小岩の中古CDショップで、ロックのCDをお買い得にゲット。しかし、180円ってさあ・・・。 [ジャズ、ロック、ポップス]

2023年3月。

今週の火~土曜(3月14日~18日)は4泊5日で名古屋に滞在してました。4晩連続で呑みまくるぜ、てなもんで、栄、伏見、住吉、笹島(名古屋駅近く)と河岸を変えての呑み会三昧。観光地にゃ目もくれず、ヘベレケになるだけよん・・・というハナシは別途、書くとして。

本日はひさびさの洋楽ロック、いってみよう。そちら方面へ興味が薄い方とはここでお別れ、サヨウナラ~~であります。

先般。千葉県市川市の自宅から江戸川区の小岩まで散歩しました。往復距離は11km。で、小岩駅界隈をポチポチ歩いておると、お?こんなとこに中古CDショップあるじゃん。今まで気づかなかったなあ。

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小岩らしい(?)派手な張り紙に惹かれて入店すると、良い意味で脈絡なき品揃え、雑多に様々なCDが並んでおって発掘意欲がかき立てられる。洋楽ロックに狙いを定めたワタクシは10分ほど探索、CD3組を購入したのであります。今日はそれらを自慢しちゃおう、って腹でやんす。

まずは、ベン・フォールズさんの「Way To Normal」(2008年)。購入額は180円(!)。これは買い、でしょう。シンガーであり天才的センスのピアノマン、それがベンさんです。20年くらい前に、中野サンプラザのライブに行ったなあ~、懐かしいなあ~。それにしても中古CDとはいえ、180円って価格設定、どうなのよ。ベンさんは日本での認知度が低いのか。アンジェラ・アキさん、いかがでしょう?
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さて、このアルバム「Way To Normal」、残念ながら前作「Songs For Silverman」(2005年)には遠く及ばない出来、と言わざるをえません。つうか「Songs For Silverman」があまりにも素晴らしすぎて、どうしたって他作は見劣りしちゃう。さらにいえば、ベンさんは、おふざけノリはほどほどにし、シリアス方向に進んでほしかった。この手のユーモアってアメリカ人には受けるのだろうけど、真面目な(?)日本人にはキツイんですよ、すいません・・・って、なんで謝ってるの、オレ。

次のCDにいこう。じゃーん、レインボー「Rainbow Rising」(1976年)であります!邦題は「虹を翔ける覇者」ですなあ。これは珍しく良い邦題であった。お値段は、480円。

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高校時代、借りたLPレコードからカセットテープにダビングして聴き込んだな~。45年も経ってCDを買うとは思わんかった。一聴してしみじみ感じるのは、ロニー・ジェイムズ・ディオさんの歌の上手さ!全声域にわたってピッチの精度、声の伸びと艶、節回し、そしてディクション(歌唱発声)、どれをとっても非の打ちどころがないのです。当時(70年代)とびぬけて歌が上手いシンガーといえば、フレディ・マーキュリーさん(クイーン)、デヴィッド・カヴァデールさん(ディープパープル)が思い浮かびますが、ディオさんの芸風には独特の粘り気、つうかクセがあって、そこにリッチーさんのギタープレイが相まって、レインボー独自の様式美ロックが確立したのだ、と思う由。5曲目の「STARGAZER」なんて、もう、涙もん、ですよ。

忘れちゃいけないのは、本作から参加のコージー・パウエルさん。50歳でお亡くなりになったレジェンド・ドラマー。日本で「渡り鳥」つうと小林旭さんですが、イギリスではコージーさんを指します(←説明が面倒なので書きっぱなし)。タイトかつラウドなドラムプレイ、じつにカッコいいんだなあ。いやあ、とにかく素晴らしいですよ、このアルバムは。。。(語彙貧困で失礼)

最後のCDにいきましょう。「神」こと、マイケル・シェンカー御大による「Temple Of Lovedrive In Warrington」(2013年)であります。2枚組で、780円也。

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こんなCDあったっけ?と意外な感。どうやらライブツアー「Temple Of Rock & Lovedrive Reunion UK Tour 2013」のワーリントンでのステージを録音したものらしい。パッケージを開けると、いきなり「Not For Sale」(非売品)なる文言があり、もしや海賊版のたぐいか?と思ったりして。

ま、そんな詮索は置いといて、中身についてです。リードギターは当然、マイケル・シェンカーさん。ヴォーカリストが、ドゥギー・ホワイトさんであります。ロックマニアックな方はニヤリじゃないでしょうか。そう、ドゥギーさんといえば、前出のコージー・パウエルさんのソロアルバムで歌っており、さらには、レインボーのシンガーとして活動したこともあります。おお!小岩で購入した脈絡なきCDから、期せずして横のつながりが生まれたではないか!感動・・・って、なんのこっちゃ。

このCD、演ってる曲が良いんですな~~。MSGの曲もありますが、聴きどころはなんたって、UFOのヒット曲でしょう!UFOはマイケルさんが1973年に18歳で加入したバンドで、彼のルーツといえるわけです。どんなにベタと言われようと、UFOのキャッチーな曲をガンガンやって欲しいの、私は!

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ワタクシが考える、UFOのベストチューンといえば「Doctor, Doctor」「Only You Can Rock Me」「Shoot Shoot」で決まりであり、このCDには、3曲ともバッチリ収録されています。とくに「Doctor, Doctor」はライブの締めにブチかましてくれてて、現場(ライブ会場)はギュンギュンに盛り上がる。私もオーディオ部屋で一緒に合唱(絶叫)しちゃいましたよ~。いやあ、サイコーだね。

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少々ツボをはずしたのは、Scorpionsの名曲「Rock You Like A Hurricane」でしたなあ。Scorpionsの元メンバー(マイケルさんを含め)がいるので、ライブで演奏することには違和感はない。が、惜しいことに、ドゥギーさんの声質や歌唱が合っていないと思う。あの曲って、クラウス・マイネさんの鼻から抜けるようなストレートヴォイスのイメージが強く、ドゥギーさんのロック然とした歌唱だと「・・・」となってしまう。じゃあ、UFOの曲はいいのかよ、つうと、UFOのフィル・モグさん(ヴォーカル)って、それほど強い個性はないので(失礼)、力量のあるシンガーが歌えば的は外れないわけです・・・と分かったようなことを言ってみました。

そんなわけで、小岩の中古CDショップは「10年経とうと50年経とうと、良いモノは良い」という当たり前のことを改めてワタクシに教えてくれたんであります。感謝しつつ小岩の喫茶店「モナリザ」で食べたナポリタンスパゲティの写真をくっつけましょう。けっこう、酸っぱかったですな。

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最後に、Scorpionsが、2000年にオーケストラと共演した「Rock You Like A Hurricane」の動画をくっつけて本日はお終い。ちなみにオケはドイツが世界に誇るオーケストラ、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団であります。ちゃんちゃん。



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