。「あんた次第でしょ!」と声が出てしまった。この方のいう「迷惑」の定義が不明ですが、少なくとも、犯罪ではないことを祈ります。

ドーンと3文字「大団円」の破壊力もスゴイね。たしかに「大団円(だいだんえん)を迎える」という表現はあるけど、死語に近いのではないか。その大仰さから、日常生活で使うシチュエーションが思いつかないが・・・。江戸川乱歩先生作、怪人二十面相シリーズのラストシーンを思い浮かべたワタクシ。まさか、大団円ではなく、「大団子(おおだんご)」の書き間違いじゃないよなあ。。。

他人様の絵馬を冷やかしつつ、有名人コーナーに移動すると、さらなるウムム事案に遭遇。何年前に書かれたかは分かりませんが、フリーアナウンサーの福澤朗さんが日テレ時代に記したようです。

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「目覚まし時計が鳴ったら、すぐ起きる!」

・・・って小学生じゃないから。。。早朝番組のご担当時代なんでしょう、早起きがツライのは分かりますが、それって絵馬に書くことかあ、とついツッコミ。決意表明にしてもなあ。「食べる前にいただきますを言う」「ハイの返事は1回だけ」「脱いだ靴は揃える」みたいなノリだわ。いやまて、「家内安全」「家族の健康」とかベタ記載より、切実で正直テイストとも言えますかね。ハイ。

またまた話は変わります。

宮崎市内の夜(そこに話が戻るか)です。冒頭の釜揚げうどんを食べた後、ちょい酒が呑みたくなり、和風でありながらBARテイストも備えたお店へ入店しました。カウンターに座り、店のおねえさんと雑談しつつ、酒瓶を眺めて、

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ここ2年くらい「バーボン」を呑んでないことに気づき、なんとなくストレートで、バーボンをオーダー。

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いやはや、実に美味い。日本酒好きのワタクシですけど、ガツンとくるバーボンにすっかり気分が良くなりました。が慣れないことはしないほうが良いですなあ。翌日は丸1日、胃腸の調子が悪く、仕事が大変でした。

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って、そんな尻すぼみな雰囲気で、宮崎出張の報告はお終いっ。

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北海道から、九州宮崎県へ・・・空港で出会った温水洋一さんの像がナイス! [旅]

2018年12月6日。

ワタクシには影響ゼロでしたが、全国規模でソフトバンクの通信不良が発生したり、都内では都営浅草線の長時間運休があったそうですね。ダブルパンチをくらった方も多かったことでしょう。便利を謳歌する現代社会には、リスクもいっぱい、ってことですねえ(←ニュースキャスターからの受け売りセリフ。ははは)。

さてワタクシは、一昨日までの札幌から、逆方向の宮崎県へ出張であります。宮崎県といえば新婚旅行のメッカですなあ・・・って、いったいいつの時代の話だよ。

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ハナシを散らかしてはいけませんね。書きたいネタは宮崎空港で遭遇した物件。ベンチに座る等身大の人物像であります。どどーん。

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ん?真っ黒でなんだか分からない?そりゃそうだ。私も、「ダレ?」といぶかしく思い、注意書きでやっと分かりました。

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俳優の、温水洋一(ぬくみず よういち)さんの像なんですね。背後には、この像のメーキング映像が流れており、まさに温水さんのコピー。ちなみに外観は「ブロンズ(銅)像」っぽいですが、触ってみると、材質はFRP(強化プラスチック)のようです。

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宮崎空港に像が置かれるからには、温水さんは、宮崎のご出身なのでしょうね。それにしてもスゴイなあ。

宮崎県出身の著名人、有名人は数多くおられるわけでしょう。芸能人だと今井美樹さん、蛯原友里さんなどが思い浮かぶわけで、それを押しのけ(?)温水さんが像とは!優しいほんわかキャラが良いのでしょうね。

てなわけで、ワタクシも温水さんとツーショット(自撮り)。

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以上が、宮崎空港の新名所(?)、温水さん像でございました。

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そうそう。ここでワタクシは思い出した。11月末、熊本出張したときのことを。

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打合せ開始まで、30分ほど熊本市内をプチ散歩したワタクシ。とある動物病院の前で、この像を発見したのです。温水さんと同じくベンチに座っていますな。

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ただし、こちらは超リアル路線です。白衣をきた獣医師で、顔がなんと「犬」なんですよ。ひざに猫が乗っている。その自然な雰囲気がスゴイ。犬のご面相もリアル、ひざの猫もリアル。特筆すべきは手の生々しい質感です。ここまで作り込みされると、ちょっと怖いというか、引いてしまうなあ。

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うーむ。同じベンチに座る像、同じ九州内でも、こうもテイストが違うのかあ・・・と無理に2物件を関連づけたところで今日はお終いっ。チャオー。

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札幌で、ラーメン店を求めてさまよう・・・こんな苦行になるとは! [旅]

2018年12月3日。ワタクシは出張で札幌におりました。

北海道=寒い、という定番イメージにより、ダウンジャケットを着こんで新千歳空港に降り立ったワタクシ。しかし、あれれ?全然寒くないぞ・・・つうか、ポカポカと春の陽気です。後で知ったのですが、この日、日本全国は異常高温となり、80ウン年ぶりに、12月なのに夏日のエリアもあったらしい。いやはやダウンジャケットは、ただの余計な荷物になってしまった。まあ、寒いよりはいいか。

札幌市内での昼です。北18条、北海道大学近くを、ワタクシは彷徨っておりました。公園のお馬の親子を眺め・・・あれ、この馬さん、バクみたいなガラですな、いやそんなこたあどうでも良い。

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「孤独のグルメ」の主人公、井之頭五郎さんのように、ワタクシ、むしょうに腹が減っており、ラーメン屋一本に狙いを定めて店探しをしていたのであります。ワタクシの苦行の始まりでした。

まず18条通りに面して「ラーメン」の文字を発見!やったぜ!

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と店の前に来ると、店のシャッターが、実になんとも、中途半端な開き方をしている。

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開店しているのか、していないのか。で、じっと見ると、この張り紙。

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なんだか、わかんねえよ、これじゃ!と、思わず声を出しそうになった。「現在、不定期時間帯により営業」「都度お知らせ」ってさ・・・腹が減ると人間は短気になりますね。反省。

とりあえずこの店を諦め、さらに歩みを進めると、おおっ、この張り紙!

そうそう、こうゆうシンプル、すっきり味のラーメンを食べたかったんだよね、と嬉しくなりました。

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で、お店の入り口に回ってみると・・・。

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うはあ、定休日かよお!前の店からの流れで、なんとなくは予感していましたが、まさに悪いほうのツボにはまった感じだ。

いや、この程度で諦める必要はない。あぁ~あぁ~、ここは札幌、中の島ブルースよ~~♪、ではなく、ここはラーメンの本場なのである。ラーメン店はいくらでもあるぜよ!(別な方言が入った)

ほら、定休日のお店の道路をはさんだ向かいに、いかにも中華料理ふうの赤い暖簾が見えるぜよ。

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近づいてみると、店名は「味のエンペラー」。目黒でなくてもエンペラー。そして外観が、なんとも派手。

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開店しているのは明らかですが、入店には躊躇しちゃいます。

なんたって、このエグイ看板です。色使いといい、アピール過多イラストといい、「旨みの宝石箱や~」つう彦摩呂さんからパクリ・キャッチといい、全体に漂う関西テイストが今のワタクシにはちょいと重たい。

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腹は減っている、ものすごくラーメンを食いたいが、店外観にすっかり気持ちが引いたワタクシ。午後の予定もありますので、ええい、今回ラーメンは断念だあっ!

というわけで、いっきに方向転換し、昼飯はコンビニの「ジューシー肉まん」で終了です。うーん、勉強になった。札幌とはいえ、スパッと食べたいときにラーメンを食うのは難しい。日と時間帯によっては、こうゆう苦労もあるわけね。

札幌ラーメンのネタでありながら、ラーメンを食べなかった顛末、以上でございます。ちゃんちゃんちゃん。

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上野で「ムンク展」を拝見。大盛況はけっこうなことですが・・・ [絵画]

2018年12月。

先月半ばから、ほぼ毎日出張という、年末バタバタ状態に入っております。前記事で紹介した熊本県水俣・八代出張から戻ると、神戸(日帰り)、そのあと熊本市(1泊)、翌週は札幌(1泊)、いったん戻って宮崎県→鹿児島県、次は福島県、三重県、宮城県仙台・・・と日本全国サイコロ旅であります。50代も半ばを過ぎると、北と南の温度差に体がついていけるか心配。。。ま、いいか。

などと、忙しさ自慢をしたいわけではなかった。

東京都美術館(上野)で開催中の、ムンク展、に行ったハナシです。展覧会ポスターには、当たり前のように、あの方がフュチャアされております。

ムンク01.jpg
きゃーーー、というよりは、あちゃーーー、と叫んでいる「叫び」でございます。やっぱり、この絵なのかね。でも、ムンク=叫び、という紋切り発想もそろそろやめてはどうか。

といいますのは展覧会を拝見して、ワタクシ、つくづく思いました。ムンク作品の白眉は油彩よりむしろリトグラフや木版などの版画や、線描の作品だ、と。

定番ながら、たとえば「病める子」の繊細な線は素晴らしいですよね。油彩の雑な仕上げ(失礼)とは異なり、ナーバスな線が重ね合わされた光と影の世界には静かな悲しみが立ち上っています。ここがワタクシのツボなんです。

ムンク04.jpg
単色線は、水が流れるかのよう。魅力的だなあと思ってしまう。

ムンク05.jpg
さて、上野の会場には、老若男女どえらい数の客が来ておりました。会場に入るまでの待ち時間20分。これら観客のなかには修学旅行か学校行事か、中学生、高校生がたくさんいました。で、分かった顔してエラソーに言わせていただくと、10代の子供にムンクの絵画を見せてもしょうがねえ、と私は思う。もちろん、彼らが自発的にムンクを観たいなら意味がありましょうが、「学校行事」として、つまり「有名な絵や、有名な画家だから」という理由でムンクを鑑賞させる、という指導的発想なら、そんなくだらん行事はやめたほうが良い。

そりゃそうでしょう。

彼の描く絵は「美しい」とか「上手い」という類ではありません。描かれているのは、不安、であり、恐怖であり、絶望、という負の感情であり、それをとおりいっぺんの技法ではなく、彼独特の「象徴」として描いたところにツボがあるわけです。だから、表現は「叫び」のようにキテレツで、色も奇妙(微妙)、タッチは荒々しかったりするのです。

何を言っているかというと、ムンクの絵画はダ・ヴィンチや、フェルメールのそれのように、絵自体として素晴らしいのではなく、そこに描かれた情念が見る側のココロに呼応しないと、なんの価値もないということ。

たとえばベットで泣く娼婦を描いたこの作品。わんわん泣くしかないほどの悲しみの経験がない人間にとって、この絵は、ああ泣いてる女の人だ、服着ないと風邪ひくよね、程度の感想しか出ようがありません。

ムンク03.jpg
同様に「叫び」のヴァリアントでもある、人物が橋にたたずむこの絵はどうか。やり場のない絶望感や不安を感じた経験のない人間には「これなら俺でも描けそう」くらいの感想しか出てこんでしょう。

ムンク06.jpg
要するに、見る側に、ムンクの描く精神世界に感応できる実体験や感覚、あるいは想像力がなければ、ムンク作品(とくに油彩)は、ただのヘタッピの絵、つう評価になっちゃいます。

10代の子供たちにも苦労人はいるでしょうけどねえ、一般的にそうした奥底感情や機微がまだ分からない(経験がない)子供たちですよ。経験のないところに、ムンクを見せたところで、むしろ作品が戯画化されて脳内に刷り込まれるだけで、良い効果は何もないと思う。有名ゲージュツ作品なので、誰にとっても絶対的に価値がある、のではなく、やっぱりモノゴトには順序つうもんがあり、ある程度の年齢と経験を重ねないと、対象の良さや凄さが分からん、そんな世界があるもんですよ。それが、クラシック音楽であったり、ムンク、アンソール、エミール・ノルデやフランシス・ベーコンの絵画だと思うのですね。

おっと、ハナシが上から目線になったので、最後に、ワタクシがこの展覧会で、あちゃ、と思った作品を取り上げます。

どうですか、これ。ワタクシ、こんなイメージを持ちました。

ムンク07.jpg
左下の頭を抱える男性は、たぶん、こう言っております、「あちゃあ~、酔った勢いで、女房の女友達と寝ちゃったわ~、やっべーーー」。ほうら、10代の子供たちよ、この絵をしっかりみて、今後の人生に役立ててくれたまえ。要するに、

酒と女には気を付けろ!

ってことだわね~。おいおい、最後はそんな俗なハナシかよ。ちゃんちゃん。

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