ヘイルストーム、アルバム「VICIOUS」、これはこれで良いのですが、ぜひ次回は! [ジャズ、ロック、ポップス]
2020年4月。
新型コロナウイルス感染拡大の防止で、首都圏は外出自粛ですね。土日外出だけでなく、平日もなるべく出勤せずに在宅勤務、テレワークが求められております。
千葉県在住で、職場が東京都の中央区というワタクシ、今週は平日2日間、在宅勤務しておりました。
クラウドツールやSKYPEを使いこなす若者たちとは違って、「昭和」入社のワタクシ、家でシゴトと言われても・・・と思いつつ、やってみれば、どうってこたない。サラリーマンを30年以上やってると、朝になれば誰に言われなくたって脳内は勝手にシゴトモードです。定時の始業時刻どころか、朝5時からメールを発信し、午前8時に一段落。ここからはややこしい系統解析なる作業に着手し、気がつけば昼飯どき。午後からは九州の現場と電話連絡・・・。うーむ、通勤時間(往復2時間)が無いぶん、むしろ作業がこなせるってもんですなあ。在宅勤務、万歳!
・・・つうか、考えてみりゃ昔から、土曜日曜、ワタクシはこれと同じような生活をしていたわけで、いまさら在宅ウンヌンでもなかった。あははは。
さて。。。夜はオーディオ部屋で音楽でも聴くかあ、とCD棚を眺め、手に取ったディスクがこれ。
HALESTORM(ヘイルストーム)のアルバム「VICIOUS(ビィシャス)」(2018年)であります。目下のところ彼らの最新アルバムです(早く次作出ないかな~)。
ワタクシが、デビュー当時から大好きで応援しておるバンドです。
なまぬるいポップ・ロックが横行するなか、ストレートでネイキッド、歌声を叩き付けるヴォーカルスタイルのリジー・ヘイルさんの熱唱を聴き、「これぞハードロックじゃあ!」と歓喜、ブルブルしちゃうわけです。
HALESTORMの凄いところはヘヴィー一辺倒ではなく、ブルージーであったりメロディアスであったりする楽曲の妙、ヴァリエーションであります。全編ただ大声でわめく、例えば日本のバンド「〇〇〇〇〇(伏字になりました)」とは大違いなのであります。
それにしてもリジー・ヘイルさんは歌が上手いね~。と書くとハードロックやヘヴィメタルのシンガーは歌は上手いのが当たり前だろ、と反論あるでしょうけどね、なんつうかなあリジーさんの歌唱には「魂」がある。聴き手のココロに響く訴求力、というのでしょうか。はい。
・・・と、褒め殺ししといてナンですが、アルバム「VICIOUS」を聴いて、ちょっと心配するワタクシであります。
HALESTORMの最高傑作とワタクシが讃える前作「Into The Wild Life」(2015年)に比べ、「VICIOUS」はヘヴィネスが前面に出て(ハードな楽曲が主体となっている)、それは良いんですけど、他バンドとの差別化ポイントである「ハードでありつつメロディアス」という魅力が、若干、後退したように思えるわけです。
さらにいえば、リジー・ヘイルさんの歌唱力や「歌心」が活かしきれてないのがイカン!バンドには申し訳ありませんが、私はリジーさんの「歌」を聴きたいのであって、それを堪能できないと評価が低くなってしまうのだ。
てなわけで、HALESTORMの皆さん、次回作は恐れることなく、じゃんじゃん泣きメロディをぶっこんでいただき、ワタクシと思いを同じくするファンの琴線を、ビリビリ~と震わせてください。どうかよろしくっ!
では、アルバム「VICIOUS」より、「Uncomfortable」の動画であります。おお、ガンガン来ていますなあ~。
しかし、ワタクシが愛するのは、もっとブルージー or メロディアスな、昔の曲。たとえば「Here’s To Us」を挙げておきましょう。うーん、いいねえ~~リジーさんは。
と、今日はひさびさのロックネタでございました。以上!