パンを作る、の巻。 [料理]
多趣味ではない私ですが、われながら「これは役に立つ」と思う趣味は、
パン作り
であります。そう、あの「食べる」パンです(強調する必要もないか・・・)。
安い費用でごっつい量の「主食」が出来る。材料を変えたり分量調整して変化を楽しめる。スーパーで売っている市販品より美味しい(気がする)・・・単なる自己満足ですけどね。
さらに、職場で手作りパンを配ると「すごいね~美味しいね~~」と褒められ、私のピノキオの鼻はどこまでも高くなるのでした。うーん、単純。
パン作りを始めたのは数年前。知合いの作ったパンに「美味いっ!」と感動してたら、その方、こともなげに「パン作りなんて、どうってことないよ」とおっしゃるのです。いわく、① 材料の分量を間違わない限り、「味」で失敗することはあり得ない。② 発酵と焼きがポイントだが、オーブンレンジの性質を一度把握してしまえば、その後は失敗しない。
・・・うむむ、調理というより、機械の組立てみたい。
吉田兼好センセイの「少しのことにも、先達(せんだち)はあらまほしき事なり」の名言に従い、鍛練(?)を積んだ私、いまやルーチンワークのごとくパン作り作業をこなします。
材料の小麦粉(強力粉)は、カナダ産がお得(安い)ですが、私の出身地である北海道に貢献すべく、美瑛産「春よ恋ブレンド」を選択しました。小麦粉にしては高価です。1kgで450円くらいですけどね。
小麦粉240gに、ロースト胚芽10gを加え、出来上がりを薄茶色にしてみましょう。
今回の新たな挑戦は「ゆず」のピールを加えること。オレンジピール、くるみ、チーズ、レーズンは使ってきましたが、「ゆず」は未経験。すっぱいパンは変かあ?チキンな私、ゆずを80g(適正量?)投入する勇気が無く、半分の40gに抑えてしまった。この行為が、失敗へつながるとは、その時の私には知る由もないのでした・・・(時代劇風にまとめてみました)
ゆずピール以外の材料(小麦粉、バター、塩、砂糖、イースト、水)を混ぜ、必死に手でこねます。これが大変な作業。グルテンが形成され、材料が手につかなくなるまで頑張らねば。
「こねやすさ」ではカナダ産小麦が良いです。あっという間に固まりますもん。今回の国産小麦は、なかなか固まってくれない・・・。よいしょ、よいしょと、休みなく30分。へとへとです。
例の「ゆずピール」を投入し、ボウルで一度目の発酵(35分)させてから、タネを取り出し20分間、寝かせます。仕上り個数に分け、オーブントレイに並べたら、二度目の発酵。これが2次発酵前。
発酵時間によって、パンのふわふわ度が変わるのですが、私は、ねっちり重たいパンが好みなので、発酵は短めで終わらせます。それでも以下写真のように膨みます。
こいつを180℃のオーブンで、15分間焼くと・・・見事にパンの出来上がり~~。
さっそく食べてみます、・・・あ、あ、熱い~でも、美味い!
ん、ところで「ゆず」はどこへ行った?
ゆず投入量40gは、やはり少なかったようです。蛸の入っていない、たこ焼き!?ほんのり、ゆず味はするのですが、それゆえ「入れるなら、もっと沢山入れろよ!」とツッコミたくなりますなあ。
材料をこねる→発酵→成形→発酵→焼き、まで正確に3時間。休日午後、ボンヤリ過ごすなら、パン作りをお薦めしますね。夕食のおかずを作るのとはちょっと違って、出来あがったとき「物を作った!」という妙な充実感があるんです。うふふふ。
す、すごい!!
パン作りもされるのですか!
まめでいらっしゃいますね。
私も新婚時代はよく作ったのですが・・・。
最近新しいオーブンレンジを購入したので久しぶりにパンやケーキを作ろうと思います。
ゆず、入れてみたくなりました。
by Cecilia (2010-05-08 10:29)
To Cecilia様、nice&コメントありがとうございます。
いやあ、自分で言うのもなんですが、自分で作ったパンは美味いです。
調子に乗るのもイイカゲンにしろ!と言われそうですが、会社の近くの飲食店にお土産に持っていったりもして。もちろん、商品として売るのではなく、お店のご主人と奥様へのプレゼントですが。。。。
新しいオーブンレンジを購入されたのですね。
それでしたら、いざというときのために、今のうちに、マシンの性質を把握するためにも、パンはいい実験台ですね!
180℃設定といっても、オーブンレンジのメーカーや、容量によっても、かなり違うそうですから、その試行錯誤も楽しいですよね。
ゆずピールのパンは、全然、アリでした。というか、美味しかったです。
ドライマンゴーを刻んで入れても美味しいかもしれませんね。
by 門前トラビス (2010-05-08 14:28)