葛飾区柴又の鰻料理の名店「川千屋(かわちや)」さんの、ひつまぶし。たまらん美味さを満喫の日。 [美味しいお店]

愛知県の方には申し訳ないけど、名古屋の名物料理がワタシは苦手です。「味噌カツ」「味噌煮込みうどん」「手羽先(しょっぱいんだ)」そして、ラードまみれの「あんかけスパゲティ」・・・お土産品「ういろう」つうユルイ羊羹的物件も微妙ではありますし。

しかし!例外的に大好き物件があります。ずばり、ひつまぶし、です。

語源となった「おひつ」に入った鰻重を、しゃもじでかき混ぜ、ご飯茶碗によそっていただく。最初は「そのままで」、2杯目は「薬味をかけて」、3杯目は「茶漬け(または、だし汁漬け)にして」と、味の変化を楽しむ趣向がヨロシイではないか。この一品をして、名古屋、恐るべし!と感嘆しているワタクシであります。

さて7月某日。灼熱太陽が、関東地方を無情に炙る暑い午後。

最近、鰻を食べてないなあ~と危険な発想が頭をよぎり、「そうだ!ひつまぶしを食おう!」と思い立ったワタクシ。新幹線で名古屋まで出かける元気も時間もないけど、うははは、まったく問題なし、である。

なぜなら、ワタクシの住む千葉県市川市から、江戸川をはさんだ東京都葛飾区の柴又(しばまた)に川魚料理の名店が揃っているから。柴又は「男はつらいよ」の寅さんだけの街ではないっ!

街ガイドみたいでナンですが、かの地の川魚料理店と言えば「川甚(かわじん)」さん、「ゑびす屋」さん、そして「川千屋(かわちや)」さんが有名なのであります。

その日、私が向かったのは川千屋さん。寅さん映画に必ず登場する帝釈天(たいしゃくてん)の、その参道に面している名店でございます。

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自宅から歩くのもアリですが、江戸川を渡るさいに「矢切の渡し」という超不定期な渡し船を使わねばならず、ここは効率優先で車で向かいます。移動時間は15~20分。これが川千屋さんの外観です。渋いでしょう。創業250年の伝統を感じますなあ。

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席に着くと、ワタクシは自宅出発時から心に決めていた「ひつまぶし」、4300円也、をサクッと注文。これです。

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おひつの蓋をあけると、うほお、たっぷりのご飯に、どっさりの鰻だ。ひょーー。

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分かっちゃいるけど、ローカル・ルールもありえるので添付された「食べ方説明書」をチェックします。

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なるほど、アイテム④の「山芋をかけて『うなとろ』で・・・」が新機軸か。心の準備も整い、あとは食べるだけだ。段取りどおり、最初はおひつからご飯茶碗へとった鰻丼まんま、でいただく。2杯目は、薬味をかけて・・・と。

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3杯目は、とろろをかけて「うなとろ」だぜ。おっ、これは食感も変わって良いね。

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4杯目以降は、もう堪らんわねぇ~と声が出ちゃう、だし汁かけ、であります。顔もほころぶ、ニヤニヤ、ニヤニヤ。

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最初はこんな量を食えるか?と不安があったものの、美味い美味いと盛り上がるうち、なんなく全部たいらげてしまいました。昭和30年代生まれのワタクシは、どんな料理であろうと完食しないと罪悪感が残るクチなので、最後まで美味しくいただけるのは嬉しい限りです。

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語彙貧困で、同じセリフの繰り返しになりますが、ホント、美味かったなあ~。なんという幸せ気分だろう。

川千屋さんのひつまぶしを堪能した1日でありました。さて、次回は、川甚(かわじん)さんの川魚料理を攻めてみるか・・・うふふふ。

ちなみに柴又の川魚料理の素材といえば「鯉(こい)」も有名ですけど、ワタクシ、その鯉料理が苦手でしてねえ、、、、と冒頭の文章と似てきたところで今日はお終いっ。チャオー。

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