2019年、きのこシーズンが本格的に開幕!であります。 [きのこ]

2019年7月20日(土)。

きのこウオッチング・シーズンが、本格的に開幕だあっ!

と、天にも届け、とばかり、千葉県市川市、国府台(こうのだい)の林のなかでワタクシは叫んだのであります。

気温は30℃を超え、夜中に雨。高温多湿で人間にとっては不快極まりない状況が、きのこたちを活性化させるのであります。こーゆータイミングを逃さず、林に分け入り、手足、顔面、首周りを蚊に刺されボコボコになろうと、きのこ観察を断行です。刺された痕こそが男の紋章(by 高橋英樹さん)であり、男の勲章だあっ・・・♪ ツッパルことが男の~たったひとつの勲章~(by 嶋大輔さん)。

いや余計な能書きと小ネタは良いから・・・と自らを律しハナシを進めましょう。

早朝です。薄暗くってちょっと怖い雰囲気の林の小道を、ジーッと周囲に目を凝らしながら歩くこと2分。おお、あれは・・・。

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ワタクシが「ホットケーキ」と呼んでいるイグチ科のきのこ。汚れ、虫食いが一切なく、これ以上求めようがない美品であります。出たばっかり、ですね。やったぜ!

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かさの直径は13センチ。超大物ではないけど、十分に満足できるサイズ。ちなみに可食です。が、ワタクシは「観察」目的ですので、キャッチ・アンド・リリースならぬ、ウオッチ・アンド・リリース、採取しないのが流儀です。

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試合開始のとたんに先頭打者ホームラン!という流れです。こーなると気分が楽ですなあ。きのこを探す「目」にも余裕ができるってもんです。ほーら、次を見つけたぞ。

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良いサイズのベニタケ科きのこ。かさの直径は14センチ、クサハツの仲間でしょうか。この種は、かさが上開きの円錐形(じょうご型)になっているため、上に落ち葉や土が乗っかって見栄えが悪くなりがちですが、本物件はかなりきれいです。嬉しいねえ~。

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こちらは小さめサイズのきのこ。全体の茶色と、かさの同心円模様から、チチタケかな~、ヒジリタケかな~、などと悩むのも楽しいですね。

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さあて、次は、大本命のご登場であります。

猛毒ドクツルタケ。別名「死の天使」と呼ばれる美しき殺し屋であります。純白のツバ(スカート)が、まあなんと色っぽいことでしょう。

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高さ11センチの中サイズ。人間でいえば背筋がすっと伸びたスッキリしたお姿、それが、きのこ好きのココロを幸せで満たすのであります。

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すぐ近くには、デビューしたてのドクツルタケの子供が、つやつやした頭を見せております。かわいいねえ~。

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ということで、2019年も、ついにこの日が来たあ~と大興奮の、きのこ出没デイでありました。ご近所きのこウオッチングはやめられませんナ~。以上です、ちゃんちゃん。

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2019年最初の、きのこウオッチング散歩。ほどほどの結果ながら今後が楽しみになった日。 [きのこ]

2019年6月29日、土曜日。

梅雨時期らしい重たい曇天からシトシト雨が落ちて、気分スッキリ、とはいきませんが、ワタクシ、早朝5時より葛飾区の水元公園へと向かったのです。目的は、ずばり

きのこウオッチング

であります。ワタクシ、6月~10月を「きのこ発生期」と位置づけ、毎週のように、ブツを求めて近所を徘徊するのです。発見すると素直に嬉しいですなあ、食べる勇気はありませんので見るだけですけど。

まずは、昨年(2018年)の成果を振り返りましょう。去年は、きのこの当たり年でした。8月以降に良い型(サイズ)がボンボン出て、ワタクシを狂喜させましたっけ。とくに直径30センチの巨大きのこには感動しました。

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また、札幌の藻岩山では、たった1日で崩壊してしまう珍品ヒトヨタケに出会って、嬉しかったなあ~(下写真の右)。

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さて、2019年に話を戻しましょう。6月になっても、きのこに遭遇できず、調査エリアを広げようと自宅界隈(千葉県市川市)から、東京都に出かけてみた、つうのが今日の行動です。気合いの入ったワタクシの表情を見よ。

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毎年のことゆえ、きのこ発生場所は理解しておりますので、公園内の散歩もそこそこに目指すエリアに一直線です。

おお、駐車場から歩くこと2分で、きのこに遭遇ですぜ。ワタクシにとって、2019年初物件がこれです。

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柄に「つば」があることから、ツルタケダマシ、と同定しました。私の小指と、かさを比べて、サイズとしては直径6センチですね。ま、この時期(6月下旬)だと巨大きのこは望めないので、良しとしましょう。

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他には無いかな~と、場所を移動します。枯草が積もって、腐葉土のようにフワフワになっている場所。こーゆーところには、いろいろなきのこが群生します。ほら、見つけた。

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かさが三角形の、小さなきのこは、なかなか同定が難しいです。どれも似ているのでね・・・。

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こちらも三角頭(正確には円錐頭)のきのこです。色と表面の質感から、クズヒトヨタケではないか?と勝手に考えておる次第。

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というわけで、2019年最初の本格きのこウオッチングは、華々しい成果はなかったものの、まだシーズンは始まったばかり。今後に期待を抱かせるに足る内容でありました。さあて、来週も、きのこウオッチングするぞーーー!

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2018年の、きのこ探索も、そろそろ終わりですなあ・・・。 [きのこ]

2018年10月。自宅界隈・・・といっても千葉県~東京都と、それなり広範囲の公園や林に行っても、良いきのこにお目にかかれなくなりました。

今年は、きのこの当たり年で、9月までは、あちこちにワタクシを狂喜乱舞させるに足る大量の物件を見出し、大満足したもんですが、その勢いももはやここまでか・・・と、きのこマニアはプチ落ち込むのでした。

最後に大物きのこに遭遇したのは2週間も前のこと。本日、その状況をブログにアップし「2018年、きのこへの旅」(←スタンリー・キューブリック監督の映画タイトルのようだ)を締めくくることとしましょう。

と、ここまで書いて思い出しました。

今年は、多くの数、多くの種類のきのこに遭遇できたのですが、なぜか猛毒菌「ドクツルタケ」に出会っていません。例年なら、必ず遭遇する美麗きのこだが、今年無いのはなぜだろう・・・と、悩んでもどうせ分からんけどね。

さて2週間ほど前、自宅裏手の緑地探索でのこと。「おお!これは!」と白いきのこを発見、ドクツルタケか!と駆け寄ってみると・・・。

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サイズは大きく、白色がしっかり。だが、私が愛する「ドクツルタケ」ではなく、「オニタケ」の仲間と考えられます。オニタケにしてはかなりデカいサイズ。やはり今年は、きのこの成長が良いね。

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次のきのこは、高級食材「ヤマドリタケ」か!?と思うものの、似たイグチ科の別種類のきのこがいっぱいあるので、「?」ですね。きのこの同定は実にムズカシイですなあ。

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大きさ把握のため、左手を添えてみました。摘み取ろうとしているわけではないです。

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ここでまたしても、真っ白なきのこを発見!満月のように丸い。お見事。

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柄にスカート状の大きな「つば」があり、ついに念願のドクツルタケかあ!と思いきや・・・仔細に観ると、こりゃあ、またしてもオニタケ系でしょう。残念なり。

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ということで、2018年のきのこ探索は、どうやら今回で打ち止めのようですね。ドクツルタケに出会えず、ちょっと消化不良気味ですが、まあ、来年に期待しましょう。ではでは。。。

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巨大きのこが、忽然と自宅裏手の林に発生。狂喜乱舞のワタクシです。 [きのこ]

2018年9月中旬。

ワタクシは札幌に行ってたので遭遇しなかったのですが、9月17日と18日に、強烈ゲリラ豪雨が関東を襲ったそうですね。激しい気象のあとには、「きのこ」が大量発生することを経験から学んでいるワタクシ。

千葉県の自宅界隈にも、すごいブツが出たのでは、とデジカメ片手に林に分け入ったのです。

今回。期待をはるかに上回る、巨大きのこに対面したのです。まさに狂喜乱舞だ。きのこごときで、そこまでテンション上がるかよ、つうくらいのアッパラパー状態なんでございます。そのブツとはこれだあ。どーん。

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と、ワタクシが力んでも、この写真では、サイズ・イメージがつかめませんね。

そこで、きのこの横に、缶コーヒーを置いてみました。どどーーん。

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どうです、でっかいことが分かるでしょう!(自慢じゃ)

かさの大きさも確認してみます。私の手と比べると、その巨大さが分かりますね。

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きのこの、かさの直径は「29センチ」もあります。まるでフライパン。あるいはA4サイズの紙の縦方向(長手方向)というのが分かりやすいかな。

ワタクシ、今の家に引っ越して8年経ちますが、ご近所の林で、これほど巨大なきのこに出会ったのは初めて。そもそも、こんなに大きいきのこが日本にあるんだなあ、と目からウロコです。

それにしても、柄(というより幹ですね)の太くて、どっしりした風貌、しわしわの渋い質感がたまりませんなあ。

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いやあ、嬉しすぎる大物との邂逅でございました。ここまでヘヴィーな物件に出会ってしまうと、今後の、きのこウオッチが虚しくなるのでは、と心配さえしちゃいます。

いやいや、きのこ好き男には、きのこの「大きさ」だけでなく、「希少種」という切り口での探索もあるので、まだまだ頑張りますよ。今後に期待ください。チャオー。

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2018年秋、きのこシーズンの本格到来であります。 [きのこ]

2018年9月中旬。ひところの暑さがおさまり、半袖で外に出るとヒヤッと寒く感じることさえあります。今週前半、関東にまとまった雨が降ったので、いよいよ、

きのこシーズン

が始まりますなあ。きのこ、といっても食べるわけではなく、緑地で野生きのこ(といういい方も変だけど)のウオッチングを楽しむわけです。さあて、今年はどんなブツが発生したかな、と期待を胸に向かったのは、自宅裏手のじゅん菜池緑地であります。

早々に斜面で見つけたのは定番のイグチ系きのこ。見た目はホットケーキやカステラに似てます。イグチは可食種が多いですが油断禁物。似た形状の有毒種が存在するのです。いかにも美味しそうな外観こそが危ないのであります。

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すぐ近くにはテングタケの幼菌(子供)が4本、肩を並べております。可愛いねえ。分かりやすい毒きのこ。

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さらに緑地内を進むと、おお、同種きのこが、ワラワラと沢山発生しております。

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ウスキテングタケで間違いないでしょう。柄の途中にあるツバ(スカート状のひらひら)は、軽く触っただけで、すぐに脱け落ちます。こんな弱いツバが、何のために付いているのか?ツバがないと、間抜けな面相で、テングタケとしての自己主張ができてないなあ。

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こちらは、どっしりした造形。一応、ツバも残っております。ワタクシ好みであります。

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かさの直径は約10センチで、ちょうど良いサイズですね。

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最後に見つけたのは、ウスキテングタケとは違って、ワイルドな迫力があります。

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かさの模様、立派なツバ、柄のガサガサ感といった特徴から、ワタクシ、

ザラエノハラタケ、と観ました。シロウトの私が図鑑サイトを観ながら、きのこを同定するのは、しょせん無理がありますけど、あーでもない、こーでもないと悩む過程が楽しいのであります。

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いやあ、手ごたえ十分のきのこウオッチングでした。明日は新たな発見を求め、別エリアを展開するぞお~と気合が入ったところで今日はお終い。ちゃんちゃん。

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大物キノコとの遭遇に「ついにキターーッ」と織田裕二さん的に叫んだハナシ。 [きのこ]

2018年8月11日。

早朝、ある決意をもって、ワタクシは家を出たのであります。といっても家出ではなく、自宅界隈の「きのこ探索」であります。じゃあ、決意などいらないじゃん、と言ってるアナタ。あなたはスーパーで買ったブナシメジやエノキダケを食べるだけの「受動型きのこ人間」と言わざるをえません。マタンゴを食べてこそ「能動型きのこ人間」・・・いや、そんなハナシではなかった。

先般の台風13号のことです。関東を通過し、暴風雨をもたらした大型台風です。こうした「刺激」により、きのこ類がいっきに活性化することをワタクシは知っている。チコちゃんでなくても知っている。

ですから、まさに今、良い型のきのこ、要するに大きなきのこが自宅裏手じゅん菜池緑地にボコボコ発生しているだろう!という予測が成り立ち「そいつらを見逃すわけにはいかん!」という決意が生じる、とまあ、こんな流れでありますな。

6月に、そこそこサイズの白きのこを見つけ(記事はここ→クリック)、7月には札幌でヒトヨタケに遭遇(記事は→ここクリック)と案件はあったものの、今年はまだ、やった!と叫ぶような巨大きのこにはお目にかかっていません。さあて、今日は気合を入れて頑張るぞおー。

で、自宅を出て、歩くこと5分。おぅ?これは?

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あっけなく、イグチ系きのこに遭遇であります。うーん、これは素晴らしい。スタートレック・シリーズに登場する宇宙船エンタープライズ号!?と見まごうばかりのナイス形状、そしてこのサイズ。

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かさの直径は、23センチ。やったぜ!カンヌ映画祭グランプリ!ベネチア映画祭金熊賞!夕張ファンタスティック映画祭観客賞・・・話が散らかりました。すいません。

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満足しつつさらに歩みを進めます。数十メートルも歩かないうちに、またしてもイグチ系きのこを発見。

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今度は、3個体が集まっています。お父さん、お母さん、お子さん・・・きのこに、それはないな。

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こちらのかさサイズも直径20センチ。十分な大物であります。

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嬉しいじゃないですか。「出てるな?」とあたりをつけ、行ってみると、ちゃんと出ていた。米国アカデミー作品賞を獲ると予想していた映画が見事に受賞した気分。今年は半魚人が強かったな。いずれにしても、予想→大当たりの結果にワタクシの虚栄心は激しく満たされた、のであります。巨大きのこ、万歳。

さあて、きのこ発生エリアを抜けて、緑地の散歩道を歩いていると、うわ、あの茶色い球はなんだあ?アルマジロ?ノウタケ(きのこの一種)?

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近づいてみると予想どおりアルマジロ・・・じゃなく、界隈を縄張りにしている猫でしたね。夢中に毛づくろいをしていたのね。

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おはよ!と声をかけると、上目遣いに私をにらみ、「邪魔すんなよ!」と言いたげです。ワタクシなどお構いなしに、また、毛づくろいを再開するのでした。

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うーん、50代も半ばを過ぎたオヤヂが、でかいきのこに喜んでいるようじゃあ、猫にもバカにされるってことですかね。ちゃんちゃんちゃん。

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札幌の藻岩山。ヒトヨタケの幼菌に、キノコ好きのココロがざわざわした話。 [きのこ]

2018年7月末。

猛暑だ、大雨だ、と過酷きわまる関東を離れて、ワタクシは北海道へ飛んだのであります。そしてキノコ・ウオッチングをおおいに楽しんだのです・・・とハナシが先走ってはいけません。つうかハナシがアベコでした。キノコを観に北海道へ行ったのではなく、原生林で、偶然にキノコに遭遇したのでした・・・あっ、また先走ってしまった。

ま、とにかく、その日。ワタクシは札幌市の市街にほどちかい藻岩山(もいわやま)に登ったのであります。札幌は、実家があるワタクシの出身地ですが、藻岩山ロープウエイに乗ったのは、45年ぶりくらいじゃないだろうか・・・。

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すすきのから路面電車にのり、南22条あたりにあるロープウエイ入口駅で下車。トコトコ15分ほど歩き、藻岩山ふもとのロープウエイの駅へ着きます。15分おきに出発するゴンドラは予想どおり外国人観光客の方々がびっしり。

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きゃーきゃーと騒がしいロープウエイから、中腹でケーブルカーに乗り継ぎ、山頂を目指します。途中、藻岩山キャラ(?)モーリス君とパチリ・・・。

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山頂近くの展望台に着きました。藻岩山は標高531mと、それほど高くはないですが、その低さゆえに札幌の街並みがクッキリと見えるんですね。

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おお、大都会だあ!

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ワタクシはイナカモンなので、山の景色のほうが好きだけどね。

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あれれ?今日はなんのハナシだっけ。そう、キノコですよ、本題は!

藻岩山は原生林で覆われており、100年ほど昔の大正10年にはすでに「天然記念物」に指定されていたのだ!・・・と、私が自慢することじゃないね。

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原生林を散策できると知り、ここから気合いが入ります。テーマを「キノコ探索」と決め、いざ出発。さっそくイグチ系キノコを発見です。すっかり乾いて、かさが反り返っております。残念。

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とはいえ、幸先よく大物に遭遇し、高まる次のキノコへの期待。5分ほどして出会ったこのブツは・・・

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ヒトヨタケの一種です。ヒトヨタケ(一夜茸)はその名のとおり、1日も経たずに灰色に変色し、崩れて消える超短命キノコ。美しい白さは幼菌(=子供)という証拠であり、なかなかお目にかかることができません。

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うーん、レア物件に出会えて嬉しいじゃん!と脇の朽ち木をみると、おや、シイタケっぽいキノコ。これ、もしかすると毒を持つツキヨタケか?ちょっと違うかな・・・。

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ヒトヨタケ、ツキヨタケ、と名前がまぎわらしいですがもちろん別モノ。ツキヨタケは発光物質をもち、夜になると光るんですね。ま、ワタクシのようなシロウトには、正確に同定はできませんが。。。

さて、こちらは違った種類。こうなると種類ウンヌンはどうでも良くなりますね。ははは。

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というわけで、札幌の景色を楽しみ、原生林でキノコを楽しんだ藻岩山登山(と言ってよいのか?)でございましたあ。チャオー。。。

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2018年6月。今年初めての、きのこ探索散歩。フフフと笑みがこぼれた日。 [きのこ]

2018年6月17日の日曜日。

関東南部は一日中、どんより曇りましたが、雨の心配はなく、この時期と思えぬ涼しさ(22℃)でした。こうゆう日は早朝だけでなく、昼間も快適に散歩ができますのでワタクシとしては大歓迎。

今年もそろそろ、ご近所に「きのこ」が生え始めたはず・・・と期待を胸に、本年初の、きのこ探索散歩であります!

6月2日開通の東京外環道千葉区間にかかる、たかの森歩道橋から、走るクルマを眺め(なんちゅうローカルネタだ)、小塚山の森をぶらぶらします。素敵な場所なのに例によってワタクシ以外、誰一人歩いていない。自然を独り占めじゃあ!と嬉しくなってしまう。

ところでワタクシの大好きな場所は、その森の、はじっこにある、なーーーんにもない原っぱです。

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とってつけたようにベンチ2脚とゴミ箱が置かれているんです。このベンチに座って、ボヤーと原っぱを眺めていると、幸せ気分で頭が溶けそうになります。ちなみに、このベンチ、私以外の誰かが座っている様子を見たことが一度もありません。まさにワタクシの専用シートなのだ。ふふふのふ。

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おっと、今日のテーマは「初きのこ」でしたね。じゅん菜池(じゅんさいいけ)側へと歩みを進め、探索地の林に入っていきます。

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おお、さっそく、白いきのこに遭遇。嬉しい。可もなく不可もなく、という定番のお姿がなんとも言えない。

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サイズはほどほどながら今年初の、それなりの大物。フフフと、またも笑みがこぼれてしまう。

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ひとつ見つけると、気が楽になるためか、目が慣れるからか、おお、ここにも、あれ、あそこにも、と連鎖的に物件を発見です。この手の小さなきのこも見逃せませんぞ。

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柄が細くて不格好ながら、このタイプもしっかりフォローしちゃいますぜ。

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探索すること約1時間。2018年6月、本格的きのこシーズンの到来が感じられた1日でした。

ワタクシの大好きなイグチや、ドクツルタケ、キテングタケも早く出ないかなーーーとワクワク感も高まります。いいなあ、きのこ。チャオー。

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「きのこワンダーランド」展(千葉県立中央博物館)で、嬉しさに頭がボーッとしたハナシ。 [きのこ]

2017年12月。数日後に閉会するイベントの話でナンですが、この感動、書かずにはいられません。きのこ好きのワタクシのココロを、ガシッ!とわしづかみにした企画者の方に感服であります。

「きのこワンダーランド」展(第2期)であります。会場は千葉県立中央博物館(千葉市)。会期は2017年9月16日~12月27日です。

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もしもアナタが、きのこをこよなく愛する方なら、このステキなイベントを見逃してはいけない。琴線にバシバシふれること請け合い。いや、琴線に「ふれる」というより、琴線がガシガシかき鳴らされるくらいの勢いであります。

しかし。年末最終週に千葉県まで足をのばすのは容易ではないでしょう。なので、不肖ワタクシが会場のリポートをさせていただきます。以下、写真が多くなりますがご了承を。

まずは、これだ。やはりあった。穴に顔を入れ記念写真を撮る、観光地にありがちな立て看板。しかし観てください。意匠がベニテングタケですよ~こりゃ使わないわけにはいかん。流行りのインスタ映えってやつですかね。パチリ。

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さて会場に入りましょう。博物館だけあって内部は落ち着いた風情。テレビ局主催のイベント会場とは違います。ワタクシも浮かれポンチにならずに、しっかりと物件と対峙しましょう。

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などという、上っ面の気持ちを見透かしたかのように、会場中央に、どどーんと巨大きのこ模型が陳列。おお、ヴィジュアル優先で来るかあ~望むところだ。白いボール状のオニフスベ。ヒトデみたいなツチグリ。イソギンチャク似のイカタケ。ニオイで有名なキヌガサタケ・・・前言は撤回し、オレ、浮かれポンチ街道をまっしぐらだぜえっ!(何言ってるか、自分でも分からんけど)。

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他の展示物も予想通り、ドはまり。これがなくちゃの毒キノコのコーナー。充実してます。

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乾燥標本だけだとピンとこない物件には、ちゃ~んと模型が添えられている。なんつう親切だろう。

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ボード記載のタイトル「日本の毒きのこベスト10」は、ベストというより、ワーストじゃね?というツッコミは良いとしても、誤食すると内臓(肝臓)が溶けて死ぬ悪魔の猛毒きのこ「タマゴテングタケ」の欠落は残念だ。ただし、見た目が穏やかゆえ誤食例の多いコレラタケ、ドクササコへのフォローは素晴らしい。まさに啓蒙活動であります。

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ドクササコに「拷問きのこ」と命名したセンスも良し!標本の解説文をご覧ください。赤のアンダーラインはワタクシがつけました。ビビりますぜ~。他のきのこ図鑑にも、(ドクササコを食べると)「指先に焼け火箸を刺したような激痛が1か月以上続く」と同様の記載があり、名実とも、こいつは拷問きのこだねえ。この生物の存在理由を疑ってしまいます。

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次のコーナーには、きのこの「文献」「芸術(絵画等)」が並んでおります。

18世紀に刊行されたフランスの植物図鑑(本物)。分厚く豪華な造りは、文字通りの百科事典という体。きのこイラストの素晴らしいこと。ヨーロッパで人気の食用きのこ「ヤマドリタケ」ですな。ちなみに図鑑刊行年の1780年といやあ、モーツアルトさんがまだ存命ですね(彼は1791年没)。おっ、フランス革命(1789年)が起きる前か。うーん、歴史の重みを感じるぜえ。。。

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こちらの絵は、学術的な精度は低いですけど、デザイン重視の雰囲気が良い。右の絵の、いかにもおどろおどろしい、きのこ表面の模様が渋いなあ。

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展示物が多いので、以下、ワタクシの注目ポイントのみを紹介します。

「きのこの不思議」と題されたコーナー。観るほどホントに不思議な世界です。そんな「謎」をヴィジュアル化し、分かりやすく提示してくれるのが感動ものですね~。

冬虫夏草(とうちゅうかそう)は虫に寄生するきのこ。きのこごと、寄生相手の虫の種類が厳密に決まっている。タイプによって、セミ、トンボ、甲虫、幼虫等に選択的に寄生するという。ストイックというか・・・こちらの標本は、カメムシに寄生する冬虫夏草です。うむむ、きのこに体を奪われるなんて映画「マタンゴ」じゃないけど、ゾッとするなあ~。

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出ました、「臭いきのこ」。ワタクシ、実際の臭いは知らんのですが噂ではスゴイ悪臭らしい・・・。いかにも臭ってきそうな、展示模型、実によくできております。はい。

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最後にピックアップするのは、ワタクシが興味津々の珍菌、ナガエノスギタケです。何がスゴイかって、こいつは「放棄されたモグラの便所跡のみから発生する」のです。なんたるマニアックな生態だろう。いわゆる便所好き。つうか生きるためには便所が必須。これ、人間だったら変態だわ。

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つまり、こうゆうことですね。ナガエノスギタケの胞子(子供)は成人になるべく、地中?で、モグラの便所跡との邂逅を待ち続けるけど、当然、そのほとんどは便所と出会えず死滅、ってこと。・・・嗚呼、なんと悲しいキノコ界。いや、その生態もさることながら、このきのこが「もぐらの便所跡だけから生える」事実を発見した人間側(研究者)もスゴイよなあ~と感心してしまう。

蛇足ですがナガエノスギタケは、「食べられる」そうです。でも、アナタ、便所から生えたきのこ、食べますぅ?

と最後にウン〇のハナシに収束したところで、きのこワンダーランド展(第2期)のレポートを終えましょう。

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本日は2017年12月23日。ということは、イベント終了(27日)まで4日あります。まだ間に合いますよ~って、オレは博物館の広報さんの手先かっ!ちゃんちゃん。

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きのこ探索。琵琶湖で出会ったテングタケの、わらわら沢山生えている様子が嬉しい。 [きのこ]

秋のきのこネタであります。きのこネタ、と言っても食べるほうではなく、探すほう、つまり草むらや林に発生するきのこを探索し、良いブツを発見できたら、その日がシアワセ、つうユルい趣味です。

ところで、良いブツ(きのこ)の定義は、ウオッチャーにより違います。珍しい種類を求めるヒトもいれば、サイズに重きをおくヒトもおりましょう。食べられるきのこを探すタイプもいれば、逆に猛毒種を見つけたい人もいて、奥の深い世界ではあります。

ワタクシは、それほどマニアックではないので、基本、きのこなら種類に関係なく見つかれば嬉しいです。汚れや劣化がなく、造形的に美しければ、さらにテンションが上がりますね。

先日、美形のドクツルタケ(猛毒)についてブログにアップしました(記事は→ここクリック)。あれだけの美しさを超えるブツに出会うのは容易ではないけど、その後の探索結果を以下、ご報告します。

まずは千葉県の自宅裏手の緑地。毎週かかさず探索するエリアです。どうですかね、下写真から、きのこを見つけられますか?

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そう、写真の、ちょうど真ん中にいる、こいつです。

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おお、みごとな白色で、カサのイボイボもバッチリ。若いシロオニタケです。なんとも美しくユーモラスな姿ですよね!

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さて次の物件。日本最大の湖、滋賀県の琵琶湖湖畔を散歩して発見しました。ワタクシの後ろに広がるのが琵琶湖でございます。自撮りがイマイチだな・・・。

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松林の一角に、それはありました。

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近くに寄ると、お、わらわらと、きのこが大量発生しているではないか!

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一目見ただけでテングタケと同定できます。老若入り乱れ、沢山出ている、こうゆう情景が良いですなあ~。で、ワタクシの求めるベストな状態のブツは、これであります。

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カサの開き具合がちょうどよく、きりっと立つ姿には気品があります。当然、斜め下からも撮影して、カサの裏(ひだ)の状態をチェックします。汚れも虫食いもなく、ばっちりではないか。

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こちらは同じテングタケのお子様です。丸い頭(カサ)が可愛いのお~。

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いっぽう日数が経ってカサが反り返った、おじいさん、がこれですね。

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きのこは寿命が短く、数日もすれば、もともと何もなかったかのように、きれいサッパリとブツは消えます。その儚い(はかない)一生は、スパンが違うだけで人生に通じるものがある、と感じるワタクシであります・・・お、良いこと言ったぞ、オレ。

さあて琵琶湖の群生テングタケの発見で、きのこウオッチへの意欲が改めてわいてきましたぜ。本日は以上です。チャオー。

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