2023年に映画館で観たい作品。極私的な必見作はこれだあっ!(気合い) [映画]

2023年1月。

本日は「今年、絶対に映画館で観るぞ!」とココロに決めた映画を勝手に紹介する極私的企画です。まず本題の前に、本年、映画に関連した初笑いネタを書きましょう。

1月1日、元旦の朝のこと。NHK-BSが放映したのは、なんとブルース・リー主演「燃えよドラゴン」。いやあ、何度観ても良いですな~最高ですなあ~とカンフーブームをリアルタイムで知るオジサン(私)は大興奮であります。パチパチ。で、私が、何に笑ったか、つうとNHKさんが「燃えよドラゴン」の前に「燃えよデブゴン」を放映したことです。この2本を連続して放映するとは、

なんつう突き抜けたセンス!やるじゃん、NHK-BS!いや、サム・ハン・キンポーさんも素晴らしい俳優だし、アクションも見事だけど、この2本を続けて放映するかよ!

その組合せ、例えるなら、「シャークネード」と「ジョーズ」、「最’狂’絶叫計画」と「ザ・リング」、「さよならジュピター」と「2001年宇宙の旅」、「REX 恐竜物語」と「ジュラシック・パーク」・・・って、後半の日本映画は誰も分からんだろ!(安達祐実さん、すいません)。

というわけで、新年早々「燃えよデブゴン」をしっかり拝見しちゃったワタクシ、気を取り直して本題行ってみよう!

2023年公開の、まずはアクション映画。必見なのは「ジョン・ウイック Chapter4」と「エクスペンダブルズ4」でしょう。前者はキアヌ・リーブスさん主演、過去3作の世界観とアクションが素晴らしく公開が待ち遠しい。後者はシルヴェスター・スタローンさん演じるバーニーが率いる傭兵部隊の物語。前作「3」が2014年公開と、8年も前だったのでさすがに続編はないのかね、と諦めてたのでなおさら嬉しい~~。スタローンさんがシリーズから引退されても、ステイサムさんを主演に据えて、今後もじゃんじゃん続編をお願いします!目指せ、寅さんシリーズ・・・って無理やろな。

次は人間ドラマであります。近作「TENET」にガツン!とやられたワタクシ、クリストファー・ノーラン監督作品は外せません!原爆の父、こと物理学者オッペンハイマーの生涯を描いた、タイトルずばり、

「オッペンハイマー」であります。

oppenh_01.jpg
タイトルロールを演じる俳優がキリアン・マーフィーさんなのが良いですなあ~。良いヒトも悪いヒトもバッチリ演じる名優ですもんね。音に集まるバケモノなんて、キリアンさんにバリバリ撃ち殺されれば良いのじゃ!・・・って、ここでよりによって「クワイエット・プレイス2」かよ!せめて「サンシャイン2057」にしとこうよ!(真田広之さん、すいません)。

次です。ワタクシの大好きな俳優ビル・ナイさん(73歳)が、黒澤明作品のリメイクで主演をつとめる、となれば行かざるをえんでしょう!名作「生きる」のリメイク、「LIVING」であります。予告編はこちら。



お、志村喬さんのごとく、ビル・ナイさんがブランコに乗っておる。となれば「命短し~恋せよ乙女~」と歌うのか?「Kurz ist das Leben~」と詩的に倒置表現してみました・・・ってなんでドイツ語だよ!

本作の場合、映画を観に行くというよりは、ビル・ナイさんを観に行くワタクシです。私のなかでは、アタマのいかれたおっちゃん役がツボにはまるビルさん、たとえばロック好きなら「スティル・クレージー」(1998年)は必見だし(ビルさんは落ちぶれたロックバンドのシンガー役)、バカ騒ぎしたい気分なら「パイレーツ・ロック」を観ればよい。そんなビルさんが、シリアスドラマでどんな演技を見せるのか!?おっと、話がややこしくなってすいません。

さて、ここまでは、2023年公開の新作映画を取り上げました。

しかし!ワタクシが心底楽しみにしているのは、2月に目黒シネマで開催される、ヴィム・ヴェンダース監督作品特集、であります。必見はナスターシャ・キンスキーさん(当時22歳)にガツンと脳天やられちゃう「パリ・テキサス」(1984年)でありましょう。私の大好きな、つうか、すべての映画のなかでベストワンと位置づけている映画なのです。

egon_06.jpg
さらには、ブルーノ・ガンツさんの演技に泣く「ベルリン天使の詩」(1987年)。ピーター・フォークさんもいい味出してますしなあ。コロンボ刑事好きの私には、たまりません。そして「アメリカの友人」「都会のアリス」「まわり道」ときましたぜ。タイトルを眺めただけで泣けてきますなあ。欲をいえば「さすらい」も加えてほしかったけど、調子に乗ってはいけませんね、はい。

egon_07.jpg
そしてそして、ブルーズギターの名手、アメリカの琵琶法師(←表現変?)こと、ライ・クーダーさん(「パリ・テキサス」の音楽も担当)が活躍する「ブエナビスタ・ソシアル・クラブ」まであるのです。以上の6本を、1週間でガッツリ拝見しちゃう計画なんですよ。ちなみに、6本のうち「まわり道」だけ未見なワタクシです。いずれにしても映画館でヴィム・ヴェンダース作品をまとめて観るチャンスなんぞ、そんなにないもんねえ。

てなわけで、2023年も映画館が私を待っている!

映画好き+映画館が好きなワタクシ。昨年は飯田橋ギンレイホールの閉館という悲しいデキゴトもありましたが、映画愛を失わず余生を生きたいと思います・・・って、話がおおげさになったところで、今日はお終いっ。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

映画「貞子 DX」。ケチをつけずに、ツッコミまくって楽しめば良いのであります。 [映画]

2022年12月。

先月(11月)は映画館で、5本の新作映画を拝見しました。一番楽しめた作品は、クリスチャン・ベールさん主演「アムステルダム」ですが、本日、取り上げるのは、国民的アイドル(?)貞子はん主演の、タイトルもズバリ、

「貞子 DX」であります。これ、貞子デラックス、と読むのかと思ったら、ディー・エックス、とそのままらしい。DX=デジタル・トランスフォーメーションのことだそうです。そうだよねえ、いまやデジタル時代だもんね、じゃあ次作タイトルは「貞子 SDGs」でしょうかね。

sadako_01.jpg
説明不要かもしれんけど、シリーズ未見の方へ、予備知識として以下お伝えします。貞子はん、はホラー映画「リング」のメインキャラ。白服+腰まで伸びたストレートヘアの悪霊であります。普段お住まいの井戸から這い出してきては、人を呪い殺す、とんだワルであります。ただしゾンビのようにあたりかまわず人を襲うのではなく、ターゲットは、貞子はんの出自にまつわる「呪いのビデオ」を観た人間に限定です。ビデオを観たら最後、貞子はんがロックオン!その人間は1週間後に必ず必ず死ぬ、というから、さあ大変。

で、「リング」シリーズはヒットが見込めるらしく続編がいくつも作られ、ついにはアメリカ版(主演ナオミ・ワッツさん)まで登場しました。その後、国内シリーズのほうは、回を重ねるうち内容(設定)に驚くべき進化があったのです。それは「被害者が、ビデオを見てから貞子に殺されるまでの時間」です。当初の1週間から、2日に短縮され、本作「貞子DX」に至っては、たった1日=24時間でアウト。おっとり貞子はんも、ついに本気を出したのか、大幅な業務効率アップが実現したのですな。

さて、ワタクシ、この映画をご近所のシネコンで拝見しました。平日午前中ということもあり、観客は私を含めてたったの2人。おっと、あぶない、あぶない。映画館の暗闇で、ぼっちホラーは避けたいもん・・・と思ったら、うはあ、「貞子DX」ってシリアスなホラー映画じゃなく、半分コメディだったんですな。そんな予備知識がなかったワタクシ、え?ホント?てなもんです。

登場人物はマンガチックで、役者さんはオーバーアクト気味、なにより設定が強引で、人物の行動にかなりの無理があるので、オリジナル貞子を愛する本格派(?)の方は、本作を「論外!駄作!」と一刀両断で切り捨てることでしょう。

しかし!この手の映画って、ケチをつけようとして観るとつまらんのであって、こちらが、なんでも楽しもう、と割り切っちゃえばツッコミネタの宝庫。愉快・爽快な2時間を過ごせるってもんです。

なんたって、主演の小芝風花さんがカワイイのでそれだけで全面的にOK、文句を言う気すらおきませんでしたよ、私は。

sadako_03.jpg
すいません、話が散らかってきました。映画のストーリーは、くだんの「呪いのビデオ」を観た若者が次々死んでいくなか、どうしたら貞子の呪いから逃れ、生き残れるのかを、IQ200の天才女子大生、一条文華(小芝風花さん)が解き明かしていく、つうものであります。

ワタクシ、スクリーン相手にツッコミ入れているうち、ココロの声が、口から音で出ちゃいましたよ。もう一人の観客さんの迷惑にならんから良いでしょう(けっこう離れて座ってましたから)。昨今のワカモノたちは、ツッコミといっても「ありえないじゃん」「マジかよ?」くらいでご満足らしいけど、ワタクシは、しっかり「◯◯かよ!」とオブジェクトを添えるスタイルです。では「貞子DX」へのツッコミ祭り、いってみよう!

その1。貞子はんに呪われた被害者は、ビデオデッキあるいはPCやスマホで「呪いの動画」を観てから正確に24時間後に死にます。なぜか死ぬ間際に、前転いわゆる「でんぐり返し」してから絶命するんです。理由は映画を観れば分かるんだけど、その死に様がけっこうお茶目で、ワタクシ、こうツッコミましたね、

「森光子かよ!」・・・おっと、今は「仲間由紀恵かよ!」でしたね。

sadako_07.jpg
その2。貞子はんって霊なんだから、壁くらい簡単に抜けられるんじゃね?と思うけど、どうやら違うらしい。殺す相手を追いかけ、鍵のかかったドアに遭遇した貞子はん、ドア手前でいったん液体になります。その後、ドアの向こうで、天井からびちゃびちゃと液体が滴って、そこから貞子はんが再生します。なんつう面倒な段取りを踏むのじゃ。これ、明らかに相手を(観客を?)怖がらせるためのパフォーマンスでしょ。サービス精神旺盛なんだからっ、貞ちゃんは!

ここでのツッコミは「ターミネーター2の、T-1000かよ!」・・・ではなく、

「スーパースリーの、フリーかよ!」でした、ラリホ~~。分かるかな~分かんねんだろうな~(松鶴家千とせさんのノリで)。

sadako_06.jpg
その3。映画を観た方は必ず思うでしょう。小芝風花さんが演じる女子大生は、IQすご高とはいえ、あまりにも薄い情報やヒントから、短時間で正解を次々と導き出します。いやはや恐れ入りました。その「サクサクと難題を解決する様」をみたワタクシ、こうツッコミましたね、

「ナショナルトレジャーのニコラス・ケイジかよ!」

sadako_08.jpg
さて最後になりますが、ワタクシが選ぶ、本作の女優賞と男優賞を、勝手にご披露いたします。

女優賞は、順当に小芝風花さんに決定!タイトルロールの貞子はん、は、お顔が良く見えないし、何もしゃべらないので残念ながら落選であります。

sadako_04.jpg
男優賞です。うさんくさい霊能者を演じた池内博之さんは、大変な熱演でありますが、受賞者の存在感には及びませんでした。

sadako_05.jpg
男優賞はこの方へ贈りましょう、そう、静岡のおじさん、であります。毛のない貞子・・・つうか、顔を白塗りしたハゲのおじさん。ワタクシも子供のころから、地方に住む親戚を、◯◯のおじさん、◇◇のおばさん(◯◯、◇◇には地名が入る)と呼んでました。実名ではなく地名で特定、その懐かしさもプラス評価といたしました。パチパチ。

さあて、「貞子DX」の記事はここまでです。ここまで読んでいただいた奇特な方、ありがとうございました!

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

映画「炎のデス・ポリス」。B級すぎる邦題とは裏腹にシリアスで、おおいに楽しめました。 [映画]

2022年8月。

先月(7月)シネコンで観た映画は計5本、そのうち「あれ!?意外に面白いじゃん!」と良い意味で期待を裏切ってくれた作品がこれであります。

炎のデス・ポリス。ジョー・カーナハン監督の2021年アメリカ映画、デス!

honoo_01.jpg
炎の少女チャーリー?ドリュー・バリモア?とベタなボケをかましたくなる、B級で安っぽい邦題は、配給会社があえて狙ったのでしょう(原題は「COPSHOP」=警察署)、それにしてもちょっとやり過ぎと思います。だって、デス・ポリスなんて出てこないし、内容はエクセントリックながら、けっこうシリアスなんですもん。コメディ映画じゃあるまいし、私だったら「マーダーズ・イン・ポリスステーション」とか「ワンナイト・ファイト」とか、その程度の邦題にしておきますがね、いかがデス?

おっ、話がさっそく脇道に逸れましたね、失礼。

まずストーリーをチョイとだけ説明しましょう。ネバダ州の田舎の警察署が舞台。ここが、とんでもない殺戮現場に化しちゃう、そんな一夜のデキゴトを描いております。

主要キャラは、組織の金を奪って殺し屋に狙われ、生き延びるためわざと警察に捕まる詐欺師(フランク・グリロ)、彼を留置場まで追いかけてくる殺し屋(ジェラルド・バトラー)、二人の様子に違和感を感じ真相を知ろうとする女性警官(アレクシス・ラウダ―)。彼らの留置場内での嘘つき合戦が、前半のポイントであります。

似たテイストの映画に「ユージュアル・サスペクツ」を挙げる向きもありましょうが、ワタクシは「アルビノ・アリゲータ」を思い浮かべました。あの映画のフェイ・ダナウエイは、かなり滑ってましたが・・・ってまたマニアックの穴に落ちました、失礼失礼。

さあて、ここからストーリーが急展開します。さえないオジサンが風船を持って警察署に現れるんだけど、実はこやつも詐欺師を追う殺し屋でして、軽口をたたきながら警官をバンバン撃ち殺し、マシンガンを撃ちながら、3人が閉じこもっている留置場へとやってくる!この唐突さ、怖っ!トビー・ハスが演じるこの殺し屋のサイコっぷりが辛抱たまらんわけです。完全にイカれてます。嬉しいです。

honoo_02.jpg
てなわけで、悪党3人+女性警官1人、が警察署の建物内で、いかに相手を出し抜くか、生き延びるかを画策する心理戦に突入・・・と、こーゆーハナシですな。ラストまでストーリー説明するのは野暮なので、ここでやめましょう。

つうことはジョー・カーペンターの「要塞警察」じゃん、とお思いかもしれないですが、あちらよりエンタメ度は高いし、なにせ、あっけらかんとしているのがヨロシイ。バイオレンス映画ってのは、重たすぎちゃいかんのよ。ワタクシは枝葉末節にこだわりませんので、面白かった!よく出来てました!と、おおいにプラス評価しちゃうのでございます。はい。

さて、ここまでが前置きでして(前置き長っ!)、ここからが本題であります。

ハンドガンマニアのワタクシとしては、この点を書かずにはいられません!主人公である、正義を貫く女性警官ヴァレーズが持っている銃が見どころなのです。ポスターを拡大してみましょう。

honoo_00.jpg
ルガー社の「スーパー・ブラックホーク」のマグナム44であります!シングルアクションのリボルバーですね。ちなみに、ルガー社といっても、第二次大戦時にドイツ将校がもっていた、P-08(尺取り虫)を作ってたルガー社ではなく、アメリカのスターム・ルガー社であります。この銃を、思いっきり前面に出した映画があっただろうか?強いていえば日本の「ドーベルマン刑事」くらい?

シリンダー(回転弾倉)にフルート(軽量化のための溝)が無いことからマグナムと分かりますな。

honoo_03.jpg
おや?と思ったのは、銃先端の照準器(フロントサイト)が小型に改造されていること。これはホルダーから素早く銃を抜くためにカスタマイズした、と推察。なかなか芸が細かいじゃないの。ただし、いくらアメリカの田舎といっても、警官が、時代遅れ構造のハンドガンを実務で使うとは思えないが・・・。

honoo_05.jpg
映画後半、主人公の女性警官は、殺された同僚の銃を使って敵に挑みます。その銃がスターム・ルガー社の「スーパー・レッドホーク」マグナム44。ブラックが無くても、レッドがあるのじゃあ!てなわけで、主人公はご丁寧にもレッドホークで、ブラックホークには不可能なシリンダーのスイングアウトまでご披露してくれます。(そのシーン、必要なのか?という疑問はありますが、監督さんのこだわりなんでしょうなあ・・・)

honoo_04.jpg
過去にも、「ダーティハリー」シリーズでS&WのM29(マグナム44)が強調され(最後にはオートマグまで登場しましたな)、「リーサル・ウエポン」でベレッタM92FSが強調され、「マックQ」(古っ!)ではイングラムが強調され・・・と映画と銃器の関係はいろいろあれど、21世紀も20年を過ぎたここにきて、ブラックホークとはねえ、と、しみじみ感動したワタクシなのであります。

以上、なんとなく雑然とした記事になっちゃったので、最後は「炎のデス・ポリス」の予告編を貼り付けて終わるとしましょう。ご安全に!



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

マギーQ主演「マーベラス」。マギーさんはあの方に似ている・・・。 [映画]

2022年7月。

数日前、ご近所のシネコンで映画「マーベラス」を拝見しました。女暗殺者アン(マギー・Q)の復讐劇つうことで内容はお約束どおりでございます。多勢に無勢もなんのその、主人公のドンパチ、ドッカ―ン!の大暴れで敵組織は壊滅し、観客は嗚呼スッキリ、という良い流れであります。

marv02.jpg
映画タイトルは原題「THE PROTEGE」(弟子、被護者)のままが良かったような。。。だって、「マーベラス」だと大ヒット中の「マーヴェリック」(トム・クルーズ主演)と似てるじゃん。紛らわしいじゃん。それとも間違ってこっち(マーベラス)を観る人を期待した確信犯か?

marv01.jpg
脇を固めるサミュエル・L・ジャクソンさん(主人公の師匠役)は、この手の役はお手のもの、とばかりに、しゃべり過ぎが多少鼻につくものの、安定の存在感を見せつけてくれます。ちなみに先般、TV東京でワタクシが大好きなジーナ・デイビス主演「ロング・キス・グッドナイト」が放映されましたが、この映画でもサミュエル・L・ジャクソンさんは女殺し屋のサポート役(?)であり、うーむ、場数を踏んでるなあ・・・って、なんのこっちゃ。

ちなみに(今回はこれが多いね)「マーベラス」のサミュエルさん、映画前半で40歳の役、そのあと30年後の70歳を演じるんだけど、30年の歳差がありながら、メイク調整するでもなく、どちらも「素」で演じる点には恐れ入りました。まあ、タランティーノ監督「ジャンゴ 繋がれざる者」みたいな、リアル老けメイクをされても困るんですがね・・・。ちゃんちゃん。

あと、薄毛さえ味となったマイケル・キートンさんが本作で62歳と思えぬアクションをしており良い味を出しております。対抗馬(?)の「マーヴェリック」でヴァル・キルマーさんが渋い演技(といっても、ほとんど演技してないけど)をご披露しており、バットマンつながりで、30年後のロバート・パティンソンさんが楽しみですなあ・・・って、オレ、そのころは生きてないから。

さて、ここまで「マーベラス」主演であるマギーQさんにあえて触れてきませんでした。じゃあ、いよいよ行きますか!

いやはや、お美しい。トップモデルだから、とかいう先入観無しに、バッチリ役にはまったクール・ビューティーであります。ハード・アクションも大評価でございますなあ。

marv03.jpg
テレビシリーズ「ニキータ」が呼び水なのでしょうけど「ガンパウダー・ミルクシェイク」のカレン・ギランさんといい、長身美女が女暗殺者を演じるのは今後のトレンドでしょうか。などと、だらけた戯言はどこまでも続いてしまうので、そろそろ本題にいきましょう。

前出のカレン・ギランさんについては「ヴァイオリニストのコパチンスカヤさんに似ている」というワタクシの主張を4月に当ブログにアップしました(記事は→ここ)。

で、マギーQさんも、ある方に似ている!とワタクシは主張したい。マギーQさんはこちらであります。

marv08.jpg
マギーQさん似の方は、日本が誇る名女優、余 貴美子(よ きみこ)さんであります。どうじゃ!

marv07.jpg
ほらね、顔立ちもさることながら、眼力、ぶれない意思つうの、そーゆーメンタル要素が共通するように思うんですよね。というわけで、ワタクシは申し上げたい、

余貴美子さん主演で、暗殺者の映画を作って欲しい!

そしてニキータや、ジーナ・デイビスの演じたチャーリーを超えるキャラを造って欲しい。あるいはマット・デイモンさんのジェイソン・ボーン、デンゼル・ワシントンさんのイコライザー、高倉健さん演じたデューク東郷(ゴルゴ13)、「フリージア」の玉山鉄二さん、「ザ・ファブル」の岡田准一さん・・・とか、数えるとキリがないねえ。ちょっと無理な相談かもしれないが、絶対に、余さんは暗殺者の役が似合います!

・・・って、話がすっかりぶれたところで本日は以上。ご安全に!!

nice!(0)  コメント(1) 
共通テーマ:日記・雑感

2022年、GWに観るべき映画は、BS12 ゴールデン・サメ劇場の「〇〇ヘッドジョーズ」シリーズでしょ! [映画]

2022年5月。

GW中盤の憲法記念日、5月3日であります。6日からまた仕事か~と嘆息し、憂鬱になっているサラリーマンの諸君、そんなことではいけません。嫌なことは忘れ、

GWは楽しい映画を観ようではありませんか!

てなわけでワタクシから、いま観るべきお薦め映画を紹介です。これを見逃すとGW明け、学校や会社で周囲の会話についていけませんぞ。話題作とはそうゆうもの。しかしご安心ください。映画館にいく必要はございません。全国共通BS放送で堪能することができます。5月3日~5日にシリーズ一挙放送の大盤振る舞い。じゃーーん。

BS12開局15周年特番、蘇えるゴールデン・サメ劇場、であります。以下はBS12さんのHPより。

same_01.jpg
なんじゃ、そりゃ、と呆れ気味の表情のアナタ。どうせB級映画だろ、とバカにすることなかれ。まず映画のタイトルと放映予定をご覧ください。こちらもBS12さんのHPより。

same_02.jpg
分かるかな?分かんねえだろうな~(←松鶴家千とせさんのノリで)。

どの作品も、名作「ジョーズ」の定番焼き直しストーリーで、要は巨大ザメが大暴れして人間を襲う話なんだけど、タイトルに「〇〇ヘッドジョーズ」とあるのがミソ。これは何か?つうと巨大ザメの頭の数なんですよ。1頭のサメに「ダブル」ならふたつの頭、「ファイブ」なら5つの頭がついているつうこと。

プラナリアの分裂かよ!とツッコみ「B級どころか、Z級映画じゃん!」といっきに否定的なアナタ。そう、あなたの意見は正しい!Z級の無茶苦茶な設定、その破壊力こそがツボであります。ついでに言うとヘッド数に比例してサメは凶暴・凶悪になるつう設定であります。「ダブル」「トリプル」でさえ凄かったのに(さっきTVで拝見)、「シックスヘッド」に至ってはどうなることやら・・・興味のある方、いや興味のない方も、本編を必見ですわなあ。

誰に頼まれたわけじゃないけど、ここで、5月4日20時から放映「シックスヘッドジョーズ」をいっちょPRいたしましょう。

BS12さんHPに記載された映画「概要」が泣かせます。いわく、

その恐怖、地獄の番犬(ケロべロス)2匹分。6つの頭を持つ、進化形ジョーズ最新作!!海のみならず陸さえも、絶体絶命の餌場と化す!!これが悪魔の最終形態なのか?!

うーむ、力強い文章じゃん。なんたって「悪魔の最終形態」ですよ、このタームは簡単には出てこんでしょう。先日、NHK-BSPでやってた、1973年の名作「エクソシスト」のリーガン(リンダ・ブレア)にとりついた悪魔など、シックスヘッドジョーズの前では赤子同然・・・ってことか?ウイリアム・フリードキン監督も面目なしですな。合掌。

ところで。ひとつの体に6つの頭って、どういう形状なのよ。ひょろひょろ伸びた6つのろくろ首の先端に頭が付くのか?その答えは画像で一目瞭然。正面をむく2つ以外の頭は、ボディ側面に横向きに出とるのね。これじゃあ、まるで、もみじ饅頭じゃん。どうなのよ?

same_03.jpg
さて5月4日の昼、NHK-BSPではオードリー・ヘップバーン主演の名作「麗しのサブリナ」が放映されます。その数時間後、BS12さんは「蘇えるゴールデン・サメ劇場」と銘打って、多頭ザメが大暴れ・・・この落差、なんとも味がありますな。水野晴夫先生がご存命でしたら「いやあ、映画って本当にいいものですね!」とおっしゃるでしょう。淀川長治先生でしたら「それでは皆さん、サヨナラ、サヨナラ。。。」の決めゼリフを言い放つのは間違いありませんな。

いずれにしても、5月4日、5日の夜はサメ三昧でしょう!

ちなみに5日の「シャークトパス VS プテラクーダ」ではジョーズが進化し過ぎてこんな感じ。ここまで来ると、なにも言わぬが花、ですな。ただし映画はしっかり拝見し、後味の悪さに応じて「エイリアン VS プレデター」で口直し、でしょうかね。ではご安全に・・・。

same_04.jpg

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

映画「孤狼の血 LEVEL2」。鈴木亮平さんのとんでもない悪党ぶりはスゴイが、この方が・・・。 [映画]

2021年9月。

絶賛上映中の映画「孤狼の血(ころうのち)LEVEL2」を拝見いたしました。ジャンルでいえば、ずばりヤクザ映画、であります。広島県が舞台ゆえ、つい名作「仁義なき戦い」を思い出すオジサン(←私のコト)。

koro01.jpg
いやあ、嬉しいなあ。2018年に前作「孤狼の血」を博多のシネコンで拝見し、昭和感満載のテイスト、役所広司さんをはじめとする俳優陣の熱量ハンパない演技、そして絶妙な展開(脚本)に痺れたワタクシ、ぜったいに続編を作って欲しい!と熱望していたのであります。

今回「孤狼の血 LEVEL2」の感想を書くにあたり、前作についての自分のブログ記事(2018年)を読み返したところ、手前みそですが、バッチリとツボにはまること書いてました(自慢か?)。前作感想はここ→クリック

これ使えばいいじゃん、つう気もしましたが、いや、映画が違うので一応は書くとしましょう。

本作。結論を申しますと素晴らしかったです。大満足です。前作よりも大幅パワーアップしておりました。なんたって究極の悪党=上林組組長・上林を演じる鈴木亮平さんの存在感・殺気が物凄いわけです(いや、ホント、こいつ頭が狂っています)。NHK大河「西郷どん」の前に、この役を演じていたら、鈴木亮平さんの西郷隆盛は無かったでしょう。だって、西郷さんが勝海舟をぶっ殺したり、「何もかもぶっ壊れればいいんじゃあ」と叫びながら、江戸の町を火の海にしたら大変ですもん・・・って、いったいなんのハナシだよ。

koro03.jpg
その狂犬・上林とガチンコする凶暴刑事は前作で新米だった日岡(松坂桃李さん)でして、こちらはこちらでパワーアップ。やっぱり頭が狂っておりますな。そのうえ、彼らをとりまく対抗ヤクザたち、警察内にも根性腐ったヤツがいっぱい・・・ということで、太宰治さんじゃないけど「生まれてきて、すいません」てな気分になるのであります。

koro02.jpg
洗練されていない泥臭さ、粘っこさ、が本シリーズの身上で、北野たけし監督「Outrage」シリーズとは差別化が図られているのも見識でございますなあ。

そうそう、劇場へ入るさいスタッフさんから「トレーディングカード」をいただきました。映画の登場人物ごとカードが作れらていて、お客さんひとりに「4枚」配られます。誰が当たるかは分かりません。ワタクシがもらったカード、1枚は、滝藤賢一さん。うはあ、こいつもワルでしたな、滝藤さん、役にピッタリでした。

koro04.jpg
そして、トレーディングカード、もう1枚になんと、宮崎美子さん。これはスゴイ、大当たりです。というのは、本作で宮崎美子さんが演じているのは刑事の妻、なんですけど、映画を観終わったワタクシ、この、作中人物も、演じた宮崎さんも、心中察するに、ひじょうに苦しいのでは?と思ったのでした。全体に、勢いや欲得で突っ走る人物が多い中、実になんといいますか、ウーム・・・と複雑な気分。まあ、このあたりは説明しようがないので、興味のある方は映画を観ていただきましょう。

最後になりますが、上林(鈴木亮平さん)と日岡(松坂桃李さん)の死闘を拝見して、ワタクシ、この映画を思い出しました。デンゼル・ワシントンとイーサン・ホークが壮絶な闘いをする「トレーニングデイ」であります。

koro05.jpg
共通点は、もうお分かりですね。そこまでしたらフツウ死ぬだろ!くらいボコボコになっても、この人たち、死なないんですね~。アイアンマンか、お前は!くらいの不死身っぷり。そういや、松坂桃李さんの髪型・ヒゲの感じが、イーサン・ホークさんに似ています・・・って、そこ観てどうする。

文章メロメロになりましたが、要するに「孤狼の血 LEVEL2」サイコーでしたあ!と、強引にまとめたところで本日は以上!

nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感

映画「ライトハウス」。ウィレム・デフォーさんの怪演もすごいが、それ以上の名演をしたのは。 [映画]

2021年8月。

3週間ほど前、ミニシアターで映画を拝見しました。2019年アメリカ・ブラジル合作の「ライトハウス」であります。

Lighthouse01.jpg
出演するのはコワモテ演技派俳優ウィレム・デフォーさんと、「TENET」で素晴らしい活躍をされた(トワイライトシリーズのヴァンパイアのほうが有名かな?)ロバート・パティンソンさんであります。

娯楽映画、ではなく、完全アート系ですね。画面サイズはいまどきお目にかかれない「横1:縦1比」の正方形。カラーではなくモノクロつう点にも、監督のこだわりが感じられます。

ストーリー説明は手抜きして、Yahoo映画から拝借いたします(すいません)。

============

1890年代、アメリカ・ニューイングランドの孤島に灯台守としてベテランのトーマス・ウェイク(ウィレム・デフォー)と経験のない若者イーフレイム・ウィンズロー(ロバート・パティンソン)がやって来る。彼らは4週間にわたって灯台と島の管理を任されていたが、相性が悪く初日からぶつかり合っていた。険悪な空気が漂う中、嵐がやってきて二人は島から出ることができなくなってしまう。外部から隔絶された状況で過ごすうちに、二人は狂気と幻覚にとらわれていく。

============

・・・とまあ、こうゆう話でした(コピペしただけで、スイマセン)。

食糧が尽きていくなか、精神を病んでいく(?)二人の関係は、振れ幅を増していきます。あるときは相手に甘え、あるときは酒に酔って踊り、あるときは恫喝し、罵倒しあう、またあるときは許しを乞う・・・と目まぐるしい展開に、観客が置いてきぼりになる感なきにしもあらず、です。が、「人間のココロの闇」「狂気」を描こうとすれば、こうした剥き出しの訳の分からなさ、になるのも必然であり、そのドロドロっぷりやシュールさは、私の好むところであります。

Lighthouse02.jpg
たとえは妙ですが、映画全体の粘り気から、勅使河原宏監督「砂の女」や、新藤兼人監督「鬼婆」といった、1960年代の日本映画を思い出してしまったワタクシであります。ちょっと違うか。

さて、この映画の見どころといえば、なんたってウィレム・デフォーさんの怪演でありましょう。お顔ドアップで長台詞を、歌うように叫ぶように語りきるお姿は、まさにシェイクスピア劇のリア王やオセロです。日本人なら吉田鋼太郎さんや市村正親さんしか出来ない芸当であります。デフォーさんの、熱すぎる芝居だけでも、ワタクシとしては「この映画、観て良かった!」と思ったくらいです、ほんと。

Lighthouse03.jpg
しかし。世の中には、上には上があるものですなあ。デフォーさん以上の、ぶっとんだ演技をご披露してくれたのが、なんと!この方であります。

Lighthouse06.jpg
そう、海鳥さん(カモメかな?)です。人間を拒否する「荒海」を象徴するように、ロバート・パティンソン演じる若手の灯台守に、攻撃的姿勢を見せるのが、この鳥さん。アップの顔がめちゃ怖いし、ぞっとするほど嫌なことをしちゃうんです。いったい、どうやって鳥さんを仕込んだのか??

Lighthouse04.jpg
ゆえに「最優秀アニマル俳優賞」は海鳥さんに決定!・・・って、なんか話がぶれた。そういやあ、今年観た映画のなかで、この鳥さんに対抗できる演技派がいましたね。「ブラック・ウィドウ」でレイチェル・ワイズが飼っている豚さんです。あの「死にそうになる演技」は、けっこう凄かったですよね。おっと、さらに話がぶれた、失礼。

では、そろそろ記事を終わりたいので、締めに「ライトハウス」予告編を貼り付けておきます。口直しにご覧ください。本日は以上!


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

映画「ゴジラVSコング」。極私的ツボは、小栗旬さんの恍惚白目演技と、Judas Priestの名曲であります。 [映画]

2021年7月11日(日)。

9日~10日と九州出張していたワタクシ。昨日は博多で3時間ほどの空き時間があり、じゃ映画でも観っか、と、T―ジョイ博多(博多駅併設のシネコン)の上映スケジュールをチェック。ぴったりの作品を見つけて拝見です。こちら、でございます。

ゴジラ VS コング。2021年アメリカ映画。題名まんまの、世界最強怪獣(?)たるゴジラとキング・コングが戦う、つう単純明快ストーリー。感想は、といえば「ぜんぜんアリ。十分に面白かった!」。そう、勝手な期待や思い入れから、この手の映画にケチをつけるやつぁ観なければ良いのじゃ。大金かけたCG映像を大画面で楽しめはハッピーなのですよ。わははは!であります。

GVSK03.jpg
超メジャー映画のストーリーを、ワタクシごときが、なぞってもしょうがないので、みっつの極私的ツボについて書いちゃいましょう。

ツボその1「前提条件、早っ!」の潔さに拍手

〇〇VS〇〇、という映画は過去にも多々ありました。エイリアン VS プレデター。ジェイソン VS フレディ。バットマン VS スーパーマン。猪木 VS モハメド・アリ・・・は、ちょっと違うか。「VS映画」なるジャンルが出来るくらいの物量ですな。両方のファンを取り込もうという製作会社のえげつない算段も見え隠れします。

さて、VS映画の何が難しいか、というと「両者が戦う必然」「闘いに至るまでの経緯」を観客に納得させること、ですよね。唐突に闘いが始まっても観客は「?」ですもんね。とはいえ、前振りをダラダラ描いていては、映画がだらけ、肝心のバトルシーンがおざなりになってしまう。

この難題に「ゴジラVSコング」はどう応えたか。いやはや、驚きました。ゴジラとキングコングが戦う理由を、有無を言わせず、冒頭で、こう言いきっちゃうんですね。

彼らは、昔からの宿敵だった!

・・・ん?そんな話、あったっけ?という疑問など許されるはずもなく、物語はその前提ありきでじゃんじゃん進行するのであります。なんという潔さ。なんというスッキリ。宿敵なんだから出会えば戦うよね~。ダイオウイカ VS マッコウクジラ。ハブ VS マングース。・・・てな、強引すぎる納得誘導が、むしろ心地よいわけです。ちゃんちゃん。

ツボその2: 小栗旬さんのナイス恍惚演技

日本が誇る名優、小栗旬さんの、白目をむいてブルブル震える恍惚演技は必見でしょう。白目が怖い映画といえば、即座にサム・ライミ監督「死霊のはらわた」が思い浮かびます。あちらは、おそらく俳優が白いコンタクトレンズをはめて死霊を演じたのでしょうが、小栗さんにそんなギミックは不要。生身の白目(という表現も変だけど)で迫力抜群です。謎のちょびヒゲと相まって、ご面相は完全に死霊を超えました!パチパチ。

GVSK05.jpg
ツボその3: ロブさん、サイコー!万歳!!

実はこれを一番言いたかった。ジューダス・プリースト(JUDAS PRIEST)の名曲が、劇中で使われているのであります。ゆえに本作はヘヴィー・メタル好き野郎のツボにはまること間違いなし。ただし、曲の使われ方としては「アイアンマン」におけるAC/DC「Back in Black」、「フルメタルジャケット」におけるローリング・ストーンズ「Paint It, Black」、「ドラゴン・タトゥーの女」におけるツェッペリン「Immigrant Song」といった、主役級扱い、ではなく、クルマのオーディオから流れてる曲、つう、あまりに軽い扱いです。そこに、拘ってもしょうがないですが。

なんたってロブ・ハルフォード御大の歌う「Breaking The Law」ですよ。サビの一節が耳に入っただけで、舞い上がったワタクシです。曲が収録されているアルバム「British Steel」(1980年発表)は、ワタクシが深く愛するメタル・レコードの1枚であります。そして驚いてはいけません、当時、ロブ御大には頭髪があったのです・・・って、言うに事欠いて、そこかい!

GVSK06.jpg
以上、ゴジラとコングの闘いの顛末については、とくに記載せず、ヘヴィメタ愛を語ったところで今日はお終いっ!

おっと書き忘れた。映画を観終わったあと、ワタクシは、博多駅の地下飲食店街に移動。「因幡うどん」さんで「天ぷらうどん 税込み690円也」をいただきました。安定の味わいに、危なく白目をむいて昇天するところでした。ちゃんちゃん。

GVSK07.jpg

nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感

映画「Mr.ノーバディ」。オデンさんのぶち切れ大暴れに溜飲が下がります。 [映画]

2021年7月4日(日)。

ここ数日の関東は、長雨でご近所散歩も出来ない有様。そこで本日は、クルマで市内のシネコン(イオンシネマ妙典)へと向かい、久しぶりに「映画館で」映画を拝見しました。前回(数か月前)に来たときは、観客どうしが隣り合わせないよう、一席ごと使用不可席がある程度だったのが、いまや席と席を隔絶する立派な「木枠の仕切り」までついておりました。シネコンの方、コロナ対策にはご苦労されてますなあ。

さて、本日拝見した映画です。7月7日で上映終了なので、ちょいとあわてた次第。

「Mr.ノーバディ」。2021年アメリカ映画。なんじゃ?そりゃ?と思う方もいるでしょうけど、この手のブットビ映画に、説明は野暮の極み、つうもんでしょうなあ。

nobody01.jpg
・・・と言い体、何も書かないとブログ体裁が保てないので、アウトラインを書きます。妻と2人の子をもつ4人暮らしの、さえないおっさんサラリーマンが主人公。職場の同僚、隣人、家族からもバカにされる気弱な、ごくふつうのオジサンですが、ある事件をきっかけに溜まった怒りが爆発。その展開、無茶すぎる!という観客の思いなどお構いなしに、映画後半、なんとオジサンはロシアン・マフィア相手に大激闘を繰り広げるのであります。

nobody02.jpg
コロナ禍、梅雨の長雨のうっとおしさを吹き飛ばす「な~んにも考えずに楽しめる(?)映画」つうことで、未見の方は、すぐにでも映画館に向かうように・・・って、オレは配給会社の回し者かっ!

ところで、主演のボブ・オデンカークさんはワタクシと年齢が同じ60歳目前、筋金入りのオヤジです。私は彼の元気を見習うつもりないけどネ。そうそう、オデンカーク、というラストネームには、日本の誇り「おでん」とのつながりが感じられます。和風だしの味わいが漂います。もしや映画前半のダメおやじっぷりは、日本のオジサンを参照したのでしょうか・・・なわけ、ないか。

話が脱線しました。映画については私の拙いコメントより予告編でご納得ください。そう「ネコちゃんのブレスレット」は大切なのであります。本日は以上!


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

第44回 日本アカデミー賞。火野正平さんが、なぜ最優秀助演男優賞ではないのか!? [映画]

2021年3月。

本日は映画のハナシです。といっても、ワタクシこのところ新作映画に疎く、直近で観たのは1か月ほど前のホラー映画「樹海村」という体たらく。1年間に、映画館で新作を150本を観たぜ、と数自慢をしていた頃が懐かしいですなあ。

さて、1週間以上前の3月19日(金)夜のこと。ワタクシは、札幌のビジネスホテルで、ひとり日本酒を味わいつつ、北海道名物「やきそば弁当」を食べており、そこで何を見るでもなく、TVをつけると、

第44回 日本アカデミー賞

の授賞式をやってたんですね。2020年度の日本映画における優秀な作品、監督、俳優を表彰しましょう、つう恒例イベントですね。その式の、最初の賞が「助演男優賞」だったわけです。

おお!と食いつきましたね。昨年(2020年)観た映画のなかで、ワタクシがもっとも感激したのは、東北大震災で制御不能の危機に陥った福島原発を描いた「Fukusima 50」であって、特にココロに残ったのが、なんたって、

火野正平さん、だったから、であります。

Fukusima_02.jpg
火野さんの役どころは、現場たたき上げの、誰からも一目置かれるベテラン・エンジニア。放射線量が増加する危険な原発建屋へ、若者を行かせず、自ら防護服を着て酸素ボンベをしょって向かう信念の人を、余計な重たさを出さずに、自然体に飄々と演じながら、その存在感たるや抜群なのであります。

Fukusima_04.jpg
最優秀助演男優賞は火野正平さんで決まりだぜえ!と、私は確信しとったわけです。で、授賞式をTVで観て、いや、ビックリしましたね。

なぜなら、火野正平さんは最優秀賞どころか、候補の5人にもノミネートされていないからです。え?なにそれ?さらに驚くべきは、最優秀助演男優賞に輝いたのは、まさにその「Fukushima 50」で吉田所長を演じた、

渡辺謙さん、だったのです。そりゃないでしょう!と言っても、謙さんの演技がどうこうではなく、私が申し上げたいのは、渡辺謙さんは、

助演ではなく、主演でしょう!ということ。関係者(?)は、主演は佐藤浩市さん、とおっしゃるのでしょうね。でも渡辺さんだって、ほとんど出ずっぱりの主演であって、つまり佐藤さんと渡辺さんはシングルレコードでいえば「両A面」・・・という余計な譬え不要の「ダブル主演」でしょう。

Fukusima_03.jpg
「ヒート」の主演はロバート・デ・ニーロか、アル・パチーノか、てなもんで・・・あ、話が散らかってしまった。今日のテーマはそこではなく、火野正平さんが優秀助演男優賞の5名にも入っていない件、でありました。

と、ここで急に反省モードです。すいません、賞がどうこうじゃないですね。原発事故というヘヴィーなテーマに真摯に向き合い「Fukushima 50」という力作を完成させた、映画人の努力と勇気こそが重要なのでした。

Fukusima_01.jpg
さいごは強引にまとめに入った感がありますが、今日は、以上であります。ご安全に!!

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感