大阪の工事現場に、つげ義春の「ねじ式」世界を見た! [街の風景]

出張で大阪におります。昨日からギラギラ太陽が輝く大阪ですが、真夏の暑さほどではなく、けっこう過ごしやすいです。梅雨前の今が一番よい季節かも。

最近(5月初旬?)、JR大阪駅の駅ビルが立派になったらしいのですが、出張だと、駅は乗り換えるか、通り過ぎるだけですからねえ、何がどう変わったか?イマイチ分からなかった私です。あははは。

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大阪駅から打合せ場所である中ノ島方面へ徒歩移動します。天気がよいので、いつも通っている堂島地下街ではなく、地上をテクテクと歩きました。

川のあたりまで来ますと、コンクリートで固められた都会風景とはいえ気持ちよい。「水の都」の大阪らしい景色です。ちなみに、この界隈だけでも巨大ビルの建築現場がいくつかあり、「大阪だけはバブルなのかあ?」と思うほど。不景気と言われて久しい日本で、経済活性化の象徴をみるようで嬉しいですねえ。

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そんなビル工事現場のひとつで、注目物件を発見しました!・・・オレは街角ウオッチャーか?

この注意看板であります。観てください!

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インパクトがあるなあ。主旨は分かるけどデザインがすごいでしょう。目と手がバラバラに描かれ、アングラ・アート感バリバリ。この目で「左右確認、よし」って言われてもなあ・・・。

ねじ式.jpgなんとなく、つげ義春さんの名作漫画「ねじ式」の世界を彷彿とさせますよね(左は「ねじ式」の一場面)。

看板の裏側に迷路のような路地があり、メメクラゲに刺された主人公は、腕の怪我を押さえながら医者を求めて彷徨う・・・ああ、怖い怖い。関西人のセンスなのか、建設会社のセンスなのか?なんと奥の深い物件でありましょう。

こんな看板出されると、真昼間から不気味な雰囲気になりましたぜい。

話は変わって。午後の打合が終わったあと、いったん大阪駅をはさんで反対側(北側)に移動します。梅田スカイビルという高層ツインビル(新梅田シティ)へテクテクと・・・。高層ビルの上の空中庭園などにはいかず、まず、地下の「滝見小路」にあるうどん屋さんで軽く夕食です。ガラス越しに日本庭園(蛍がいるそうです)を見ながら、あつ~いうどんをすすりますぜ。

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カウンターテーブルのうえに昆虫用の籠が置いてある。よく見ると、なかに2匹の蛍(ほたる)がいるのでした。でも動かないなあ。

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デジカメの露光を低くして撮影すると、蛍のお尻が緑色に光る様子が分かります。

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うどんを待つ間、食べている間、ずっと蛍に目を凝らしてましたが、やっぱりピクリとも動かない。結論、これは電気仕掛けでお尻を光らせる「にせ蛍」に違いないっ・・・でも、いい感じです。ぜんぜんOKでありますね。

つげ義春的な迷宮世界(大げさだよ!)、日本庭園、蛍さん、よい天気。大阪の街、大変に楽しゅうございました。


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門前トラビス

To cfp様、niceありがとうございます。
by 門前トラビス (2011-05-26 05:15) 

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