大分県の日本酒「智恵美人」を吞みつつ、「静かなるドン」を観るはずが・・・。 [お酒]

2022年9月。

今週は急ぎシゴトがないので、完全休業、遊んで暮らすんじゃ、と余裕かましたいけど、気が小さいワタクシ、朝と晩に、めーるちぇっくをしてはウムムムと唸る体たらくでした。仕事の打診メールをいただくのは良いのですが、依頼主(私にとって客)の依頼内容があいまいで、こちとら「で、いったい何をすればよいの?」とポカンとしたりする。

しかし!ワタクシは負けないのであります・・・勝ち負けのハナシじゃないけど。30年間以上、何言っているのかサッパリ分からん連中に囲まれて働いてきた経験が、ここで役立つのであります。花開く才能、大器晩成、果報は寝て待て、嗚呼。。。

たとえばムカシ、こんなことがありました。関東の某プラントに電源設備を納入するさい、装置仕様(電圧や電力の定格等)をユーザに確認したところ、「ふつうで良いから、任せます」なるビックリ回答を受けとりました。あのね、電機設備に、ふつう、なんて無いから。つうか、ふつうと指示して機種・型式が一義に決まる製品なんてほぼないでしょうよ。クルマだってバス、トラック、乗用車と種類があり、同じ乗用車にしても排気量や値段が違う。ふつう、と丸投げして買えるモノは、日用品やスーパーの食材くらいでしょう。

めちゃ高価ではない、ありふれている、どこででも買える、つまり「多数派」を、ふつう、と称するのでしょうが、ふつうで良い、と言うヤツに限って、モノを受け取ると「なんじゃこりゃ!どこがふつうなんじゃ!」と吼えるのである。ふつうじゃないのはアンタの頭だよ、ププ、ってオチですか。ちゃんちゃん。

ふつうではないふつう、つうネタはこの辺にして、シゴト依頼があいまい、という話に戻りましょう。

考えてみれば映画「チャイナタウン」の主人公の探偵(ジャック・ニコルソン)は、あんなアバウトな依頼でもしっかり成果を出したし、「ミッション・インポシブル」のイーサン・ハント(トム・クルーズ)に至っては、どれだけすごいモチベーションの持ち主なのか、超・無茶振りな指令に、毎回、命がけで対応するわけです。

依頼内容があいまい、つう程度で、クタクタと文句を垂れてはいけませんなあ、と反省。相手に何を問うてもラチがあかない、と嘆くのではなく、依頼主のオモワクを読みつくし、不足箇所はこちらで補完する。なんというクリエイティヴ&フリーダム。依頼主がルールを守られなければ、ゴルゴ13は依頼主まで殺しちゃう・・そりゃ話が違うか。いずれにしても、今回のシゴト、結果が楽しみです(開き直り?)、いいのか、そんなんで。

などと、戯言を長々続けて疲れたので、突然、ハナシは変わります。

9月13日にBS12放送のVシネ「静かなるドン」(90年代の作品)を録画しておいたので、後日、再生し満喫しようとしたら、あれえ?録画されてないじゃん。BS12のHPを確認すると、なんと!放送終了(中止)になっていたのでした。

S_DON_00.jpg
中止理由は「諸般の状況を総合的に勘案し」た結果だそうです。が、明らかに、主演俳優である香川照之さんの銀座セクハラ報道の影響でしょうな。

S_DON_03.jpg
芸能人の不祥事やご乱交に対して、特段、興味がわかないワタクシ(自分が迷惑を被ったわけでもなし)。マスコミやネットのひとたちが鬼の首でも取ったかのように、正論・正義を振りかざす様を、別の意味の「芸能」だと斜めに観ちゃってます。それにしても、30年も前の主演映画かつBSでの放送でさえ、香川照之さんが出演しているつう理由で放送中止にするもんか?と驚く次第。共演者である、喜多嶋舞さんとの相乗効果?つう深読みをしてはいけませんね(古いハナシやな~)。

こうなったら「静かなるドン」の作者、新田たつおさんの痛快スケベマンガ「怪人アッカーマン」を香川照之さん主演で映画化してはいかが?ブラックユーモアが効きすぎかな?つうか、あの内容じゃあ主演がだれであっても公開できないですなあ、とマニアック方向に走ったところで今日はお終い!

あれ、本題を忘れてた。「ドン」が観れなかったヤケ酒じゃないけど、先月九州で買った大分県の地酒「智恵美人(ちえびじん)」で家呑みしました、つう報告。

chie_bijin_01.jpg
キュウリの酢の物、こんぶ豆の煮たヤツ、つまみはこんなんで良いのです。

chie_bijin_02.jpg
角のたたない吞みやすさに調子に乗ってしまい、あれよあれよと智恵美人4合瓶を飲み干したワタクシ。明日の朝、どんなメールが来るのか、とプチ気を滅入らせつつ爆睡。いやはや、今日も楽しい1日でした。すっかり収拾がつかなくなって、本日は以上です。

nice!(0)  コメント(1) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 1

nimke

「智恵美人」とくりゃあ、ワテは、二十年ほども以前のとあるシーンを思い起こします。
ワテは五十代前半で早々と公務員を退職したその頃、縁あって、東京ノウギヨウ大学の醸造学科に在籍中の学生さんの集まる、あるイベントに参加しました。
それは、農大の醸造学科に在籍中の学生さんは、実は、各地方の蔵元からやってきた、息子さん、娘さんたちが多く在籍していたのでした。
それで、そのイベント主催者は、農大近在の酒販業者で、各地方の蔵元を支援したいとの一途な気持ちから、在籍中の学生に、自分の蔵元の醸造した酒を持参させ、それぞれの蔵元が醸した酒の特色をコメントさせ、売り込みの作法を会得させようとしていた様子でした。
こうした試みは、実は、大きな二つの矛盾を露呈させてしまうこととなります。
つまり、一つは、その蔵元が、何らかの新たな良質な酒質を模索してきていない、従前どおりの劣悪な酒質のマンマにもかかわらず、学生の当人が売り込みしなくてはならない、という場面です。
そして、もう一つは、学生の当人が、当該蔵元の酒質の改善に関して、全く、認識がゼロであるにもかかわらず、この場において、かりそめのパフォーマンスとして、売り込みのセリフを述べる、という場面です。
(申し遅れましたが、これ以外のまっとうな事例も、むろんありました。例えば、山口の「中島屋」です。このことは特に述べておきます)
残念ながら、当日参加していた「智恵美人」のお嬢さんは、後者の雰囲気なんでした。
まあ、しかし、それから数十年が経過し、今日のありようはいかがなものか、ワテは追跡の努力は全くしておりません。追跡したいとの気が削がれてしまっていたからなんです。
ちなみに、「中島屋」さんは、今日に至るも、当時と同様なレヘルの高い酒質を維持しています。
いずれにせよ、二十年経過後、こんにちは、こんにちあるがままでありんす。
って、なんのコメント意義も無しやなあ・・・

by nimke (2022-09-23 17:29) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。