映画「BAD CITY」。主演の小沢仁志(兄い)もすごいけど、共演者のメンツも嬉しくなる快作。 [映画]

2023年1月。

本日は劇場公開中の映画について、であります。いや~ほんと「イニシェリン島の精霊」は凄まじかったですなあ、久々に脳天にガツンと来ました。コリン・ファレルさんのアカデミー主演男優賞は間違いなし、でしょう。助演男優賞、助演女優賞、そして作品賞もぜひ獲ってほしいぜ・・・って、その映画の話じゃねえよ!

本日語りたい作品は、1962年生まれ、つまりワタクシと同じ還暦の小沢仁志兄ぃ(同い年だがあえて兄いと呼びたい)主演によるハードアクション「BAD CITY」であります。

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ストーリーはまことにシンプル(といっちゃ失礼かな)。カジノ建設で一儲けをたくらむ、地元財閥+韓国マフィアの悪党軍団に、凶暴・凶悪な刑事(=小沢兄い)の怒りがさく裂。兄いに惚れこむ仲間たちとともに、敵を壊滅するつう、スカッと爽快、後味スッキリ、悪い奴はお仕置きだあ!キューティーハニー、いや、藤枝梅安が許さねえ・・・って、また映画が変わっちゃったよ。

こーゆー映画だからして、登場人物のありえない行動や、ストーリーの些末な矛盾点を突っ込んでもしょうがないのであります。要は、2時間弱、映画館で小沢ワールドを堪能すれば良いのです。そうすれば万人が幸せ、くだらん映画評などくそくらえ、ってなもんです。

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とはいえ、小沢兄い演じる凶悪刑事が、無茶する新米刑事に「自分の命を大切にしろ!」と諭した、その舌の根も乾かぬうちに、自殺行為としか思えぬ敵アジトへの殴り込みに向かうくだり、さすがに苦笑しました。兄い、それが男気ってもんですか!

さて、映画ポスターを見てお分かりのように、本作は、共演者のメンツに嬉しくなっちゃうのです。Vシネ「日本統一」シリーズ(なんと現時点で「54作目」らしい)の結束を考えれば当然ともいえる、本宮泰風さん、山口祥行さん。出たあ、ドッカ―ン!(←打ち上げ花火の音)

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黒幕(財閥の会長)のリリー・フランキーさんや、検察・警察側の加藤雅也さん、壇蜜さんがバッチリだし、やくざ映画に箔をつける大御所、かたせ梨乃さんは安定の演技をご披露。いやあ、渋いなあ~。

だが!ワタクシがこの映画を観ようと思った決定打は、このお二人の出演ゆえ、であります。

波岡一喜(なみおか かずき)さん!チンピラ役をやらせたら天下一品(と私が思う)の名優、本作でもちゃんとソッチ系でご登場。まさにツボ。波岡さん、放映中のNHK大河ドラマ「どうする家康」にも出演する、いまや本格派俳優ですからね。応援していますよ~。

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そして、坂ノ上茜(さかのうえ あかね)さん。BS-TBS「町中華で飲(や)ろうぜ」で、伝道師として町中華を巡り、チャーミングな魅力を振りまく美人さんであります。今後、女優さんとしてもっともっと活躍し大成功してほしいなあ(←オジサンの意見)。そういや「町中華で飲ろうぜ」に小沢仁志兄いがゲスト出演して、茜ちゃんにツッコミをいれまくってましたね。BS-TBSさん、次回ゲストは、波岡一喜さんで是非よろしくお願いします!

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ああ、スッキリしたなあ。さて、今週は三郷のシネコンにいって「ひみつのなっちゃん」でも観てくるとするか・・・って、定年退職したジジイ(私のこと)は徹頭徹尾、ゆるいのであった。ちゃんちゃん。

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