岡山県の豪胆なバッタ君と、やる気のない桃太郎。人間は昆虫に負けた! [街の風景]
1週間ほど西日本を出張してきました。兵庫県→岡山県→香川県と巡業(?)、最後だけはなぜか、神奈川県の川崎市。
8月後半で、涼しくなったとはいえ、まだまだ日中は暑いですね。屋外だとワイシャツが汗びっしょり、一方、電車やバスに乗ると強烈な空調で体が冷えます。外に出ると、また汗が噴出。熱して冷やしてを繰り返し、鍛えて鍛えて最高の日本刀が完成、ああ日本の伝統美・・・じゃなく、人間に対して、このヒートサイクルは体調を悪くさせるだけですよ。
節電の夏です。西日本の交通機関各社さん、冷房を少し工夫しませんか。乗降客が少ない日中はエアコン設定温度を上げるとか・・・そんなに面倒な事でしょうか?
さて、出張2日目のこと。
夜9時頃、兵庫県~岡山県を走るJR西日本「赤穂線」2両電車で、私は眠り込んでしまいました。ふっと目覚めたとき、何を勘違いしたか(寝ぼけたか?)、ふらふら停車駅で電車から降りちゃったんですね。
降りてしばらくして「やばっ!」と思いました、岡山駅と似ても似つかぬ無人駅。誰もいないホームに、ぼんやり光る蛍光灯。気づいたとき電車はすでに消え、ぽつんとホームへ残された私。トホホ。。。ちなみに駅名は香登駅、さて、なんと読むでしょう~。
しかたなく、次の電車(30分後)をベンチで座って待とう、とすると、およ?周囲に昆虫がたくさんいるんですね。
一目瞭然、これはバッタ君であります。大群ではないが、そこら一面にバッタ、バッタ。関西弁でいえば「ぎょうさん、おりますなあ~」。
ベンチの上で、じっと動かないやつ。
喉が渇いているのか、ペットボトルに接近するやつ。
デジカメを近づけても、逃げる気配もない。なんという図太さだろう。
背中をなでたら動くかな?と思いきや、全然、動きません。触角をさわったら、さすがに反応すると思ったのですが、無表情で(当り前か)その場にとどまっています。
豪胆な昆虫たちですなー、恐るべし、順応と進化の過程。
それは良いとして、人間の私が、バッタに遠慮してベンチに座れないとは、どうゆうことか・・・。「朝顔に つるべ取られて もらい水」の名句にならえば、「昆虫に 座席とられて 立ったまま」、要するに、
人間がバッタに負けた。バッタリと!
・・・すいません。つまらんダジャレで。
その後、予定より大幅遅れで岡山駅に到着し、ホテル泊して、一夜明け。朝8時、岡山駅前を歩いていると、今度はこんなん発見しました。
郵便ポストの上で、だらけている桃太郎だっ!
桃太郎といえば、さる、いぬ、きじという、役に立ちそうにない手下と敵のアジトに突入、刀一本で憎き敵(鬼)を制圧したスティーブン・セガール顔負けの武闘派ですよ。それが、この体たらくはなんだっ!
鬼退治どころか、親のすねをかじって遊びまわるグズグズ小僧じゃないか!
ホンモノ(?)の桃太郎の背中が泣いとるわいっ。
事ここに至って私は分かりました。
岡山県では桃太郎、いや人間よりもバッタが偉いのだ、と!バッタ様に出くわしたときは、人間が道をお譲りするのだ・・・と、つまらんことを出張中に考えている私は、サラリーマンとしてどうなのであろう。
次回は讃岐うどんの本場、香川県で、うどんと無関係に「博多水炊き」を食べたハナシ書きます。ではでは。
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