広島への旅!第二弾。原爆ドームと平和記念資料館。 [施設、美術館、博物館]

昨日に続き広島旅行のご報告、その2、であります。

この日は、原爆ドームと、平和記念資料館に行きました。10年ほど前、出張合間に駆け足で見たのですが、今回は、じっくりと観ることができました。

タイミング悪く、原爆ドームは補修中です。しかし、作業足場で囲まれてもインパクトは凄い。原爆から放出された凄まじいエネルギーが分かろうというものです。

02原爆ドーム.JPG

 

平和記念資料館に移動します。美しい地方都市だった広島が、たった一発の原子爆弾で、瓦轢と灰に帰した様子がジオラマや写真で展示されています。

3000℃の熱爆風で、爆心地から半径2kmにいた人間は一瞬で焼失したとのこと。溶けたガラス瓶や、変形し内容物は真っ黒に炭化した弁当箱などが展示され、その凄まじさを垣間見ることができます。

終戦後も続く、原爆後遺症の方々の苦しみを展示で見ると、比喩ではなく、まさに胸がつぶれる思いがします。欧米から来た女性でしょうか、写真を見て泣いていました。

とにもかくにも、平和が一番。平和のための戦争、なんて、言葉の矛盾ですよね。

04平和記念資料館.JPG

 

へヴィーな展示物がおおい平和記念資料館。観光というのはちょっと違う気もしますが、日本からしか発信できない、原水爆禁止と平和への願いのこもった、意義ある資料館と痛感しました。10年後、20年後にも再訪したいと思います。。。


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♪atsu

自分は、まだ行ったことがないのですが見てみたいです。
被害者の方の気持ちは量りえないものがありますが、そのホンの一部でもわかれたらって思います。
戦争は、絶対にあっちゃいかんですよね!
by ♪atsu (2009-03-01 12:19) 

門前トラビス

To ♪atsu様、コメントありがとうございます。
おっしゃるとおりですね。全く、戦争はあってはいけないです!
今も世界の多くの地域で、戦禍のさなかにいる沢山のひとたちがいると思うと、人間は悲しいですね。。。
by 門前トラビス (2009-03-02 05:51) 

Cecilia

何となくなのですが、憲法9条を守ろうとか平和主義・・・と言いにくい世の中になっているのでは・・・と最近感じています。
自分の中でもかなり葛藤がありますね。
現実を見たらそんなことは言ってられないのかな・・・と。
でもやっぱり戦争はあってはいけないと思うのです。

長崎は行った事があるのですが、広島は行った事がないですね~。(広島は尾道くらいです。)
by Cecilia (2009-03-02 14:51) 

門前トラビス

To Cecilia様、コメントどうもです~。
そうですねえ、なにせ、世界一の影響力(兵力?)を持つアメリカが、「あのような国」ですから、戦争反対と叫んでも、なんだか絵空事で虚しく聞こえるところがあります。
さらにイスラエルに至っては、(人種問題、過去のしがらみはいろいろあるにしても)あまりに強引に「敵を力でねじふせる」やり方ですものね。
あの国がやっているから、われわれだって--みたいに世界の国々に、武装化の免罪符を与え続けているように思えます。
まあ、日本の"平和ボケ"も問題では?と思う面もありますし。。。なかなか難しい問題ですね。悩ましい限りです。
by 門前トラビス (2009-03-04 00:36) 

Kelly

そういえば、小学校の遠足や修学旅行が長崎の原爆記念公園と、広島の原爆館でしたねえ。

毎年、夏休みの・・・(なんて言ったかなあ?出校日?夏休みに1日学校に出る日があった) その日が、8月6日か、9日でした。
小学生のころに見た記憶が、今もはっきり残っています。
衝撃でしたねえ。

同じくらいの年の子が書いた詩、(死ぬ間際に書いた詩)など、今も覚えています。(一言一句というわけではありませんが、内容的には記憶に残っています)

広島は、長崎のそれより酷かったですからね。
大人になった今、再度訪れたら、どんな気持ちになるのかなぁ~?
by Kelly (2009-03-04 13:01) 

azm

広島の原爆資料館は最初は3つくらいの頃行っっています。記憶には無いのですが、親の話によると、驚愕して顔をそむけていたそうです。
20年くらい前友人の結婚式で広島に行った際に、資料館を再度訪れました。新装オープンしたばかりで、綺麗な陳列で、想像では強烈な印象を受けるかと思っていましたが、まとまりすぎている感じがして、ちょっとギャップを感じました。でも人の影が残る壁などやはり印象的でしたね。
去年の夏駆け足で見た原爆ドームの方が、イメージは強烈だったように思います。炎天下の夏の広島でしたから。
大学のころ長崎に行った際に、長崎の原爆資料館を訪れました。大分昔のことです。素朴な展示でかえって身に迫るものがあった記憶があります。
by azm (2009-03-05 00:42) 

門前トラビス

To Kelly様、コメントありがとうございます。
広島の平和記念資料館、写真の展示にはいろいろ気を使っているようですね。あまりにも生々しいショッキングな写真展示は、嫌悪感を誘うという判断もあるようで、また個人情報のこともあり、なかなか難しいようです。
個人的には、写真もさることながら、被爆者の皆様の「絵」にショックを受けました。もちろん素人の絵ですから、画家のような技術はありません。しかし悲惨な戦争の現実を目の当たりにした人間しか描けない、「リアルな悲劇」がそこにありました。
やはり、10年、20年たって見ると、感じるものが変わってくるだろうなあ、と思いました。
たしかに、展示は見易さを配慮してか、綺麗というか、洗練されすぎていますねえ。

by 門前トラビス (2009-03-05 00:49) 

門前トラビス

To azm様、炎天下の夏に、原爆ドーム訪問というのは、まさに原爆投下が行われたのと同じ時期ですね。
やはり、原爆ドームと、千羽鶴は、心に迫るものがありました。長崎の原爆資料館は訪問したことがないので、機会があれば行きたいと思います。
by 門前トラビス (2009-03-08 08:49) 

引地川

青兄さんの所から寄らせていただきました。
広島を訪ねて下さり、感謝いたします。宮島の対面で生まれ育ったものですから。
私の回りにも、多くの被爆者の方々がいましたし、同級生にも、3人に1人位の被爆2世がいました。彼らの内の何人かは、定期的に検査を受けていました。
小さい頃から何度も、原爆資料館には行きましたが、azm様のおっしゃるとおり、改装後はきれいになって、以前の生々しさは感じられ無くなったかも知れませんね。ただ、私は、子供を持ったせいか、年をとったせいか、今の方がより、こみ上げてくるものがあります。いかなる理由を並べようが、戦争だけは反対です!

反対に、いかなる理由を並べても飲みたいのが”酒”です。それだけに、門前トラビス様の「広島の酒といえば.....」が気になるところです。我が家では、元日の乾杯は、賀茂鶴です。以前は、白牡丹も好きでしたが、今の一押しは、竹原市にある竹鶴酒造の”小笹屋・竹鶴”です。

書いているだけで、飲みたくなってきましたので、この辺で。お邪魔しました。

by 引地川 (2009-03-16 13:10) 

門前トラビス

To 引地川様、コメントありがとうございます~。
おお、広島ご出身ですか、お世辞ではなく、広島は素敵な街だと思います。出張で何度も行ってますが、打合せのあるビルに行き、そこから戻るだけ、みたいな行程で、今回、やっと宮島まで行けて楽しかったです!
平和祈念館ですが、入場料50円!というところに、平和への強い思いを感じます。利益目的ではなく、戦争の悲惨を知らしめたい、という純粋な願い。。。やはり戦争はいけません。もし、他国と衝突しそうなときは、お互いの国から腕に自信のある政府高官一人づつ出し、土俵でピン対決させ決着するのはどうでしょう?映画「トロイ」というか、マージャン劇画の代打ち、みたいですけど。

広島のお酒は、おお、やはり賀茂鶴ですね!今回の広島旅行で2本の日本酒を買いましたが、1本は賀茂鶴の純米吟醸です(美味い!)。もう一本は、竹原の中尾酒造さんの「誠鏡(せいきょう)」です。
誠鏡は、白箱、赤箱にはいっている「幻(まぼろし)」が関東でも入手できて有名ですが、まったり重いのがどうも最近、苦手ゆえ、すっきり系「誠鏡 雄町 純米吟醸」としました。
こういっちゃあ失礼ですが、誠鏡って、「安いほうが美味い」ように思えるのです。
東京 根津の串揚げ屋さん「はん亭」は、置いている日本酒は「誠鏡の冷や」のみ、というこだわりですが、串揚げとの相性ばっちりでしびれます。近々にブログでも紹介しようと思っていましたが、ここに書いてしまった~。
いやあ~、とにかく、お酒は良いですよね~~。
来週は北海道で地酒を堪能してきます!
by 門前トラビス (2009-03-17 01:44) 

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