チェコ・フィル来日公演 at ミューザ川崎 （3月19日）が公演中止。 [クラシック音楽]
3月11日の大地震は、文字通り日本全国を震撼させました（その影響は現在も継続中）。被災地の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
さて、3月19日にミューザ川崎（神奈川県川崎市）で開催予定だった、クラシックコンサートが、地震の影響で公演中止となりました。
チョン・ミュンフンさん指揮、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団による演奏会です。会場であるミューザ川崎ホールに問題が発生したようで、3月19日のみならず、当面は、このホールでのコンサートは中止とのこと。地震発生から約1週間後の公演であり、余震は続いているし、交通機関も完全には復旧していない状況を考えれば、安全処置として当然の中止ではあります。（以下、事務局のHPより）
クラシック音楽ファンの私としては、楽しみにしていたチェコ・フィル＆ミュンフン先生の共演ステージでしたので、正直なところ、残念！ではありますが、将来、日本が復興し落ち着いたら、改めて拝見するチャンスもあるでしょう。
電力制限、交通機関の運休など、首都圏も不便が続きますが、もっと大変な思いをしている被災地の皆様もいるわけで、ここは一緒に耐え、頑張らねばなりませんよね。
＜追記＞ 青兄様からコメントいただきましたように、ミューザ川崎の被害状況が報道されました。ホール内の写真（以下）を見ると、天井の一部が落ちて、かなりの座席が埋まっています。コンサート中だったら大惨事だったでしょう。公演延期は、”安全確認”といった生易しいものではなく、ホール大破で物理的に不可能ゆえ、でした。（2011年3月20日追記）
他のコンサートも延期になったりするなどしているようですね。
いわきの実家の家族は今日から分散して関東方面の親戚宅に身を寄せます。
こちらでも受け入れを考えています。
by Cecilia (2011-03-17 09:22)
To Cecilia様、コメントありがとうございます。
関東ではコンサートは続々と中止が決まっています。
娯楽だから、ではなく、照明、空調を含め電力消費量が大きいため、節電という観点があるのと、余震による影響も考えての措置だと思います。
状況が状況ですから、これは仕方のないところですね。
いわきのご実家の皆様は大変かと存じますが、体調を崩されないようお祈りしております。
by 門前トラビス (2011-03-19 07:20)
新聞でミューザ川崎の内部の写真を見てショックでした。天井が崩落していて１階の座席が埋もれていました。もしも演奏中にあの地震が起きていたら、相当数のお客様が被害にあっていたのでは、と思います。
一緒に聞きに行ったホールですし、思い入れがあります。なんとか復旧して欲しいと思います。いや、ここのホールだけでなく、日本全体が！
by 青兄 (2011-03-19 20:18)
To 青兄様、コメントと情報ありがとうございます。
私もホールの状況を知って、ブログに写真を追記しました。
原子力発電の件がなかったら、ミューザ川崎の被害（天井崩落）は、もっと大きく報道で取り上げられていたと思います。
地震当日、ホール内には、たまたま誰もいなかったため、けが人がゼロ・・・不幸中の幸いでした。
ミューザ川崎をメインホールとして使っている在京オーケストラもありますから、大変に心配なことです。
ホールの復旧にしても、おそらく、これまでの「耐震設計、安全性」がどうだったか？が取りざたされ、難航するのでは、と想像します。
（それにしても、震度５で、それも１０年以内に建設されたホールが、ここまで崩れるのは衝撃です）
今回の地震により、日本全国で多くの被害や事件が起きていますね。時間がたてばたったで、別の問題が出てくると思います。
前向きにしっかりと、できることをしていかねば、と思いました。
by 門前トラビス (2011-03-20 06:05)
ミューザ川崎シンフォニーホールって、たしか川崎駅前の高層ビル「ミューザ川崎セントラルタワー」に隣接された最新鋭のホールですよね？
追加して頂いた写真を見て、かなりの衝撃を受けました。震度5強で最新鋭のホールがこれ程の壊れ方をするというのは異常です。もし演奏中だったらと思うとゾっとします。
耐震における設計および設置方法に、何かしらの問題があったと思わざるを得ません。ただ修理をするというだけでなく、原因究明とその対策が必要となるでしょうから、年内の復旧は危ぶまれそうな気がします。
by Discus (2011-03-20 10:04)
To Discus様、コメントありがとうございます。
まさにご指摘のとおり、ミューザ川崎は、川崎駅に隣接しています。
JR川崎駅改札を出て左に移動、正面にラゾーナをみて、その左側のビルにあります。
それにしても、これだけ壊れるというのは凄いことですね。古い九段会館とは違って、建って間もないホールであり、当然、厳しい耐震設計基準にのっとっているはずですが・・・。
横揺れの繰り返しで、建築物（の天井部分）が固有振動数でゆられ、振幅が増幅したとしか思えませんね。構造的なレゾナンス（共振）でもなければ、ここまでは破損しないのでは？と考えてしまいます。
いずれにしても、原因究明が重要ですから、Discus様のおっしゃるとおり、復旧にはかなりの時間がかかりそうですね。
by 門前トラビス (2011-03-20 21:12)