映画「孤狼の血(ころうのち)」→TVドラマ「孤独のグルメ」。一文字目が同じでも真逆のノリというハナシ。 [映画]

2018年5月、6月は、なぜか九州出張が多く、福岡、熊本、宮崎、鹿児島とスゴロク的に旅をしております。

金曜日。シゴトを終えて博多のホテルに着いたのが夜9時。一人旅ゆえ、繁華街へ出て酒を呑む気にならず、お、そうだ、博多駅ビルのシネコン(T-ジョイ博多)で映画でも観っかあ!とネットチェック。そうと決まればアクションの早いワタクシ。ささっとホテルを出て、レイトショーで拝見した作品がこれです。

ドーン。「孤狼(ころう)の血」であります。

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昭和末期(西暦でいうと1988年頃ですね)の広島を舞台にした暴力団抗争と、彼らの一掃をはかる警察との壮絶な闘いを描いております(お、映画の宣伝っぽい説明だ)。

広島ヤクザといえば、即座に名作「仁義なき闘い」が思い出されますが、「孤狼の血」はまさしく現代版のそれであります。棒読みっぽいナレーションがドキュメント感をかもして、なにより登場人物たちが笑っちゃうくらいに熱い。いや暑苦しい。というわけで、登場人物の数 × コテコテ度 = エネルギー総量、がハンパないのであります。

いくら30年前でも、ここまで無茶苦茶な刑事はいねえだろう、つうくらい「暴力団以上に暴力野郎」のデカ(役所広司さん)の活躍(?)がサイコーです。彼に翻弄される大学出のヒューマンな新人刑事(松坂桃李さん)との対比が素晴らしい。いっぽう暴力団サイドを固める俳優陣は、石橋蓮司さん、嶋田久作さん、江口洋介さん、竹野内豊さん、ピエール瀧さんと鉄壁でございます。スナックのママ役、真木よう子さんもツボにばっちり、でしたなあ。

次回の日本アカデミー賞は主演男優賞が役所広司さん、助演男優賞が松坂桃李さんで決定、ではないでせうか。ちゃんちゃん。

その松坂桃李さんの熱演に、もらい泣きしたワタクシは、映画が24時10分に終わると急いでホテルへ戻ったのであります。24時17分から始まるTVドラマ「孤独のグルメ」を観るためです。夜の博多を走ること7分。

頑張った甲斐あって、無事に松重豊さんの活躍(?)を冒頭から観ることができました。

それにしても!

「孤狼の血」と「孤独のグルメ」。タイトルの一文字目が同じ「孤」なのに、このテイストの違いはなんなのだ!

異常な熱量を発散する暴力刑事。演じる役所広司さん。

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異常な量の昼飯を、孤独にユルユル堪能する輸入商。演じる松重豊さん。

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おふたりの、命をかける対象の違い、そして熱量の差は、なんなんだあ!---と竹野内豊さんになりきったワタクシは叫んだのであります(嘘)。

ちなみに、この日、ワタクシは夕食を、博多バスターミナルビルの地下1階でいただきました。このお店です。ドドーン。

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博多うどんの有名店で「うどんのウエスト」さんと双璧を為すチェーン店「牧のうどん」さんです。ウエストさんと、牧のさんは、博多を舞台に、日々、血で血を洗う抗争を繰り広げているのです(←完全に映画に影響されたわ)。

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ワタクシが食べたのは、野菜かき揚げうどん。大盛りでもないのに、どんぶりにたっぷりの麺です。これを苦も無くペロリと平らげるのは、10代20代の若者か、井之頭五郎(松重豊さん)くらいだろうなあ。

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うどんは、「やわらかめ」「ふつう」「固め」を選べますが、「ふつう」をセレクトしても麺はクニャクニャ。讃岐うどんの「コシ」も良いけど、博多うどんの溶けそうな麺も、慣れるとやみつきです。

てなわけで、本日もすっかりハナシが散らかったところでお終い。チャオー。

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