復活したDENON製DVD-3930で、SACDフォーマットで録音された楽曲を聴く。 [オーディオ、楽器]

2022年2月。

昨年12月7日、DVD-3930、の復活について当ブログに記事をアップしておりました・・・と、突然、書かれても、なんのこっちゃ?となるでしょうね、すいません。

DVD-3930、は、DENON(デノン)製のオーディオで、DVD、CD、SACD、を再生できるマルチプレーヤーであります。購入目的は、CDより音質が良いとされる、SACD(スーパーオーディオCD)を再生するため。

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と言いつつ、故障してから5年ほど放置していました(反省)。昨年末、ふと思い立って修理に出し、2週間ほどで修理完了、わがオーディオ部屋へ、戦力として堂々復帰を果たしたのであります、パチパチ。。。

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さて、久しぶりに、SACDフォーマットのディスクを聴いてみようじゃないの、とCD棚を探してみました。

まずは、故・コリン・ディヴィスさん指揮、ロンドン交響楽団による、ニールセン「交響曲2番、3番」(ライブ録音)。

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今回、ワタクシ初めて知ったのですが、DVD-3930は、ディスクの再生レイヤーを「CD」「SACD」切り替え(選択)できるんですね。そうした聴き比べに、あまり興味ないのですが、機能があるなら使ってみようじゃん、と、ここは一発、オーディオ・マニアのふりをしてみましょう。

まず、CDレイヤーでの再生。うーん、全然いい音じゃん。クリアで、くっきりしていますよ。

次に、SACDレイヤーでの再生。あれれ?心なしか、音がホンワカと柔らかくなりました。くっきり感は減ったように思いますが、かわりに管弦楽の音に奥行きが出てきました。まさにコンサートホールにいる気分。なるほど、SACDだと、音はそれなり変わるんですなあ、と当たり前のことに感心しきり。

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スイッチひとつで簡単に、CD←→SACD、が切り替えられるので、勢いがついてきました。

次のディスクです。ドイツの女性ヴァイオリニスト、ユリア・フィッシャーさんが弾く、モーツアルト「ヴァイオリン協奏曲全集」。ユリアさんといえば、ヴァイオリンだけでなく、ピアノでもコンテスト優勝歴を持つマルチ才人。加藤ローザさん似の美人で、神様は彼女に二物ならぬ三物を与えたわけですなあ・・・って、その話はとりあえず置いておいて。

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ニールセンの交響曲のときと同様、最初にCDレイヤー、次にSACDレイヤーで聴いてみましょう。

結果には、ちょいと驚きました。

CDレイヤーだと、ソロ・ヴァイオリンの音が前面に出ていて、相対的にオーケストラの音が背後に引っ込んでいる感じ。あくまでヴァイオリンが主役、オケはその引き立て役という印象ですね。

SACDレイヤーだとどうなるか。ヴァイオリンとオーケストラの音が、有機的に溶け合い、良い塩梅に一体感が生まれています。ホールに響くような立体感もあります。おお、これって目からウロコの発見かも!

と書くと「SACDは、スーパー、とつくだけあって、やはり音が良いのね」と思うでしょう。すいません、音が良いかはよう分らんですけど、私の好みでいえば、このディスク(モーツアルトのヴァイオリン協奏曲)は、SACDではなくCDレイヤーの再生音が好き、であります。

主役(ソロ・ヴァイオリン)と、わき役(オーケストラ)が、はっきり区別があったほうが、この曲に合っている、と私は思う由。

数値仕様を比較すれば、SACDに軍配があがるのでしょう。でも、じっさいに出てくる音の良し悪しは、個人の嗜好に関係してきます。SACDのほうが良いとは断言できません。魚にしたって、高価な天然モノが、安価な養殖より美味いかは、結局、個人の好みですからね。

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予想外に愉快な聴き比べイベントでした。求める音をとことん追求するほどマニアじゃないワタクシ、とりあえず現在、DVD-3930はディスクフォーマットにあわせ自動的にレイヤー選択するモードにしています。

なにはともあれ、故障後5年間放置という憂き目にあっていたマシンが元気に復活し、大活躍していることに感謝であります。ありがとうです!本日は以上。

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