長野県上田市で名物の蕎麦・・・ではなく、スパゲティナポリタンを堪能した話。 [旅]

2021年5月。

コロナ禍にある日本ですが、仕事柄、出張旅をせねばならないワタクシ。会議はリモートで出来ても、装置「実物」の試験や操作は、現場で、そのものに触れねばなりませんのでね。というわけで某日。

携帯用除菌アルコールタオルを携え、向かうは、長野県の上田市であります。いまさら驚きませんが、北陸新幹線の車中はガラガラ。車両1両に乗客は数名。うーむ、と唸ってしまう。

東京から新幹線で1時間半、あっという間に上田駅に到着です。さて上田といえば、戦国武将、真田幸村のゆかりの地だそうで、飲み物の自販機にもこんなプリントが。。。

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駅前通りを歩くと、池波正太郎先生の名を冠した「真田太平記館」なる立派な建物があります。この日は休館でしたね。。。

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さあて午後の仕事の前に、サクッと昼飯を食わねばなりません。「孤独のグルメ」の井之頭五郎さんのように「腹が・・・へった」からであります。さっそく店を探しましょう。

信州といえば名物は「蕎麦」ですね。しかし、ワタクシが狙ったのは、理由はないけど「喫茶店のスパゲティナポリタン」であります。ナポリタン、ナポリタン、とつぶやきながら上田の街をさまよいます。

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おお、この八百屋さん。看板がすごい。「松茸」と「青果」の併記です。マツタケ、と聞いただけで、ははーッとひれ伏す権威に弱いワタクシ、この看板だけで恐れ入りました。

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路地を曲がると、お、ありましたね。年季のはいった渋い喫茶店。店名は「ニュービーナス」ですぜ。昭和感ばりばりのネーミングが、ツボにはまりました。

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ビーナス、とくれば、即座に思い出すのは桜田淳子さんの「気まぐれヴィーナス」。去年のトマトは青くて固かったけど、今年は赤い、わけですなあ・・・って話が散らかりました、すいません。喫茶店「ニュービーナス」は店の前に、写真付きでメニューを紹介しています。ちゃんとナポリタンがあるんだよね。

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「昔しながらのナポリタン」が破格の500円!「昔」ではなく「昔し」と送り仮名が振ってあるのも味ですね。ここに行かずにどこに行く。フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド、そんな戯言はおいといて建物2階へと階段をあがります。うはあ、この雰囲気、サイコー。

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いらっしゃいませ、の声を待たずに「ナポリタンを下さい!」と即時発注のワタクシ。なんたるスピーディ・オーダーだ。だいたいねえ、入店してから、何を注文しようかなあ、と悩んでいるようでは、デジタル化の現代に乗り遅れるわけだよ、君たち!で、テーブルに出てきた品がこれ。

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ナポリタンと「味噌汁」つう組合せが泣かせるじゃないすか。日本人の理想の昼食。本丸のナポリタンは、教科書どおりの色・具材がうれしい。ケチャップどっぷりのウエットなところも、昭和テイストで良し。

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ほら、やっぱり。ふつうに美味い。めちゃくちゃ美味い、ではなく、期待通りふつうに美味い。まさにワタクシが求めていた街の喫茶店の味、はこれなのです。

本日は以上!と書いたところで思い出しました。上田駅前の名所看板で、ワタクシが食いついたのは、これです。「犬神家の一族 ロケ地」。スケキヨさんのマスクは怖かったですなあ。ではでは。

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