名古屋に「ひつまぶし」を食べに行く!あつた蓬莱軒さんは、あらゆる意味で名店だった、のハナシ。 [美味しいお店]
2015年6月。
少し前のハナシです。自宅でボンヤリTVを観ていると旅番組をやっていました。舞台は名古屋。女性タレント3名が某有名店のひつまぶしを食べながら「オイシイねえ!」「絶品だね!」「えへへ」と羨ましいコメントを言いあってます。
ふうむ・・・。
ワタクシ、実は、名古屋の食べ物との相性が悪いのです。味噌煮込みうどん、手羽先、味噌カツ、ウイロウ、台湾ラーメン、あんかけスパゲティ。あれらの味付けにイマイチしっくりこない。ただ、「ひつまぶし」だけは例外で超大好きなのであります!(←「超」なんてつけてワカモノぶってみたぜ、へへへ)。
そういや、ここしばらくひつまぶしを食べてないな・・・と思い立ったが吉日。「よおし名古屋に行くぞ!」と高らかに宣言するワタクシ。ふだん反応の悪い家の者も、こーゆーときはノリが良く「行くぞ~!」と同調。さっそく、翌週土曜日、われわれは名古屋へ向かったのであります。
ひつまぶしを食べる「だけ」の目的で、千葉県から名古屋まで行くと新幹線料金によって「ウン万円のひつまぶし」になっちゃうので、一応、建て前は名古屋観光がメイン。観光といっても、お店に向かう途中で熱田神宮を通っただけですけどネ。ははは。
目指すは名古屋でトップ人気を誇る「あつた蓬莱軒(ほうらいけん)」さん。
なんたって、ひつまぶしは蓬莱軒さんの登録商標ですからね。明治6年創業、140年を超える伝統があります(蓬莱軒さんのHPからの受け売りね)。案の定、お店の前にはたくさんのお客さんがウエイト状態。
店員さんに名前と人数をお伝えすると、予約が入り、入店時刻が指定されるシステム。予想通りの1時間半待ち。家の者とワタクシは近所に喫茶店を見つけコーヒー&読書で時間をつぶします。
ご指定時刻に伺うと、仕切り上手な店員さんに誘導されて、するすると入店。一応、テーブルの上にあるメニューを開きましたが、注文は家を出たときから決まっております。
そう、ひつまぶし、3,600円でございます。ほどなく登場した、ひつまぶし。どーん!
おひつのフタを開けると、うなぎがビッチリだぜい。どーん。
お吸い物もいい感じなのだ。
「ひつまぶし」の食べ方ルールのおさらいです。茶碗によそって1膳目はそのままで、うなぎの味を楽しみ、2膳目は薬味を載せ、3膳目はお茶漬けですね。
いってみよう。まずは、そのままで。うわ、これは美味い。
2膳目の「薬味載せ」も良ろしい。でも写真撮ってる余裕なく、以下は3膳目のお茶漬けです。贅沢している気分です。幸せだねえ。
下手な褒め言葉はウソっぽくなるので、やめときましょう。
よーするに、美味いモノは美味いんだあ!ボカァ~幸せだなあ~(←加山雄三さん風に)。
ひつまぶしに集中して周囲を眺める余裕がありませんでしたけど、食べ終わると余裕ができ、店内をざっと眺めます。日本家屋の良さを活かした落ち着きあるお座敷は伝統店にふさわしい。店員さんの、丁寧でソツのないご対応は人気にあぐらをかいていない証拠。好感が持てますねえ。
いいなあ、あつた蓬莱軒さん。
「1時間待って食べるほどの料理なんてありえない」がワタクシの基本スタンスですが、蓬莱軒さんのひつまぶしは例外といたします。1時間半待ちしても大満足の逸品でございました。
帰りの新幹線のぞみの窓からは富士山が良く見え、有意義なひつまぶし旅行・・・じゃなく、名古屋観光旅行はこうして無事に完了したのでした。以上で報告はお終いっ。チャオ~~。
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