鹿児島県 志布志の酒場で、芋焼酎「三岳(みたけ)」を味わう幸せ。 [旅]

2021年10月。

9月後半から続く日本全国出張旅は、いよいよ佳境です。某日は鹿児島県の志布志(しぶし)→宮崎県串間と、季節外れの暑さのなかでシゴトでした。下写真は、志布志の町の朝焼け。この美しさよ、嗚呼、世界は素晴らしいことに満ちていますな。

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これまたふつうの景色ですが、こーゆーのが好きなのでパチリ。

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コロナが落ち着つきを見せたこともあり、志布志での夜は、若手エンジニアA君と飲み屋街へ出かけました。通りのネーミングが「銀座街」でっせ、地方都市はこうありたいですなあ。

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話がちょいと脱線します。作家の故・吉村昭さんのエッセイ集「街のはなし」でこんな記述に出会いました。ツボにはまった個所を引用します。

未知の地方都市に行った場合、いかにして夜、肴、酒のうまい店を見出すかは重大問題である。絶えずその問題に突き当たってきた私は、いつの間にか目が肥えて、今では店探しの天才だと自負するに至った。(「いい肴と酒」より)

吉村さんほどではないけど、私も日本全国、さまざまな街へ出張し、宿泊し、かつノンベイである都合、「肴、酒のうまい店を見出すかは重大問題」だと思います。「店探しの天才」と自負することは到底できませんが・・・。

そういえば、10年ほど前、エンジニアTさんと何度か地方出張しました。Tさんの確信は「たくさんの提灯を掲げる店に、ろくなところはない」でして、小さく、外見がうらぶれ、薄暗く、のれんが汚い店をあえて狙って入店してましたね。なんじゃ、そりゃ、と思いますが、不思議に良い店をばっちり引き当てるんです。熊本、宮崎、広島、仙台と連戦連勝。おそらく、提灯の問題は、些末な一因で、別の勘が働くのでしょうな。

さて、話を志布志の銀座街へと戻しましょう。

A君とワタクシ、ざっと界隈の酒場の外観を眺め、ここだあ!と入店したのが「はまの」さんであります。店構え、つうか、のれんの感じがいいもんね。私は前述Tさんと違って、清潔なのれんのお店が好きです。

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「はまの」さんを訪問するのは2回目か3回目か。店内のざわつき感が心地よく、昔ながらの、ザ・酒場、つう雰囲気にこころが落ち着きます。われわれはカウンター席に座り、鹿児島県が世界に誇る名焼酎「三岳(みたけ)」をボトルでオーダー(2200円、安っ!)、しみじみ味わう・・・じゃなくガバガバ飲むのであります。デジカメを向けると、なぜか真顔になるA君。

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以上が、小さな幸せ満喫の、志布志の夜でございました。

翌日は串間で仕事を片付けて、宮崎空港から東京へ戻ります。遅めの昼めしは宮崎空港からクルマで10分、いつもの「忠太郎茶屋」さんのうどんで決まりです。

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仕事が首尾よく片付いたお祝いに、豪勢に「天ぷらざるうどん」を注文です。旨いんだよなあ~、これが。

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以上、鹿児島→宮崎をめぐる出張旅の飲食い報告でした。ちゃんちゃん。

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