2022年6月。
前回記事の続き、長崎県プライベート旅。今回で長崎県ネタは最後であります。せっかくなら地元名物を食べにゃいかん！てなわけで宿泊していた長崎市内のホテルから歩くこと15分。
朝7:30。フェリーターミナルにある南蛮亭さんへ入店、大好きな「五島うどん」をいただくわけです。10年以上前から、ワタクシ、長崎出張では必ずと言ってよいくらい、このお店に来ます。未知なる味への驚きはなくても、安定・安心の懐かしさを堪能するわけですね。
店前のメニューボードを眺め、チョイスしたのは昆布うどん。お値段、480円也。
ほうら、これぞ安定の、ザ・うどん、でございます。出しつゆの深さ、麺のつるつるにしみじみと幸せを感じてしまうのである。嗚呼、なんつう単純なワタクシ。。。
さて、今日１日、どこで何をしようかな～と行き当たりばったり旅は、あくまでユルいのです。ノープランこそ男の本懐。そうだ、長崎県には「島原鉄道」なるローカル線があったことを思い出しました。よおし、今日は島原にいくぞお、と気合一発、移動を開始します。
ところで島原ってどこ？と、それすら分かってないワタクシ。スマホで地図チェックし、長崎市からけっこう遠いことを知りました。それにしても長崎県は複雑な形をしておるなあ。
JR長崎駅からJR諫早駅までは電車で30分弱。諫早でJRから島原鉄道へと乗り換えます。諫早→島原の移動時間が約1時間10分。アニメキャラなどを随所にまぶしております。
黄色い列車の前面に、ローカルネタであろう「マモル号」なる丸板が掲げられております。おっさんのイラストとは攻めるじゃないの、島原鉄道。うーむ、なんといえばよいか・・・。
気分はダーリンハニーの吉川さんのワタクシ。そう、車窓からローカル線の沿線を眺めれば、BS旅番組そのまんまですな。ほどなく島原駅へ到着であります。
典型的な梅雨空、しとしと降る雨の中、このあとどうする？と悩む間もなく、駅正面、高台にお城が見えております。よし、城に向かって歩くぞ！と徒歩10分。島原城に接近です。いい風情じゃないのよ、お堀のさきに天守閣。
路地からチラ見えする城も味がありますなあ。誰が歌うのか子守唄～♪、私の城下町～♪（by 小柳ルミ子）
な～んて、余裕をかますのも難しいくらい雨が強くなってきて、いかんいかん、昼飯を食べて撤収するぞお、と歩みを速めたワタクシ。しかし、城の周りに飲食店なんてあるの？と思いきや、じゃーん。いかにも地元の老舗つう立派なお店「姫松屋」さんに遭遇。定食にもココロ惹かれるけど、ここはいっちょ島原名物（だそうです、初めて知りました）の「
具雑煮（ぐぞうに）」でいってみよう。
野菜たっぷりの雑煮でなんすね。ヘルシー感がハンパなし。特筆すべきは汁でして、マイルド、実に優しいのであります。身もココロも温まる、つうのはこーゆーときに使う言葉であります。ノープランでテキトーに街を歩きまわって、ちゃんと地元名物に遭遇するワタクシの運気、素晴らしいでしょう。むふふふ、自画自賛。
大村市、諫早市、長崎市、島原市を堪能した二日間の長崎県旅は、これにて終了。このあとは博多へ移動して呑み会をしてから、福岡空港から新千歳空港へと飛び、札幌「すすきの」でジンギスカン！・・・と、やりたい放題の旅は続くのでありました。ちゃんちゃんちゃん。
うはあ、やってくれますなあ。
「せんろはつづくーよーど―こまーで―も―」
を地で行く、究極の漂泊人生。
なんのスポンサーも無く、すべて自前で西東。
「ぜん・また・いざ」(全国を股に掛ける居酒屋探訪記の略称)を、かくまで純粋に、完璧に仕上げなさるとは・・・。
(文も写真もすばらしい)
こうなりゃ、かの有名なＯ氏番組も、はたまた、たんなる呑んだクレ土佐っぽ番組も、色褪せ、っちゅうかマッツァオですな。
当方、ごく最近「野田泉光院旅日記」に出会い、衝撃を受けたところなんでありますけれど、貴殿の旅日記は、その泉光院はんに迫るかも、っとひそかに感じるこの頃であります。
by nimke (2022-06-23 21:05)