山形県にて、念願の山寺(立石寺)を拝見してから、天童温泉&地酒を満喫した日。 [旅]

2023年6月。

♪ 君のこころへ続く~長い一本道は~ ♪ いつも僕を~勇気づけた~ ♪ と、チューリップの名曲「青春の影」(1974年)を口づさみながら、梅雨入り前の5月末、やってきたのは山形県の天童市であります。

東京駅から山形新幹線に乗ってたったの2時間半、JR天童駅に到着であります。なんとラクチンな移動でしょう。残念ながらこの日の東北は、快晴とならず、曇り空にときおり小雨がぱらつきますが屋外活動には支障ナシ。

まずは天童駅の界隈を散策です。うは、やっぱりねえ。天童といえば将棋の駒で有名、ビルや通りのいたるところに駒の形のモニュメント、つうか、王将駒のデッカイのが掲げられております。

tendo_01.jpg
今回、ワタクシが天童へやってきた理由は将棋とは無関係、ずばり、山寺(やまでら)を拝見するためです。1,200年ほど前に建立され、正式には立石寺(りっしゃくじ)という名所です。1000段を超える石段を登ってやっと本堂に辿り着く、文字通りの山のお寺。松尾芭蕉さんが名句「閑(しずか)さや 岩にしみ入る 蝉の声」を歌った場所としても有名・・・らしいです。ちなみに住所としては天童市ではなく、山形市だそう。

4年ほど前のこと。私は山寺の登山道の「入口」まで来たことがありました。その日は大雨で石段登りを断念、なんとな~く消化不良感が残ったのでした。神社仏閣にも松尾芭蕉さんにも興味は薄いワタクシですが、定年退職してヒマになったので、めでたく(?)山寺に再挑戦、というわけですな。パチパチ。

もちろん夜は、天童の温泉宿で、山形の地酒を呑む、という美味しいテーマも控えております(←こっちの目的がメインかもな)。

さて、昼12時半。天童駅近くで借りたレンタカーを走らせること20分弱。山寺の登山口に到着しました。クルマを駐車場に留め、いざ!山寺へ!1000段登りの始まりであります。行程は、往復1時間半くらいだそうです。

tendo_02.jpg
わははは、オレ、毎日1万歩の散歩をしてるけん、こんなん楽勝よ・・・と登りはじめて20分。

tendo_03.jpg
なかなかツライではないか。ふくらはぎと太ももの張り!とはいえ、ここで撤退などあり得ない、頑張るぞ~~、と、上を見上げると山門(仁王門)が見えてきました。やったぜ。

tendo_04.jpg
写真を撮る余裕がなくなり、話は一足飛びに「五大堂」です。山の急斜面から張り出すように作られたしたステージで、下界の絶景が楽しめます。観光客どうしで記念写真を撮りあう様が微笑ましく、私も、複数の知らない方々から写真を撮ってください、とお願いされパチリパチリ。頼まれやすい顔でもしてるんかな、オレ。

tendo_06.jpg
振り返ると、さきほど登ってきた石段が見えます。周りは切り立った崖で、美しいというより、荒々しい迫力を感じましたね。

tendo_05.jpg
で、立石寺の本堂「奥の院」は、ここからさらに石段を登るという。え?そうなの?ここが終点じゃないの?と、無知なワタクシはひるみましたが、毒を食らわば皿まで(←表現おかしい?)と気合をいれ歩くこと10分後。最終目的地、奥の院に到着であります。

tendo_07.jpg
お参りを済ませ、今度は石段を下ります。脳内は達成感に満ちてるので、帰路は足取り軽くサクサクとこなしました。途中で自撮りなどしつつ・・・。

tendo_08.jpg
無事に山寺制覇(?)を終えたワタクシ、レンタカーで「道の駅」に寄って部屋呑み用の山形地酒を購入。準備を整えて、この日の宿、天童温泉「いちらく」さんへチェックイン。うはは。ここから温泉三昧じゃあ~。

tendo_09.jpg
宿の入口には、ちょいと不気味でエキセントリックなオブジェが・・・。幻想画家のゾンネンシュターンや、スワーンベリの絵画に登場しそうです。ブルブル。。。

tendo_10.jpg
宿では、気持ちのよ~い広い温泉(内風呂、露天)、ちょうどよい量の美味な夕食を満喫させていただきました。ありがとうございました~。

さて、宿で、衝撃だったデキゴトを書きます。それは私が予約した宿泊プランに、お酒の呑み放題が付いていた、つうことです。フロントで聞くまで、全く認識してませんでした。

クラフトビール、ワイン、ウイスキー、焼酎、日本酒(地酒)が、ガッツリとレストレラン・スペースに並んでおり、そこから自由にグラスに注いで呑んでよい、つう大盤振る舞いであります。嬉しすぎるぞ、天童温泉!最高じゃないか、山形県!

てなわけでワタクシ、道の駅で買った部屋呑み用の地酒(4合瓶)を開封することなく、地酒4種類(他県の酒も含む)と、クラフトビールをおおいに堪能したのであります。

いやあ、なんて楽しい山形県の旅だろう!なんだかんだ言って、という太い柱があれば、旅は愉快にまとまるものです。No SAKE、No Life、酒が無ければ人生無し、と、ベタなセリフが出たところで本日は以上!今日も楽しく乾杯~~。

nice!(0)  コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感