八兵衛を訪ねて：第７回「麵家 八兵衛」（大阪府堺市 北区北花田町１丁目）

2024年4月。

本年の私の活動テーマ「全国の八兵衛を巡る」第７回の報告であります。八兵衛という名の店や寺社を求めてこれまで福岡県、静岡県、岡山県、東京都、埼玉県を巡ったワタクシ。今月初めに宮城県（仙台）に行く計画が東北新幹線の事故で頓挫したため、じゃあどこへ行こうか、と思案した結果、そうだ、夏になる前に関西だあ！と思い立ち、ひとり大阪へとやってきたのでした。

今回訪問したお店： 麺家 八兵衛（ラーメン店）　大阪府堺市 北区北花田町1-16-2　

♪ さよならと～書いた手紙～ テーブルの上に置いたよ～ ♪ と堺正章さんの名曲「さらば恋人」（1971年）を口ずさみ、やってきたのは大阪府堺市です。

新大阪駅で新幹線のぞみから、地下鉄 御堂筋線（みどうすじせん）に乗り換え、堺市へ向かって南下します。この路線はサラリーマンをしていたとき、何度も出張で使ったのでワクワク感はありません。ちょいと残念。

目指す八兵衛さんの最寄り駅は、北花田（きたはなだ）だそう。うむむ、知らない駅だ。路線図をみると終点（＝なかもず）のちょいと手前でした。勉強になったなあ。新大阪からの所要時間は35分くらいでした。

この日は水曜日。午前11時頃に北花田駅に着きました。ネット情報によると、お店の開店は11:30とのことで、駅界隈をちょろり散歩して時間をつぶします。

さて、そろそろ八兵衛さんへ向かいましょ。お、見えてきましたね。。。

これが今回の目的地「麵家 八兵衛」さんらしい。らしい、と書いたのは、店舗を外から見ても、店名が分からんからです。

ひさし、のれん、メニュー看板、どこにも、八兵衛という店名が見当たりません！八兵衛巡り史上、初めてのケースです。とりあえず、ネット情報を信じて入店いたしましょう。

店内は広く、テーブル席もありましたが、一人の私は入口を入ってすぐ右のカウンター席へ座ります。

メニューを拝見すると、つけ麺、ラーメンとも種類多し。歳のせいか濃厚系に弱いワタクシ、あっさりというタームに惹かれ「和風つけ麺」（税込890円）を注文です。ちなみに、このメニュー紙にも八兵衛という記載がありません。

ここまでガッツリ封印されると、八兵衛であることを隠そうとしているの？と邪推しちゃいます。忍者の世界ではありそうだ。だとしたら、せめて偽名（という言い方も変だけど）は書いてほしいぜ、九兵衛とか十兵衛とか・・・。

などとツマランことを考えているうちに、注文の品が登場です。あっさり和風つけ麺。自家製麺がもっちりとした歯ごたえで、とんこつ＆魚介風味のスープと相性よく、おお、いいじゃん！と声が出ました。麺量は、並盛り（200g）と中盛り（300g）の値段が同じ、と聞いて、ビンボーショーの私は中盛りチョイスであります。

完食。う～ん、腹いっぱいじゃあ～。ありがとうございました～。

ところでこちらのお店。毎週、月曜と火曜が定休日の週休2日なんです。大変に良いことです。日本の飲食店は働きすぎ（働かせすぎ）なんです。週に2日はゆっくり休みましょうよ。ねえ。

話は戻ります。このお店が「八兵衛」である確証が欲しいので、会計のさいレシートをもらったのですが、そこにも店名の記載は無い・・・。やむなく「こちらは八兵衛さんですか？」とお店の方に問うたところ、「え・・・そうですよ・・・」と不思議な顔で返されてしまった。トホホ。

帰宅後、ネットで調べたところ、こんな写真が投稿されていました。お店の入口の引き戸に「麵家 八兵衛」と書かれているんです。私が行った日は換気のため、戸が開いたままだったので、店名が見えなかったんですなあ。なるほどね、と一応納得はしますが、店名って重要ですよね。店外から分かるよう、大きな字で掲げたほうが良いのでは？と思っちゃいました。大きなお世話でスイマセン。

さあて、次回は、東京都内の八兵衛さん（飲み屋）でガッツリと酒を吞むことにしましょう。ではでは！