読売日響コンサート。ソリスト 亀井聖矢さんが弾くプロコフィエフのピアノ協奏曲の剛球っぷりに拍手。 [クラシック音楽]

2024年1月。

昨日(1月28日)は久しぶりにクラシック音楽のコンサートに行ってきました。会場は、自宅からは江戸川をはさんだお隣、東京都葛飾区にある、かつしかシンフォニーヒルズ、であります。都心の会社に勤めていた頃は、シゴト帰りにサントリーホール(赤坂)や東京文化会館(上野)に行ったもんだけど、定年退職した今、そこまで行くのがおっくうで、必然、ご近所のホールが主戦場となるのでした。ちゃんちゃん。

さて、1月28日は、読売日本交響楽団(読響)による「愛のシベリウス」と銘打ったコンサート。指揮は藤岡幸夫さん。コンチェルトのソリストは亀井聖矢(かめい まさや)さん、であります。

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演目は前半が、モーツアルト「後宮からの誘拐 序曲」と、プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番。後半がシベリウスの交響曲第2番、です。

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演奏は、コンチェルト、シンフォニー、全体を通じてパワー全開系。剛速球をバシバシ投げ込み、スコーンとホームランを打つ、といったテイストで、表現微妙ですが、聴いててスカッ!としました。そう、実演というのはこれで良いのだ。レコードやCDのように繰り返し聴くソースじゃないのだから、一期一会の一発勝負といった勢い&潔さが嬉しいわけです。

その分、プロコフィエフの音楽の謎めいた機微、とか、シベリウスの楽曲のさえざえとした透明感、みたいなものは薄れてしまったけど、前述のように、それを求めるなら自宅でCDを聴けばヨロシイのであ~る。

で、今回のツボはなんたって新鋭ピアニスト、亀井聖矢さん(22歳)でしょう。国際コンクール(ロン・ティボー)で優勝した大注目の若手であります。すらりとした理系的イケメン、見た目は優しいお兄さんですが、ピアノを弾き始めると豪快・豪放、超絶テクニシャンぶりを披露するのであります。

あの、訳の分からん曲(つうと失礼ですが)のプロコフィエフ、ピアノ協奏曲3番を弾き切って、会場は、葛飾区とは思えぬ(つうと失礼ですが)やんややんやの大盛り上がりであります。女性客のなかには、立ち上がって熱烈に拍手したり、ステージに手を振る方がおられ、う~む、どんな業界であれ、若くて実力のあるイケメンは女子に人気が出るんだなあ~と感心(&嫉妬心)しきり。

コンサート後半の、シベリウス「交響曲2番」は私が大好きな曲。指揮の藤岡さんの思い入れが前面に出た歌ココロにあふれた演奏でした。ここまで臆面無くオケを歌わせれば、「愛のシベリウス」と意味不明なキャッチを冠しても間違いではございませんな~。溜飲が下がる、というのはまさにこの演奏のことを言う。

すっかり満足し、かつしかシンフォニーヒルズから撤収したワタクシ、青砥駅前の京成リブレで、鶏のから揚げを買いつつ気分はすっかりコンサートモード。自宅に着くや、ネットでチャチャと検索し、3月以降に都内で開催されるコンサートを3件予約しましたぜ。ふっふっふ、楽しみ楽しみ。

ちなみに、亀井聖矢さんはハンガリー・ブダペスト交響楽団の来日公演(6月~7月)に帯同され、リストのピアノ協奏曲1番を弾くそうです。会場は、東京、名古屋、大阪、埼玉、福島、香川で、これも興味あるなあ~。よおしコンサートに行って、演奏が終わったら、花束持って楽屋を訪問するか!・・・って、60過ぎたジジイが気持ち悪いだろ!亀井さんに迷惑だわ!と非生産的なノリツッコミをして今日はお終い。ちゃんちゃん。

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