常磐線特急「スーパーひたち」の座席ランプに、違和感を持っちゃうワタクシでした。 [雑感]
2017年2月。
先週は、福島県いわき市へ出張でした。東京からの移動手段は、JR常磐線「スーパーひたち」であります。品川駅からいわき駅まで結ぶ特急電車。昨年、車両が一新して快適になりました。
で、新型車両には、いままで無かった新機能が付いたのです。各座席ごとに上部(荷物棚下側)に設けられた「座席状況ランプ」ですね。
ランプは、赤、黄、緑(青)、と自動的に点灯色が切り替わります。
座席の空き状況で、色が変わるんですね。おお、便利じゃのお。
ランプの恩恵を受ける方は、指定席を買わずに(買えずに)乗った客。ランプ色で「今後も空席なのか?」が分かるのです。逆にいえば、指定席を持った乗客にとっては特に効能はありません。
たとえばこうゆう状況です。急いでいたので指定席を買えず指定席車両に乗ってしまった。車内を見渡すと、どの席もガラガラなので、とりあえず空いている席に座りビールを飲んで寝ていたら、次の停車駅で、その席の予約客が来てしまい、追い出されるように移動。しばらくすると、移動した席にも、次駅で予約客が乗ってきて、またぞろ移動・・・という悲しき車内流浪の旅を、このランプは(一応)解消できるわけです。
で、本日のお題は、このランプの「点灯色」と「意味」の対応に、ワタクシはどうも違和感を覚える、つうハナシであります。
説明が座席テーブルの裏に記載されています(下写真)。
ランプが「赤色」点灯の座席は、「空席」=座って良い、という意味。
ランプが「黄色」点灯の座席は、「そろそろ指定席を買った方が乗ってきます」=もうすぐ塞がります、という意味。
ランプが「緑色(青)」点灯の座席は、「指定席販売済み(予約済み)」=先約がいるので座れません、という意味。
説明がまどろっこしくて申し訳ありませんが、ワタクシの違和感は、ずばり、
空席を示すランプ色は「赤」ではなく「緑」ではないか?
つまりJRさんの設定とは逆ではないのか?というもの。
私個人のイメージは「赤」とは禁止で、「緑(青)」とは許可。たとえば、交通信号だって「とまれ(進むな)」=「赤」、「進んで良い」=「青」となっていますもん。その考えを敷衍すれば、この座席は空いている(=座れますよ)の表示は、直感的に、赤ではなく、緑(青)じゃん?と思ってしまう。
ちなみにネットでチェックしたら、案の定、私と同じ違和感を持つ方はおられましたね。以下は、JR東日本のHPより。
議論のポイントは、この座席ランプ、そもそも「誰のために設けたのか」という点でしょう。私は「指定席を持っていない乗客」だと勝手に思っていました。このランプをたよりに空いてる席を探す。だから「赤ランプ」点灯で「座ってよい」(=許可)つうのは妙じゃん、と思う。でも待てよ?このランプって指定券を持っている予約客のためなのかな?・・・うーん??
まあいいや。電機設備の運転/停止を表すランプじゃないから、たとえ意味を間違っても感電死するわけでもなし、点灯色はどっちだって良いのでしょう。すくなくとも、座席情報を提供しようとするJRさんの前向きな姿勢や心意気をありがたく受け止めましょう。(私は指定席を買ってから乗るので、今のところランプの恩恵にあずかっていないですが)。
ワタクシは、おそらく今後も、この座席ランプを見るたび、小さな違和感を持ちつつ、スーパーひたちを使い続けていくのでしょうな。本日は以上でお終いっ。
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