長崎県大村市。「TORI-K(トリケー)」さんのフュージョン愛に感動であります! [ジャズ、ロック、ポップス]
2022年6月。
前回の続き、長崎県プライベート旅であります。旅行中、ワタクシが最も感動した件を書きます・・・おっと自分でハードルを上げてしまったが、まあいいや、いってみよう。
某日の昼、ワタクシは大村市(おおむらし)へ行ったのでした。九州の地理に疎い方は「?」となるでしょうから地図をくっつけますね。
大村市に行った理由は「昼に腹が減ったので、食事のため途中下車しただけ」でした。とはいえ、飲食店に心当たりがあるわけでもなく、こんな行き当たりばったり行動が旅の醍醐味なんであります。えへん(←なんとなく自慢)。ところでJR大村駅はアンティーク感漂う渋~い駅舎でした。ちょっと嬉しいぜ。
ワタクシ、喫茶店のナポリタン・スパゲティが大好きで、それを大村市で食べようという算段。どの街でも、駅前に喫茶店はありますからね。で、当てずっぽうに歩くこと10分弱。ありました!
ミュージックバー「TORI-K」(トリケー)さん。夜がメイン活動のようですが、日中はランチ営業をしておりメニューにナポリタンがある。渡りに船、とはこのことですな。
入店して「お!」と反応しちゃったのは、お店の片側がライブステージになっていること。ドラムやキーボードが置かれていて、この景色だけでワクワクするではないか。
壁にはギター、ベースが掛かっています。つい近寄ってジーッと見てしまうワタクシ。
おっと、まずは注文ですね。カウンター席に座るやメニューボードに一瞥もくれずに「ナポリタン下さい!」とオーダーするワタクシ。いいねえ~一切の迷いなく、ぶれない男のダンディズム。ふふ。
ナポリタンを待つ間、きょろりと店内を見回します。壁掛けモニター画面がふたつあり、ライブ映像が流れているのですが、それがもうワタクシのツボにドはまりなのです。
T-Squareのライブ映像じゃ!伊東たけしさんがサックスを吹きまくって、うほお!と感激。食いいるように眺めていると、伊東さんは楽器をリリコンならぬ、AKAIのEWIに持ち替え、これぞスクエア節!の圧巻演奏を披露であります。EWIのタイプから、2000~2010年のステージと推察。ところで、リリコンなんて知ってる人、おるか?分かるかな~分かんねんだろうな~(←松鶴屋ちとせさん風に)。
な~んて映像を楽しんでおると、やってきましたナポリタン。最初からチーズ乗せ、良いんじゃないの。
ずばり、美味い。お世辞でもテキトウでもなく美味い。マスターの音楽愛がフレーバーされているに違いない。大村市の皆さんは、なんつう幸せ者じゃあ。
ナポリタンを完食したワタクシ、再びモニターのライブ映像に集中です。T-Squareのメンバーが拍手のなか袖に下がると、次に出てきたバンドは、な、なんと、
CASIOPEA、であります。なんつう豪華な組み合わせだ。T-SquareとCASIOPEAという大御所フュージョンバンド、二大巨頭の公演をモニターとはいえ満喫できるとは、なんというラッキーデイであろうか。改めて、お店の壁を眺めると、そこには「アコースティック・ウエザー・リポート」なんてポスターが貼ってあり、たまらんぞお、このお店。
さて、ここからはフュージョンのマニアック話になるので、興味のない方はここでサヨウナラ、であります。
TORI-Kさん店内での続き。ワタクシ、マスターに「フュージョン、お好きなんですね!」と声をかけたわけです。「そうなんです」と優しく返すマスターに、ワタクシ「ウエザー・リポートはサイコーですよね~。ウエイン・ショーターも、ジョー・ザビヌルもいいけど、やっぱりジャコのベースでしょう!」と申し上げると、なんとまあ、
マスターはベース弾きだそうで「ジャコ・パストリアスの大ファンですよ、私は!」とおっしゃって下さる。音楽は世界をつなぐ、同好の士に会えて感激だあ。そのあと、ジャコが若くして亡くなったのは残念だけど、それゆえ伝説になったとも言えますな、などとフュージョン談義に花が咲く咲く。
「CASIOPEAの映像、良かったですわあ」とワタクシが感想を述べると、はい、驚いてはいけませんよ、皆さん。
な、な、なんと、
昨年、こちらのお店にCASIOPEAの神保彰さんが来られてライブをされたそうです。ぐわわ~ん!フュージョン愛がハンパないじゃん、マスター。この話を聞いたワタクシが店内ステージをチラと眺めると、すかさずマスターが「いやあ、店の半分くらいがドラムセットで埋まりましたよ」と笑顔で説明をしてくれました。
いやいやキャパ少なめのこのお店だからこそ、神保さんのワンマンオーケストラがすごい迫力で響いたに違いない。間違いなく至福の時だったでしょう。このようなステキなお店があるとは、大村市の皆さんは、なんと幸せなんじゃ!(さっきも似たようなこと書いたな)。
TORI-KさんのHPには、神保さんと写るマスターのお姿が掲載されておりました(写真、借用してすいません)。それにしても神保さん、ワタクシより年上なのにお若いですなあ。外見はミュージシャンっぽくないんだけど(私の偏見?)、日本一とも言われる凄腕ドラマーですからねえ。
というわけで長崎県大村市。ツボにはまりまくったお店「TORI-K」さんでの幸せなひととき、の報告でした。
蛇足ですが、CASIOPEAのワタクシのフェイバリット・アルバムは「4×4(Four by Four)」なんであります。なぜ?と聞かれても、好きだから、としか言えませんが。。。
ちなみに、T-Square、で好きなアルバムは、バンド名がまだ「The Square」だった頃の「うち水にRainbow」(1983年)であります。20代の伊東たけしさんが、リリコンを吹きまくっております。「Hellow Goodby」はビートルズのオリジナルよりも、このアルバムのカバーバージョンのほうが好きな私です・・・という熱いハナシはまた別の機会に書くとしましょう。
それにしても、AKAIのEWI(イーウイ)欲しいな~~!内蔵マイクがついたSOLO、買っちゃおうかな~。ちゃんちゃん。
コメント 0