32年前に買ったSANSUIのプリメインアンプが絶好調で、少々悩んでいるハナシ。 [オーディオ、楽器]

2023年6月。

本日は自宅で使っているオーディオのハナシです。オーディオマニアほどではないワタクシ、悩むテーマでもないんだけど、多少、複雑な気分だなあ・・・ってことなのです。

というのは、昨年5月にそれまで使っていたDENONのプリメインアンプ「PMA-2000ⅢR」が故障し、新品購入までの「つなぎ」として、20年間ほど死蔵状態だった、SANSUIのプリメイン「AU-α607DR」を引っ張り出し、緊急登板させたのです。SANSUIのアンプを購入したのは32年前、まさに老朽品ですけど(つうか、SANSUIというメーカがすでに廃業してます)、意外にも、いまだ良い音を出してくれるわけです。

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メタリック仕上げが多い昨今と違い、ザ・昭和の製品、らしいブラックボディがなんとも渋いじゃないの。

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で、SANSUIが頑張ってくれてる間に、マランツのプリメインアンプのうち一番お安い「PM6007」でも購入しようかなあ~とカタログチェック。秋葉原のショップで現物も観てきました。下写真はマランツさんのHPより。

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しかし!

ここで悩ましい問題が発生したのであ~る(←嵐山光三郎さんのノリ)。新製品の購入計画に抗うかのように、リリーフ登板中のSANSUI君、音が良くなってきた、のであります。じっさいは音が変わったのではなく、こちらの耳が慣れたのかもしれないけどね。

いずれにしても、現状のままで不満が無くなったのは事実。じゃあ余計な出費が減って結構なことじゃん!つうご意見がありましょうが、ここがね、人間心理の複雑なところ。

昨今、性能向上が著しい(らしい)オーディオ製品。マランツのPM6007を聴いてみたい気持ちも抑え難い。。。いっぽうで老兵SANSUI君は、昨日もけなげに、ブラームスの交響曲4番、リヒャルト・シュトラウス「アルプス交響曲」、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲、シューベルトのピアノソナタ20番を、心地よく聴かせてくれたのであ~る(←再び、嵐山光三郎のノリで)。

これほどお世話になったSANSUI君を見捨てて、新顔に乗り換えて良いのか!女房と畳は新しいほうが良い、と落語の世界で聞くけど、オーディオはどうなんじゃ!

さて、どうする!?

で、オーディオ部屋にやってきた飼い猫そら(4歳)に、ワタクシの進むべき道を問うてみました。

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名前を呼ばれたそらは、お約束どおり、ころりんとひっくり返って「撫でて!」と要求。

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うーむ。猫にオーディオの相談をしようとしたオレがバカだった・・・とプチ反省。本件の方針はこちらとしました、すなわち「とりあえず、今のまま様子を見る」。嗚呼、なんとステキな結論であろう。が、これじゃまるで無能な管理職の言いぐさ、優柔不断の極みではないか。

SANSUIのAU-α607DRは、ワタクシの決定を感じ取ったか、嬉しそうに松山千春ベストアルバム(CD2枚組)を美音で部屋に響かせてくれたのであった。♪ 果てしない~~、大空と~、広い大地の、そのなかでえ~~ ♪

我ながら見事な着地点だ・・・って何もしてねえし。話がくどくなってきたので本日は以上!チャオー。

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nimke

「SANSUI「AU-α607DR」のアンプを購入したのは32年前、まさに老朽品ですけど・・・」
以前、貴殿がこのアンプの話題を載せられた折に、当方所有のSANSUI「AU-α907」アンプが故障している話をコメントしました。
その後、今年の冬に、修理してもらいました。
修理してくれたのは、かつてSANSUIアンプ修理を受け持っていた正当な部門を引き継いだ会社で、当方の千葉県鎌ヶ谷市からすぐそばの利根川を渡った「つくばみらい市」の端に所在する工場です。なんせ重量が35キログラム程度と、バカに重い。これは電源と出力トランスの鉄と銅コイルがグルグル巻きになっているからなんですが、このSANSUI「AU-α907」アンプを、ある事情から二台持っていて、二台とも故障していたので、合計70キログラム程度、これを修理工場まで持ち込まなくてはなりません。荷物の配送か、もしくは直に持ち込みか、ということなので、近い場所なので荷造りの手間ヒマよりは直に持ち込みしました。
現地へ行ってみますと、でかい工場が畑の中に殺風景にデーンとあるだけ。
見た目、いささか心配になりましたけれど、担当者に電話連絡し、大きなシャッターを開けて、工場の中に案内されてみたら、鉄の棚に何十、何百ものSANSUIアンプがズラリと並んでいて、なんとなく安心しました。
無事に修理が出来て、後日再度受け取りに工場へ出掛けた際、当時の名機アンプを見学させてくれました。最高級の新品アンプもありました。
時間が大きく経過し、SANSUI自体が無くなり、時代の移り変わりが激しい中でも、このように、修理して使い続ける仕組みが現存している様を知ることが出来て、大いに安心した次第です。

by nimke (2023-06-26 08:59) 

門前トラビス

To nimke様、情報ありがとうございます。
教えていただいた、SANSUI製品の修理・メンテの会社、ネットで調べてみました。
奇特な会社があるもんですね。こりゃ、マランツの現行品を買うより、AU-α607DRの修理が絶対に良い!と思いました。
アンプのボリュームつまみを回すとガリガリ音がするし、スピーカー「B」へは出力しないし、直しどころがいろいろありますが、音そのものは悪くないので修理してあと20年は頑張っていただきます。
by 門前トラビス (2023-07-05 21:04) 

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