これは切ないぜ。黒澤ゆりかさんの「涙のエイプリルフール」 [タレント]
GW前、会社の同僚Yさんが1枚のCDを貸してくれたのです。それがこれ。
黒澤ゆりかさんの「涙のエイプリルフール」です。
歌謡曲というか、ポップスというか、この手のジャンルに疎いワタクシ、黒澤ゆりかさんも、楽曲も初めて知った次第であります。勉強不足、すいません。
CDジャケットを拝見するに、黒澤ゆりかさんは、戸田恵梨香さん似のロングヘアのきれいな女性。うーん、美人はよいなあ。ただ、曲の題名が「涙の・・・」で始まるのには、ちょっと引いてしまった。われわれ世代で「涙の・・・」といえば、「涙のリクエスト」(by チェッカーズ)で決まりですから・・・って、どうでもいいか、そこは。
さて、CDをお借りしたのが4月末だったので、エイプリル・フール(4月1日)に聴くことはかなわず、1か月遅れの5月1日に拝聴したのであります。
いやあ、皮肉でもなんでもなく、良い意味で懐かしい「昭和歌謡」でした!レイド・バックしまくりです。歌の雰囲気を、文章で伝えるのは難しいので、歌詞をご覧いただきましょう。
予想どおりですが、この曲、冒頭からこう歌われます。
♪ エイプリル・フ~~ル ♪ エイプリル・フ~~ル ♪
うわ、こりゃナイスつかみだ!と思う間もなく、その後、単刀直入にドラマが展開するわけです。
♪ わたしは彼と結婚します/こんな嘘も 今日ならいいのね/
♪ エイプリル・フール/けれどそんなことなど言えない/
♪ 彼はほんとに 結婚するから/
わわっ・・・と様子見状態にはいった私に、畳み掛けるように曲はサビへと。
♪ 女の総てを使って彼を/つなぎとめておけば良かった
♪ エイプリル・フール/エイプリル・フール/
♪ わたしには もう次の恋人がいる
♪ こんな嘘を 悲しく言うのよ
・・・・曲の1番が、これで終わり。2番は割愛しますが、推して知るべし、であります。
いやあ、虚実が入り乱れた、まさに「ひとりライアー・ゲーム」状態。乱暴にまとめると「失恋した女の子が、元カレへの想いを断ち切れず、エイプリル・フールにかこつけて、妄想世界に入った」という展開ですね。詳しい事情は分かりませんが(って人生相談かよ)、この主人公は可哀想であります。しかし別れた今になって「女の総てを使って、彼をつなぎとめておけばよかった」という後悔は、かなり怖いぞ。むしろ、その手を使った結果、相手の男性に逃げられたのでは?・・・って、数行の歌詞に、妙に深いドラマ(?)を読み取るワタクシであります。
いろいろ書きましたが、こうゆうの嫌いじゃないですね~。
チャート上位にランキングされるJ-POP楽曲にありがちな「嘘くさい、浮かれ人生応援歌」テイストに比べれば、「涙のエイプリルフール」の歌詞のほうが、全然まともじゃん!と力が入ったワタクシであります。
黒澤ゆりかさん、いいじゃないですか!
これを機会に応援しちゃおうっと。どうか、頑張ってくださいっ。
って、そんなまとめかよ。ちゃんちゃん。
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