スティーブ・リーさんのご冥福をお祈りしながら聴くGOTTHARDの名曲に涙・・・ [ジャズ、ロック、ポップス]

2010年12月。

訃報は切ないものですが書かずにいられないのであります。私にとって、今年の衝撃ニュースのひとつはスイスのメロディアス・ハードロックバンド、GOTTHARD(ゴットハード)のヴォーカリストであるスティーブ・リーさん(48歳)の事故死です。10月5日の出来事ですから、もう2カ月が経とうとしています・・・合掌。

GOTTHARD.jpg

1992年のデビュー以来、10枚以上のアルバムを発表。スイスの国民的バンドで、世界ツアーもこなし”地位も名誉も手に入れた”GOTTHARD。バンドを支えたのは、なんといっても「魂の歌声」、情熱的でハートフルなスティーブ・リーさんの歌唱でした。とにかく上手い!

GOTTHARD STEEVE.jpgロックボーカリストは技術(歌の上手さ)もさることながら「声質」が重要ですよね。クイーンのフレディ・マーキュリー(故人)、スコーピオンズのクラウス・マイネ、ディープ・パープル~ホワイトスネイクのデヴィッド・カヴァデール、シン・リジーのフィル・ライノット(故人)、ラッシュのゲディ・リー、エクストリームのゲイリー・シェローン、元ハロウィンのマイケル・キスク・・・そしてGOTTHARDのスティーブ・リー。声を聴いただけで、ヴォーカリストを特定できますよね。声質はまさに個性であり、それゆえリスナーの心にしっかりと刻まれます。

スティーブ・リーさんは、けっして美声ではないハスキーヴォイスですが、パッションに満ちたあのお声で歌われるハード・バラードの「しみじみ感」には実にまったく心が震えます。(まあ、GOTTHARD=バラード、というわけではありませんが)

10月5日の事故は、「ハーレーでアメリカをバイクツアーする」という長年の夢を実現して、恋人や仲間たちとツーリングしていた時におきたそうです。突っ込んできたトレーラーで吹き飛ばされたバイクが彼を直撃したという・・・なんとも痛ましい限り。

さて、世間的にGOTTHARDの名盤といえば、「G」や「HOMERUN」なるのでしょうけど(未確認)、私は2003年「HUMAN ZOO」や、その後の「ドミノ・エフェクト」も好き。ちょっと邪道?そして、今、オーディオから流れているのは、2002年のバラード・ベスト盤「ONE LIFE,ONE SOUL」であります。

GOTTHARD HUMAN ZOO.jpgGOTTHARD BEST.jpg

うーーーん、冒頭の「HEAVEN」を聴いた瞬間から涙ぐんでしまったぞ・・・「LET IT RAIN」、そしてライブの「I'M ON MAY WAY」、バラードでここまで盛り上げていいのかっ!しつこいけど、歌が上手いっ!

GOTTHARDをご存じない方のために「HEAVEN」の熱唱動画をつけておきます。

 

ああ、彼の早すぎる死、まったく残念です。ちなみにご年齢は私と同じであります。

ダイムバック・ダレルさん、ロニー・J・ディオさんはじめ無敵と思われるロックスターにも死は訪れます。ご存命でご健康なうちにしっかりライブに行っておかないと、「二度と拝見できない」あるいは「来日しなくなる」可能性があるわけで。今回のスティーブ・リーさん事故死で、そのことを痛感しました。

そこで思いましたね、RUSHが来日したら絶対に行かねば、と。ゲディ・リーさん(RUSHのボーカル&ベーシスト)は元気いっぱいですが、もう60歳ですから・・・さすがに来日はキツイかも?


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