東京都葛飾区 うなぎ魚政の国産「特上うな重」の美味さが涙モノ、というハナシ。 [美味しいお店]
2016年6月。
多少、値段が高くて良いので、腹の底から「美味いっ!」と言い切れるモノを食べたい・・・と、そんな欲求がフツフツと湧いた某日です。こーゆーとき自らの欲求に素直に従い、グダグダ迷わずスパッと行先を決めるのがワタクシの素晴らしいところ(自画自賛)。
素早く目当てのお店へ電話をかけ、翌日の予約を取りました。人気店ゆえ、平日の昼訪問といえども予約は重要であります。
行先は東京都葛飾区、京成押上線の四つ木駅のすぐ裏手にある名店。
「うなぎ魚政」さんであります。どうです、この店構えを観ただけでも、間違いなし、って感じでせう。
店内は良い意味で質素です。すっきり明るい雰囲気がステキですね。
さて、ワタクシが前日に予約したメニューは国産うなぎを使った「特上うな重」でございます。お値段5,000円超、それなり高いですが「食べれば分かる」逸品で、こんだけ美味けりゃあ、たまに贅沢もいいじゃん、と納得しちゃうんですね。
おっと、先走ってはいけませんね。なんたって、うなぎ魚政さんのうな重、注文してから運ばれてくるまで1時間かかるんです。急げ急げのご時世にあって、「1時間」ってスゴくないですか?私がうかがったこの日、近くのテーブルに外国人のお客さんがおり、店員さんの「about one hour」の言葉に、ギョッとするかと思いきや、従順に「yes」と答えておられました。うむむ、海外で売ってる東京ガイドブックに、たぶん、1時間待ちのことも書いてあるんだろうなあ。と妙なことに感心しつつ、話を先にすすめましょう。
席に座って30分。まずは別料金の肝吸いが登場します。
ほどなくメインの、特上うな重、が登場いたします。前日予約時、料理も指定してたので、1時間も待たずに運ばれてくるのであります。備えあれば憂いなし・・・ん、諺の使い方がちょっと違うか。
いやあ、表面のこんがり度合いが、なんとも美味そうじゃないですか。はっはっは。
いや、まじにこれは、美味いっ!
焼き立てでアツアツのうなぎ、身はふんわり、表面ぱりっとして絶妙の焼き加減です。そうそう、たれが容器の底に溜まるようなべったりご飯が湿ったうな重って、あるでしょう。あれはイカン。魚政さんは、しっかり「たれ」がうなぎに絡まっているので、ご飯にいやな湿っぽさがありません。味も食感もウエル・バランスなのでございます。お見事!
料理って個人の好みですから他人様に意見を押し付ける気はございませんが、5000円超を払っても、テーブルで1時間待とうと(今回は待ってないけど)、私は食べ続けますね、この「特上うな重」は。いやはや、美味しゅうございました。言うまでもなく完食!でございます。
残念だったのは家から車を運転して来たので、酒が呑めなかったこと。
店内のお酒クーラーの中にみえる一升瓶はラベルで判別できるだけでも山形の「十四代」、福井の「黒龍」、同じく福井の「梵(ぼん)」、そして三重県の「作(ざく)」という名酒のオンパレード。「どなたがセレクトしてるんですか?」と伺ったところ、ご主人がドヤ顔になるでもなく、むしろ照れたように「私ですけど・・・」とお答えされる様子に、これまた好感度アップであります。
よし、次回は魚政さんで、うなぎ+日本酒の悶絶組合せを堪能するぞお、と気合がはいったところで今日はお終いっ!
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