値上げラッシュのご時世。価格変化よりもしみじみ感じるHの変化(ΔH)といえば。 [雑感]
2023年4月。
日本国民が日々悩んでいる事案ゆえ、ワタクシが書く必要もありませんけどね、とにかくいろんなモノが値上がりしてますな、つう話。ガソリン代はもとより、電気代、食品、飲料品、日用品・・・ワタクシのような無職プータローで定収のない人間は、とくに生活必需品の値上がりがキツいわけです。
しかし。
ネガティヴな事にココロをからめとられては穏やかな暮らしは望めません。そこで値上げの件、こう考えちゃあどうでしょう。100円のモノが、110円に値上がりしたとする、ここで「10円上がった」「10%上がった」と考えてはいかんのであり、じゃあどうする、つうと、ずばり
「もともと、これは、110円だった」
と思えば良いのですな。100円だった以前を知っているから、110円を「10円増えた(=損した)」と感じるのであり、元の値段を知らなければ、110円として受け入れちゃうわけです。
いやいや、知っていたことを知らん、と思うのは無理でしょ、自分はだませないでしょ、それ出来るなら世話ねえぜ、とおっしゃる方がいるでしょう。しかしです、そもそも品物の、価格なんてあやふや、であり、根拠もよう分からんです。需要と供給、作り手の努力、売り手の都合、そして慣習、等々で決まった値ですよね。高いのか安いのかと考えると「?」つうもんは多く、結局、慣れみたいなもんです。
日本のタクシー代はバカ高いんだけど(もちろんもっと高い国もあるが)慣れれば当たり前と思っちゃうでしょう。毛ガニ、伊勢海老、金目鯛、フグ、ウニなどは高いのがお約束ゆえ、値段を聞いてもそうですか、と納得しとるし。天ぷらだって、ご近所の酒場のは安くても、銀座の有名店じゃあ目の玉が飛び出る額だったりする。繰り返しますが、値段(価格)てもんは売り手都合&諸事情の結果であって、悲しいかな、消費者はそれで納得せざるをえない、つう話ですね。
つうわけで、あれが値上がりした、これが値上がりした、と嘆いたところで建設的展開はなく、しからば前述のように「変化(値上り)後の価格を素直に受け入れる」一種の悟り(諦め?)の境地が、いま求められるわけですよ。う~ん、こればっかりは仕方あるまいて。。。
ところで、工学の世界では変化量や差分をΔ(デルタ)を付けて表します。温度変化ならΔt、電圧変化ならΔV、といったぐあい。価格(price)の変化量は、ΔP、とでもなるでしょうけど、いまや世間はΔPだらけで、考えることすら面倒ですなあ。
悟ったふりのワタクシも、数年前のイカのΔPには参りました。イカはワタクシの好物なんです。以来、一匹ならぬ一杯が、400円超えだったりしますもんねえ。昔の豊漁時は150円だったんですよ。この価格の変化量ΔPは、タマゴやビールの値段どころじゃないでしょ。
さて以上が前置き、ここからが本題です・・・って、前置き長っ!
ワタクシが商品価格より、変化をしみじみと感じるもの。ここでは、ΔH、と記載しましょう。お分かりでしょうか、そう、あれです。頭髪(Hair)であります。簡単にいえば、ハゲの進行であります。ハゲ=Hage、お、やっぱりΔH、ですな、ははは。
もうすぐ、61歳になるワタクシ、いまさら女子にもてたいわけでなし、禿げたってかまわんよ・・・とはいえ時間経過(Δt)とともに、じわりじわりと着実に額の面積(ΔS)が広がる様は、わびさび、と言うか、もののあはれ、と言うか、そんなお寒い空気が漂いますな。普段、鏡を見ないため視覚的には分からんけど、手のひらで額を押さえたとき、手のふちと、髪のはえぎわの距離(ΔX)が長くなっている(=生え際が後退)ことを「触覚」で認識できちゃうのですよ。ウエーバーの法則をひとり噛みしめる瞬間であります。
その気持ちを表すなら、薬師丸ひろ子さんの名セリフ「か・い・か・ん・・・」ならぬ、「じ・っ・か・ん・・・」とでも申せましょう。なんだよ、それ。
で、育毛剤を使うつもりなど、毛髪なし、じゃなく、毛頭ないし(おカネがもったいないもんね)、本件は放置が決定しております。はい。
あとは着地点をどう見出すかでしょう。ヘヴィメタル愛にあふれるワタクシ、2014年1月の当ブログ記事に書いたスキンヘッド・アーチストのような潔さが欲しい。お手本は、ACCEPTのウルフ・ホフマンさん。ANTHRAXのスコット・イアンさん(下写真)。
ファイナル・ディスティネーションは、PRIMAL FEARのラルフ・シーパーズさん(下写真)で決まりじゃ!・・・って絶対に無理でしょ、この方向性。と、話が散らかったところで、本日は以上!