驚異の丸太くりぬきスピーカーを、北海道滝川市で味わった話。 [オーディオ、楽器]

ひさしぶりのオーディオネタであります。

自宅のスピーカー(ソナス・ファベール製)は良い音を出しており、特段の不満がないので、ここ数年はオーディオフェアどころかオーディオショップにさえ行ってません。現状システムを故障しない限りは使い続け、2022年(7年後)にスピーカーを、FOSTEX製(その時点でのGX250MG相当)に買い替える、つうのが直近リニューアル計画であります。

かように、オーディオ興味が薄れている昨今です。

で、1月某日のこと。事件は起きた!冷めたオーディオ熱が一気に再燃する、すごいもの(オーディオ)を観たのであります。そして「聴いた」のであります。

場所は北海道の滝川市。古い木造民家を改造した食事のお店「夢桟敷(ゆめさじき)」さん。夜は酒場になるそうですが、私はお昼に伺いました。建物の渋い外観と、店内の超絶リラックス雰囲気。どうですか!

spi05.jpg

と、お店の宣伝は良いとして本題です。店内、というより、広々した「部屋」に、どーんと置かれているスピーカーがスゴイのであります。ご覧ください。

spi01.jpg

スリーウエイの巨大スピーカーのエンクロジャーが手作りなんです。それだけなら驚くことでもありませんが、何かスゴイかって、ぶっとい丸太を豪快にくりぬき、そこにユニットをくっつけてるんです。板ではなく「丸太」ですよ!トゥイーターと、ミッドレンジ部分を拡大します。この迫力!

spi02.jpg

一見、粗削りな仕事のようですが、高度な木工技術がないと到底不可能です。お店の方いわく「めちゃ重い」。(まあ、みただけで分かりますね)。

これだけラジカルな造作を観ちゃうと、裏側をチェックしたくなります。トゥイーターの背面は・・・おお、そうきたか。

spi03.jpg

感激して、こんどは中低音側の背面を拝見。なるほど・・・。

spi04.jpg

感心していると、お店の奥さんが「音を出してあげるよ!」とおっしゃいます。このスピーカーから、大音量でシャンソンを流してくれました。予想どおり音楽ソースは、CDではなく、LPレコード、であります。

ウーファーの調整がなされていないので、低音は少々弱いですが、人間の歌声の見事なこと。文字通りの、ウッディで自然な、実に心地よい音が店内を満たしたのであります。うわ、素晴らしいなあ。。。

いやあ、今回のオーディオ体験はスゴカッタ。

有名メーカーの立派なスピーカー、たとえばタンノイ、JBLなどは、東京都内のジャズバーに行けば聴けるけど、こうゆう「自作」の、それも手間と金をたっぷりつぎ込んだヘヴィー作品には、なかなか出会えるものではありません。ましてやアンティーク品ではなく、現役バリバリで音が良いとなれば、表彰ものです。北海道、滝川市おそるべし、でありますな。

オーディオの話ばかりではお店に失礼ですね。この日、ワタクシがいただいたのは「トーフあんかけラーメン」。お世辞でも何でもなく、これがめちゃ美味い!スープ絶品、ゼンブ飲み干しました。

spi06.jpg

次回は「モツラーメン」に挑戦だあっ。と、オーディオよし、ラーメンよし、の「夢桟敷」さんで大満足。

今日はこれでお終いです。チャオーー。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0